2018年12月8日土曜日

高校生も強行に怒ってた

 採決強行に怒りの抗議宣伝! 雪にも負けず森つねと道議予定候補(中央区)とマイクを握ると、ビラを受け取る方が次々と!


 60代の女性は「私も怒っているよ」とカンカン。「人が寝てる間に強行採決だなんてひどい。共産党がんばって」と、スタッフに話しかけていったそうです。札幌駅に近いのでJR職員もよく通るのですが、初めてビラを受け取る方の姿(!)もありました。「おかしい」という思いを、多くの人がもっているんですね。

 実は昨晩、塾を経営している知人宅に行く用事がありました。知人を待っている間、弁当を食べていた高校生から「畠山さん、少し話を聞いていいですか」と声をかけられました(何度も行くため顔なじみになっていたのです)。

 「僕は共産党支持でもないけど、今の安倍政権の強行採決を見ていたら本当におかしいと思う」と、まっすぐに怒りの言葉が次々と。どうしてこんなことになるのかと聞くので、私から米国や財界・大企業いいなりになっている状況、昔は自民党と言えど国会のルールは守っていたこと、安倍首相は改憲という自分の野望を実現するためなら何でもやる人であることなど、私の議員時代の経験も交えて話をしました。「へ~」「は~」と納得してくれたようで、少しホッとしました。

 今回の臨時国会は、これまでの国会と質が違ったと思います。ともかくも存在していた国会での民主主義や一定のルールが壊され、自民・森山国対委員長をして「国対のコントロールがきかなかった」と告白するほど、官邸の意向がごり押しされたのです。自民だけでなく公明も従い、随所で維新が補完勢力ぶりを発揮しました。

 一方で、野党の協力・共同も一段と進んだように思います。前国会に続く合同ヒアリングのほか、外国人労働者の「聴取票」のコピー不可というなら写し書きをしようと、野党議員が手分けしてまで作業しているのです。会期中には、市民連合のシンポにも一堂に集まって参院選1人区での候補一本化についても話し合いました。

 明日は北見市で市田忠義参議院議員(党副委員長)を招いての演説会です。天気が心配で、先ほど北見市に先乗りしました。激動の国会と、日本共産党の政治を変える展望を話されると思いますので、ぜひ多くの方にお聞きいただきたいです。午後2時~北見芸術文化ホールです。もちろん私も訴えます!

 【今日の句】教育に 悪い政治と 確信し

2018年12月7日金曜日

問答無用の強権なんて許さない

 最後まで政府・与党の強行がひどすぎる! 国会の状況を気にしつつ、私は地震による液状化被害のあった清田区や「鉄路守れ」宣伝、道医師会での懇談などへまわりました。

 液状化被害の大きい里塚地区で盛田久夫・里塚中央町内会会長さんから話をうかがいました。話のなかでわかったのですが、盛田さんは勤めていた時に石巻市にいて「大きな地震にあった」とのこと。たぶん1978年の宮城県沖地震と思われ、私も当時のことを思い出しました。吉岡ひろこ市議予定候補に、案内いただきました。

 「多くの方が、戻れるのなら戻りたいと思っているんです」と盛田さん。札幌市は調査の結果を受けて地盤強化のための薬液注入の提案もしていますが、工事などは雪解けをまって春からとなります。そのスケジュールのもと住まいをどうするか、多くの方の悩みとなっている状況をうかがいました。

 昨日の厚真町同様にジャッキアップによる修繕も考えていた方もいたそうですが、やはり数百万円もの負担がネックになっています。半壊・一部損壊も合わせて、住宅再建支援策を充実させることを急がなければいけません。聞いた内容は市や国にしっかり反映させたいと、盛田さんに伝えました。

 清田地域では、以前から相談を受けていた渡部さんからも話をうかがいました。ようやく市のボーリング調査が終わったばかりで、こちらは市の調査結果を待たないと心配も解消されません。がけ地処理で費用償還の制度ができたことは前進ですが、引き続き負担軽減に力を尽くしたい。こういう前進が、次の災害が起きたときの支援の土台になるんですから。

 吹雪が強まるなか「北の鉄路存続を求める会」が宣伝をするということで駆けつけました。国交省道運輸局による「地域公共交通シンポジウム」が開かれるにあたっての宣伝です。三上友衛・道労連議長、小室まさのり・「存続を求める会」事務局長(市議予定候補)とともにマイクを握りました。寒かった!

