2013年8月3日土曜日

いつまで日本は、こんなアメリカいいなりなのか

 1日遅れの報告ですが、矢臼別演習場での米軍が演習場外に誤射した問題で要請をおこなってきました。安保破棄道実行委員会・移転訓練反対釧根連絡会によるものです。

 あらためて、この問題のおさらいを。

 沖縄の負担軽減を目的に、矢臼別演習場では沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練が、おこなわれてきました。

 6月11日、演習場外に着弾したとの報が入りました。

 釧根連絡会メンバーが現地に向かい、現場にいた自衛隊員に聞くと「地質調査」と答えたそうです。

 何をしていたかは不明ですが、その後に警察や防衛局職員などが配置されました。

 着弾地は、町道からわずか数百メートル。

 米軍からは「練度の低い隊員による誤射」との、発表がされました。

 不安を覚えた周辺自治体に対し、日本政府も地元合意を優先する形で、訓練再開をはかろうとしていました。

 北海道と関係4町で、15日に協議することとしていました。

 しかし米軍は14日、防衛局を通じて訓練再開を一方的に連絡。

 地元の不安は、ないがしろにされてしまったわけです。

 参院選をはさんだため昨日となりましたが、抗議と今後の訓練中止を求めて要請としたわけです。

 要請のなかでわかったのは、場外着弾で原因などで米側の報告文書はなく、口だけの説明だけということです。

 その後も、日本から原因究明と再発防止策を要請しますが、米側から書面での回答はありません。

 つまりは口で「大丈夫だから」と言われて、それでおしまいという感じ。

 担保するものが、形としてはないんです。

 別海町長さんが、町議会で「情報開示が後退している」と述べた懸念を、重く受け止めるべきではないでしょうか。

 ここに今の日米関係が、凝縮して現れているように思いました。

 酪農地帯で牛にもストレスとなる夜間訓練はしないで、との要望も受け入れられませんでした。

 日本政府は「最小限にするよう」(!)との要請をしたそうですが、それさえも米側が即応訓練などを理由に守らないのでは、この国は誰のものかという思いが湧きます。

 別海町では、過去に訓練の誘致に賛成した人からも「沖縄県民の気持ちがわかった」との声があるそうです。

 まったく聞き入れない米側に、まったく力にならない日本政府。

 根底には、日米安全保障条約があると思います。

 集団的自衛権の行使へ、政府は法制局長官人事を変え、解釈改憲の道をはかるようです。

 沖縄県民や別海町民にとどまらず、平和を願う日本国民の声など、まったく聞き入れない気なのか。

 今回の誤射への対応などと、一本の線で「アメリカとともに戦争できる国」がつながっているように思います。

 暴走を止めるため、今こそ大きな世論を! 私もがんばります!

 【今日の句】 もう二度と 茶色の朝に しないよう

2013年8月2日金曜日

麻生副総理の暴言を許したら、日本の民主主義が泣く

 根室の朝は海鳥の鳴き声! 石巻市・苫小牧市・釧路市と住んできた私にとっては、とても懐かしい感じなのです。

 根室駅まで歩いていると、人間の赤ちゃんが泣くような鳴き声も聞こえました(ホントですよ)。

 6時前の列車には、釧路市で部活の試合でもあるのか、たくさんの中学生。

 朝食代わりの弁当を「温かいうちに食べなさいって言われた」と、子どもたちが箸をつけていました。

 こういう日常生活に、最近あまり縁がなかった(?)ので新鮮でした。

 釧路駅に着いて、もともと指定が満席で取れず急いで自由席に向かうと‥‥やっぱり満席。

 仕方ないので約4時間、立ちっぱなしで札幌に向かいました。

 いくつもの川を越えていくのですが、ここでも新鮮な発見。

 十勝川では、川くだりのカヌーを発見!

