金沢市へ向かうなかで、JR北海道関連の過去の資料を急いで読み続けました。国鉄の分割・民営化の誤りは明らかです。
10路線13区間が維持困難で、抜本的な見直しが必要との発表は、JR北海道の責任もさることながら、国による公共交通維持の責任が問われる事態です。
広大で自然条件が厳しい北海道で鉄路を維持するには、JR北海道単体では困難なことは明白だったはずです。
5月の国土交通委員会で、私は日高線の現状を引き合いに「国鉄の分割・民営化を総括すべきではないのか」と問いましたが、国交相からは前向きな答弁はあらず。
この間も国会には道内自治体の首長さんが見えられ、路線維持の話も出されていました。
観光と結びつけた利用策を日高や北見の市民団体のみなさんから聞いたとき、JR北海道から前向きな回答はなかったとのこと。
貨物列車の位置づけも欠かせません。
国の交通政策はモータリゼーション中心のため高速道などが拡充され、JR利用が減少したことも要因としてあげられます。
しかし、通学・通院などでJRを利用する高校生や高齢者は運転できないのですから、一方的な廃止は当然あってはならない。
会期末を控えて本会議や委員会が立て込んでいるなかですが、何とか時間をとって調査・懇談や質問までつなげたいです。
さて、初めて足を運んだ金沢市ですが「北海道には住んでいたんですよ」と声をかけてくださる方などもいて、あたたかく迎えていただき本当にありがたい。
先日、発表された日本共産党の党大会決議案と党綱領にも触れて、たっぷりと政治を変える道はある!と強調しました。
質問ではTPPや農協改革、憲法と自衛隊、野党共闘などが出されて、私なりにもお答えしました。
慌ただしく飛行機を乗り継いで、先ほど札幌へ着いたところです(長かった!)
明日は、久しぶりに訪れる比布町での演説会です。
【今日の句】 雪の中 鉄路の意義を 確認し
2016年11月19日土曜日
2016年11月18日金曜日
TPP審議状況(11/18)
参院TPP特別委員会では、与野党が推薦した参考人を招いた質疑がおこなわれました。参考人3人の発言は--。
(以下、NHKニュースの報道からのものです)
●岐阜大学応用生物化学部教授・荒幡克己さん
工業製品だけでなく農産物でも、競争力強化に重点を置いて輸出の推進を。交渉結果を踏まえた十分な国内対策こそ重要だ。
●明治大学農学部准教授・作山巧さん
メリット、デメリットを冷静に見極めるべき。農林水産業への影響に多くの懸念が出ている。協定内容の説明や情報公開が不十分。
●九州大学准教授・磯田宏さん
将来、協定の内容以上に関税の撤廃や削減が行われる危険性が高い。農林水産業への影響が不透明。承認には反対だ。
詳しくは参議院インターネット審議中継(こちら)で見ることができます。
来週は、21日(月)一般質疑、22日(火)一般質疑、24日(木)総理入り集中質疑(NHK中継予定)、そして今日の理事会で25日(金)中央公聴会の日程が決まりました。
あらためて、TPPの問題点を多くの方に知ってもらいたい。
1つは、関税の原則撤廃。
これまでも農産物の輸入自由化によって農業が衰退し、地域社会が壊れてきました。
「強い農業」をつくると政府は言いますが、大規模化が進んだ北海道農業でさえ、米国や豪州の規模には勝てません。
2つに、非関税障壁の撤廃=多国籍企業に有利な規制緩和。
どの国にも、くらしや地域を守る規則がありますが、それが企業の稼ぎの邪魔になるから変えていこうというものです。
食の安全、環境基準、医療や保険、政府調達・公共事業‥‥本当に大丈夫と言えるのでしょうか。
3つに、国による規制で利益が奪われた!と、相手国を訴えることができるISDS条項。
最低賃金の引き上げや原発ゼロ政策にまで、企業の利益に反すると訴えがされています。
国の政策にまで堂々と介入し、賠償金まで取れる仕組みが本当にいいのか。
いくら安倍首相がトランプ氏と話をしようとも、TPPの本質的問題は隠しようがありません。