 国が、JR北8路線の沿線自治体に対する支援を見送ったとの報道がありました。JR北は沿線自治体に負担を求め続けているし、財政力の弱い自治体だって多いなかで、これでは廃線のレールを国が敷いたということにならないのか。そもそも、なぜ沿線自治体に負担を求めることになるのでしょう。何の法的根拠などがあるのでしょうか。

 利用者が少ないことを理由にすれば、道路だって病院だって学校だって、北海道では多くの地域で社会インフラをなくすことにつながります。そもそも赤字路線とわかって、国鉄の分割・民営化のときに国が基金を積んだはず。低金利による基金の運用益減少は、道民の責任ではありません。シンポジウムにも参加した小室さんから内容も聞いて、今後の政策や運動にも反映させていきたい。

 道医師会には、党の国保提言をもって懇談に。安達督(ただし)事務局長が応対してくださいました。国保の構造的問題とともに、話題は国民皆保険制度に。安心して病院にかかることができる制度が維持されるようにと話になりました。

 歯科医師会や保険医会、病院協会などにも届けてきて、この分野でも力を発揮したいと強く思います。国民健康保険はじめ、道内は医師・看護師不足、介護事業所も働く人も足りない状況が広がっています。根本にある社会保障抑制路線を変えるために、力を尽くしたい。

 夕方には「ほっかい新報」の新年号企画として、佐野弘美道議、千葉なおこ札幌市議予定候補(南区)、森本けんた苫小牧市議予定候補との対談に。いずれも私より若い議員・候補ばかりですが私も負けずに、若い力で政治を変えよう!と話は盛り上がりました。

 佐野道議は1期目ながら堂々と高橋知事へ迫り、千葉さんも市政に子育て世代の代表として願いを届ける最適の方です。選挙初挑戦の森本さんはあれこれにこだわらず、思いっきり若い立場からの訴えをしてほしい。詳しくは新年号を、ぜひお読みください!

 明日にかけて風雪が強まってくるようです。明後日に北見市で演説会があり当日の移動も心配なため前日(明日)に移動‥‥と思っているのですが、どうなることやら。

 【今日の句】吹雪さえ 政府に怒って いるようだ 

2018年12月6日木曜日

胆振東部地震から3ヵ月

 地震発生の日に、あらためて厚真町・安平町・むかわ町の仮設住宅を訪れたり、住宅修繕が多額となる地域の課題などの話を聞きました。しっかり道や国に反映させなければと痛感しました。

 最初の訪問先は安平町追分地区の仮設住宅。三浦恵美子町議と訪れたときも寒さが厳しかったのですが、聞くと「思ったより寒くないんだよ」とのこと。二重窓などの効果かもしれません。それでも玄関の風除室は凍って固まった時もあったとか。不凍液を差すなどで対応していると言います。

 これから雪の季節を迎えることもあり、除雪をどうするかで不安の声が聞かれました。後で触れますが、むかわ町では対象地域を決めて町が除雪すると入居時に話されているとのこと。追分地区の仮設住宅ではアスファルトと砂利の敷地が混在していて、どこまで個人の責任で、そしてどこに雪を投げたらいいかは今後の課題のようです。三浦町議が町へ問い合わせるとのことにしました。

 別の方は、店舗兼住宅が大規模半壊の判定を受けましたが「二次判定しようかどうか迷っている」。話を聞くと全壊扱いとなると思われたのですが、万が一、判定が下がったら困るとの思いもあるのだといいます。いろんな決断をするのに迷うことが出るんですよね。お客さんも町外に避難や引っ越しをされたので、店もどうするか今後考えると話していました。どんな決断をしても支援がされるよう、そして決断まで時間がかかることもあるんだから税金などの減額・免除でくらしを支えることも求めますと、私からも話しました。

