2023年7月22日土曜日

若い人たちの話に希望

 今日は岩見沢市へ。上田久司市議と「語るつどい」や街頭宣伝へとまわりましたが、とにかく暑い。そんな中、わが家の小学生は学童保育で往復3時間のサイクリングに行っても元気そのもので、その体力がうらやましい。私も負けじとがんばります。

 「語るつどい」には30代・40代から80代までの参加があり、話題も多岐に広がりました。「そもそも若い世代では日本共産党は知られていない」「SNSで自分が共産党支持と知られても、きちんと受け止めてくれている」などの話に、ベテランの党員さんは「ふだん若い世代から話を聞くことがなかったので、とても良かった。若い人たちの話に希望が見えた」との発言も。

 とはいえ悩みも当然あって、ある方は「貧困への支えや節約の話まで『バックに共産党がついている』など、ネット上で否定的に流されて傷ついた」とのこと。こうやって偏見を広げ、共産党は赤だと振りまかれて、過去の侵略戦争も進められたのでは。同じ歴史をくり返してはならないのです。

 和気あいあいの話し合いに、「家族に入党を呼びかけようかな」と参加していた党員さんが言ってくれたり、しんぶん赤旗日刊紙の購読も。こうやって語り合って、政治を変えるうねりを広げたいです。

 街頭宣伝では、駆けつけてくださった方から差し入れがあったり、団地のベランダに出て聞いてくださる方の姿も。強い風が吹いていたので髪はボサボサでしたが、暑さを耐え凌げたので良しとしましょう。

 まだまだ厳しい暑さが続きます。体調管理には、お気をつけください。

 【今日の句】宣伝も 少しの日陰を 探しつつ

2023年7月21日金曜日

急いで不安や実害の解消を

 三井石油開発による蒸気噴出事故で、党道議団の調査に同行して蘭越町へ。丸山はるみ道議と、現場視察や農家からの聞き取りにまわりました。柳谷要・蘭越町議、高木直良・ニセコ町議も同行しました。

 6月29日の蒸気噴出から3週間。体調不良を訴えた方が17名になったほか、ヒ素を含む水が2000リットル漏れ出していたと、今日の調査後に発表されました。噴出直後の公表が遅かったことから始まり、住民の不安が続くのも当然です。

 1枚目の写真は、ニセコ町から蘭越町への道道で現場付近が見えたもの。ここは国定公園内の道有林で、周辺の森林が変色しているのがわかります。蒸気の噴出と合わせて出ている、高濃度の硫化水素の影響と推定されます。

 周辺には観光名所「大湯沼」や湯本温泉郷「雪秩父」があり、硫化水素の恩恵を受けている地域でもあります。しかし、これほどまでの噴出は例がなく、まずは噴出抑制と影響遮断が急がれます。

 非公開のため写真はありませんが、調査は噴出近くの工事現場へも行きました。着用した防塵マスクの息苦しさとともに、真夏日ほどの暑さですので、現場で作業されてる方の健康が心配になります。蒸気は櫓の下部で約80℃、噴出は高い時で約100mと言いますから、ものすごいエネルギー。

 噴出抑制や濁水処理についての説明はマスコミでも報道されているとおりで、現状は掘削用に持ち込んだ機械などの撤収を進めて、作業環境を整備しなければという段階。先が見通せないような厳しい作業環境のなか「総力で取り組みます」との説明でしたが、急ぐためにはJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)など専門機関の積極的な関与が必要と、現場を見て実感しました。

 事前調査の段階でどこまでリスクを認識していたのか、備えはどうだったのかなど、今日は現場職員の対応なので踏み込んだ回答はありませんでしたが、国と専門機関も含めて検証を進めることは欠かせません。200mほどの大規模噴出は例がなく、三井側も行政でも想定外だったと言います。とはいえ現実に噴出したのですから、しっかり教訓を引き出す必要があります。

 農業への影響について、農業委員も務める椿新二・ウレシぱファーム代表から話を伺いました。本州からも問い合わせが相次いだとのことで、蒸気噴出で町全体が汚染されているかのような印象が持たれているそう。農業用水も噴出現場とは違う水系から取得しているのですが、風評の広がりは簡単に解消されないと語気を強めました。

