2019年2月9日土曜日

訴えに力が入る

 今日は札幌北区・拓北地域、札幌中央区での演説会。どちらも「道議も市議も必ず!」と熱気があふれて、帰りの握手も力強い!

 北区・拓北地域は、佐野弘美道議と小室まさのり市議予定候補とで。北区は2議席獲得をめざして地域割をしており、こちらは小室さんの活動地域になります。小室さんは停電や断水が続いた北区で、公共インフラの整備にこそ税金を使おうと力説。予定候補としての活動をしながら、北の鉄路存続を求める会としての準備で首長などへ電話で参加を呼びかける活動などもしているのです。参加者からも「小室さんは絶対に落とせない!」と声がかかりました。

 佐野道議は、道議会で会派となる4議席目を獲得したことで大きな変化をつくれた状況を語りました。会派として認められるかどうかは、政治の世界では大きな違い。しかも佐野道議は、ただの「4番目の議席」ではなく、カジノ反対の論陣を張ってきた貴重な貴重な議席なのです。佐野さんの「引き続き道議会で働かせてほしい」との訴えにも、かなり力が入っていました。

 佐野さんも小室さんも、どちらも欠かせないんです。私からも重ねて2人の押上げとともに、日本共産党は歴史に裏付けされた底力があることを強調しました。いろんな質問も出されて、ある女性は「本当に3人とも当選して!」と熱いお言葉をくださいました。本当にありがたいです。

 中央区へ移動して、今度は森つねと道議予定候補・小形かおり市議を押上げ。森さんは青年時代でともに運動した仲で、当時から青年の苦しさや悩みに心を寄せて活動し、しんぶん赤旗記者や各種候補活動を通して道民の声を聞いてきただけに、どうしても今度は議席を勝ち取らせてほしいと私からも訴えました。

 小形市議は、市議団幹事長の重責を担っています。市議団の団結に心をくだき、他会派とのやりとりや市内全域も駆け回る立場は、誰でもできることではありません。私にとって「頼れるお姉さん」的な小形さんは、市民にとっても頼れる議員であることを紹介しました。

 昨日、知事選で石川知裕さんへの立候補要請をしたこともあり、私からも一定の時間を割いて話をしました。「明るい革新道政をつくる会」の共同目標に合意したこと、この間の「市民と野党の共闘」で知裕さんが力を注いできたことも紹介しながら、自民・公明の道政を変える旗印をもった知事が誕生すれば、必ず前向きの変化が起きることを訴えました。

 そのときに、道議会の構成も大きな意味を持ちます。野党全体はもちろん日本共産党が伸びることで、その変化を促す力になります。北海道から、新しい政治の流れをつくれるのです。

 今日のうちに帯広市まで来ました。明日は芽室町・幕別町での演説会です。

 【今日の句】寒すぎて 夏の暑さを 忘れそう 

2019年2月8日金曜日

こんな時に原発事故が起きたら

 札幌北区で佐野弘美道議と宣伝にまわり、夜は道庁前の反原発抗議行動へ。寒さに強い私も、さすがに今日はしばれた!

 氷点下のなか車の窓を開けてビュンビュン寒風を受けながらも、朝から晩まで手を振って訴えた12月の総選挙を2回経験した私。それでも今日みたいに空気全体が氷のように冷たい日は、ほとんど経験がないくらい。話していても口が固まってくるというか、話さないでいても口が固まってくるというか。

 途中でホワイトアウト状態になったり、急に日が出て温かみを感じたり(それでも-10℃!)するなか、佐野道議も元気に街頭から訴え。車から手を振ってくれる方や、通りがかりに(寒さを気にしてくれて、という感じに)「がんばれよ!」と声をかけてくれる方がいました。支援者のお宅をまわっても、握手するたびに「うわ~、こんなに手も冷たくなって!」と心配されるほど。

 道庁前でもスピーチで触れましたが、こんなホワイトアウト状態で自然災害なんて起きたら大変で、ましてや原発事故が起きても絶対に避難なんてできないと痛感しました。そんな日に事故なんて起きない、と誰も言えないはず。高橋知事だって、安倍首相だって言えないはず。「これで大丈夫」と言えるような避難計画だって作れないはず。机上の論理だけで原発再稼働を考えていいのか、ということです。

 変えるなら今。今年の連続選挙こそチャンス!