 厚真町では先日、ルーラル団地で結成した住民の会が町長へ直接要請をおこなっています。町の分譲でできた団地ということもありますが、地盤が動いたことで団地一帯の家が傾いたり「ねじれてる」(家の傾きや沈み具合が一定でないとのこと)ため、解決のためのジャッキアップ工法では多額の費用がかかることから支援を求めているのです。会で中心的な役割を務めている方から現状を聞きました。伊藤ふじお町議と、ここから松橋ちはる道議予定候補(苫小牧市)が同席しました。

 町として独自の補助事業をつくりましたが、上限200万円。平均900万円はするだろうと言われる工事なので、さらなる上積みが必要です。町としての予算も限られるので、頼みとしていたのは復興基金だったのですが、道がウンと言わないのです。熊本地震の際は国も支出した基金がつくられているので、同じような基金をつくるにはどうしたらいいか、が要望の中心点でした。

 被災者生活再建支援制度や災害救助法では対象とならなくても、このように修繕に多額の費用がかかる場合があります。しかし「住まいは人権というのが憲法のかがえ方では」との訴えもあり、まさに解決へ国や道が責任を果たす必要があると思います。そのためには私たちも説得力ある提案や主張をしなければなりません。周辺もまわって地形や沈み具合も確認しましたので、具体的に要請して基金創設に結びたい。大仕事ですが、やらなければ困る方がいるんです。

 むかわ町では、北村修・大松紀美子・舞良喜久の各町議と仮設住宅を訪れました。お会いできた方も「そんなに中は寒くないよ」と話されていましたが、玄関を開けると狭い仮設住宅だけに冷たい風が一気に入り込みます。とはいえ、ずっと閉じこもっているのも体に悪い。住んでいた家では花壇などの手入れもしていただけに「土を触らないと落ち着かないよね」と笑っていました。健康面も気をつけなければいけないんです。

 遠慮しているのか、まわっているなかで要望は聞かれませんでしたが、ちょうど来ていたボランティアさんの話では寒さや結露の相談が出ているとか。除雪は町がおこなうので心配はなさそうですが、FFストーブの排気口が雪で覆われないかなどの心配もあるようです。今までの自分の家と違うのですから、いろんな不安はあるんですよね。

 仮設集会所(談話室)も訪れると、ちょうど栃木県のNPO法人ボランティアが足湯とお茶のサービスをしていたところでした。私たちが行ったときは住民の方はいませんでしたが、みんなで支えますからねというメッセージが伝わることが大事だと思いました。集会所もトイレがバリアフリーになっていましたし、狭い仮設住宅から出て広々と足も伸ばせるので、うまく活用されるようになるといいですね。

 町営住宅をうかがったら「真っ先に北村さんと大松さんが来てくれた。まわりの人たちも、がんばってるのは共産党だとわかってるよ」と声がかかりました。鵡川町と合併した穂別地域では、舞良町議が同じように大奮闘。町議さんのがんばりには、頭が下がる思いです。

 札幌に着いたら、すぐ農民後援会の集まりであいさつ。北海道をまわっての感想や、国会の情勢報告もおこないました。「党員じゃないけど5000円を、今カンパした」と、ありがたい激励の発言もあり励まされました。各地の状況についての発言も聞いていたら、大規模化を進める国の方針のもと補助金で大きな施設がつくられてきていますが、農家戸数としては減るわけですから「地域の集まりをもったら、実習生の外国人のほうが多かったりする」との笑えない笑い話も。大規模偏重にならず、広く家族経営を支える仕組みが必要だと実感しました。

 その柱は、やっぱり価格保障と所得補償。10年・20年と農家を続けるのなら、経営の安定が必要になるからです。そして、農産物を外国へ売るだけでなく北海道の子どもたちに食べてもらえる仕組みをつくりたい。子どもの貧困が全国5番目に多いという調査もあるのは、食料自給率200%の北海道では本来おかしな話なんです。

 広い北海道で、本当に多くの課題があると感じる毎日です。少しでも前進できるように力を尽くしたい。

 【今日の句】言ってるよ 強行よりも 現場見て

2018年12月5日水曜日

179市町村は179色

 渡島キャラバン最終日は街頭の訴えを中心に、松前町から4町を走りました。昨日から一転、ものすごく風が冷たい!
 
