2024年10月5日土曜日

子どもも教職員も安心できる学校に

 今日はオンラインでの全道総決起集会にて、小選挙区予定候補のみなさんともども決意を述べ、必ず勝利をと誓い合いました。教職員後援会の決起集会もおこなわれ、教員だった私の初心も思い返して「戦争する国づくりを止めよう」「子どもが健やかに育つことができる社会を」と呼びかけました。

 小選挙区予定候補の訴えも、本当に力強い。この2回の総選挙は市民と野党の共闘のもと少ない候補者数でしたので、全道に広く訴えるうえで制約がありました。今回は、日本共産党の政策が道内すみずみへ届けられていくことになります。

 安保法制=戦争法廃止や立憲主義の回復にと、党として共闘は努力を重ねてきました。しかし今回は、安保法制に対する態度や、自民党の補完勢力である維新の会との協力を進める立憲民主党との間で、共闘の土台が根本から損なわれています。自民党政治をおおもとから変えるなら、日本共産党を伸ばしてこそと、くり返し訴えたい。

 教育分野では、どうしても「基礎定数増」「残業代不支給の廃止」が必要です。受け持ちコマ数を減らし、先生を増やして多忙化の解消へ。調整額の増額も理由に「定額働かせ放題」など、あってはならない。現場の実態を見れば、どうしても政治の転換が必要です。

 しわ寄せは結局、子どもたちへと向かいます。過去最多となる不登校は、今の教育政策の反映ではないのか。過度な管理や競争環境、余裕のない学校生活、多様性が認められない現状では、子どもたちにとって学校が安心できる場所になりません。

 そういうなかでも子どもたちの学びと成長の権利を保障し、懸命に子どもたちへ向き合っている教職員が多くいます。来年の通常国会には、教員の働き方にかかわる法案も提出予定。新しい国会で私も現場の切実な実態を届けられるよう、必ず議席回復へと力を尽くしたい。

 【今日の句】先生に 子どもと向き合う 時間こそ

2024年10月4日金曜日

言行不一致が過ぎる

 「ルールを守る」なんて所信表明で強調することなのか、これまで地方を壊してきた自民党政治の反省はないのか、裏金の解明には背を向けるのかーー石破首相の所信表明を聞きながら、やっぱりおおもとから変えないとダメだと痛感です。

 今回も「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ること」と、故渡辺美智雄氏の言葉を引用されました。それなら裏金事件の全容解明や統一協会との癒着を明らかにすべきと思ったのは、私だけではないはずです。

 地方創生には分量を割いたものの地方の自己責任がにじむ内容で、人口減少も「若者に選ばれる自治体に」と、国としての責任は棚上げ。地方自治と、国が果たす責任とは違うはずです。

 10/6付「しんぶん赤旗」日曜版では、石破派の政治資金パーティー6年間分で計140万円が、政治資金報告書に記載されていませんでした。「裏金」として処理していた疑いもあります。

 石破派は9月に解散したとはいえ、裏金についての新しい事実があれば調査すると、石破首相みずから言ってなかったか。説明責任を果たすとも、何度も言っていたはずです。

 今日の「しんぶん赤旗」日刊紙でも、石破首相が自民党幹事長の時に政策活動費として17.5億円を受け取っていたが明らかに。使途が明らかにされないことから「裏金の温床」と言われ、これも石破首相みずから「可能な限り明らかにする」と述べていました。

 言行不一致が過ぎるのではないか。石破首相自身の問題であるとともに、裏金議員が党内で影響力を持っていることが反映しています。党として無反省であることが、根本的に大問題なのです。

 表紙が変わっても、やっぱり自民党政治の中身は変わらず。本当に変えるなら日本共産党が伸びてこそと、ぜひお広げください。

 【今日の句】解散を 急ぐ理由が 見え見えだ

2024年10月3日木曜日

命を大事にするから戦争は許さない

 朝は札幌市白石区で伊藤りち子道3区予定候補と、昼は宮内しおり道2区予定候補(比例重複)と北区での訴えに。他党の街頭宣伝とも会い、論戦も活発になってきました。「自民党政治を変えるなら、日本共産党が伸びてこそ」と、どんどん広げていきたい。

