2022年11月11日金曜日

次世代に負の遺産を残さずに

 葉梨法相の更迭は当然で、岸田首相の任命責任も問われるべきです。寺田総務相の事務所費問題、細田衆院議長と統一協会の癒着も看過できない。物価高騰で苦しむ国民を前に、増税や社会保障削減の議論も聞こえ始め、このまま岸田政権に任せておくわけにいかなくなってきました。

 今日は道原発連の宣伝に。原発の運転期間延長や新増設など、福島第一原発事故がなかったかのような原発固執・推進ぶりもひどすぎます。電気料金の高騰を抑える緊急対策とともに、今の円安基調の転換、賃上げと年金底上げなどを急ぐときです。

 昨日、日本共産党は「物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案」を発表しました(こちら)。ぜひ、お読みください。

 宣伝では、足を止めて署名される方や、振り向いて話を聞いている方の姿がありました。電気料金の高騰は、家計にも業者にも、医療機関や福祉施設にも大きな重荷であるものの、原発を進めていいのかとの不安も強いと実感です。

 私からは、経産省へ「核のゴミ」問題で要請したことを報告しました。寿都町・神恵内村で2年程度とされている文献調査は、そのまとめをNUMOに任せず透明性の確保をと専門家から意見があがり、専門家をまじえたワーキンググループの議論を経て、まとめられます。2年程度では終わらないことになります。

 国民の不安を反映した結果ではありますが、そもそも交付金をエサに地方自治体へ責任を押しつけ、地域の分断を引き起こしてきた状況を見れば、現状の進み方は抜本的に見直すべきです。地層処分という方法も、地震大国・日本で現実的なのか問いなおす必要はないのか。

 運転期間を延長し、新増設となれば、どれだけの「核のゴミ」が生まれるかもわかりません。次世代に負の遺産を残すことなく、原発ゼロの決断こそ。あらためて国民・道民合意を広げるために、力を尽くしたいです。

 【今日の句】守るなら 大臣よりも 国民を

2022年11月10日木曜日

際立つ日米の軍事一体化

 年に一度の健康診断は、ほぼほぼ悪いところなく順調に終了。党道委員会の街頭宣伝には、道議候補としての発表前に小室まさのりさん(道憲法改悪反対共同センター事務局長)も駆けつけて、日米両国の軍事一体化が際立つ共同演習の危険性をいっしょに告発しました。

 演習参加は、日本は陸海空自衛隊の約26,000人と米軍で約1万人のほか、米軍指揮下で豪州・英国・カナダの各国軍も加わります。「対中国」を想定したものとなります。北海道から沖縄まで、全国各地の基地が使用されます。はたから見れば軍事国家そのものでしょう。

 一方で先日から、「防衛費」増加には新たな国民負担が必要との議論が出ています。低賃金や物価高騰、高い税金や社会保障料、高学費に奨学金返済の負担など、今でも苦しい国民生活なのに新たな増税を押しつけるのでしょうか。

 今日の「しんぶん赤旗」で、史上最悪の介護保険制度改定を、上野千鶴子・東京大学名誉教授が厳しく批判しています。市場化・商品化が進み、介護サービスを使えない高齢者は「在宅」という名の「放置」になる、との一節に納得。気前よく出す軍事費と比較して「財源がないとは言わせません」と強調されました。

 戦場で人間の命と尊厳が奪われ、軍事増強にも国民の健康や権利が奪われていく。この道にのめりこむのでなく、外交にこそ力を尽くすときです。

 【今日の句】戻れなく なる前にこそ 外交を

2022年11月9日水曜日

挑発の応酬より外交努力を

 毎月9日におこなう「9の日」アクション。明日から始まる日米共同統合実動演習を前に、挑発や緊張関係でなく対話・外交をとのスピーチが続きました。「核兵器をなくそう」との署名にも、足を止めてサインする方の姿も目立ちました。

 先月、丘珠駐屯地を拠点にした日米合同演習は、離島奪取や「遠征前進基地作戦」という大規模演習でした。前進基地とは、敵の長距離火力射程内に進出していく基地のことですので、米軍と一体の「敵基地攻撃」行使訓練が進んでいるのではと危惧されます。兵站支援も強化されています。