 今日は石川知裕さんが、知事選に立候補することを正式に表明しました。野党と「市民の風・北海道」が並んで支援を確認し、日本共産党は青山慶二道委員長が共闘で勝利する決意をマスコミにも述べていました。政策的にも「明るい革新道政をつくる会」の4目標が確認されましたし、何より今の悪政を転換して新しい北海道をつくる野党の共闘を重視してのことになります。

 明日は札幌北区・拓北地域や中央区での演説会。明日も寒そう!

 【今日の句】細胞が だんだん凍る 寒さかな

2019年2月7日木曜日

戦後処理の不公正を直視して

 今日は「北方領土の日」。「2島決着」かなどと報じられてますが、そもそも国会にも国民にも安倍首相は交渉方針を説明していないじゃないですか。

 根室市では約1000人での住民大会が開かれました。スローガンから「返せ!北方領土」の文字が消えたとのことですが、テレビのインタビューに答えた野潟龍彦さんの「本来であれば、もっと以前のように『島を返せ』と叫びたい」との言葉が、共通の思いではないのでしょうか。

 野潟さんには、私も根室でお話をうかがったことがあります。元島民2世として返還運動を続けてこられ、関連予算が少ないなか手弁当で全国をまわっている話も聞き、国会質問のなかで実態を代弁したのを思い出します。どのような思いで、交渉の様子を見ておられるのでしょうか‥‥。

 私が質問した時も、総理は「交渉の中身はつまびらかに明らかにできない」との答弁でした。全部明らかにせよとは言いません。ただ、今回の「2島返還(+アルファ)」は、日本としての認識や方針を転換するものですから、まずは国会や国民に説明する責任があります。説明なく後退というのでは、世界からも「日本は領土主権を譲歩する国」と映るのではないでしょうか。

 東京での全国大会でも総理は、北方4島における共同経済活動で「具体的な道筋が明確になってきた」と述べましたが、元島民などにとって、そのような実感はあるのでしょうか。何がどう前進してるのか、よくわからないまま、スローガンだけが変わっていくことに不安を覚えている方が多いのでは。

 根室市から3.7kmしか離れていない貝殻島は、納沙布岬から、まさに目の前に見せる島です。北海道の一部であることが間違いないし、歯舞群島と色丹島は先行して返還されるこ場合は、中間的な条約を結ぶこともありえると日本共産党は提案してきました。その場合も、国後島・択捉島はじめ全千島諸島が樺太と交換した歴史的裏づけをもつ領土ですから交渉を続けていくことを訴えてもきました。

 領土不拡大の原則に背いた、戦後処理の不公正を受け入れていいのか。総理の歴史認識も問われます。ロシア側は「戦争の結果だから認めよ」と言ってきているのですから。

 さて、すでに今晩から最強寒波が北海道を覆っているとのこと。明日の道内は、最高気温でも-10℃を下回る地点が多くなりそうです。そんななか私は、札幌北区で佐野弘美道議と宣伝5ヵ所を含むキャラバン。しっかり防寒!

 【今日の句】不公正 総理にただす 力ある?

2019年2月6日水曜日

生きるために必要な水も種も守れ

 新自由主義に未来はまかせられない。「水とタネを考えるフォーラム」に参加して、その思いを強くしました。

フォーラム主催は「北海道たねの会」。ドキュメンタリー映画「最後の一滴まで」上映、アジア太平洋資料センター共同代表の内田聖子さんの講演、内田さんと「たねの会」代表・久田徳二さんの対談など、盛りだくさんの内容のフォーラムでした。

 政治に関わるものとして欧州の状況には関心を持っていたつもりでしたが、水道をめぐる民営化と再公営化がこれほど激しくなっているとは思っていませんでした。予測された水需要を満たさないと、多額の賠償が自治体に迫られている現実も衝撃的でした(ポルトガル・バルセロス市は528年払い!)

