2011年12月16日金曜日

事故収束の根拠を示せ

野田首相が会見で「福島第一原発事故は収束」??? どれだけの方が、この言葉を額面通りに受け取るのでしょうか。

 原子炉内の状況が把握されず、今も高い放射能汚染が続いています。

 科学的な判断にもとづくのなら、きちんと根拠となるデータも示すべきではないでしょうか。

 海外への原発売り込みや国内での再稼働推進へ、この「収束宣言」を利用するというのなら絶対に許されない。

 さて今日は、しんぶん赤旗の取材も兼ねて士幌町へ。

 比例候補の紹介記事ということですが、私にとっては参議院選挙前に対談してくれた若き農民(石垣さん)との2年ぶりのご対面。

 どんな対話になったかは赤旗日刊紙(来週には掲載予定だそうです!)をご覧いただくとして、TPPの問題や農家支援でも話がはずみ、共産党がどのような日本をめざすかズバッ!と言ってほしいとの要望も聞きました。

 党の綱領では、農業を基幹的な生産部門と位置づけています。

 北海道だからこそ、示せるビジョンがあるはず!

 それを語り広げることが私の仕事ですので、このブログでもそうですが、もっともっと発信を強めたい。

 真冬日の寒さではありましたが、案内してもらった牛舎は牛の体温でほっこりとしていました。

 めざす北海道のイメージとも重なります。

 利益優先ではなく、持続的・安定的な社会への「成長」を。

 大きな宿題と元気をもらった、士幌町での対談でした!

 【今日の句】 体温が 伝わる政治へ 明日も行く

2011年12月15日木曜日

街頭で、若いお母さんと対話して

それにしても、まだ手袋が見つかりません。どこかに落とした記憶もないし‥‥あきらめて新しいのを買った途端に出てきそうな気がして、イヤだなぁ。

 そんな今日も寒い日でしたが、道労連や就職問題連絡会などのみなさんの宣伝行動に私も参加してきました。

 若者の就職難打開へ、今日は終日、企業要請や宣伝などに取り組んでいるのです。

 その一行動にお邪魔して私もマイクを握り、チラシを配っていると赤ちゃん連れのお母さんから「がんばってください」。

 お礼を言ったら、まだ話が続きました。

 「若い人たちには、本当に政治が目を向けてくれない。

 今度は65歳まで定年が延びるんですよね。

 若い人の仕事がなくなるんじゃないかって、昨日も夫と話していたんです。

 少しは遠慮して、若い人に(仕事が)回ってくるようにしてほしい」

 年金問題の解決も根底にはありますが、仕事を回すようにするなら、過労死寸前まで働かされている職場から仕事が回るようにしたらいい。

 経営に苦しむ中小企業には政府の支援を、不景気でありながら経常利益を上げ続け内部留保を溜め込んでいる大企業では正社員の採用増を。

 そのためのルールづくりを、政府がすべきではないでしょうか。

 このお母さんが、別に高齢者に悪気を持ってるわけではないけど、しかし報道は「働くルール」の問題に踏み込まず、世代間の仕事の奪い合いの論調ばかりなので、そう思ったのでしょう。

 信号待ちの少しの時間なので、きちんと伝わったかわかりませんが、去り際にお母さんは再び「がんばってください」と言って立ち去りました。

 このような対話を、もっと広げないといけないですね。

 【今日の句】 底冷えに 負けない我ら 底力

2011年12月14日水曜日

支援のミカン

ようやく下の子の、洗濯物の手洗いが終わってパソコンに向かえました。

お世話になってる保育園は、紙オムツなど使わず布オムツ→すぐパンツへ!との方針。

それを承知で通ってはいるんですが、さすがに15枚分のパンツとズボンを洗うとなると‥‥手もガサガサになってくるし。

朝に洗濯機を回して、下洗いしたこれらを入れて、急いで干して、私の朝は始まります。

出張なども多いので、できる日には少しでもと思ってやっていますが、日ごろの妻にも感謝です。

 事務所に、全動労争議団の支援で買ったミカンが届けられました。

我が家の冬は、このミカンで年を越します。

今だ雇用問題が未解決な国鉄闘争ですが、政治的な対応も含めて完全決着を!との思いでいっぱいです。

不当差別によって、多くの労働者と家族が苦しめられてきました。

決着の前に、亡くなられた方も少なくない。

粘り強い運動で和解にまで進むことができましたが、その合意を本当に実行させなければ!

【今日の句】 しゃっくりで 吹けば飛ぶよな 粒子かな

2011年12月13日火曜日

手袋が見つからない

    なぜか手袋が見つからず、朝の宣伝が寒かったっ!