 すでにオスプレイは拠点となる空自千歳基地に来ており、三沢沖などでの演習となるようです。当たり前のようにオスプレイが全国を飛びまわるけど、世界を見れば、こんな無法なことはさせていません。外国の軍隊であれ、各国の法律に従うべきだからです。

 先月の演習で、オスプレイが高度90mまで下がっての飛行も、他国ではおこなわれないものと思います。この飛行訓練は「沖縄を除く日本国内の住宅地等を避けた区域で実施した」と、先日の政府交渉で防衛省から回答がありました。航跡を追跡した京都平和委員会によれば青森・岩手まで飛行したそうですから、北海道から東北のなかでの低空訓練だったと思われます。何でも米国いいなりの日本でいいのか。

 外交は時間もかかるし、簡単に合意できるものではありません。軍事に頼る方が簡単かもしれませんが、それでは挑発や不信が重なります。偶発的な衝突もありえます。時間もかかるし難しい外交努力であっても、その道にこそ力を尽くすべきです。

 国際世論で核兵器禁止条約だってできました。日本国内の世論も大きな力があるはずです。私も一端を担ってがんばりたい。

 【今日の句】不安だと言うなら なおさら外交を

2022年11月7日月曜日

くらしやすい町をいっしょに

 昨日が投開票日だった網走市長選は、元市議・いいだ敏勝候補が38.1%を獲得して大奮闘も勝利に及ばず。いいださんは疲れも見せず、明るい声で「思った以上の得票に驚きました」と電話口で話されていました。本当におつかれさまでした。

 何しろ立候補表明が告示1週間前ですから、元市議とはいえ、市民に公約や人柄を伝えるのには時間が足りません。ここまで追い上げたのは、いいだ候補自身のがんばりとともに、支援者や日本共産党員・後援会員のみなさんの力があったからです。

 初日に駆けつけて支援をお願いした者として、心から感謝を申し上げます。

 議会軽視・住民不在と呼ばれるような水谷市長の姿勢に、厳しい審判になったと思います。物価高騰はじめ生活や商売が苦しくなるのに岸田政権の後手後手ぶりに対して、ぶつけようのない不満なども、いいださんに寄せられたと思います。それだけ市民に寄り添い、市民と力をあわせる姿勢が鮮明だったからです。

 来年の統一地方選まで、あと5ヵ月。住民といっしょに、くらしやすい町をつくる日本共産党を大きくするために私もがんばります。

 11/13(日)札幌・旭川での演説会が近づいてきました(入場無料)。知人・友人など、お誘いのうえ足をお運びください。

 ●14:00~ 旭川アートホテル(岩渕友参議院議員)

 ●14:30~ 札幌コンベンションセンター(紙智子参議院議員、小池晃書記局長)

 地方議員・予定候補も参加・訴えをおこないます。

 【今日の句】押しつけの町より 声がいきる町

2022年11月6日日曜日

宝の議席の3人を

 宮川じゅん道議・太田秀子市議の再選めざす「励ます集い」が、札幌東区で開かれました。先週の平岡だいすけ前市議の「集い」とあわせて、3人そろった「東区革新トリオ」を再びとの熱い思いがあふれました。

 コロナ感染となってしまった宮川道議は今日までが療養日で、ZOOMを使って参加・あいさつされました。お元気そうで、ひとまず安心です。全国・全道でも感染者数が増加していますので、気をつけあいたいですね。

 その宮川さんの議席は、東区の宝だけでなく、北海道での宝の議席。2期目の4年間は医療・福祉・教育などに力を尽くし、道立高校統廃合の一律基準とされてきた「4学級以上」を撤廃させることも実現しました。人数が少なくても身近なところに高校がある大切さとともに、少人数だからこそ目が行き届く教育の実現にと大きな前進です。

 太田さんは党市議団政審会長という、議員団の大黒柱。親しみやすく誰からも慕われる、市民目線の議員さんだとのエールもありました。「オリンピックより除排雪を、大型開発よりくらし応援を」との訴えには拍手が寄せられました。太田さんと平岡さんの2議席となれば、どれだけ住民要求が実現するでしょう。

 紙智子参議院議員の国政報告はじめ来賓あいさつ、後援会の応援エール、パワーポイントでの宮川・太田紹介など、熱が込もって終了予定時間を超えるほど。この勢いで何としても3人の勝利を。私もがんばります。

 【今日の句】五輪より 市民生活 優先に