 それでも再公営化の流れが広がっていることを、内田さんが講演で触れられました。民営化されたことで水道料金が上がり、そのカネで政治家へのロビー活動がおこなわれていたりすることに、国民の怒りが爆発しているのです。

 さて、日本。昨年の臨時国会で水道法が改正され、民営化への道が広がりました。すでに広がっているPFI事業と合わせ、浜松市の事業にヴェオリア社が関わっている実態も話されました。これから自治体ごとの動きを注視する必要があります。

 水道施設の老朽化や、人口減少にともない水道料金減など問題は目の前にあります。公的分野とともに、公共的な団体などとの連携も検討はあるかもしれません。問題は水を自由競争のフィールドに乗せていいのかということと、地方自治・地域自治の基本としてとらえるということだと思います。

 水も種も、国民が生きていくうえで欠かせないもの。権利です。その防波堤となるべく地方自治体で、わかりやすく多くの方に知らせながら、守るための勢力を大きくしていかなければと思ったフォーラムでした。私もがんばりたい。

 【今日の句】グローバル よりもローカル いいじゃない

2019年2月5日火曜日

地域に寄り添って

 胆振東部地震から5ヵ月を前に厚真町へ、日高管内まで足を運び浦河町まで。各町長さんと懇談し、キーワードは「地域に寄り添って」と痛感しました。

 今日は紙智子参議院議員の園山あゆみ秘書が東京から駆けつけ、終日いっしょにまわりました。北海道から国会へ情報を伝えるのは私にとっても大事な仕事ですが、今回は同行してもらえて私も心強い。行く先々でも喜んでもらえてよかったです。
 
 厚真町は伊藤ふじお町議とともに、町役場へ。忙しいなか宮坂尚市朗町長が時間を割いていただき、5ヵ月が経った時点での特徴や要望をうかがいました。「震災直後の応急期から、今は復旧・復興への時期。必要な財源は国でも準備していただき、実行するうえでの課題があります」として、①技術職など専門職の分野への支援、②住民のくらし支援へ生活再建支援制度の拡充--の2点を宮坂町長さんはあげられました。

 いちばん被害が大きかった吉野地区などには「土砂、農地など一気に今年のうちに進める予定でいます。住民が前を向けるようにしていきたい」と力を込められました。町へ入ってすぐ私も吉野地区をまわってきたのですが、まだ土砂崩れや家屋崩壊がそのままの場所もあります。町長さんは「ご家族は今も胸の痛みを抱えています」とも述べられ、本当の重い課題であることを実感しました。

 いずれにしても国への要望も明確な形で寄せられたので、しっかり反映させていきたい。先だって町職員さんと、制度の活用などで話し合いや情報交換もさせてもらいました。少ない職員で、通常業務に加えて復興業務が待ち構えているだけに、やっぱり職員の応援が必要であることも合わせて感じました。

 ルーラル団地では、以前に続き住民のみなさんから要望をうかがいました。地盤がゆがんでいることから、土壌調査と解析、工法の決定などを住民合意で進めることになるのですが、もちろん時間がかかります。早く家を直したい、という方にとっては現状の支援では物足りないという話もあります。一方で、時間はかかりますが面的に整備していく事業を進めれば、負担が軽くなる可能性もあります。この兼ね合いが、なかなか難しい。

 いろいろ話すなかで落ち着いたのは「行政の側から」という言葉でした。どうしても行政として、不確定なことや裏付けのない展望は話しにくいということはあるでしょう。しかし、それでは住民にとって前を向きにくいのも事実です。だから財政的には国が支援する(=基金をつくる)ことが必要なんですが、その展望を住民のみなさんとつくる「行政の側から」の発信が求められていると感じました。

 町職員のみなさんにお会いしたのは、そのような実態を伝えることでもありました。今後のまちづくりを考えても、住民と行政が対立するようでは進みません。うまく心が砕かれていくように少しながら私もお手伝いしていきたいし、国や道へ言うべきことも言わなければと痛感しました。

 日高本線のバス転換に向けた動きが慌ただしくなっていることもあり、そのまま新ひだか町へ。谷その子町議といっしょに「日高線を守る会」のみなさんから、話をうかがいました。JR北海道が「廃線を容認すれば、護岸を復旧する」という、あまりに逆さまな提案に疑問の声があがっています。バスに転換したとしても、どれだけの運転手を確保できる見通しがあるのか。単純な話ではないし、この時点で廃線を決断することが妥当なのでしょうか。