私は、明日は金沢市で「つどい」、明後日は北海道比布町で演説会ですので、しっかり訴えます。
いつも悪政を止める力は、論戦と運動が結んだとき。
いろんな準備などの合間に、多くの方が今日も来室されました(写真は全日本年金者組合のみなさんの要請)。
たくさんの課題があり、もっと時間も能力も!と心から思う日々‥‥。
【今日の句】 また総理 悪い約束 してないか
(以下、NHKニュースの報道からのものです)
●岐阜大学応用生物化学部教授・荒幡克己さん
工業製品だけでなく農産物でも、競争力強化に重点を置いて輸出の推進を。交渉結果を踏まえた十分な国内対策こそ重要だ。
●明治大学農学部准教授・作山巧さん
メリット、デメリットを冷静に見極めるべき。農林水産業への影響に多くの懸念が出ている。協定内容の説明や情報公開が不十分。
●九州大学准教授・磯田宏さん
将来、協定の内容以上に関税の撤廃や削減が行われる危険性が高い。農林水産業への影響が不透明。承認には反対だ。
詳しくは参議院インターネット審議中継(こちら)で見ることができます。
来週は、21日(月)一般質疑、22日(火)一般質疑、24日(木)総理入り集中質疑(NHK中継予定)、そして今日の理事会で25日(金)中央公聴会の日程が決まりました。
あらためて、TPPの問題点を多くの方に知ってもらいたい。
1つは、関税の原則撤廃。
これまでも農産物の輸入自由化によって農業が衰退し、地域社会が壊れてきました。
「強い農業」をつくると政府は言いますが、大規模化が進んだ北海道農業でさえ、米国や豪州の規模には勝てません。
2つに、非関税障壁の撤廃=多国籍企業に有利な規制緩和。
どの国にも、くらしや地域を守る規則がありますが、それが企業の稼ぎの邪魔になるから変えていこうというものです。
食の安全、環境基準、医療や保険、政府調達・公共事業‥‥本当に大丈夫と言えるのでしょうか。
3つに、国による規制で利益が奪われた!と、相手国を訴えることができるISDS条項。
最低賃金の引き上げや原発ゼロ政策にまで、企業の利益に反すると訴えがされています。
国の政策にまで堂々と介入し、賠償金まで取れる仕組みが本当にいいのか。
いくら安倍首相がトランプ氏と話をしようとも、TPPの本質的問題は隠しようがありません。
私は、明日は金沢市で「つどい」、明後日は北海道比布町で演説会ですので、しっかり訴えます。
いつも悪政を止める力は、論戦と運動が結んだとき。
いろんな準備などの合間に、多くの方が今日も来室されました(写真は全日本年金者組合のみなさんの要請)。
たくさんの課題があり、もっと時間も能力も!と心から思う日々‥‥。
【今日の句】 また総理 悪い約束 してないか
2016年11月17日木曜日
今日は衆院農林水産委
今日の参院TPP特委は帯広市・水戸市にて地方公聴会。私は衆院農林水産委員会のため、公聴会の様子は報道で知るのみです。
ネット上では、公聴会場付近でTPP反対を意思表示するスタンディングがおこなわれたようです。
30日が会期末だからと審議をないがしろにするべきではないし、TPP自然承認を目的に会期延長などもってのほか。
地方から声を聞くのであれば、コメどころや中山間地域、中小企業の多い地域、林業・水産が主要産業の地域などなど、さらに公聴会を開いていいはずです(衆議院でも、私の方から主張していました)。
参考人質疑も参議院で明日おこなわれますが、衆議院では4テーマ(農業、食の安全、知的財産、ISDS)で参考人から意見も聞きました。
国民の不安を解消するのが政府・与党の役割なら徹底審議すればいいのですし、国会には疑問や問題点を解明する役割があります。
新聞やテレビのニュースではTPPの扱いが小さくて、どこまで審議が進んでいるのか、わからないという方も多いでしょう。
日本共産党のHPや、こちらでも問題点や審議の状況もよくわかりますので、ぜひお広げください!