 裏金事件に統一教会との癒着など、石破政権でも反省は見られません。くらしや商売は物価高に苦しみ続け、軍事拡大へも突き進む--こういう時こそ、野党が本気で自民党政治を変える政策を訴えられるかどうか、問われているのではないでしょうか。

 国民多数が望んでいる消費税減税を、今こそ掲げてたたかう時。安保法制=戦争法廃止の立場なくして、石破政権の危険な大軍拡も止められません。これらの課題に立憲民主党が踏み込まないなら、日本共産党を伸ばしていただくのが一番です。

 声が聞こえたからと駆けつけてくださった「しんぶん赤旗」読者の方は、「体の調子が悪くて何もできないけど」と、募金とともに激励をしてくださいました。期待の広がりを実感です。


 宮内さんとの訴えでも車から手を振る方に加え、私の訴えが終わると通りがかりの方が2人続けて握手に来られることも。立ち止まって聞いてくれる方も目立ち、くらしの切実な実態の反映と痛感。どうしたら変えられるか、多くの方が模索されているのを感じるのです。

 石破政権への支持は、世論調査ほどではないと肌で感じます。消極的支持も多いでしょう。日本共産党の果たす役割や値打ちを、多くの方に知ってもらえるようにしていきたい。

 夜には北海道民医連有志後援会の「キックオフ集会」で、命と健康を守る政治へ、社会保障拡充へ日本共産党の比例議席奪還をと交流。とりわけ年金削減、医療費負担増や介護の危機など高齢者を苦しめる政治でいいのかと、私も力を込めました。

 若い人も必ず年を取るし、老後の不安が大きければ社会不安にもつながります。社会保障は地域の雇用や経済の支えになっているし、「高齢者優遇」という分断の論理に乗らず、全世代にかかわる課題なのではないでしょうか。

 発表した「年金削減、介護の危機、医療改悪をくいとめ、高齢者の人権と尊厳を守るための緊急提言」も、ぜひ多くの方にお読みいただきたいです。

 社会保障にとどまらず、石破首相の「戦争する国づくり」を止めたいと、各地からの発言がありました。命を大事にするのなら、戦争は許さない。私も同じ気持ちでがんばりたい。

 【今日の句】論戦を 避ける理由が また1つ

2024年10月2日水曜日

ゆきづまり突破に日本共産党

 今日は佐々木あけみ道4区予定候補と、倶知安町からスタートして後志管内をまわりました。総選挙が見えて、急な呼びかけにもかかわらず多くの党員・後援会員さんが駆けつけてくださり元気になります。

 自民党政治のゆきづまりが激しい北海道において、とりわけ4区は矛盾が集中しています。泊原発の立地地域であり、寿都町・神恵内村では「核のごみ」文献調査、新たに4区となった石狩市では大型風車の乱立・乱開発への市民からの批判など、エネルギー問題の訴えは欠かせません。

 新幹線の札幌延伸にともなう函館本線(山線)のバス転換も、運転手確保が見通せず協議は止まったまま。そもそも札幌延伸の時期も見通せなくなり、それなら函館本線の維持・存続をと住民運動も起きています。

 同じ4区の札幌市手稲区では、新幹線のトンネル工事から出る有害掘削土が、市民の反対をよそに搬入され続けています。バス路線の縮小、西友の撤退など、くらしの土台も不安が尽きません。

 後志管内の基幹産業である農林漁業も課題が多い。インバウンド需要に沸く比羅夫・ニセコ地域では、バブルかと言うほどの物価・賃金高騰が進み、住民生活が影響を受けてもいます。

