2010年12月4日土曜日

先週に続き、函館市での演説会

 大門実紀史参議院議員のピンチヒッターとして先週来た函館市に、今日もまた演説会で足を運びました。今回は、市戸ゆたか市議の地域での演説会です。

 函館駅から外に出ると、まだ風が強く吹いています。

 演説会に来る方も大変だろうな‥‥と思っていたら、開始10分前には席が埋まり、次々と椅子を出すほど。

 こうやって応援してくださるんですから、本当にありがたいですね。

 高橋佳大地区委員長のあいさつから始まり、市戸市議からは子育て世帯の応援、住宅リフォーム制度の実現めざして頑張るとの演説。

 司会の方から「貫禄の市戸」と紹介されるほど、しっかりとした演説に「市議会に送らないといけない!」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

 次の弁士は古岡ともや道議予定候補。若者の仕事がない一方、大企業には甘い高橋道政の実態を明らかにして「道議会に送っていただき、安心して働ける函館に」と訴えました。

 私からは40分、国政を中心に日本共産党の果たしている役割について話しました。

 真剣に話を聞いてくださっている様子が、よくわかりました。

 国会を見ていると、公約破りと罵詈雑言の連発で、どうすれば政治が変わるのかと多くの方が真剣に考えているのだと思います。

 トンボ帰りで特急に乗ったら、ちょうど知り合いがいて札幌まで政治談義や情報交換。

 帰りの特急で仕事をしようとPCを持っていたのですが、結局何もせずに、これからその分を取り戻します。

 でも、せっかく会ったんだから、そういう話もしないと、ですよね。

 【今日の句】 傘を差し 来られた方の ぬくもりよ

2010年12月3日金曜日

当事者抜きで決めていいのか

 政権交代を引き起こす、1つの大きな引き金だった障害者自立支援法。

 「自立支援」ではなく「自立阻害」だ、と当事者・支援者・保護者などから怒りの声が上がり続けてきました。

 運動のスローガン「私たちのことを、私たち抜きに決めないで」にもとづき、民主党政権のもとで「障がい者制度改革推進会議」が設けられ、新制度に向けて話し合いが続けられてきました。

 しかし‥‥。

 昨日、民主・自民・公明などの賛成で改定案が強行採決されました。

 参議院厚生労働委員会で、質問に立ったのは共産・社民のみで、わずか30分ほど!

 障がい者団体から「なぜ、推進会議にもはからずに採決するのか」「応益負担の仕組みは変わっていない」と指摘されているにもかかわらず、あっという間に委員会→本会議可決です。

 この法案には自立支援法の廃止は明記されておらず、「延命」される余地を残しています。

 沖縄に米軍基地押し付け、派遣労働や後期高齢者医療制度は維持、企業献金は再開、八ッ場ダムも中止見直し、官房機密費にダンマリ、消費税も増税、気候変動対策も逆戻り、そして自立支援法も延命‥‥何のための政権交代だったのでしょう!

 自公政権末期のときも、あまりのいい加減さに腹立たしく思ったものですが、民主党にも同じような感情を持ってしまいます。

 同じように、もどかしく感じている人もいるのではないでしょうか。

 夕方のNHKで「今年の漢字」を町行く人に聞いていましたが、1位は「失」だとか。

 失った政治への信頼を取り戻すには、大企業優遇の経済政策を切り替えること、軍事力ではなく事実と道理にもとづく外交への切り替えが必要だと思います。

 今日の暴風雨、何だか国民の怒りの象徴にも感じられて仕方ありません。

 【今日の句】 浮かぶのは 願いの裏切り 閉会日

2010年12月2日木曜日

朝の地震に驚きました

 朝に石狩中部を震源とする地震に、思わず私もビックリ。下からドンッ!と突き上げるような、典型的な直下型地震でした。

 私の住む札幌市白石区は震度3。

 北広島市も震度3でしたがICでは震度5弱を示すなど、地域によっては被害も出ていたようです。

 札幌も活しゅう曲と言われる断層(?)の上にあるだけに、きちんと備えはしておきませんとね。

 さて、今日の私は4日におこなう函館市での演説会の原稿準備。

 ず~っとパソコンに向かっているだけでも、何だか頭がいっぱいになってくる感じ。

 一方で、暴言を吐いたから懲罰だ、携帯が鳴ったから懲罰だ、と非難の応酬で頭がいっぱいになっている国会議員もいるようです。

 師走になって、年末のやりくりで頭がいっぱいの中小零細業者さんは、たくさんいます。

 地に足をつけた議論こそ、国会で必要だったのでは。

 日本共産党国会議員団は、こちらのように論戦を繰り広げてきました。

 明日の生活に不安を抱える多くの方の、力になれればと切に思います。

 【今日の句】 権力の 維持で頭が いっぱいか(菅首相!)