私は農林水産委員会で、規制改革推進会議が「農協改革」の名で、北海道の7割の農家が必要としている組合員勘定(クミカン)制度の廃止や、指定生乳生産者団体制度を変えようとしている問題を取り上げました。
今日の委員会では与党からも規制改革推進会議に厳しい意見があがり、委員会はそろって「暴論許すまじ」の雰囲気に。
農業になじみのない方には、よくわからない仕組みや制度の議論だと思うのですが、実は農家の経営基盤や、飲用・加工の生乳の需給調整を果たしている重要なものなのです。
規制改革推進会議は、これらを「農家がしばりつけられている」と決めつけ、クミカン廃止や指定団体制度の改定を強烈に求めています。
協同組合に露骨に介入することなど世界にも例はないし、昨年に大議論(日本共産党は反対)のあとに成立した農協法にて「改革」を進めるさなかの押し付けです。
クミカン制度は必要とされているし、指定団体制度を変えることで需給バランスが崩れる恐れがあり、到底容認できるものではありません。
農林水産省として、規制改革推進会議の意見も「1つの意見」として聞くことを山本農水相は答弁していましたが、与党も含めて、ここが重要局面。
安倍首相が規制改革推進会議の場で「皆様から頂いた提案を、私が、責任をもって、実行してまいります」などと述べていますが、あまりにも勝手すぎるし、中身をわかって言っているのなら到底許されない。
安倍政権が進める農政改革に、多くの農家が怒りの声を上げ始めているのに!
【今日の句】 地方から 安倍農政NO ふつふつと
ネット上では、公聴会場付近でTPP反対を意思表示するスタンディングがおこなわれたようです。
30日が会期末だからと審議をないがしろにするべきではないし、TPP自然承認を目的に会期延長などもってのほか。
地方から声を聞くのであれば、コメどころや中山間地域、中小企業の多い地域、林業・水産が主要産業の地域などなど、さらに公聴会を開いていいはずです(衆議院でも、私の方から主張していました)。
参考人質疑も参議院で明日おこなわれますが、衆議院では4テーマ(農業、食の安全、知的財産、ISDS)で参考人から意見も聞きました。
国民の不安を解消するのが政府・与党の役割なら徹底審議すればいいのですし、国会には疑問や問題点を解明する役割があります。
新聞やテレビのニュースではTPPの扱いが小さくて、どこまで審議が進んでいるのか、わからないという方も多いでしょう。
日本共産党のHPや、こちらでも問題点や審議の状況もよくわかりますので、ぜひお広げください!
私は農林水産委員会で、規制改革推進会議が「農協改革」の名で、北海道の7割の農家が必要としている組合員勘定(クミカン)制度の廃止や、指定生乳生産者団体制度を変えようとしている問題を取り上げました。
今日の委員会では与党からも規制改革推進会議に厳しい意見があがり、委員会はそろって「暴論許すまじ」の雰囲気に。
農業になじみのない方には、よくわからない仕組みや制度の議論だと思うのですが、実は農家の経営基盤や、飲用・加工の生乳の需給調整を果たしている重要なものなのです。
規制改革推進会議は、これらを「農家がしばりつけられている」と決めつけ、クミカン廃止や指定団体制度の改定を強烈に求めています。
協同組合に露骨に介入することなど世界にも例はないし、昨年に大議論(日本共産党は反対)のあとに成立した農協法にて「改革」を進めるさなかの押し付けです。
クミカン制度は必要とされているし、指定団体制度を変えることで需給バランスが崩れる恐れがあり、到底容認できるものではありません。
農林水産省として、規制改革推進会議の意見も「1つの意見」として聞くことを山本農水相は答弁していましたが、与党も含めて、ここが重要局面。
安倍首相が規制改革推進会議の場で「皆様から頂いた提案を、私が、責任をもって、実行してまいります」などと述べていますが、あまりにも勝手すぎるし、中身をわかって言っているのなら到底許されない。
安倍政権が進める農政改革に、多くの農家が怒りの声を上げ始めているのに!
【今日の句】 地方から 安倍農政NO ふつふつと
2016年11月16日水曜日
TPP審議状況(11/16)
理事会で中央公聴会の提案があったようですが、決まらず持ち越しに。参議院の審議は、文字どおり始まったばかりなのだから!
