2022年4月23日土曜日

地道に歩くことの大切さ

 消息不明の知床観光船が心配です。乗客・乗員の無事を祈るばかりです。何にぶつかったのか、なぜ悪天候予想で出航したのか、わからないことだらけですが、まずは救助が急がれます。

 今日が出航初日といえ、人命を預かる以上は最大の注意を払うはずです。私の母の実家は離島で漁業を営んでいて、まさに「板子一枚下は地獄」を身をもって感じたことがあります。事情があって実家に渡り、その後に台風接近中の海で大荒れにもかかわらず叔父さんの漁船で戻った経験があるのです。

 海にかかわる人なら誰でも経験があるでしょうが、それなのに出航したのはなぜなのか。しっかり検証が必要です。何より人命最優先で、荒天に夜の海では捜索も大変なことと思いつつ、二次被害などないことも願わずにいられません。もう少し状況がわかり、できることを見つけて、私も力になっていきたい。

 今日は札幌市豊平区から南区へとまわり、後援会員さんを訪問して支援のお願いと、ポスター張りや「しんぶん赤旗」の購読をと呼びかけました。「ずっと共産党に入れてきた。安倍元首相から壊された日本を、どうにか立て直して」「近所に満州帰りの方がいる。いただいたチラシをもとに話をしてみるよ」など、要望や激励をいただきました。地道に歩くことの大切さを実感です。

 南区では後援会の決起集会に、千葉なおこ市議(+お子さん)と参加しました。南区は真駒内駐屯地があり、今のような戦争か平和かの情勢では、札幌のなかでも特に敏感な地域と言えます。私からの、ロシアの侵略をやめさせようと党が行動している話も、集中して聞いてくれているのがわかりました。

 ところで、南区は来年の市議選から定数が1つ減らされます。前回は千葉さんが最下位(6位)当選だっただけに、今回は早くから、参院選と一体にたたかう必要があります。千葉さんのあいさつとともに、私からは、昨日のブログにも書いた大型開発頼みの国政・市政を変えることにも触れて訴えました。明日は年に1度の道党会議に参加です。

 【今日の句】コツコツと 続ける大事さ 身に染みる

2022年4月22日金曜日

大型開発オンパレードの札幌でいいのか

 今日は札幌西区へ。2030年・札幌冬季五輪招致にあわせた大型開発の目白押しを、田中啓介市議が鋭く告発。国が一体で進めているだけに、徹底的に私も「税金はくらし優先に」と訴えていきます。

 何しろ札幌市は、道内でただ1つ「福祉灯油」を実施しなかった行政区。さらに今冬の大雪では、ゴミ収集車も回れない、救急車もスタックして進めなくなるなど、生活がマヒする状況が生まれました。これで冬季五輪など開けるかと、多くの市民が疑問に感じたと思うのです。それが招致反対に半数という調査結果にあらわれています。

 高速道路から中心部へ、大きな渋滞はないのに新しくつくろうとしている「アクセス道路」は、3年前に総工費1000億円だったのに今や1200億円に増え、しかも下水道管の改修も必要だと200億円が追加。この後も建設費が増すことは懸念されます。アクセス道路は国と市の出資ですが、湯水のように税金を使っていいのかと厳しく問いたい。

 強めの風が気持ちいいほどの初夏っぷりの天気で、道行く方がチラシを受け取る姿も目につきました。ガッツポーズの激励や、自転車を止めて演説を聞いていく方も。宣伝していた真向いの家へあいさつに行くと、聞いてくれていたのか「がんばってよ」との一声も嬉しい。選挙区が広い北海道ですから、次に会えるかはわからないだけに、1回1回の演説を大事にしていきたい。

 ところで、札幌市を中心にクマの目撃情報が相次いでいます。クマと人間の居住環境が接近してきたゆえと思いますが、切り拓いて住み着いた土地を急に自然には戻せません。まずは移動に気をつけることや、生ごみなどを放置しないことでしょうが、専門家の知恵も結集して早い対策が求められています。今日はアース・デイ。気候変動対策とともに、どのように自然生息の動物と共生していくかも検討課題です。

 【今日の句】福祉には 金がないとか 言いながら

2022年4月21日木曜日

子どもたちはよく見ている

 今日は札幌市手稲区へ。佐々木明美市議と街頭演説にまわると、学校帰りの小学生が座って聞いてくれました。ロシアの侵略の話では「ウクライナに平和を!」、男女の賃金差別の話では「え~っ、不公平!」、物価高騰の話では「もやしも値段が上がってる!」と、見事な合いの手を入れて盛り上げてくれました。

 聞くと小学4年生。もやしの値上がりは「お母さんが話していた」ため知っていたそうで、別の子は「うまい棒も値上がりだよ」。子どもたちは、まわりや大人をよく見ているものだと感心しました。政府は補正予算の検討に入ったようですが、選挙目当てでなく、くらしや経済を真に支えるものにするべきです。