 それでも松前町・福島町・知内町・木古内町と声を出して回ると、車から笑顔で手を振ってくれるなど思わぬ激励も。昨日に続けて花井やす子・知内町議と相沢巧・木古内町議が一緒にまわってくれて、途中からは江差町から小野寺真町議も駆けつけてくださいました。合計10ヵ所で訴えました。

 知内町と木古内町では、花井町議と相沢町議もマイクを握りました。知内町議選は2年後ですが、木古内町は来年の統一地方選でのたたかいとなります。まだ1期目の相沢さんですが、新幹線の騒音対策や子どもの医療費無料化などを取り上げ、ブラックアウト後に求めてきた非常用電源の確保は町も前向きに取り組むことになったとのこと。

 切実な住民要求を、しっかり聞いて議会で反映させる日本共産党議員の役割ここにあり!と感じました。各地に視察・調査や懇談にまわると、信頼関係があることがよくわかるのです。来年の地方選は、やっぱりどこでも日本共産党を大きくしていきたい。

 上磯郡漁協での懇談には、本間かつみ道議予定候補(函館市)も同席されました。選挙区は函館でも、道南一帯の要望を届ける役割が本間さんにはあるのです。早く道議会で力を発揮してほしい!

 エリアは北斗市・木古内町・知内町と広い漁協だけに町ごとの特徴もあり、きめ細かな支援策が必要であることが話題に。漁業法改定案は中身がよくわからないまま進んでいるのでは、と率直なご意見もうかがいました。

 印象的だったのは「後継者対策は、今いる漁業者が元気になるのが一番」との言葉でした。確かに、先の見通しがなければ漁師にはなりにくいもの。漁船はじめ設備投資もかかるわけですから、安定した経営が何より大事なんですね。ここが基本の基本なんだと再確認できました。

 木古内町役場にも足を運んで、大森伊佐緒町長にも表敬訪問。昨日の幸連5遺跡にも触れて「木古内町は昔々から住みやすい地域だったんですかね」と私から話すと、大森町長さんは「だって木古内町には津波が来た跡がないんですよ」。

 今の自動車道だけでなく新幹線や農道工事の際にも遺跡が見つかっているそうですが、さまざまな調査をしても津波の痕跡はないと言います。ちょうど湾のような形が幸いしていたのかもしれません。このような町の利点もアピールしながら「交流人口を増やして、そこから定住につながるように」とのお話もうかがいました。

 北海道には179市町村がありますが179色とも言える特色があるんだと、この3日間は特に実感しました。広域自治体である北海道の役割の大きさも、合わせて再認識。地に足をつけた地方自治の発展が大事だし、訴えていきたいこたがたくさんできた渡島キャラバンとなりました。

 【今日の句】寒いけど 本来これが 12月

2018年12月4日火曜日

宝は地域にあり

 渡島キャラバン2日目は盛りだくさん。木古内町では遺跡発掘現場や郷土資料館へ、知内町では町長さんとの懇談や地域産業担い手センターへと駆け足で!

 議会の合間をぬって相沢巧・木古内町議、花井泰子・知内町議、小野寺真・江差町議に案内いただきました。地域に根ざした議員がいることで、町のすみずみのこともわかるというのは本当にすごいこと。日本共産党の草の根ネットワークの重みを実感しています。

 まず木古内町で「幸連5遺跡」の発掘現場を訪れました。函館・江差自動車道の工事のさなか、幸連地区にて約130万点もの遺物が見つかったのです。今年だけでも発掘が終わらず来年にまでかかるために工事も延期し、開通は2年延期と変更されました。国内では初となる人の顔が描かれた石製品も見つかり、今後の発掘と整理・調査が待たれています。