 札内川では、保育園ぐらいの子どもたちが川遊びをしていました。

 どちらも特急に向かって「お~い」と、手を振っています。

 平和だなぁ。

 札幌に来て、道安保破棄実行委員会として道防衛局へ要請(詳しくは明日!)。

 終えた後は自転車を飛ばして、子どもの通う保育園へ。

 保護者(主に年長組)が中心となる夏祭りで、小さなものですが矢倉を立てるのです(写真は途中状況)。

 その手伝いで行ったのですが、何回か立ててるはずなのに、1年経つと組み立て方を忘れてるんですね。

 開始5分前に間に合って、焼き鳥・焼きソバなども食べながら、子どもたちは「シャンコシャンコ~」の盆踊り。

 そういうわけで金曜日行動は、今回お休みさせていただきました。

 園長先生と立ち話をしましたが、話題は麻生副総理の「ナチス発言」。

 「橋下さんまで、かばってるんだって? こういう人たちが政治してるんだから、日本は恥ずかしいよ!」

 まったくです!

 どう読んでも、ナチスの手口に学ぶべきだ、としか私は読めません。

 一党独裁体制は「誰も気づかないで」されたものでは、ないでしょう。

 共産党などが非合法化されて、授権法を成立させて、憲法をなきものとした歴史でした。

 こんな暴言、許していたら日本の民主主義が泣きます。

 過去の侵略戦争で弾圧・迫害された、日本共産党の先輩も怒っていることでしょう。

 もちろん、今に生きる私たちも!

 【今日の句】 支配者の 理屈がギロリと 牙をむく

2013年8月1日木曜日

生活保護削減は、国民全体の問題

 根室市議選挙の決起集会に向かう前に地区委員会に立ち寄ると、地区委員長さんが電話につきっきりとなっていました。

 どうやら中身は、今日から始まった生活保護費の削減。
 今後3年間にかけて、物価下落分だという理由のもとに、10%もの削減です。

 でも実際は保護費膨張を抑えるためであって、国民の生活を守るという国の責任は放棄された格好です。

 特に、最もお金が必要となる子どもがいる世帯で削減が大きい。

 ぜひ多くの方に知ってもらいたいのは、受給者だけでなく「負の連鎖」が国民全体に広がるということ。

 この基準をもとにした就学援助や、最低賃金の引き下げや現状維持の圧力となるでしょう。

 生活困窮者が、さらに困窮する。

 政府は、日本共産党の質問で、就学援助などに手当をすると答弁していますが保障は何もありません。

 このブログを読まれている方や、まわりの方で困っている方はいませんか?

 不正受給が問題と言われても、実際は1%にも満たないという状況です。

 心身を壊し、満足な労働環境もなく、あるいは年金が少なすぎるなど、保護を受けざるを得ない方が圧倒的多数です。

 雇用環境の改善や、無年金・低年金の解消などを、政府が急ぐべきだと思います。

 不服審査請求など当事者が声を上げ始めています。

 大きな世論に、していかないと!

 さて、今月25日告示の根室市議選は、日本共産党から現職の神ただし・すずき一彦・橋本りゅういちの3人が立候補を予定しています。

 過去最高となる議席占有率をめざして、大激戦となる様相。

 領土問題を抱える地で、産業・経済、くらし・福祉分野での、日本共産党市議団の実績と活動はバツグンです。

 私は道委員会として、参院選後の国政の状況と、この間の中間選挙の教訓などを含めた報告。

 最後は団結ガンバロー!

 政府が国民負担を続けるなか、真っ向から対決して対案を示す日本共産党を、根室でも必ず大きく!

 【今日の句】 聞こえてる? くらしの声を 安倍首相

2013年7月31日水曜日

原因究明と安全確保へ、JR北海道へ要請に

 運転士の覚せい剤使用まで発覚したばかりの、JR北海道本社へ。相次ぐ重大事故などへの対応について申し入れです!

 要請者は、紙智子参議院議員、真下紀子道議、森つねと道国政相談室長。

 要請項目は3つです。

 ①他のJR各社や第三者機関などの協力や、外部検討委員会の設置など、徹底した事故の原因究明と道民への情報公開をおこなうこと。そのさい、歴史的経過もふまえ、企業体質や経営方針も含めた抜本的検証をおこなうこと。

 ②全面的な車両検査や定期検査の体制強化と責任の明確化、部品製造メーカーとの密な情報共有など、運行の安全確保へ万全を期すこと。そのためにも、必要な経費や人員についても抜本的増強をはかること。

 ③ディーゼル車の検査期間について、規制緩和をおこなわないこと。

 これらに対する回答は、以下のとおりです(私の責任でまとめたもの)。

 ①JR東日本からの支援を要請。鉄道総研に依頼して技術陣や、大学教授などの協力もいただき、原因究明が確定したらすみやかに公表する。個別の事故については、外部検討委員会的なものをおこなっている。石勝線事故後も、歴史的経過を含めた「安全基本計画」を持っていたが、指摘どおり経過も含めて洗い出し、反省する。