どさくさまぎれというか、昨日は南スーダンPKO部隊に「駆けつけ警護」の任務付与が閣議決定されました。
安保法制=戦争法の具体化です。
海外での武力行使を禁じた日本国憲法に、真っ向から反します。
もはや和平合意も崩壊しているのに、PKO5原則に抵触しないという政府の言い分は現実を見ないどころか、実績先にありきという強権姿勢の現れではないでしょうか。
TPPもそうですが、差し迫った危険について多くの方に知ってもらう活動を強めなければ。
今日のTPP特別委員会は一般質疑(4時間)で、日本共産党は山添拓議員がISDSを厳しく追及しました。
弁護士の山添さんらしく詳細に至るまで質問し、聞いている他の議員の目がだんだんと変わっていくのが、院内テレビからもよくわかりました。
こういう審議を、どんどんとやっていかなければいけない。
衆議院は通常国会からまたいで審議してきたのですが、参議院は文字どおり始まったばかりです。
明日は地方公聴会で、北海道帯広市と茨城県水戸市。
明後日は参考人質疑で、農業がテーマ。
今日の理事会で決まったのは21日に一般質疑、24日に安倍首相出席の集中質疑をおこなうことまで。
会期末も迫ってきますが、このまま廃案に!
私は明日、農林水産委員会で、大臣所信に対する質疑をおこないます。
TPP特別委員会や大臣の一連の問題発言があり、1ヵ月たってようやく所信質疑となりました。
あらためてTPPについても聞きますが、規制改革推進会議の「暴論」ともいえる提案についてもただします。
TPPの「規制の整合性」章で、国内の規制を変える司令塔とも言える役割を持つ機関がつくられるのですが、それが日本では規制改革推進会議にあたるといえます。
衆議院インターネット中継で、私は16:40~17:00に、斉藤和子衆議は17:00~17:10(都市農業)です!
【今日の句】 寒風の 国会前でも 熱き声
どさくさまぎれというか、昨日は南スーダンPKO部隊に「駆けつけ警護」の任務付与が閣議決定されました。
安保法制=戦争法の具体化です。
海外での武力行使を禁じた日本国憲法に、真っ向から反します。
もはや和平合意も崩壊しているのに、PKO5原則に抵触しないという政府の言い分は現実を見ないどころか、実績先にありきという強権姿勢の現れではないでしょうか。
TPPもそうですが、差し迫った危険について多くの方に知ってもらう活動を強めなければ。
今日のTPP特別委員会は一般質疑(4時間)で、日本共産党は山添拓議員がISDSを厳しく追及しました。
弁護士の山添さんらしく詳細に至るまで質問し、聞いている他の議員の目がだんだんと変わっていくのが、院内テレビからもよくわかりました。
こういう審議を、どんどんとやっていかなければいけない。
衆議院は通常国会からまたいで審議してきたのですが、参議院は文字どおり始まったばかりです。
明日は地方公聴会で、北海道帯広市と茨城県水戸市。
明後日は参考人質疑で、農業がテーマ。
今日の理事会で決まったのは21日に一般質疑、24日に安倍首相出席の集中質疑をおこなうことまで。
会期末も迫ってきますが、このまま廃案に!
私は明日、農林水産委員会で、大臣所信に対する質疑をおこないます。
TPP特別委員会や大臣の一連の問題発言があり、1ヵ月たってようやく所信質疑となりました。
あらためてTPPについても聞きますが、規制改革推進会議の「暴論」ともいえる提案についてもただします。
TPPの「規制の整合性」章で、国内の規制を変える司令塔とも言える役割を持つ機関がつくられるのですが、それが日本では規制改革推進会議にあたるといえます。
衆議院インターネット中継で、私は16:40~17:00に、斉藤和子衆議は17:00~17:10(都市農業)です!
【今日の句】 寒風の 国会前でも 熱き声
2016年11月15日火曜日
TPP審議状況(11/15)
来年1月に開く日本共産党大会に向けた会議のため国会を離れていたのですが、TPP特別委では紙智子参議院議員が追及!
今日の紙議員は、TPPが発効されたら各国代表によって設立される「TPP委員会」について取り上げました。
「各国代表」と言いますが、実は大臣でなければいけない、という規定にはなっていません(!)。
誰がなるのかと質問したところ、まだ発効していないので決まっていない、と石原大臣。
また、第25章における「規制の整合性」では、対象規制の範囲を決めることとなるのですが「相当な範囲」とされているだけ。
紙議員が「食品添加物の定義や遺伝子組み換え食品の表示基準を米国に合わせることも『相当な範囲』に入るのか」と質しても、これは発効前の今後の課題になっているのです。
なので、発効だけは決めてあとはフリーハンドでおまかせ?