 それでも「住民の健康被害が出てるなら、まずはその対応を急いでほしい」と椿さん。影響が心配される水系から農業用水を取得している農家は、私よりも心配だろうとも語られました。実りの秋が不安になるなんて、胸が痛む事態です。三井側が責任を果たすことを第一に、行政機関でもでき得るだけの支援を望みたい。

 蘭越米は、長年の基盤整備や品種改良の努力によりブランド米となりました。「それが一つの事故で、こんなことになるんだから」との、椿さんの言葉を重く受け止めたい。影響のない昨年米まで買い叩かれたりする事態も、見過ごしておくわけにはいきません。ささやかながら、昼に食べた蘭越米のカレーライスを私も発信しました。

 丸山道議から「これを契機に農業をやめるという農家が出ないように、私もがんばります」と話されました。水田活用交付金の見直しなど農政の課題も話題になり、私から国政にも反映すると述べました。

 実害でも風評被害でも、これだけの苦難を住民に与えた三井側の社会的責任は重大です。合わせて、法制度の不備や認可プロセスの瑕疵など国や道の問題はなかったのか。しっかり取り組みたい。

 【今日の句】この苦難 まず一歩でも 解消を

2023年7月20日木曜日

この地域に日本共産党あり

 今日は江別市で、支部のみなさんと訪問にまわりました。要望や思いが次々と出されて、1軒1軒の対話も長くなります。「せっかく来てくれたから」と赤旗日曜版を購読してくれるなど、ありがたい激励もいただきました。

 庭先にポスターを掲示してくださっている方は、笑いながら「このポスターのおかげで、他党から声がかからないからいいよ」。岸田政権のでたらめさに怒っていて、自民・公明にも「自分たちの利権やもうけのことしか考えていない」と手厳しい。いつも庶民の味方である日本共産党を、厚く信頼くださっているのです。

 「何でも応援するよ」と話されるので、ぜひ日本共産党の仲間にと私から熱く訴えました。前向きに考えていただき、あらためて明日、支部の方と話し合うことになりました。嬉しい知らせが届くといいな。

 「いつも応援してるのに、なかなか増えないじゃないか」と、地元の党員に話されているという方のお宅へも。野党共闘への期待もしぼみがちのようで、それでも「岸田政権はひどすぎる。維新や国民民主が伸びても変わらない」と、短期ですが赤旗日曜版をお読みいただくことになりました。

 この地域では党員のみなさんが結びつきを広げ、定期的に街頭宣伝もしているとのことで、日本共産党への親しみも強く、以前の小集会では予想以上に来てくれて「床に座りながら話をする人もいたんですよ」とのこと。多くの方が物価高騰などで苦しい生活のなか、困ったときは支え合ったりする支部があることの大事さも実感しました。

 だからこそ各地に党員がいて、支部があること自体が、社会をよくするものだと思うのです。党の仲間を増やしていくことに、しっかり私も取り組んでいきたいです。

 【今日の句】安心ができる 党だと自信もち

2023年7月19日水曜日

近くで食料品を買えますか

 今日の日本農業新聞に、農家や住民がスーパーを守っている更別村の記事が掲載されていました。近くで買い物ができないと、札幌市手稲区などでも直面している話を聞きました。バスなど身近な交通体系とあわせて、国と自治体が力をあわせた「生活圏づくり」が急がれています。

 農水省の調査によれば、いわゆる「買い物弱者」への対策を必要としている自治体は87%にも。買い物代行や移動販売車など企業や生協、NPOなどが参入しているのは65%で、前年度より下がっています。費用の負担軽減や、運営にかかわる情報提供が求められているといいます。

 更別村のケースは珍しく、店舗の閉店を前に農家や住民が出資しあい、運営法人を立ち上げたそうです(2004年)。赤字が続いたなか、スーパーの店長経験のある方の力も借りて、今は経営も安定しているとのこと。新たな農家を法人に加えて、法人代表の世代交代を進めることが課題だそうです。

 広い北海道では、車で買い物に行っても往復で数十分かかる地域もあります。冬の積雪時には、なおさらです。企業としては赤字店舗は抱えられませんから、どうしても公的な支援が必要です。更別村でも、運営を支える助成をおこなっていました。

 農林漁村とは異なる都市部では、オンデマンドバスなどが現実的な対策になるでしょうか。大きなバスでなく小回りが利いて、途中乗車・途中下車もできる交通体系づくりも道内各地で見られます。「生活圏づくり」の具体化を急ぎたいですね。