 近くに沢が流れて海岸も近いという地形から、縄文時代の前期から後期まで住んでいたのだと思われます。住居跡などが重なったり絡み合ったりしている状況で、埋蔵数は国内で最大級といいます。「この周辺にもあるでしょう」と説明も受けましたが、それでは発掘できるだけすればいいかといえば、そうはなりません。管理をどうするか、が次の問題ともなるからです。

 いったんは北海道埋蔵文化財センターへと送られて整理や研究がされますが、今の仕組みでは発掘自治体へと返還されることとなります。木古内町で、それだけの管理ができるかが次の問題になるのです。町として収蔵庫を準備しましたが、それを整理するだけの学芸員の体制や今後の費用、活用方法など議論すべき点は多くあります。

 郷土資料館では「増員などの体制もないので検討中」とのこと。また発掘は地域の雇用にもなっているだけに、発掘後も遺物の一次洗浄など地域できることは地域でやれないか、との要望もうかがいました。より根本的には、文化財を維持・管理する国の仕組みや財政支援が足りないのではないか、と思います。

 廃校を改修した資料館も見学させてもらいました。あらためて遺跡の説明を聞くと、縄文時代を生きた「先輩」たちの子どもたちへの愛情や、流行を追った創作であることがわかりました。とても縄文時代を身近に感じることができました。

 木古内町では「つどい」や商店訪問などにも取り組みました。話題になったのは消費税増税。「高齢者はカードなんか使っていない」「今でさえ量販店の安売りに苦しんでいるのに、零細商店はやっていけなくなる」などなど、切実な話が次々と出されました。

 知内町では「しりうち地域産業担い手センター」での調査から。このセンターは、全国初のカラマツCLT(直交集成板)住宅としても注目を集めています。まだコストが高いCLTだけに、国の補助事業も使って建設にこぎつけました。3階建てで、農業や林業など地域産業を担う方を受け入れる施設で、研修で来た方の宿泊に使用したり、本州から農業法人へ就農する方が入居もされていました。

 国はCLTの活用を促しますが、その設計や技術などは道外に頼らなければいけないのが現状です。いま道内でJAS認定を持つCLT工場は、北見市にしかありません。普及などには「まず公共から」との発想で取り組み、その経験や蓄積を広げるために町としても積極的な情報開示を進めているのです。

 さらに、チップ工場も町が建設し(運営は指定管理者制度)、2台の木質バイオマスボイラーで熱供給をおこなっています。役場の隣にある1号機は、夏は温水プールに、冬は役場の暖房にと使われています。他にも森林整備に町独自の上乗せ補助、地域材活用住宅(小屋・車庫もOK!)への助成、公共施設(学童保育施設やプールにも!)での地域材活用など、とにかく多様なまでの林業活性化策を進めているのです。驚きました。

 大野幸孝町長からも話をうかがいました。みずから町の収入役を務めた経験もふまえた国の補助金の使い方や、何より町としての発展の戦略を持つことが熱く語られました。知内町は農業ではニラが全道一の生産を誇り、漁業でもカキ養殖で販路が開かれてきたことから、林業での地域経済循環を進めてきたとのこと。役場の受付窓口も、地域材で作り直すほど徹底してもいました。

 「人口減少はすぐには止まらない。しかし、あきらめたらダメになる」と、地域の雇用の場をつくり、子どもの医療費などの無料化も進めつつ、国にも「これだけ教育にお金が必要では、少子化も止まらないでしょう」と注文。家計を圧迫する高い学費は、やっぱり下げなければ。

 夜は花井町議のお宅でい、午房茶と渋皮煮をいただきながら「つどい」。入管法改正案の問題、安倍政権の暴走、政党助成金、どうすれば共産党のことを知ってもらえるか‥‥いろんな話が出されました。日本共産党の大きな力は、多くの町に党員・後援会員・地方議員がいることなんだと再確認です。「ポスター貼ってあるからね」との言葉が、本当にありがたかったです。

 今日は暖かい1日となり、雪が降る季節なのに激しい雨! 明日は松前町から4町をまわって宣伝にとりくみますが、いい天気でありますように‥‥。

 【今日の句】縄文の 長い平和の 時代知る

2018年12月3日月曜日

漁業法改正は、漁民の願いか

 今日から3日間の渡島キャラバン、初日は函館市で本間かつみ道議予定候補と宣伝や訪問・懇談へ。小春日和の1日!