 いずれも、この数年で進行したものばかり。日本共産党の衆議院議席があれば、何らかの力になれたのにと悔やまれます。それでも協力・共同の輪が広がり、寿都町では町長候補も務めた越前谷由樹町議も街頭演説に来てくださいました。本当にありがたい。

 佐々木さんも先週の立候補表明から初めての後志まわりでしたが、札幌市議を務めた力量があるだけに、すぐに演説もこなされ、たくさんの激励も寄せられました。小選挙区予定候補を通じて、日本共産党への期待の大きさを実感するのです。

 夜は、その小選挙区予定候補とオンライン会議。演説はじめお互いの活動も交流し、必ず日本共産党の躍進をと決意も固め合いました。私もがんばりたい。

 【今日の句】おおもとに 切り込む野党が 伸びないと

2024年10月1日火曜日

変化は声をあげてこそ

 石破政権が発足しました。裏金事件・統一協会との癒着は反省なく、生活苦への対策も打たず、軍事国家には着々とーーしかも論戦から逃げて解散とは、党利党略そのものではないのか。自民党政治のおおもとから変えなければいけないと、国会中継を見ながら痛感です。

 今日は消費税10%から5年、インボイス導入から1年の日。消費税廃止各界連はじめ道革新懇など各団体で、消費税減税・インボイス廃止・悪政ストップをとの街頭宣伝に参加しました。10月だというのに、この暑さは何だろうかという天気でした。

 上がったのは気温だけでなく、食品価格や郵便切手代なども。今月に値上げが予定されている食品は、実に2911品目といいます。最低賃金も上がり、北海道は今月から時給1010円となりますが、これだけの物価高では追いつきません。年金だって、あまりに足りない。

 くらしと商売を支えるには消費税減税が特効薬で、業者・フリーランスの負担軽減にはインボイス廃止が有効だと訴えたい。今こそ野党が消費税減税・インボイス廃止をと迫っていくときではないのか。私もマイクを握って、日本共産党としても力を尽くす決意を述べました。

 毎月1日におこなう「北の鉄路存続を求める会」の宣伝行動、すべての争議の解決めざす「いちの日」行動にも参加。鉄道マニアを自認する石破首相が、これまでJR北海道の相次ぐ路線廃止に何か言ったかの記憶がありません。バスも含め公共交通の維持・存続は、道民の切実な願いです。

 小樽市から菊地葉子・前道議が駆けつけ、函館本線のバス転換は運転手不足により先が見通せないなか、住民による路線維持の声も上がっていると話されました。私からも、鉄路の維持に国が責任を果たせと訴え。

 「いちの日」行動では、医労連・恵和会労組の争議について、法人側が申立を取り下げ道労委の命令が執行されるとの報告がありました。不当労働行為や、組合との団交に責任ある者が出ないなど不誠実な態度をただすのに、長い時間が費やされたのです。

 働く仲間の団結があってこそと、つくづく感じました。「いちの日」行動そのものが、国鉄から1047人が解雇されJRにも不採用とされた事件の解決へ始めたもの。この解決にも23年を要したのでした。

 突然に仕事を奪われたり、明日の生活が見通せなくなるなど、そんな理不尽は許さない。声を上げるのは勇気がいるけど、変化は声を上げてこそ。そして支え合う団結の大切さを、私も「いちの日」行動から学んできました。

 安心して働ける社会へ、そして賃上げと一体に労働時間の短縮を。明日もがんばりたい。

 【今日の句】前言を もう翻す 総理とは

2024年9月30日月曜日

軍事突出路線を許すのか

 自民・石破氏が総理に選ばれていないのに、衆院選公示15日・投開票27日と表明しました。国会の論戦から逃げているのは、自民党が追い詰められている証拠。今日はオンラインで全国を結んだ党総決起集会が開かれ、田村委員長の報告を聞き、日本共産党の躍進をと決意も固めあいました。

