2022年7月15日金曜日

自由と平和が花開く100年に

 「共産党には近づくな」と言われて育った私にとって、批判ばかりで社会をグジャグジャにする党というイメージが強くありました。しかし実際は、1人ひとりが生きやすく、差別や不公正のない社会をめざしているのが日本共産党だったのです。そんな私の経験も含めて、創立100年の街頭宣伝をおこないました。

 参院選が終わったばかりなのに、若い人たちが思ったよりチラシを受け取ってくれたのにはビックリ。東京で当選した山添拓さんが、無党派層や若い世代からの支持が多かったことも影響してるのかな。ニュースなどでも「日本共産党100年」が報じられているので、ふだんは関心がない方でも今日ぐらいはチラシやホームページなど見てほしいですね。

 特に若い世代にとって、政党や政治家は信頼できず、遠い存在だと思います。選挙の時にはいいこと言っても国会では何も発言しなかったり、まったく反対の態度をとったり、そもそも公約を忘れていたりする議員がいます。じゃあ日本共産党は他の党と何が違うのか。

 やっぱり「揺るがず平和」。100年前から侵略戦争に反対し、平和や基本的人権を訴えてきた歴史は消えません。女性参政権はじめ、今のジェンダー平等につながる訴えも、当時では異端のありえないことでした。非国民やアカと言われても揺るがない、この訴えは今の日本国憲法に実りました。

 そして「自己責任で終わらせない」党ということも知ってほしい。日本共産党には生活相談や労働相談が多く寄せられますが、他のところでは「あなたの責任」「あなたが悪い」と放り投げられ、相談する先がなくなったという方が少なくないのです。すべて国民は健康で文化的な生活を送る権利があり、法の下に平等です。それを実践しているのが日本共産党です。

 何より日本共産党は、もうけ最優先の資本主義を乗り越えた社会をめざします。資本主義は生産力も高まり経済的に豊かになる一方で、働く人や自然環境を搾り取ってきました。それが今の気候危機につながり、この危機を人類が乗り越えられるかという瀬戸際まで追い詰められています。生産のコントロールなしに、先に進めることはできないはずです。

 この100年間で、日本も世界も大きく変化しました。今度の新しい100年は、自由と平和が花開く100年へ。差別と不公正のない社会に。私も新たな決意でがんばります。

 なお、ブログはしばらく不定期更新とさせていただきます。ツイッターやフェイスブックにて発信しますので、引き続きよろしくお願いします。

 【今日の句】公正で 差別ない道 この先も


2022年7月14日木曜日

やることがいっぱい

 再選を果たした岩渕友参議院議員が札幌入り。街頭宣伝前から「応援してるよ」と声がかかり、岩渕さんからも疲れを見せない張りのある声。私も元気をいただきました。

 比例5議席に届かなかったのは残念だし、あらためて力不足を痛感します。それでも岩渕さんを押し上げることができたのは、率直に喜びたい。泊原発や「核のゴミ」調査、コロナ禍での中小企業やDV被害者への支援など、北海道にかかわる課題でも力になってきた岩渕さんと、さらに連携を強めます。

 日本共産党の議席数は減りましたが、参議院で委員を置けない委員会はなさそうです。2期目となる岩渕さんの果たす役割も大きくなるはず。しっかり北海道から議員活動を支えます。

 あいさつにまわり、いろんな要望もうかがいました。道難病連(写真)では増田靖子代表と深瀬和文常務が応対していただき、来月6日から開かれる3年ぶりの全道集会や、難病法見直しについての意見をうかがいました。大事なことは当事者の声を聞くことだと再確認しました。

 難病法以外にも「物価高のなか障害年金が減らされて苦しい」「特別支援学級の先生が足りず、修学旅行の対応が家庭に任されている」などの声も聞き、増田代表から「ふつうの生活がしたいだけなんです」とくり返された言葉も重く受け止めたい。そもそも広い北海道での、難病の医療体制づくりが急がれます。同席した中央地区委員長の森英士さんともども、しっかり反映していきますと述べました。

 北商連では、コロナ禍・インボイス導入・物価高という三重苦に襲われている業者のリアルな実態をうかがいました。これだけの物価高なのに、政府から具体的施策が出てこないで大丈夫なのか。しわ寄せは下請け業者に来る現状も聞いて、取り組みを強めなければと痛感しました。

 当たり前ですが、選挙で掲げた公約実現に力を尽くすことこそ大事。公約と違うことをしたり、そもそも公約を忘れているような議員もいるなかで、揺るがない姿勢を貫いていきたいです。

