2023年3月25日土曜日

将来不安のないように

 子どもたちが修了式を終え、さっそく次年度の準備となりました。高校生の子は教科書購入や模試代の納入、小学生の子は新しい靴などなど、お金のことで子どもたちに心配させたくないものの、子育て世帯には負担の重さを実感する時期ですね。

 教育費負担が重いだけでなく、物価高騰でも家計が厳しい。地方選でも子育て・教育支援が大事な焦点です。国は少子化対策を進めるとするけれど、若い世代に「雇用と収入の安定」「不安なき社会保障」「教育費負担の軽減」を保障することこそではないのか。

 まず自治体ごとに違う子ども医療費無料化や学校給食費無償化は、国の責任で進めていくこと。子どもにかかわる国保料(税)均等割の解消へ向かうこと。若い世代の重い負担になっている奨学金返済への、おもいきった軽減策も必要だと思います。もちろん家族で過ごす時間がある働き方にすることや、ジェンダー平等を社会のすみずみに浸透することも。

 お金のことで、子どもたちや若い世代を泣かせない。憲法や子ども権利条約で保障されている、子どもたちの権利や「最善の利益」を保障する。それが国や自治体が果たすべき責任だと思います。とにかく将来不安のないようにしていくことです。

 だからこそ子育て世帯から、声をあげていきましょう。何に困っているか、何を必要としているか。その声がなければ、国も自治体も「現状で満足してるんだな」となってしまうからです。若いみなさんも、いっしょに声をあげていきましょう。

 知事選は今日で告示3日目となり、明日からは札幌市長選も始まります。変化を地域から、北海道・札幌から。いっしょに私もがんばります。

 【今日の句】子どもらに お金の心配 させないで

2023年3月23日木曜日

池田まき知事誕生で「あたたかい道政」を

 今日の道知事選告示を皮切りに統一地方選がスタート。党道委員会は、道知事選で池田まき候補を「支持」して勝利をめざします。道民の声が生きる「あたたかい道政」実現に向けて、私も池田候補の第一声に足を運びました。

 今日の知事選告示にあたって、党道委員会として声明を発表しました。紹介します。

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 なにより平和。池田まき知事候補の勝利で「あたたかい道政」の実現を。

 池田まき必勝と強力な党道議団を確立して、希望ある北海道政に

       2023年3月23日  日本共産党北海道委員会・常任委員会

 (1) 北海道知事選挙が告示された。日本共産党北海道委員会は池田まき候補を「支持」し、当選にむけて全力を尽くす。池田候補は『誰一人置いてきぼりにしない、あたたかい道政へ』をかかげ、「いのち」と「暮らし」を守る、「人権」と「平和」を守る立場を表明している。

 今度の知事選挙では、岸田自公政権が敵基地攻撃能力保有と「戦争国家づくり」に邁進し、途方もない大軍拡と戦争準備を強めているなか、国の悪政に唯々諾々としたがう知事を選ぶのか、それとも「なにより平和」の立場をつらぬき、憲法9条を生かし平和の外交で諸国との友好関係を築いていくのかが問われる大事な選挙戦である。

 池田まき候補が「防衛費拡大よりも社会保障拡充」「憲法を遵守して立憲主義を取り戻す」ことを自らの政治政策理念にかかげていることを、多くの道民のみなさんに理解していただけるように全力を尽くす。

 (2) 北海道知事選挙における池田まき候補必勝とともに、道議会でも自民・公明などの改憲と「戦争国家づくり」を進める諸党が多数になることを絶対に阻止しなければならない。日本共産党は道議会議員選挙において小樽市、札幌東区、旭川市の現職区での勝利とともに、回復区をはじめとした全選挙区で議席獲得に挑戦し、会派要件となる4人以上の党道議団確立にむけて全力を尽くす。

 日本共産党北海道委員会は、池田まき知事実現と、党道議団が力を合わせて、希望ある北海道の実現にむけて奮闘するものである。

                                   以上

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 これまでの鈴木知事の特徴を一言で言えば「国以上のことはしない」。これまでの自公政治のもとで地方疲弊が進み、人口減少に歯止めがかからないのですから、その転換こそ必要なはずです。

 立候補表明後に140を超える自治体をまわり、深刻な声を聞いてきたという池田候補は「政治家の役割は、いのちやくらし、平和を守ること」と力を込めて訴え、全道遊説に向けて出発しました。今日も冷たい風が吹いていましたが、ぜひ体には気をつけてほしい。いっしょに私もがんばります。