 北海道でも必ず議席奪還をと、視聴していた参加者みんなで「団結がんばろう」。全国で11ある比例ブロックのうち、北海道は東京に次ぐ得票率ながら、前回・前々回と僅差で議席を逃しました。あらためて今度こそ、との思いや熱気があふれました。

 朝の定例宣伝でもチラシを受け取る方が増えたり、女性から「応援してます」と声がかけられたりと、全体として選挙への関心も高まってきているよう。今日の田村委員長の報告は誰でもお聞きになれますので、ぜひこちらからお聞きください。

 今日の「しんぶん赤旗」でも報じたように、石破氏は「日米同盟を米英なみに引き上げることが私の使命」と述べています。「アジア版NATO」の創設と米軍の核兵器共有など、安倍政権や岸田政権を超えるほどの軍事のめりこみです。

 いわばフルスペックの集団的自衛権の行使をめざしているわけで、こういう時こそ、違憲の安保法制=戦争法に野党が厳しく立ち向かうとき。これを立憲民主党が「やむを得ない」と認めていけば、ずるずると進みかねません。

 市民と野党の共闘について、田村委員長は「日本共産党の躍進で、市民と野党の共闘の新たな発展の流れをつくろう」と呼びかけました。小選挙区でも、この立場で日本共産党は訴えていきます。

 北海道で共闘の新たな発展の流れをつくるためには、日本共産党の議席があってこそ。石破氏の戦争する国へまっしぐらという路線を止める力となって、私はがんばります。いよいよ勝負の来月、ぜひ日本共産党の躍進へとお力をお貸しください。

 【今日の句】解散で 逃げの一手の 自民党

2024年9月29日日曜日

アイヌ語の激励もうれしく

 今日は新ひだか町での演説会。日高管内を含む道9区は、裏金事件がもとで有罪となった堀井学・元議員の活動地域。たつの広志・道9区予定候補と「汚いカネにまみれた自民党政治を終わらせよう」と訴えました。

 石破氏は、裏金議員について公認しないこともあり得る主旨を言っておきながら、結局は「選対本部で検討」と後退しました。全容解明に背を向けて、早期の総選挙で「国民の審判を受けた」と言うのでしょうか。

 統一協会幹部と安倍元首相が自民党総裁応接室で選挙支援の話をしていたことも、当時の自民党幹事長だった石破氏が知らないはずはありません。これも知らぬ存ぜぬと、やり過ごすつもりなのでしょうか。

 裏金事件も統一協会との癒着も、いち議員の問題ではなく自民党全体にかかわるとともに、政治をゆがめてきた大問題。「しんぶん赤旗」で裏金を暴いてきた日本共産党を伸ばすことが、政治を変える一番の力になると強調しました。

 たつの予定候補のリーフで「応援します」と応じてくださった、平取町の木村二三夫さんも見えられました。アイヌ民族の尊厳や、遺骨返還をと訴え活動されています。今日は私からも、アイヌ施策に触れました。

 新冠町にある家畜改良センター新冠牧場は、かつて御料牧場でした。この地に住んでいたアイヌが平取町・上貫気別へと強制移住された、その資料がセンターに残っていたのです。貴重な記録でした。

 紙智子参議院議員とセンターにも行き、資料は国立公文書館へ保管されることに。歴史をねじ曲げるアイヌ差別の発言もあるなか、こうして客観的資料を残すことの意義は大きいのです。

 法律で先住民族と認めたのに、いまだアイヌ差別の発言が自民党議員から出されます。これを止めるためにも、強制移住や同化政策などに国として謝罪することが必要なのです。だから資料は欠かせない。

 帰りに木村さんから、たつのさんと私に「カントオロワ ヤクサクノ アランケプ シネプ カイサム」と、アイヌ語で声をかけていただきました。「天から役目なしに降ろされてきたものは、何ひとつもない」との意味です。

 しっかり役目を果たさねば。期待に応えてがんばります。

 【今日の句】裏金を 語らぬ議員を 許せるか