 だからこそ国会で野党がズバズバと国民の実態をぶつけていくべきだし、そこに日本共産党の役割もあります。学習教室から出て話を聞いてくれた女性は「共産党という名前で損をしているところもあるけど、応援しているのでがんばってください」と、ありがたい激励。しっかり見てくれている方が、どこにもいるのです。

 手稲区・山口地区には、新幹線トンネル工事からの有害残土が運び込まれています。住民からの不安の声が解消されていないと、佐々木市議から詳しい報告もありました。反対の声を押し切る形で工事を急いでいるのは、2030年冬季五輪にあわせた町づくり計画と一体だから。町づくりは住民合意が基本なのに、逆行しているのではないでしょうか。

 有害残土は山口地区だけで収まらないと予想され、他に候補とされている地域でも警戒の思いが強くあります。掘削だけ先におこない、残土置き場は後から決めるとは、そもそもが無計画過ぎではないのか。原発は動かすが「核のゴミ」は処理方法を決めていない、のと同じ構図です。札幌延伸の需要予測もあいまいで、延伸しても多額の赤字になるのではと懸念しているのです。

 札幌市と一体に国が責任を負う事業ですから、参院選に向けても訴えていきたい。大型開発頼みの経済政策から、地域密着・持続可能な事業の積み上げへと経済政策へと切り替えましょう。

 各地で激励をいただき、写真のようなプレゼントもいただきました。「今度は演説でなく、参加者と話し合える機会がいいなぁ」という方がいて、ぜひ「つどい」を持ちたいですねとの話にも。初夏のような青空のもと、すがすがしい1日でもありました。明日は札幌市西区をまわる予定です。

 【今日の句】どの子にも はぐらかさずに 伝えます

2022年4月20日水曜日

今こそ消費税減税の決断を

 今日は札幌市厚別区へ、小選挙区5区候補だった橋本みかさんとまわりました。私が「和也の『和』は、平和の『和』」と言っていると「私の名前も和子だよ」という方が。1942年生まれだそうで、平和な社会を願って付けられたお名前だったのかもしれませんね。

 ちなみに「和」というのは「禾」(か)と「口」(こう)を組み合わせて作られた漢字とのこと。「禾」とは、軍隊の門に立てる標識だったそうで、門前で争いをやめることを意味するようです。ちなみに「口」は、祝詞を入れる蓋つきの入れ物をかたどったものとされます。

 「和やか」の意味とともに、和食・和服・和紙など日本・日本的な意味に多用されます。辞典も「英日辞典」ではなく「英和辞典」ですものね。ともかく今の深刻なウクライナ情勢のなか、平和にかかわる名前であることを誇りにしてがんばりたい。

 JR新札幌駅前では、最後まで話を聞いてくれた方が「娘の分と2人、あなたと共産党に入れるよ。がんばって」と嬉しい一言。自分の夢をかなえるべく上京が間もなくという、知人のお子さんも足を止めて演説を聞いてくれていました。若い世代を後押しできる社会にしたいですね。

 ところで政府は、生活困窮者への支援策を進めるようです。住民税非課税世帯に10万円とのことですが、同時に物価高騰は全世代の負担になっているのですから、全世代の恩恵になる消費税減税を決断するときです。アベノミクスで大きな利益をあげた大企業などには、適正な課税もして財源を確保するべき。その際に、賃上げや気候変動対策(グリーン投資)に用いた場合は控除するなどを日本共産党は提案しています。

 そもそも富める者が富を膨らませたのは、アベノミクスを進めたことによるもの。貧困をなくし格差を是正する政治の責任を果たそうと、強く訴えていきたい。

 【今日の句】だんだんと 税込み価格の 重さ増し

2022年4月19日火曜日

続けること、集まること、声をあげること

 今日は札幌市中央区での街頭宣伝から総がかり実行委員会の集会へ、夜は全国の参院選予定候補者オンライン会議とフル回転。街頭での激励や、各地のがんばりに励まされました。

 総がかり実行委員会の集会には高校生や、平和をアピールする自作の絵を描いてきた子どもらの参加もあり、こういう世論をさらに広げたいと思いました。毎月19日に続けてきたこの集会は、コロナ禍での中断から再開し、私も久しぶりの参加。参加されたみなさんの平和への熱い思いも変わりません。「日焼けしてきましたね」と声もかけていただき、若干の交流の時間ともなりました。

 続けることの大切さを、あらためて実感します。集まることの大切さも、つくづく感じました。そして声をあげることの大切さも、言うまでもなし。平和や安全保障は難しい課題でもありますが、難しいからと避けていては権力者へ「お任せ」となり、いざ戦争となれば「仕方ない」とあきらめてしまいます。語り合い声を出すことでこそ、あきらめない生き方につながっていくのでは。