 ②現状の安全確保で十分だったのか、検証をする。メーカーとの情報共有化についても、立て直しを進める。安全に必要な設備投資等は「安全基本計画」で1300億円ほど構えていたが、見直しや前倒しが今後出てくると思う。国を含めて、関係箇所と調整をはかりながら進める。

 ③他社では、機能向上などから検査期間を伸ばしているが、安全サイドを考えているわが社の現状では、規制緩和はできない。

 1時間ほどのやりとりを進めましたが、その中では「旧態依然とした仕事のやり方を、直そうとしているところ」「(航空機などとスピード面で)競争を強いられてきたが、安全を優先に考えることにしていきたい」と、反省にもとづく回答がされました。

 また、会計検査院が2011年度に検査に入り、指摘されたことについても「指摘は事実。ルールの変更などしてきた」と回答がありました。

 この検査というのは「直営の交番検査」「請負契約での検査修繕」「車両システム」において、それぞれ「記録がされていない」「修繕結果についての書類が作成されていない」「データ入力が異なっている」などなど、多くの不備や改善を指摘されているものです。

 検査など技術的な部分は、きちんと体制を確保されていくべきことです。

 JR他社と比べて経営状況が厳しいという北海道ですが、いま優先すべきは安全と信頼の回復以外にないでしょう。

 もっと問題を突き詰めれば、国鉄の分割民営化が正しかったのか、ということになると思います。

 新規採用が抑えられ、ベテラン職員も出向し、公共交通よりも都心開発に力が注ぎこまれ、つまりは利益最優先になってしまったのではないか。

 それらが現場の技術力を落とし、意欲を損ね、安全の裏付けがなくてもナアナアでやってきた。

 そのツケが一気に噴き出してきている、と私は思います。

 JR北海道とともに、分割民営化を進めた自民党政権の責任はないか。

 公共交通を確保するという、国の責任は問われなくていいのか。

 小さい事故の積み重ね(この間のトラブルは、小さいものではないですが)が、必ず大事故につながっていきます。

 さらに調査なども進めて、国会議員団と連携して「公共交通の安全」確保へ、私も力を尽くしたいと思います。

 長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 【今日の句】 速度より 大事なことを 忘れずに

2013年7月30日火曜日

国会では少数でも、国民の願いでは多数派

 子どもの夏休みに合わせて、今のところ朝のラジオ体操は皆勤です。まだ雨にも当たってなくて、空の青さが気持ちいいですね。

 写真はFBでも紹介しましたが、用事で立ち寄った道庁の風景。

 蒸し暑い札幌でしたが、時どき吹き抜ける風が気持ちいい。

 明日は紙智子参議らとJR北海道へ申し入れ、明後日は根室市議選に向けた決起集会での報告をするため、それぞれ資料や報告の準備に追われました。

 選挙が終わっても事務所は会計処理や選挙カー整備などで、けっこう忙しいのですよ。

 児玉健次さん(元衆議院議員)が事務所に見えられ、しばし選挙結果と今後の政治状況について意見交換しました。

 日本共産党は前進しましたが、自民・公明が多数を取ったために、暴走を心配する方が多くいます。

 前進したとは言え、確かに根本から政治を変えられるものではなく、これからが勝負の時期になります。

 憲法、原発、TPP、消費税、社会保障改悪、雇用制度改悪‥‥安倍政権の進む方向は、完全に国民の願いと真逆です。

 日本共産党は国会ではまだ少数でも、国民の願いとの関係では多数派です。

 だからこそ、もっと多くの方と結びつきを強め、国会と草の根と両輪で、政治を動かしたい。

 児玉さんからも、1970年代の躍進時期とくらべてのご意見をいただきました。

 夏の暑さに負けず、地に足をつけて頑張らなきゃな、と思いました。

 【今日の句】 吹き抜けた 風の向こうは 未来かな

2013年7月29日月曜日

原発のない北海道へ「全道100万人」署名ご協力を!

 申請が出されている泊原発の再稼働を止めるために、全道100万人署名に取り組んでいます。この秋が山場、ぜひご協力ください!

