2019年6月15日土曜日

困ったときはお互いさま

 今日は札幌市から帯広市まで来ました。JRで来る予定でしたが、踏切事故の影響で急きょバスでの移動に。でも、あたたかな出会いがあったんですね。

 「帯広行きは何番線ですか」と、声をかけられたのは同じ特急に乗る予定の高齢ご夫婦。札幌ドームでの試合を見て帯広に帰られるとのことですが、こんな状況では心配になるのも当然ですよね。駅員さん代わりに「わかったらお伝えするので、お座りになってお待ちください」と話したものの、なかなか出発の見込みが立ちません。

 「これ、せっかくなので」と、女性の方がお茶を持ってきてくださいました。お気持ちだけでとお話したのですが、男性の耳が遠いこともあって心配なものだから「わかったら教えてください」と。構内のアナウンスは反響して聞き取りにくいこともあるし、たくさんの表示板も慣れない方は戸惑いもします。

 結局1時間以上も待って、乗る予定の特急が運休となってしまい、窓口へ払い戻しに行かれました。私はバスに乗り換えたため、無事に帯広へ帰れたかな‥‥とちょっと心配です。

 さて、今日は札幌で打合せや取材、街頭宣伝や党道委員会による「教育を語るつどい など分刻みの移動に。宣伝では奨学金や働き方で「若者たちを泣かせるな」と訴えるなかでチラシを受け取ってくれる青年もいて、少しでも関心を向けてくれたらいいなと願うばかりです。

 そして年金の話には、やっぱり反応が強い。宣伝後に話しかけに来られた男性は「今の仕事前までは国民年金だったから、やっぱり少なくて困る。今の年金では足りないと、みんなわかっていることなんだから政治がしっかりしてくれないと」など、切々と語られました。庶民の生活がわからない安倍政権に、ほとほと愛想をつかしている様子。聞いていて私も「そうですよね、腹立たしいですよね」と深く相槌。

 札幌の大学に進学希望の高校生とも立ち話に。オープンキャンパスがあったので札幌に来たそうで、期待や希望を抱えてる表情が印象的な2人でした。大学の授業料などは「まだ、よくわかりません」とのこと。親の立場からすれば(私もそうですが)「お金の心配しないで、きちんと勉強するんだよ」と言いますものね。

 さて明日は帯広市内を宣伝などでまわる予定ですが、いま外は小雨です。果たして天気は大丈夫‥‥?

 【今日の句】増やすなら 戦闘機より 列車だよ

2019年6月14日金曜日

年金も農業も見通しがもてるように

 今日は豊富町からスタートして幌延町・天塩町・遠別町へ。写真でわかるでしょうか、強い風! 追い風にするぞと、気持ちは前を向いてマイクを握りました。

 幌延町の前町議・鷲見悟さんが同行してくださいました。幌延町では宣伝後に「がんばってよ」と声をかける女性の姿が。地域の党員さんも「初めて会う方だ」と話してました。うれしいですね。

 遠別町では町役場前で訴えていたら、ちょうど町議会が休憩に入って「がんばれよー!」と、町議の方々が窓を開けて激励も。ありがたいことです。農業高校生のバスが通っていったときには、少し恥ずかし気に手を振る高校生の姿も見えました。

 豊富町や幌延町は酪農が基幹産業で、遠別町はコメづくり北限の町です。どこでも人口減少への心配があるだけに、衆議院議員のときに安倍首相と論戦してきたことも思い出しながら、第一次産業を元気にしたいとの私の決意を述べました。

 話が前後しますが、今日は豊富町のJA北宗谷への表敬訪問から始めました。党を応援する地域の組合員さんも同行してくれて、常務さんなどとの懇談や職員へのあいさつまわりも。私の連れ合いの両親が酪農家だったことも述べると「そういう話を聞くと親近感がわきますね」と、笑顔で応じてくださいました。

 昨日の懇談でもあったように、設備更新などの補助事業を柔軟に使えるようにしてほしいとの要望がありました。これは与野党を問わずに国会でも取り上げてきたことでもあります。突き詰めると「見通しの持てる農政を」ということなんですよね。

 見通しが必要なのは、くらしにおいても同じこと。やっぱり年金のことが今日も関心が高い。麻生財務大臣の政治資金報告で、飲食もある「会合」に年2019万円も使っていたとの報道もありました。これでは庶民の生活の苦しみなんか、きっとわからない!