 街頭宣伝ではウクライナ人道支援募金にも取り組み、大きな声で「がんばれよ」と言って募金された方の姿も。自転車を止めて聞いてくださった方は「原発をなくした後でも、電力会社社員の雇用を守ることなど触れては」とご意見くださりつつ「応援しています」と激励いただきました。しっかり受け止めます。

 平和と安全保障に加え、くらしと経済の問題も大きな焦点。社会保障と子育て・教育を優先する国へ、税金の使い方を変えよう。いま国と札幌市が一体になって進めている都心アクセス道路や2030冬季五輪招致などをやめて、財源をつくろう。世論調査で札幌市民の57%が反対している(「道新」)のに招致を進めることからして、おかしなことではないでしょうか。

 明日は札幌市厚別区へ、元気に訴えていきたい。

 【今日の句】道理なき侵略 世界は許さない

2022年4月18日月曜日

あたたかさが伝わりあって

 札幌駅前での朝宣伝を終えて、今日は白石区へ。佐藤綾市議と街頭宣伝、午後からは語り合う「つどい」へと駆けまわりました。雨が降り始めても党員・後援会員さんが駆けつけてくださり、本当にありがたいです。

 街頭宣伝では、ウクライナ侵略での人道支援募金も呼びかけました。今日だけで5638円ものご協力があり、党中央委員会を通じて国連機関へ届けます。これまでも全国から寄せられた1億円以上もの募金を届け済みです。

 若い方が駆けよって募金してくれたり、小さい子連れの母親が「ずっと共産党を応援してきました」と募金の際に声をかけてくれたよと党員さんの声も。毎日の戦況報道に気持ちも重くなりがちですが、こうして意思を示しあい励まし合って、さらに世論を高めていきたい。

 「つどい」でも「どうしてプーチンは、こんなことをするのか」と、高齢の男性が声を詰まらせながら切り出したのをきっかけに、別の方は「壊された建物は、時間はかかって建て直せるけど、命だけは戻らない」。別の女性は「戦争のときは人権が抑圧される。日本にも引き寄せて考えなくちゃ」と、他人事にしてはならないと強調されました。みんな、胸を痛めているんです。

 「灯油代の高さが今でも堪える。ホームタンクに満タンと頼もうと思っても、お金が足りるかと心配で」と話された女性は、岸田政権に期待できないと言います。お子さんが引きこもっていると話された女性は「つどい」後に涙ぐみながら「こうやって誘ってくれたことがありがたかった」。コロナ禍という状況もあり、語り合える場が少なくなっていると痛感しました。

 平和のこともくらしのことも、不安や心配は尽きません。すぐ解決できなくても語り合うことで心が落ち着いたり、何かのきっかけをつかめることもあります。そういう時に心強いのが、地域の日本共産党支部・党員の存在。先ほどの女性が来れたのも、頼りにしている党員が声をかけてくれたからでした。

 平和な国づくりとともに、安心してくらせる地域づくりを。私もがんばります。明日は札幌市中央区を中心に活動です。

 【今日の句】この笑顔 早く世界に 子どもらに

2022年4月17日日曜日

平和の声を積み重ね

 党会議のあいさつまわりの合間に、ウクライナ侵略への抗議集会に参加しました。札幌駅前で8週目、来週は集会をしないで済むように‥‥と願わずにいられません。今日はロシアの青年がマイクを握りました。

 ロシア国外にいるとしても、戦争反対と言うことには勇気がいるはず。それでも明確に「私は反対します」と述べた、その言葉の力の強さと思いの強さ。強い風が吹いて少し肌寒さを感じたものの、熱い心を共有しあったように思います。

 「陥落」「制圧」「〇人死亡」という言葉が、感覚がマヒしてしまうほど当たり前のように流れてくる毎日。あきらめや無力感が広がりかねない時こそ、侵略への反対や抗議の意思を示すことが必要だと思います。このような場を毎週、準備しているスタッフのみなさんに感謝です。写真は弁護士の渡辺達生さんと。

 ふだんの会話やSNSなど、1人ひとりができることを続けましょう。微力ではあっても決して無力ではない。そして参院選に向けても、平和の思いを私が訴えていきます。党会議をまわっても、同じ思いで「がんばろうね」と多くの激励をいただきました。

 さて、今日が投開票の地方選ですが、道内の日本共産党候補は-ー

 ●士別市議選  佐藤ただし 14位(当)

 ●帯広市議補選 はりま和宏 2位(落)

 ●新ひだか町議選 川合きよし 2位(当)

 ●安平町議選   三浦えみこ 7位(当)

 -ーという結果になりました。多くのご支援に心から感謝です。また候補と党員・支持者、選対のみなさん、本当におつかれさまでした。はりまさんは残念でしたが、来年の本選に大きな向けた財産になったと思います。私も参院選でがんばりたい。

 【今日の句】戦争が 会話に出ない 日常を