 浦河町では、池田拓町長と懇談させていただきました。荻野節子町議、党道議団の紙谷恭平事務局次長も同席しました。池田町長は「政治の誤りは政治がただすべき」との立場を貫かれてきています。「政治の誤り」とは国鉄の分割民営化について、「羊羹の切り方を間違えた」と言われるような分割をしたことを差します。

 懇談のなかで出されたキーワードが「地域に寄り添って」でした。道への要望でもあるし、JRも結局1ミリも動くことなく、お互いに譲歩しながら着地点を見つけようとするのでもなく、バス転換の結論へ持っていこうとしています。国だって、沖縄に見られるように「寄り添う」と言いながら強硬姿勢を続けています。

 赤字だからということを理由にすれば、地方での公共インフラは極端に言えば何も残りません。人口が少ない地域でも、農林漁業で国民の胃袋を満たし、大事な観光地としても大きな意義があるのです。だから黒字部分が赤字部分をカバーするのだし、そもそも国が大きな役割を果たすべきです。

 「日高線は『銀河鉄道の夜』のモデルにもなった、と言われているんですよ」と池田町長さん。調べてみて、なるほど、確かにそうかもしれないと思いました。日高線が走って
ときに、夜に乗車したことがあります。夜に見える海の風景が、とても印象的でした。

 うまくまとめられないのですが、多くのことを学べた1日でした。学んだだけでなく、しっかり国政・道政に反映させたい。身が引き締まる思いです。

 【今日の句】あの偽装 もっとみんなで 怒らなきゃ

2019年2月4日月曜日

釧路から初の共産党道議を

 今日は釧路市で、道議挑戦の石川明美さんの応援キャラバン。朝は猛烈な雪、夕方は強風が寒い!なかでも、元気に押し上げの訴えにまわりました。

 元市議で実績抜群、飾らない人柄、即戦力の石川さん。宣伝中でも車から手を振ってくださる方も多かった。励まされます。

 小集会では、石川さんへの期待・激励とともに安倍政権を変えたいとの話が次々と、参加された方から出されました。昨日は市議選事務所びらきにも90人が集まられたそうで、釧路も熱気にあふれています。入党を検討された方もいて、いい結果になるといいな。

 釧路市は定数4で、与党が3議席を占めます。与野党の力関係を変えるためにも、日本共産党・石川さんの議席獲得がどうしても必要です。それが野党共闘を強める力にもなります。石川さんも宣伝で、この点を強調していました。

 麻生財務大臣の暴言もあり、国民の立場に立っていない言動が日常的になっています。地方選・参院選で決着をつけよう。釧路でも「安倍政権を終わらせよう」は合言葉のように広がっています!

 【今日の句】その暴言 誰も誤解は してません

2019年2月3日日曜日

ものをつくってこそ農民

 先ほど釧路に着きました。先立って今日は道農民連の定期大会へ。食と農を粗末にする政権を変えよう!と力を込めました。

 ウソとごまかしばかりの安倍政権ですが、そもそも野党のときはTPP反対のポスターを貼りまくっていたし、日米FTAをTGAだなんて言い逃れ、農政においてもウソだらけ。3年前の参院選では、東日本で農業が盛んな県で野党候補が勝利もしました。今年はズラリと野党の勝利で、安倍農政を終わりにしたい。

 全国農民連は今年、創立30年を迎えました。この30年は貿易自由化の名のもとに過度な農産物輸入が続き、農家には競争が迫られた時代と重なります。結局、食料自給率は38%まで下がり、農家の減少が地域の人口減少へとつながりました。

 農家が10年・20年と続けられるには、価格と所得の安定が欠かせません。だから欧州では政府が防波堤のごとく役割を果たしているのに、日本政府は逆に市場の荒波に放り投げる役割を果たしてきました。放り投げたいのは、安倍政権の方だ!

 農民連には「ものをつくってこそ農民」という活動スローガンがあります。この言葉、とても私は大好き。金儲けのためでなく、自分とみんなの喜びのため額に汗して働く農家がいるからこそ、私たちの命もあるんですよね。「安ければいい」から脱却するため、都市部でこそ食と農の問題を語りたいし、国産のものを買えるだけの家計応援策も訴えたい。

 釧路は明日1日だけですが、石川明美道議予定候補との行動です!

 【今日の句】TPP反対 言ったのどの党だ