 この署名は、5氏の呼びかけ人を先頭に、団体が共同して取り組んでいるものです。 

 呼びかけ人は、倉本聰(脚本家)・雨宮処凛(作家)・小野有五(北大名誉教授)・西尾正道(国立北海道がんセンター院長)・麻田信二(北海道生協連会長理事)の各氏。

 団体としては、安保破棄北海道実行委員会・平和運動フォーラム・ピースネットの3団体です。

 署名は各団体でも、個人としても取り組みが広がっています。

 これまで安保破棄・道原発連・国民大運動道実行委員会らで取り組んだ、高橋知事宛ての署名は13万筆を超えました。

 今回は、先の団体とも共同で全道で100万筆をめざすというものです。

 再稼働の審査は、早ければ年内に「再稼働第1号」が決まるのでは、とされています。

 早く審査が進められているのは、愛媛・伊方原発、鹿児島・川内原発、そして北海道・泊原発。

 泊3号機は、全国で最も新しい原発であり、冬の電力需要期にさしかかることや、高橋知事も経産省キャリアであることからも「第1号」候補に上がっています。

 しかし、新基準は放射能放出が前提だし、地元自治体の合意と言っても「地元」の基準は明確でないし、そもそも福島では事故も収束していない。

 なぜ急いで再稼働するのかと言えば、電力会社の経営問題ということだろうと思います。

 だからと言って、安全性が担保されない原発を再稼働して、また事故が起きた時に今度は誰が責任を負うというのか。

 原発の事故は、他の事故と違う、異質の被害を与えることは証明済みです。

 再稼働阻止には、あらゆる手段が必要ですが、道民の声を形にして示すなら署名が一番です。

 今日は、国民大運動実行委員会などに結集する団体が集まっての「意思統一会議」で、原発連代表委員の立場で情勢報告をおこないました。

 国民運動が、さまざまな力を発揮してきたことは、参院選の結果からも見えてきます。

 原発を止める土台を、多くの団体・個人によって作り上げてきた結果だと思います。

 それを形にしていくためには、組織は組織としての力を発揮することが何よりです。

 今日の会議でも「これまでにない規模で署名に挑戦」「ジャンボハガキなど、目に見える形でのアピールをする」など、活動交流がされました。

 国民運動と政治が両輪となって、世論を喚起し、原発推進の根拠も崩していく。

 北海道で本格的な流れにするために、もっと具体化しないといけないなとの思いも持ちました。

 ある団体から「福島に調査に行き、実態を広げる」との発言もありました。

 昨年、いわき市へ調査に行ったことを思い出しました。

 引き裂かれた人間関係、入ることも許されず荒れていく故郷、目に見えない影響と不安--現地に行かないとわからない、リアルな矛盾に直面しました。

 やっぱり、このまま再稼働するなんて認められない。

 100万人というのは、道民5人に1人が署名するという規模です。

 ぜひ、あなたのお力もお借りしたい!のです。

 気軽に、ご連絡いただければお応えします!

 ぜひとも、ご協力を!

 【今日の句】 北の地で 子の安心へ 一筆を

2013年7月28日日曜日

久しぶりの休暇でしたが

  ニュースで山口県などの大雨被害を見て、驚きです。現場では懸命な救出や支援が進められていると思いますが、心から無事であることを祈っています。

 自然災害が大規模化してきたことは、これまで何度、書いてきたでしょう。

 気候変動の影響ならば、大元からの対応と、防災・減災対策の強化と、進めなければいけないですよね。

 今日は、久しぶりの休暇をいただきました。

 家庭の用事・買い物を済ませ、子どもとも遊んで、という1日でした。

 夜は花火をするつもりでしたが、あいにくの雨‥‥娘が残念がっていたので、傘を差しながら2本だけ花火もしました。

 選挙本番はもちろん、始まる前も1ヶ月近く休めなかったでしょうか。

 私の体はともかく、家族にも苦労をかけました。

 とにかく、この参院選は負けられない思いで私もバックアップをしてきました。

 この10年あまり、なかなか勝てずに苦労したことがやっと報われた、というのが今の率直な思いです。

 でも政治を変える、という目的からすれば、まずは第一歩。

 しっかり充電して、また明日からがんばります!

 【今日の句】 宿題も 今日は休んで 夏休み