 多くの方の激励を受けて、札幌の自宅へ帰ってきました。宣伝カーは各地でつないでもらったものの、移動の車はスタッフが通して運転してくれました。慣れない町だったでしょうに、安全運転に感謝です。

 明日は札幌で報道の取材や宣伝など分刻みのスケジュールをこなして、帯広まで向かいます。何やら天気が悪くなるようで‥‥。

 【今日の句】風なんて 気まぐれと言う 人いたな

2019年6月13日木曜日

守ろう酪農郷

 枝幸町から中頓別町・浜頓別町・猿払村をまわって声を出し、稚内市では急な演説会の呼びかけにもかかわらず会場いっぱいのご参加! とても励みになりました。

 枝幸町・野口洋郎町議、中頓別町・高橋憲一町議、稚内市は佐藤ゆかり・中尾としかずの両市議がつないで同行してくださいました。どこでも党員・支持者の方が集まってくださり、あたたかく「がんばろうね」と声もかけていただき嬉しい限り。

 浜頓別町では行き交う車の運転手さんが次々と手を振っていただき、中頓別町で昼食をいただいたところでは「国会議員さんだったんでしょ。がんばってください」と笑顔の激励も。なかなか行けなかった両町で、このように声をかけてもらえるなんて心にしみます。

 ほどよい天気と気温だったこともあり、牧草地では草を食む牛の姿が多く見られました。5月の天気も良かったので、一番草の出来も良さそうとのこと。あちこちで牧草ロールも並んでいました。ほっとする風景です。

 乳価や子牛が高値で推移しているため、この2~3年は酪農経営も安定気味ではありますが、それでも離農はあるものです。演説会後にJA稚内を訪れて聞くと、今は65戸とのこと。ご苦労されている実情をうかがいました。

 「ここはコンクリートの値段が高い町なんです」と参事さん。牛舎など施設を更新・拡大しようにも、国の補助事業があっても負担が重くなってしまうのです。大消費地にも距離があるため、運賃代も高くなります。きめ細かい対策が求められていると痛感しました。

 私からは、日米FTAにも触れました。参院選前だからと国民に黙ったまま、8月に農産物輸入の合意が発表されるのならとんでもない。しかもトランプ米大統領は、TPP以上の水準で開放を求めているとされます。また農家を苦しめるようなことは許されないのです。

 国会で安倍首相に、TPPで質問していた時のことを思い出しました。くりかえし対策をすると答弁していたのに、先ほど書いたように現実は戸数も減っています。将来不安も大きいでしょう。どんどん輸入するやり方はやめて、10年・20年と経営の見通しが立つ価格保障と所得補償が、やっぱり必要です。

 食料の安定供給と地域社会を維持するためにも、酪農の郷を守らねば。明日は豊富町からスタートします。

 【今日の句】草を食む牛が 幸せそうに見え

2019年6月12日水曜日

温もりの政治を

 風は冷たかったけど激励は熱い! 今日は紋別市・滝上町・西興部村・興部町・雄武町から枝幸町まで。私の訴えも熱を帯びてきました。

 今日も岩沢武征・遠軽町義が宣伝カーを運転してくださり、紋別市・野村淳一市議、雄武町・福原峰雄町議が同行してくださいました。西興部村では4月の村議選で惜敗した高橋とみよさんが、ご自宅のカフェでランチを振る舞ってくださいました。枝幸町にバトンタッチしてからは野口洋郎町議に、お世話になっています。

 左の写真は、高橋さんのカフェ「ぶらりcafe」前での1枚。お連れの夫さんも含めて、あったかい雰囲気とランチにデザート・コーヒーまで魅了されっぱなしのお昼休みを過ごしました。とみよさんが習っている琴まで出してもらって、私も実は初めて琴に触れました。いい音色! 地域の小学生などへ、触れる機会もつくっているそうです。誰もが主人公となれる町づくり、本当にいいですよね。

 まったりだけでなく、街頭からはキッチリと訴えました。紋別市では2人、3人と足を止めて話を聞いてくださり、握手に行くと「がんばってください」と笑顔で激励もいただきました。興部町では草刈りをしていたみなさんから「がんばれよー」と声をかけていただき、雄武町でも「町内会とか知り合いに、あなたを広げるから」とのお話もいただきました。本当にありがたいです。