 【今日の句】フードロス なくす仕組みも つくらなきゃ

2023年7月18日火曜日

江差町の宝の議席

 今日が告示日の江差町議選挙は、無投票で小野寺真候補が9期目の当選となりました。実直な人柄と確かな論戦力の小野寺さんには、広く期待の声が寄せられているのだと、応援にまわるなかで肌で実感できました。

 65歳以上が4割を超えるという江差町。「誰でも年を取るのは当然です。公共交通の充実で、高齢者や障害者が住みやすい町を」と力を込めた小野寺さん。障害者の「不妊処置」問題についても「人権を守るため、北欧諸国のように国からの手厚い社会保障を」と訴えました。

 若い世代の働く場をつくることも大きな課題。地元の中小・零細業者の仕事につながる住宅リフォーム制度を、町が廃止せず継続となったのは、小野寺さんの論戦が反映してるからです。

 漁業の振興、人手不足の解消など江差町の課題は、檜山管内の自治体に共通する課題です。党地方議員団のネットワークを生かして情報を交流する、その大黒柱が小野寺さんなのです。江差町の宝の議席は、檜山管内にとっても宝の議席。守ることができて、ひとまずほっとしました。

 午後からは北斗市で街頭演説。手押し車で駆けつけて、のぼり旗を持って応援くださることが本当に嬉しいです。温かみある「がんばろうね」の一言に、とても励まされました。若い世代も高齢者も、安心して暮らせる日本に変えましょう。

 【今日の句】いつだって 庶民の味方を 貫いて

2023年7月17日月曜日

日ごろから知ってもらえるように

 今日は森町へ。街頭宣伝にまわると、4月に初当選した野口周治町議の知人からなどの激励が次々。暑いなかでしたが、元気をいただきました。

 ホタテ養殖が盛んな森町には、ザラボヤや台風による被害調査で何度か訪れました。農業もそうですが、自然相手だからこそ国による安定的な保障がなければ、漁師も農家も続けられません。くり返し訴えていかねば。

 森町では、住民税非課税世帯と均等割のみの世帯への給付金が実現しています。野口町議も、議会で町民生活の大変さを訴えてきました。住民に密着した施策なら日本共産党だと、堂々と広げていきたい。地方議会とともに国会にも、今こそ住民の味方となる議席が必要です。

 「語るつどい」では、米国との関係や野党共闘についてのほか、「共産党は米国批判が多いように聞こえるが、ロシアや中国などのひどさを、もっと批判すべきでは」とのご意見もいただきました。事あるごとに批判など述べてはいますが、伝わる努力が必要ですね。

 「国民のなかには広く共産党アレルギーがあるので、今日のような知ってもらえる機会を、さらに作っては」と、激励を込めた提案もいただきました。共産党というだけで「違う世界の人」のように私も思って育っただけに、ふだんからのお付き合いも含めて、しっかり受け止めたいと思いました。

 明日は江差町議選挙の告示日で、第一声から応援に入ります。

 【今日の句】もりもりと 元気いただき また明日も

2023年7月16日日曜日

また新たなスタート

 党創立記念日は、それまでの自分のがんばりをほめる日であり、新しい歴史をつくる決意を新たにする日です。昨日は街頭宣伝や後援会(札幌市南区)総会へ(昨夜は思わず寝落ちしてしまいました)。

 雨のなかの街頭宣伝は札幌駅高架下で、党創立とともにマイナカード強制・健康保険証廃止の問題を訴え。一昨日の懇談で聞いた実態を紹介しながら、署名のお願いもしました。世代によって受け止め方も違うかもしれないので、ていねいに広げていきたい。

 こうして地域・職場・学園から声を上げ世論を広げてきたのが、日本共産党の大事な役割。だから、各地に日本共産党の仲間がいることで変化は生まれるのです。微力ではあっても、決して無力ではない。

 私が入党したのは1991年。湾岸戦争を前に「どうしたら戦争をやめさせられるか」と話した先輩がたまたま日本共産党員で、かつての侵略戦争に政党として反対したのは日本共産党だけと教えてくれたのがきっかけでした。先輩の一言がなかったら、今の私はありませんでした。

 貧困や格差、差別や偏見が戦争肯定の土台になり、今でも世界には大国主義・覇権主義がはびこっています。公正な社会、人権の保障、そして対等・平等の国際関係を今こそ。新たな気持ちでがんばります。

 【今日の句】つながれば 未来は見える 変えられる