2015年10月2日金曜日

「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」にしないで

 月末ならではの慌しさを北海道で迎え、今日は紙智子参議院議員と農業団体や札幌弁護士会などを訪問。団体問わず共通の関心は「戦争法廃止」!なのです。

 とりわけ弁護士のみなさんは、道弁護士会が中心になって、2回の大規模な集会とパレードを成功されました。

 弁護士有志では宣伝はじめ創意ある取り組みもおこなわれましたし、反対運動の重要な役割を果たされてきました。

 懇談を通じて実感したのですが、北海道の自衛隊はPKOで真っ先に派遣されるであろう部隊であり、隊員の抱える悩みや矛盾は深い。

 交戦規則の議論がされないまま成立させらわれたわけですから、いざ1人1人の隊員が現場で「捕虜になった」「誤って人を殺した」場合はどうなるのか明確にする責任が政府にはあるはずです。

 そう、この法律は命に関わる重要なもの。

 「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」とならないよう、北海道でも、全国でも、暴挙を「忘れない」取り組みをしていかなければいけないですね。

 【今日の句】 気がつけば あと3ヶ月 早いなぁ

2015年9月30日水曜日

コメつくってメシ食えねぇ

 本当は喜びの収穫の秋‥‥なのに、米価の低迷とTPP交渉が農家を追い詰めています。デモや国会前集会に合わせて農民連の政府交渉に同席し、早く解決すべき課題と再認識です。

 コメの概算金は昨年より上がってはいますが、一昨年と比べると1000~2000円ほど安いままなのです。

 この現状に対して、参加された農業者からは怒りが噴出。

 「この価格で生産費がまかなえると、農水省は思っているのか」

 「若者の離農や、自殺した農家までいる。今の価格ではやっていけない」

 「日本の農業をどうするつもりなのか。5年後には農家がいなくなるぞ」

 などの声に対して農水省からは、米価は「商取引で決まるもの」、TPPは「交渉中なので言えません」との答弁のくり返し。

 私も発言しましたが、コスト削減など言われなくても農家は努力しているわけで、その努力を農水省はわかっているのか。

 「コメつくってメシ食えねぇ」

 この言葉が昨年来、農家の現状を表しているものだと広まってきました。

 まさしく今年も、同じような状況が生まれるのではないか。

 価格を支えることと、だからこそ無秩序で(特にアメリカからの)他国の要求に従って農産物輸入に歯止めをかけることこそ緊急の課題です。

 TPP交渉の今後は予断を許しませんが、国会決議も守れないような合意なら結ばないほうがはるかにいい。

 デモには小さい子を連れたお母さんの姿もあり、食料は命の問題との考えが広がればTPP交渉もストップできると思うのです。

 甘利担当相は「最後の閣僚会議にしたい」と、前回も聞いた同じフレーズで交渉に臨みます。

 妥結という「最後」ではなく、交渉が行き詰まる「最後」とならないと!

 ここでもカギは、国民世論が多数になるかどうかと思います。

 しっかり私もいろんな形で発信するし、国会の状況も知ってもらい力にして、TPP交渉でも安倍政権を追い詰めていかなければ。

 北海道にとんぼ返りで、明日(もう今日ですね)も札幌市内で行動です。

 【今日の句】 収穫の 秋と喜ぶ 政治こそ

2015年9月28日月曜日

怒りが展望に変わるとき

 朝の宣伝を終えて、札幌東区の党支部のみなさんと入党や赤旗のお勧めに終日まわりました。どこでも話題は「戦争法廃止の国民連合政府」。もっと多くの方に知ってもらいたい!

 「安倍首相がテレビに出ると、すぐ消すことにしてるのよ」と女性。

 「今の自民党のやることは目茶苦茶だ。どうして内部からも声が起こらない」とお怒りの男性。

 私からは、自分が国会で経験した話も交えて、日本の政治は非常事態だけど変えられる展望もあることを強調しています。

 何といっても、国民世論の高まり。

 これが野党の共同を強めたし、戦争法廃止と国民的大義もハッキリしたからこそ日本共産党として新しい方針も打ち出せました。

 「すごくいいよ、がんばってよ」とは、長く党を応援してくれた男性。

 「言われても党には入らないよ」と言っていた男性はじめ、今日は2人の方が入党してくださいました。

 日本共産党に対する誤解を持たれている方は少なくないでしょう。

 日本政治の現状を不安に思う方に、誠実に訴えるなかで共同を広げていきたい。

 志位委員長は、今日は社民・吉田党首、生活・小沢代表と初めての協議をおこない前向きな話し合いになったとの報告も。

 国会でも、地域でも、やれることをやりつくして安倍政権を追い詰めましょう!

 【今日の句】 明るさと 軽い足取り 明日もまた

2015年9月27日日曜日

釧路でも怒りの声は止まず

 昼は釧路町で土砂降りだったのに、いま窓の外は中秋の名月! 党と後援会の「青空まつり」は盛況。戦争法廃止・立憲主義を取り戻す国民連合政府の意義と条件を、じっくり私から話させていただきました。

 来月に町議選を控える釧路町で、日本共産党は現有2議席から1議席増(中田おさむ・佐藤昭平・三浦しんいち)をめざします。

 開会あいさつをおこなった八木先生が「野中広務さんも言っていたが、このままでは死んでも死にきれない!」と、安倍政権の暴走への怒りを述べると参加者からもいっせいに拍手!

 釧路市でも、採決までの1週間は釧路駅前で抗議行動をおこない、初めて参加する市民も相次いだそうです。

 今日の「まつり」には、その縁から来られた方も。

 前から選挙の応援をしてくれた22歳の男性は、今日の機会にと入党も決めてくださいました。

 この間の運動を通じて知り合いになった方も、長く党の活動に尽力された方も‥‥あいにくの天気でしたが、足を運んでくださったみなさんの心の熱さを実感しました。

 その熱気に負けないくらい、私も国会報告と国民連合政府の意義を講演。

 あいさつに回ると「本当に国会に送ってよかった」「リアルな話でよくわかったよ」などと声をかけていただき、私からも「必ず安倍政権をやめさせましょうね」と固く握手。

 帰宅のため釧路空港へ行くと、何やら「空フェス」(だったかな)というお祭りのようで、演舞や特別屋台、演奏のステージなど、少し祭り気分を味わいました。

 北海道も来月には、山間部では雪が降り始めるんですよね。

 短い秋だけに、週末はイベントや祭りでいっぱいになります。

 このような秋の1日を心から楽しめるのも、平和な社会であってこそ。

 明日は札幌で、宣伝や入党の呼びかけ、赤旗のお勧めに動きます。

 【今日の句】 お月さま 取ってと娘に 言われたな