 【今日の句】あらためて 議席の重み かみしめる

2022年7月13日水曜日

住民の声が届く町に

 参院選が終わったばかりですが、北海道では紋別市議選(24日)・本別町議選(25日)・小樽市長選(31日)が告示されます。私も応援に行くつもりです。予定候補は下記のとおりですので、ぜひ応援をお願いします。

 ●紋別市 野村淳一(現・7期)

 ●本別町 阿保静夫(現・8期)

 ●小樽市 野呂田博之(新)

 野村さんも阿保さんも頼れるベテラン議員で、住民からの信頼も厚い。野呂田さんは党小樽地区委員会の委員長で、過去には小選挙区1区候補も務めました。地方自治体の役目は「福祉の増進」(地方自治法第1条)。しっかり私も押し上げます。写真の花は昨日の報告集会でいただいたものです。

 今日は札幌西区の報告集会へ。来年の市議選に向けて田中啓介市議も決意表明し、参加者から参院選の取り組みとともに「田中さんと歩く日程を、もう押さえた。『田中モード』です」という意気高い発言もあり、さながら決起集会のように。「宝の議席を守らなきゃ」という言葉もありました。

 なにしろ札幌市は都心アクセス道路や駅前再開発、2030冬季五輪招致など、大型開発・大型イベントのオンパレード。そんなに財政ももつのでしょうか。それより除排雪充実や福祉灯油の実施、学校統廃合の中止など、くらしを優先してほしいとの声が、党市議団へのアンケートにも寄せられています。私もていねいに声を聞き、いっしょに広げていきたい。

 党道委員会でも参院選の振り返りをおこなっていますが、しっかり課題を導き出して地方選に生かしていきたい。ツイッター上では #2022参議院選反省会 にて率直な意見が出されていて、読みながら生かしていかなければと思っています。どの党とか限らないハッシュタグなのですが、多くは日本共産党に寄せられたものなのです。

 明日は岩渕友参議院議員が、当選報告・あいさつにと来道予定。11:30から札幌駅西側・紀伊国屋書店前ですので、お時間のある方は足をお運びください。

 【今日の句】困ったら 共産党へと どの町も

2022年7月12日火曜日

報告会は意気高く前向きに

 選挙結果の報告集会に、比例候補だった佐々木とし子さんとまわっています。新たな広がりや苦労した話とともに、地方選への決意やアイディアも次々と。やっぱり語りあうことが大事なんですね。

 東区では宮川じゅん道議、太田秀子市議、平岡だいすけ前市議がそろってあいさつもし、「東区革新トリオ」を再びと「すでに昨日のうちにポスターを地方選用に張りかえた」など意気高い参加者からの話もありました。目標には届かなかったものの札幌市内の区のなかで唯一、比例で10%を超えたのが東区。衆院選ドント方式では5位と、昨年の総選挙から押し返しているのです。

 手稲区では佐々木明美市議も力を込めたあいさつ。「後援会員すべてに、佐々木さんに会ってもらいたい」と前を向いてがんばる発言など相次いで、決起集会のごとく熱気ある報告集会に。しっかり課題と教訓を整理できれば、活路は開けてくる。今日1日だけでも、ずいぶん私も展望が見えてきました。

 衆参とも改憲発議に必要な3分の2の議席数を得たとはいえ、改憲条項を一致させるにはハードルがあります。世論調査でも、今回の選挙で政治に望んだのは経済・くらしが高く、憲法改定は下位のほうです。憲法の価値を広げ、地方選に向けても勢いができれば、そう簡単には発議できないと確信しています。

 そもそも憲法にもとづく政治こそ。平和主義・基本的人権・国民主権は、揺るがない日本の進むべき道。地方議員・予定候補のみなさんと、北海道での大波をつくっていきたいです。

 【今日の句】どの町も 寄り添う力 共産党

2022年7月11日月曜日

押し返してきた力を、さらに

 比例候補を務めた佐々木とし子さんと紙智子参議院議員とで朝の結果報告に始まり、電話や訪問であいさつまわり。比例で岩渕友さんの再選は嬉しかったものの、大門さん・武田さんの議席を失ったことは痛恨の極みです。中央委員会の声明はこちらです。

 どこでも話題になったのは憲法。衆参とも改憲発議に必要な3分の2を占めてはいますが、国民が改憲を強く望んでいるわけではない。しっかり憲法の値打ちを伝えることが大事だね、との話もありました。私もそう思います。