    冷たいマイクをハンカチでグルグル巻にしてしのぎましたが、まだ手袋は見つからないのです。う~む‥‥。

    第4回中央委員会総会のパンフが届きましたので、あらためて今日はじっくり学習です。

    こちらには総会での討論も載ってますので、興味のある方はぜひお読みください。

    気がつけば12月も半分近く過ぎてました。

    事務所では年内の諸活動に加え、年始に殺到する行事での行動計画や準備などでも慌ただしくなってきました。

    かく言う私も、まだ出す年賀状の枚数さえ数えていない‥‥。

    年末特有の慌ただしさですが、資金繰りに頭を抱える業者のみなさんのことを考えると、政治が役割を果たせるように頑張らないと。

    【今日の句】 戦闘機 そんなに急いで どこに行く

2011年12月12日月曜日

この子どもたちと家族を守れ

紙智子参議院議員と、社会福祉法人「楡の会」を訪問しました。

 事務所スタッフが施設の方と知り合いになってできた縁で、紙議員も臨時国会を終えたので駆けつけてくれました。

 ここでは重症心身障害児・者を受け入れる通園・通所、生活介護、デイサービスなどに、こどもクリニックが併設されていて、短期入所もおこなっています。

 医療的ケアの必要な児童を受け入れることに加え、医療と福祉のはざまに置かれるなかで苦しむ家族をも支える役割を、同会は担ってきました。

 詳しくは上記リンクからご覧いただきたいのですが、実際に支援の様子を見せてもらい、児・者にとっても保護者にとっても「居場所」であることが伝わってきました。

 重度であるがゆえに、家族の負担も重く孤立しがちになる現実があります。

 制度のはざまにあって、どこに相談してらいいか、という声もよく聞いてきました。

 医療と福祉の切れ目ない発達支援は、多くの方が願っていることですが、施設としてできなかった現実があります。

 一言で言えば、経営が厳しくなること。

 クリニックの短期入所でも、診療所であるがため看護師の配置基準や報酬の点で、現場への負担が大きくなります。

 通園事業や生活介護では、どこの施設もそうですが、自立支援法実施で日額換算に変わって大きな減収(金額は書きませんが、かなり大きいのです)ともなりました。

 もちろん職員の労働・賃金条件にもかかわるし、それは保護者にとっても心配している点です。

 現実に受け皿として必要な施設なのに、法整備や財政支援が追いついていない典型です。

 見学後には、父母会の方々からお話をうかがいました。

 「保護者の負担は大きい。亡くなった方もいる‥‥」と、涙を流されながらの話が続きました。

 参加されたみなさんが、自分の亡き後の子どもたちのことを心配していました。

 これまで抱え込み苦労してきたことが、この施設に来て助けられた、との思いも次々と話されました。

 福祉と言えば財源の問題、と政府はすぐに言いますが、やっぱりそれはあまりに冷たい。

 命を守り支えることを優先に、削ること・やめることなんて、いくらでもあるじゃないですか!

 作るのに急ぐことのないダムや道路なんて、後回しにしたって(やめたって)いいのでは。

 毎年もうけているのに、さらに株や証券でもうける人の減税なんて、もうキッパリやめては。

 繰り返し現場の声を政府に訴えるために、私ももっと頑張らないと!と思った1日でした。

 【今日の句】 新幹線 そんなに急いで どこへ行く

2011年12月11日日曜日

政権後退の意味は消えてなくなった

ようやくの更新です。ご心配おかけしました。

 風邪が長引き大事を取って‥‥と言いつつ、日中は党道委員会総会や春闘共闘学習交流集会へのあいさつに向かったり、夜は大事をさせてもらいました。

 臨時国会は先日終わりましたが、野田政権の財界・アメリカ言いなりぶりと、表面上は対立しているように見えても「民主・自民・公明」3党合意が際立ってきた国会だったのでは。

 政権後退の意味は、完全に消えてなくなったと思います。

 くらし優先へ、財界応援政治の切り替えを!

 アメリカの声より、国民の声を聞く政治に!

 政治の大元から切り替えないと、北海道の未来も希望は見えてきません。

 COP17は、どうやら京都議定書の延長期間などは今後詰めることとし、ひとまず延長となったようです。

 しかし日本は、延長参加を拒否。

 最大排出国の中国・アメリカが参加する枠組み作りは重要ですが、それが実現できないからと言って、京都議定書延長に参加しない理屈にはならないと思います。

 できる国々で協定を結ぶことから、始めるべきです。

 国際競争力を理由に離脱を言い続けてきた財界に、ここでも言うことを聞いたのかと疑いたくなります。

 そう思うと、成長やら利益やらが社会発展の基準となる今の枠組みは、もう限界なのではないでしょうか。

 安定的な持続、各国の互恵関係の尊重、生産過程の社会的ルールづくり。

 新しい社会も見据えて、活動しなければと思います。

 【今日の句】 繰り返す 矛盾が資本を 追い詰める