2010年12月1日水曜日

気候変動対策まで、自民党政権に逆戻りか

 メキシコ・カンクンのCOP16で、京都議定書の延長を認めないとの日本(代表)発言に、思わず私もエッ?と思いました。それはないだろう、と。

 環境団体のネットワーク組織CANから、もちろん「今日の化石賞」1位に選ばれることになりました。

 中国や米国が参加していないことを理由に、菅首相はCOP16を前に「米中を別にした枠組みは、決して地球全体の二酸化炭素削減の枠組みにならない。わが国だけがより重い責任を負うような京都議定書の単純な延長は認められない」と述べたそうです。

 これって、自民党政権時代と同じ内容では?

 何やら地球全体のことを考えたかのような言い振りですが、要は経済界からの圧力に屈してるということですよ。

 京都議定書の議長国は、どこだったんですか?

 世界に向けて、こんな発言をすること自体が恥ずかしい。

 次から次へと約束が破られ、自民党政権に逆戻りする姿に、多くの国民が怒っています。あきれています。

 それを感じられないようなら、政権も末期的ではないでしょうか。

 将来に大きな禍根を残しかねない、今の内閣だと私は確信しています。

 【今日の句】 野党時代 あなたは何を 言っていた

2010年11月30日火曜日

娘と予防接種を受けた

 娘とインフルエンザの予防接種を受けてきました。先週受けるはずだったのが、私の体調不良(単に歯痛)もあって延び延びになっていました。

 久しぶりに娘と2人だけの外出で、待合室で絵本を読んでるのが何だか楽しい。

 午前中という時間だからか、まわりは赤ちゃんばかりで診察室からは泣き声が連発です。

 問診を受け、泣かずに(ギリギリ)注射もしてもらい、勝ち誇ったかのように娘もニコニコ。

 少し休んで問題もなかったので、保育園に送ってから仕事に向かいました。

 まわりの子が小さかったからか、何だか落ち着いて行動する「お姉さん」みたいに見えました。

 子どもの成長って、早いんですね。

 ‥‥なんて感傷に浸る暇もなく ^^; 、昨日の訪問まとめや庶務に追われ、気がつけば1日が終了。

 しかし、これらの下準備が明日の変化をつくるんですよね。

 明日も1日、がんばるぞ。

 【今日の句】 足跡を つける喜び 雪の朝

2010年11月29日月曜日

伊達市をまわる~TPPで利益を受けるのは誰か

 札幌も朝から雪が積もり、いよいよ冬が本格化。そのなか私は、伊達市に向かいました。

 今日はTPP問題で、関係各団体をまわり一緒に反対の世論を広げることを呼びかけ、実態も聞き取ることが目的です。
 初めは伊達市農協で佐藤哲組合長。

 酪農家でもある佐藤組合長からは、農業だけでなくヒト・モノ・カネも自由に移動するTPPの問題点が鋭く指摘されました。

 「農業だけが反対しているように見せて、スケープゴートにされたら思うツボ」との話には、私たちの活動の重要性も指摘されたようでハッとさせられました。

 続いては商工会議所を訪れ、中川哲夫専務理事と懇談。

 農協も会議所会員であり、農商工連携を進め関連企業も多く、TPP参加の与える影響には心配していると中川さん。

 「伊達市だけでなく、日本全体に関わること」とも強調され、政治の責任の重さも痛感します。

 午後、いぶり噴火湾漁の岩田廣美副組合長・宍戸良自理事・川村守伊達支所長を訪れました。

 TPPだけでなく、経営安定対策、後継者問題、食生活のことなど話は尽きず、漁業分野での事業仕分けに対しても強い意見が出されました。

 ザラボヤと高海水温でホタテもダメ、サケもダメと漁師をめぐる状況の深刻さに、ここでも力を発揮しなければと痛感。

 次に、市役所を訪れると、菊谷秀吉市長ほか大坪鐵雄副市長・的場重一経済環境部長・松井知行農務課長と、お忙しいなか待ってくださいました。

 TPPと結んで、日本の今後について大きな展望と緻密な各論が重要だと、菊谷市長。

 話は国と地方自治体の関係にまで及び、この点でも意見交換させていただいたのは有益なことでした。

 最後に、北海道糖業株式会社・道南製糖所を訪れ、小林信幸所長・香川秀吉副所長・土門勝総務課長から話をうかがいました。