 【今日の句】雪解けに続き 政治の春をこそ

2023年3月22日水曜日

まっすぐな思いは強し

 書かずにいられないWBC。私も白球を追いかけた少年時代を思い出させる、選手たちのまっすぐさに感激でした。世界大会そのものには様々な考えがあると思いますが、野球そのものの醍醐味を再確認できたし、どの国の選手たちにも「ありがとう」という気持ちです。

 野球の神様がシナリオを描いているのではと思うほど、昨日も今日も野球漫画のような劇的な展開にしびれました。日本チームは、投打とも規格外の大谷選手だけでなく1人1人の選手が役割を自覚して力も発揮して、見ていて団結力と一体感が伝わってきました。

 楽しみながらプレーする大谷選手を「野球小僧」と栗山監督が評したり、日本選手独特と思える「甲子園の魂」があふれてるとのSNSでの書き込みも納得。春の甲子園球児も、全国の野球少年たちも、いっそう力が入るでしょうね。

 勝利はめざしながらも、どのスポーツもまっすぐな思いは強い。スポーツが健全に発展するためにも、東京五輪であった利権と汚職は全容解明が必要だし、札幌冬季五輪招致も断念を。市民の誰もがスポーツを楽しめる環境づくりが、政治・行政には求められていると思います。

 さて、明日に道知事選の告示を迎え、地方選が本格的にスタートしていきます。事務所内では議員選挙が始まってからの国会議員や私の移動、政党確認カーの段取りなどが進められています。それぞれの行政区では予定候補を先頭に、街頭宣伝や対話も広げられてきました。

 私も日本共産党地方議員団の値打ちを広げ、前進・躍進の力にならねば。まっすぐな思いでがんばりたい。

 【今日の句】ありがとう どの選手にも 野球にも

2023年3月21日火曜日

子どもと向き合う時間も

 時間をいただいて、下の子(小5)が通う学童保育の卒所式に参加。コロナ禍で行事も制限されてきましたが、今年は親も子どももそろって卒所を祝いました。子どもたちの成長を、しみじみと感じた卒所式でした。

 この日のために式次第や飾りつけ、歌や出し物などを準備してきた在校生。一生懸命さが伝わってきたし、1人だった卒所生も堂々と思い出を語ってくれました。指導員が毎年つくってくれる動画から6年間の様子も伝わってきて、心あたたまる時間でもありました。

 学校から帰る子どもたちにとって「第2の家族」である学童保育。放課後だけでなく、長期休暇にはキャンプやスキー合宿もいっしょの時間を過ごし、わが家だけでは経験できない子ども時代を送れていることは感謝しかありません。

 学童保育の需要も増えるなか、居場所の確保や指導員の処遇改善は欠かせません。専門職として学ぶ機会を確保するのに、必要な体制も保障できるように。政治の役割が果たされるように、私も実感を込めて訴えていきたい。

 子どもたちとともに、私たち親もいっしょに育ちあえるのが学童保育です。卒業・進学・進級のこの季節、あらためて子どもたちと向き合う時間をつくりたいものです。

 【今日の句】成長は早いと この時期季語のよに

2023年3月20日月曜日

地方選で給食無償化の道を

 公立小中学校の給食無償化をめざすという自民・茂木氏の発言は、それだけ全国で声が高まったから。あわせて、自民・公明が反対してきた自治体や経過があるということはハッキリさせておきたい。3/19日付の「しんぶん赤旗」日曜版で、その一端を報じています。

 東京・荒川区では日本共産党区議団が2012年以降、給食無償化について本会議で10回もの質問をしています。条例提案も3度おこなっていますが、そのたびに「一定自己負担が必要」と反対してきたのが自民・公明。しかし区は来月4月から無償化を決定、まさに住民と党議員団の粘り強い運動が実現の道をひらいたと言えます。

 物価高騰で、給食費の値上げをしている自治体もあります。わが家にも小学生の子どもがいて、札幌市は値上げ分は抑えられていますが、月々の給食費は小さくありません。複数の子どもがいる家庭では、年間で10万円を超える自治体もあるはずです。

 給食は「食育」としての役割があるし、そもそも成長に必要な栄養が提供されるという大事な役割があります。地元食材の活用で、給食を通じて地域を知ることにもつながっています。憲法で義務教育は無償とも定められているのですから、無償化にしない理由こそないはずです。

 なお、国会で最初に無償化を提起したのは日本共産党・岩間正男参議院議員(1951年)。当時の政府も、無償化の対象として「教科書、学用品、学校給食、なおできれば交通費」をあげて答弁していました。韓国では、ほぼすべての小中高で給食は無償だそうです。

 ここまで国政を進めてきたのだから、この地方選で実現の道をひらきたい。日本共産党は必ず力になります。

 【今日の句】学校を おなかも心も 満たす場に