 どの地域も年金とあわせ、医療や介護の心配が広がっています。紋別市は求人倍率が高い町なのですが、水産加工と介護現場が恒常的に人手不足なのです。特に介護施設は、とこでも求められているだけに深刻な実態を各地でも聞きます。

 医療・介護・福祉の充実を国家目標に据えるぐらいにするべきだ、と私は訴えたい。人と人とで面と向かい、喜びも悲しみも共有できるような、やりがいある仕事でもあるんです。国が生活の安定を保障し、命の大切さを重視する政治をするのなら道は開かれると思うのです。

 このままでは北海道の2次医療圏も維持できないのではないか、とは紋別の野村市議。同じ危機感を共有して、私も力を尽くさねばと痛感しました。

 枝幸町では「つどい」に多くの方が足を運んでくださいました。野口町議のお母さん(元町議)にも、久しぶりにお会いできて嬉しかった。ご自宅で食事をいただいたり、本当にたくさん面倒を見ていただいたのです。洋郎町議からも、たっぷり私の紹介までしていただき恐縮する思いです。この期待に何としても応えたい。

 明日は枝幸町から稚内まで駆け抜けます。オホーツクの海岸沿いが好きな私としては、明日こそすっきりと晴れてほしい! 海を見て育った私にとって、元気の源なのです。

 【今日の句】出せるだけ 声を届けて また明日

2019年6月11日火曜日

みんな「2000万」に怒ってる

 今日は北見市から始まり佐呂間町・湧別町・遠軽町へ。湧別町で上湧別、遠軽町では丸瀬布でもマイクを握りました。どこでも話題は年金!

 昨日に国会中継があったこともあり、私が年金の話をし始めると注目が高まるのです。遠軽町では、わざわざ割烹着を着た方まで「年金の話が聞こえたから」と店の外まで出てくるくらい。それだけ「年金で足りないから2000万円の貯金が必要」との報告書に、不信や不満が広がっているんです。

 すでに日本共産党は先日、政策提案で「減らない年金の実現」「低年金者全員に月5000円を給付する底上げ」などを発表しています。税金の集め方や積立金も含めて財源はできる話をすると、ぐっと目を向けてくれます。北見市でも、スーパーの買い物かごをもって聞きに来てくれた方もいました。

 年金は足りないというのに、米国の戦闘機は買うなんて話があるか!との訴えにも、うなづく姿があります。年金が減らされたうえに、税や保険料の負担は増え、病院はたらいまわし、必要な介護サービスも受けられないとなれば、老後の不安は増すばかりです。そのたまったマグマが噴き出しそうな感じを受けました。

 そうなんです、もっと老後の安心に政府は責任を持て! 北見市での「つどい」では「息子から『施設に入っていいよ』と言われたときは、仕方ないけどショックもあった」という80代の女性の話もありました。だんだん行き場が狭められるような思いが、どうしても年とともに出るものです。それを政治の側で、さらに追いやるようなことをしてはいけない。日本は長寿を喜ぶ国ではなかったのか。

 宣伝や「つどい」の合間に、北見市ではJAきたみらいや「経済の伝書鳩」社にも表敬訪問。やっぱり北海道は農林漁業と中小企業を元気にしないといけないと、話を通じて実感しました。大企業に偏った経済政策を切り替えることも、参院選の大きな争点です。

 北見市では菊池豪一・熊谷裕・桜井由美子の各市議が足を運んでくださり、佐呂間町では但木早苗町議、湧別町と遠軽町では岩澤武征町議がいっしょに訴えてくれました。地元の議員さんと行動できるのは、地域の実態もよくわかるし本当に心強い。国政と地方政治をつなげて動かせるのは、日本共産党の強みと言えます。こういう力があることも、さらに多くの方へ広げたい。

 明日は紋別市からスタートし、枝幸町まで駆け抜けます。

 【今日の句】長生きを 喜ぶ国こそ 豊かだと

2019年6月10日月曜日

「あの男を辞めさせて」

 今日は小清水町・清里町・斜里町をまわり、網走市に来てから大空町まで駆けました。広い農地とオホーツクブルーの空が心地いい! 宣伝や「つどい」などで、多くの方に出会えたことも嬉しかったです。

 小清水町・工藤孝一町議、斜里町・宮内知英町議、網走市は松浦敏司・村椿敏章の両市議が、いっしょにまわってくださいました。小清水町では農家でもある工藤町議の畑を前に、先月の暴風で畑の土が飛びまくった被害の話を聞きました。目の前に並ぶ食材は、自然の偶然と農家の苦労で作り出されたものなんだと、あらためて実感です。