 街頭宣伝には多くの党員・後援会員のみなさんが駆けつけてくださいました。暖かい日でしたが30分も外にいれば手も冷たくなってきて、握手にまわると「あたためてあげるよ」と何人もからギュッと、力強く。おかげで暖まりました。市議予定候補の富山悦子さんが司会をしてくださいました(市戸・紺谷の両市議は、今日から議会のため来られませんでした)。

 いつも「魅力ある町」ランキングでは上位になる函館市ですが、人口減少が進んでいる函館市。本間さんとも話したのですが「若者が働き続けられる環境」「イカなど水産資源の減少と第一次産業の苦労」「新幹線の開業効果が失われてきたこと」など、いろんな要因があるでしょう。しかし官民あげた努力や起業・創業に努力している方もいるだけに、ここで国が消費税増税のように打撃を与えるようなことをやってはダメでしょう。

 社会保障の充実も急がれます。くらしの不安が先に立てば、財布のひもが固くなるのも当然のこと。超がいくつもつくような高額所得者などの優遇を見直せば財源はできるし、消費税増税もしないですむはず。街頭から私も強調しました。

 報道関係も訪れ、話題になるのは地域経済のこと。函館の民主商工会では、厳しいのはサービス関係業者とも聞きました。そういえばと思い出したのは、ブラックアウト時に消えていく函館の夜景が報道されていたこと。9~10月は函館にとって最も観光客が多い時期でもあるそうで、その時期の落ち込みの大きさを聞きました。

 函館漁協では、漁業法改正案について率直にうかがいました。話をしているうちに、漁業法それ自体も重大ですが、イカをはじめとした資源回復や漁業経営・設備投資、燃油高騰対策などの切実な実態が次々と話題になりました。いま急ぐべきは漁業法の改正ではなく、このような現状を支援することではないのかと実感しました。

 「漁業者は浜を守るために投資をしてきた。地区ごとにも決めごとがある」とのお話から、漁業法改正は現場の要求ではなく、規制改革推進会議による「上からの改革」であることも理解できました。とりわけ沿岸漁業者との願いと、本法案とのギャップは大きい。何のための、誰のための改正なのか議論も不十分なまま、拙速な採決をすべきではないですよねと私からも述べました。

 専門家によればイカは、来年の漁獲量も厳しいという予想が出されていました。経営支援とともに養殖を含めた複合的なあり方も必要なのかもしれませんが、イカ漁で成り立ってきた地域だけに時間をかけた話し合いも必要かもしれません。水産庁は「もうかる漁業」を盛んに掲げますが、現場で地に足をつけた対策にこそ目を向けるべきです。

 明日は木古内町・知内町をまわります。明日は今日より気温が上がるとか‥‥?

 【今日の句】漁火に くらしも歴史も 生きがいも

2018年12月2日日曜日

子どものころの大晦日

 今年も残り1ヵ月。本当に早いですね。師走と聞くとソワソワしてくるのは、私だけではないと思いますが‥‥。

 食堂を営んでいた両親のもと、大晦日でも仕出し(今でいうならオードブル)のために夕方までは慌ただしかったことを覚えています。結局、年賀状は元旦に書き始めることとなり、父は「『明けましておめでとうございます』は、年が明けてから書くから、これでいいんだ」と持論を語ってました。

 「無事に年を越せるか」というのは、商売をしている方にとっては重たいことだと思います。私にとって師走のソワソワ感は、このような自分の育ちにも関係しているのかもしれません。

 私が子どものころとくらべて商売環境も厳しくなり、大手量販店では正月三が日のうちから営業も始まります。すっかり小売や流通の形態も変わってしまいました。それでも変わらないのは「無事に年を越せるか」。どうか多くの方が無事に正月を迎えられますように。

 【今日の句】早くから 掃除と毎年 思うけど