 道産ビートを原材料に製糖する工場ですから、農家経営に影響が与えられたらとにかく困る、と小林所長さん。

 今年は猛暑から、収量・品質ともに影響を受けたことも話され、文字通り「農家と一体」の現状がよくわかりました。

 北糖工場にかかわって流通関係などの裾野産業も広くあり、関連産業すべてに大打撃になってしまうTPP。

 菅首相は「農業と両立」と言い続けていますが、財源も乏しく、現実性は見えてきません。

 そもそもTPPで利益を受けるのは、一部輸出大企業・多国籍企業だけだと、たびたび今日の懇談の中でも出されました。

 いま大事なのは、農林漁業を中心にした地域経済を支え、その力で雇用や家計を元気にし、景気回復の道を進めることではないでしょうか。

 雪の伊達市を後にして、やるべき仕事をあらためて整理しています。

 【今日の句】 この国の 基盤わかるか 菅首相

2010年11月28日日曜日

もう国会中継を見なくなった

 帯広の朝は、雪! でも、初めて積もった雪というのはなぜか嬉しいものですね。

 午前中に音更町に行き、入党の訴えなどをおこなって回りました。

 あいにく「検討します」というお返事でしたが、こういう話の積み重ねが大事。

 それにしても、昨日もそうでしたが、国会中継などは「腹が立つし、具合が悪くなる」ので見なくなったという人が相次ぎました。

 民主党政権のいい加減さはもちろん、追及する自民党も揚げ足取りの質問が目立ち、くらしや地域を良くするための論議になっていない、ということです。

 そうですよね、もう生活が大変で、将来も不安だからこそ、新しい政権・新しい政治を国民は望んだんです。

 それが自民党と変わらない(もっとひどく進めているものも)政治では、失望感が大きくなるのも当然です。

 しかし、共産党がその声を受け止めて頑張っていることも、伝えきれていないことも事実なんだと実感しました。

 くらしの声を丹念に聞き、揺るがず議会や国会に発信する。

 新しい国や地域のあり方を、きちんと示す。

 政党・政治家としてやるべき当たり前の仕事ですが、地に足をつけて私も頑張りたいと重ねて思った訪問でした。

 今の時点で、沖縄知事選の結果はまだわからず。

 祈・イハ勝利!

 【今日の句】 今日の日が 歴史の転機と なるように

芽室町と帯広市をまわり

 函館から朝一番の特急に飛び乗り、乗り継ぎ含めて6時間。ようやく演説会場地・芽室町に着きました。

 芽室町では、来年4月の地方選に梅津伸子町議が3期目に挑みます。

 実は梅津さんは宮城県生まれで、石巻市田代の小学校教諭もされていました。

 石巻市生まれの私にとって、いわば“同郷の人”でもあるのです。

 初めて共産党の演説会に来られたという方も含め70ほどに梅津さんと私とで、党議席の大切さや梅津さんの実績・決意を話しました。

 その後、お誘いのなかで80代の女性の方が入党してくださいました!

 食事を済ませて帯広市に向かい、帯広革新懇・治維法同盟十勝支部主催の学習会に参加しました。

 中身は、明神勲・道教育大名誉教授による「戦後史の汚点 レッド・パージをいま検証する――責任を負うべきは誰なのか――」。

 ここに書ききれない程の内容に、私も「目からウロコ」の連続!

 レッド・パージはGHQ「指示」とともに、当時の支配者層の政権維持の目的にGHQ「示唆」を利用しておこなわれてきたのではないか――という点を、明神先生が資料を基に明らかにされました。

 過去の過ちから目を背ける者は、結局現在においても盲目となってしまいます。

 レッド・パージを受けた方々は、経済的・精神的苦痛に追い込まれ、家族や青春を奪われることにもなりました。

 同時に、日本社会にとっても経営者の支配権確立につながり、戦後改革の精神が投げ捨てられ日米安保体制へと進むことにもなりました。

 いま、名誉回復に向けたたたかいも始まっています。

 学ぶべきことの大きさとともに、今の社会を前向きに変える点でもつながっていることに、勇気が湧いてきました。
 せっかく十勝に来たので、昼には芽室町「コーンチャーハン」をいただき、晩には山菜・きのこの手料理をいただきました。おいしかった!

 身も心も満足の1日でした。

 【今日の句】 人を良く する字は食と 読めるなり