 JAこしみずに表敬で訪れてからは宣伝にまわりました。清里町では街宣カーでまわっていた立憲民主党の勝部けんじさんともバッタリ! お互いにエールを交わしました。

 その清里町では、通りがかった方が「あの男を辞めさせてくれ」というので安倍首相のことかと思ったら「違う、違う、穂高のことだ」。維新の党だった丸山穂高衆議院議員の戦争容認発言に、怒ってらしたんですね。今の政治に怒っている方の思いに、私も応えなければと身が引き締まります。

 網走市でも「つどい」が始まる前に「年金があてにならないから2000万円を貯めろって、馬鹿にしてるよな~」との声が。あてにならないのは安倍政権そのものです。年金を上げよう!と、とことん私はこだわって訴えたい。株価の底上げに年金積立金をまわすよりも、年金の底上げにこそ使うべき。株のために、みんなは年金を積んだわけじゃないんです。

 「つどい」では、政治への不満や疑問が次々と。だからこそ日本共産党への要望も多く出されます。「若い人たちへ、もっと働きかけてはどうか」「年金を減らされて希望を持てない高齢者に、わかりやすく一言で語るには」「元号や天皇について考えを、あらためて聞かせてほしい」などなど、ご理解をいただけたと思いますが、頭に入れながら多くの方に語っていかなければいけないですね。

 大空町東藻琴では、お店の駐車場を貸してもいただき、多くの方が話を聞きに来てくださったのは嬉しい限りでした。信号待ちの車から窓を開けて話を聞いてくださる方もいて、注目の目線も熱い! 公示も迫っているからか、どの町でも関心深く聞いてくださる方が増えている感じがします。

 1回1回の訴えを大事にしながら、1分1秒を惜しんで今日も移動中はマイクを握りました。こんなに声が、よくもつものだと自分をほめながらも過信は禁物。しっかり眠って明日に備えます!

 【今日の句】見えてきた ガラッと政治は 変えられる

2019年6月9日日曜日

風は冷たくても、握手は温かい

 今日からオホーツク管内をまわります。北見市の党と後援会「青空まつり」から訓子府町・置戸町・津別町・美幌町へ。どこでも明るく迎えていただき嬉しいです。

 日が出る瞬間もありましたが、多くは冷たい風が吹く1日でした。とはいえ、この間が暑すぎただけで、これが北海道の平均気温なのかもしれませんね。その分、握手から伝わる温もりにホッとします。

 北見市の「青空まつり」は、みんなで食べるジンギスカン! まわるたびに「食べていきなさいよ」と声をかけられるので、なかなか先に進みません。「私たちもがんばるからね」「88歳だけど、カラオケ仲間にも広げてるから」との激励が本当にありがたい。もちろんジンギスカンもおいしかったです。

 訓子府町で宣伝していたら、足を止めて聞いてくださる男性の姿が。駆け寄ってビックリ、菊池一春町長ではありませんか! たまたま歩いていたら「工藤さん(党町議)の声が聞こえたから」とのことで、立ち寄ってくださったのでした。いつも激励いただく菊池町長さんですが、今日も固い握手をいただきました。

 津別町や美幌町では、多くの党員・後援会員のみなさんが駆けつけてくださいました。美幌町では遠くから手を振る若者の姿があって、スタッフがチラシを持って駆けつけると奨学金のことが耳に入っていたようです。進学・教育にお金がかかりすぎることに心配をしている青年は、たくさんいるんですよね。政治は変えられると、どんどん広げていきたいです。

 北見市の菊池豪一・桜井由美子の両市議、訓子府町の工藤弘喜町議、津別町の巴光政町議、美幌町の大江道男町議が、いっしょに行動してくれました。これだけの地方議員がいるというのは本当に心強い。美幌町は住宅や商店のリフォーム助成を実現できたことで、町へ約24億円の波及効果が出てもいます。こうやって地域経済も元気にしますと訴えられるのも嬉しいことです。

 想定される参院選公示日まで1ヵ月を切り、私も1分1秒を惜しんで移動中もマイクを握りました。明日は小清水町から斜里町へ、戻って網走市・大空町へ。日本共産党と、はたやま和也の風を元気に起こしていきます。

 【今日の句】総理から まったく温もり 伝わらない