 「ビルの掃除をしてくれている40代の方に支持をお願いしたら、投票に行ったことがないと言っていた。すんなり『いいですよ』と言ってくれたけど、何だか複雑」というお話も。ふだんの付き合いのなかでも、あまり政治・社会の話題を話すことは多くないと思います。まずは身近なところから、を私も大事にしていきたい。

 応援演説をしてくださった方々からも、激励の言葉をいただきました。グリーン9条の会世話人の植田英隆さんからは多くの方と結びつく大切さをお聞きし、女のスペース・おんの山崎菊乃代表からは女性に対する暴力の実態もうかがいました。まだまだ声にならない声があるし、いっしょに力をあわせていきたいです。

 ふだんの選挙なら多くの団体・個人のみなさんと対話や運動を積み重ね、私自身の決意にもしながら本番を迎えるのですが、今回は突然の候補交代となりじゅうぶんな蓄積ができませんでした。とはいえ、何年も政治活動・候補活動はしてきたし、そんな言い訳はできない。自分自身の中身が問われた選挙でもありました。終わった今でも、自分の姿勢や演説が「あれで良かったのか」と考えるのです。

 来年の統一地方選挙まで8ヵ月余。どの議員・候補が根を張った活動をしてきたかが、国政以上に目が向けられる選挙になります。広い北海道は自治体ごとに特色があるし、より身近な政策づくりも必要です。道内をまわってきた者として、各地に貢献できるような活動に取り組みます。

 あいさつまわりの合間に、道原発連が毎月11日におこなっている宣伝にも顔を出しました。福島第一原発事故はもちろん、石巻市出身の私にとって女川原発も過酷事故寸前だったことを思えば他人事にしてはならない。また北海道では、寿都町・神恵内村での「核のゴミ」文献調査も秋には終了します。次の概要調査に進むのか、止めるのか。地方選でも大争点だと思います。

 ところで、あらためて北海道の選挙結果を見ていて、いくつかのことに気がつきました。政党の力関係がはかられる比例で、全国は維新の躍進が顕著でしたが、北海道は日本共産党の得票のほうが多いのです。維新を上回ったのは、全国の都道府県でも(調べてませんが)北海道くらいでは。新自由主義に痛めつけられた北海道は、維新にはなびかないのです。それだけの訴えもしてきたつもりです。

 そして、比例得票数(小数点以下は切り捨て)を衆議院選挙のドント方式にあてはめてみると--

    得票数  ÷2   ÷3   ÷4   ÷5

 自民 809608 / 404804 / 269869 / 202402 / 161921

 立民 500331 / 250165 / 166777

 公明 273557 / 136779

 共産 189624

 維新 172373

 --となり、日本共産党は定数8の8位で比例議席を獲得できます。昨年の総選挙は維新のほうが得票数も多く10位でしたが、総選挙時から比率で0.1%増えてもいるのです。党員・後援会員・サポーターのみなさんが大奮闘されたことで、昨年の到達から押し返すことができました。あらためて心から感謝いたします。

 ほどほどに休みながら、明日もあいさつまわりに。いろんな話ができれば元気も湧いてきます。楽しみにしています。

 【今日の句】さあ次は 地に足つけて 地方選

心より感謝

 選挙区での議席獲得はなりませんでしたが、応援してくださったすべてのみなさんに心から感謝いたします。届かなかったのは私の力不足によるものです。すべての結果が出たら、あらためて何をすべきか考えたい。

 日本共産党としては午前2時点で東京選挙区・山添拓さんに当選確実が出て、比例は3議席となっています。比例はまだ全体がわかるまで時間がかかりますが、何とか目標の5議席に届いてほしい。

 自民・公明・維新・国民の改憲4党が、三分の二を占めることとなりました。しかし、いま必要なのは憲法を生かすこと。そのための草の根での運動に、私も力を尽くしたいです。

 議席に届かなかったとはいえ、掲げた公約は道民の切実な願いばかりですから、その実現のためにがんばります。来年には統一地方選挙もありますから、地域に根ざした活動を強めたい。

 昨日のブログにも書きましたが、今回は本当に多くの方から応援をいただきました。応えられなかったことは申し訳ない思いでいっぱいですが、さまざまな課題に力をあわせていきたいです。国会との連携も、さらに強めたい。

 応援くださったすべての方に、あらためて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 【今日の句】地に足をつけて 明日も胸張って