昨日から取り上げているように、利害関係者(=多国籍企業)が関与できる仕組みがあるわけですから、政府の言う「生きた協定」は、利害関係者によってルールを変えていくことができるとなるのではないかと紙議員。
政府は否定しますが、協定文を読む限りは、そうならない保障はありません。
問題だらけのTPP、明日の委員会は午後から一般質疑(4時間)で、日本共産党は山添拓議員が14:51~15:30です(ISDSを追及!)。
さて、私が出席していた会議では、党大会に向けた決議案が提案されました。
3年前の党大会では、参院選で始まった日本共産党の躍進を受けた「自共対決」の時代の始まりと規定していましたが、今回は「自公と補完勢力」対「野党と市民の共闘」が、新しい政治の対決構図と規定。
詳しくはこちらから見ていただければ嬉しいです。
明後日には農林水産委員会も開かれる見通しで、また質問準備に忙しくなってきました。
【今日の句】 月ぐらい 大きく明るく 行きたいな
今日の紙議員は、TPPが発効されたら各国代表によって設立される「TPP委員会」について取り上げました。
「各国代表」と言いますが、実は大臣でなければいけない、という規定にはなっていません(!)。
誰がなるのかと質問したところ、まだ発効していないので決まっていない、と石原大臣。
また、第25章における「規制の整合性」では、対象規制の範囲を決めることとなるのですが「相当な範囲」とされているだけ。
紙議員が「食品添加物の定義や遺伝子組み換え食品の表示基準を米国に合わせることも『相当な範囲』に入るのか」と質しても、これは発効前の今後の課題になっているのです。
なので、発効だけは決めてあとはフリーハンドでおまかせ?
昨日から取り上げているように、利害関係者(=多国籍企業)が関与できる仕組みがあるわけですから、政府の言う「生きた協定」は、利害関係者によってルールを変えていくことができるとなるのではないかと紙議員。
政府は否定しますが、協定文を読む限りは、そうならない保障はありません。
問題だらけのTPP、明日の委員会は午後から一般質疑(4時間)で、日本共産党は山添拓議員が14:51~15:30です(ISDSを追及!)。
さて、私が出席していた会議では、党大会に向けた決議案が提案されました。
3年前の党大会では、参院選で始まった日本共産党の躍進を受けた「自共対決」の時代の始まりと規定していましたが、今回は「自公と補完勢力」対「野党と市民の共闘」が、新しい政治の対決構図と規定。
詳しくはこちらから見ていただければ嬉しいです。
明後日には農林水産委員会も開かれる見通しで、また質問準備に忙しくなってきました。
【今日の句】 月ぐらい 大きく明るく 行きたいな
2016年11月14日月曜日
TPP審議状況(11/14)
どうしても政府は「規制改革会議」の名を出したくないようだ--米国の利害関係者が日本の政策に関与するのかという大門実紀史議員の質問に‥‥。
大門議員は、第25章「規制の整合性」4条に着目。
そのなかに、各国の対象規制の調整や見直しをすることを目的とするとあり、そのため「調整機関」なるものの設立や維持が書かれています。
その「調整機関」とは?
事務方も岸田外務大臣も、日本では関係省庁で話し合う現在ある仕組みであり、新たな機関は設けないとの主旨で答弁するのみ。
そこで大門議員が示したのが、日米二国間のいわゆる「サイドレター」。
そこでは「外国投資家その他利害関係者から意見及び提言を求める」とし、その意見などは「可能な場合には行動をとるため、定期的に規制改革会議に付託する」「日本国政府は、規制改革会議の提言に沿って必要な措置をとる」としているのです。
これまで「サイドレター」については、政府は「法的拘束力はない」と反論していましたが、衆議院で私から「サイドレターの中身で実施する」との外務省の正式文書も示してきたので、今日はその言葉は出ずじまい。
大門議員が総理に事実を確認すると、「聞きはするし、正しいものなら受け入れるが、いわば聞くだけ」とのような答弁でした。
実は、この質問の前に大門議員は、日本の郵便局2万局の窓口でアフラックのがん保険が販売されている問題を取り上げているのです。
郵政民営化の議論で、大門議員も何度も質問するなかで、当時も政府は「自主的な判断」をくりかえしました。
しかし、あれから10年たち、農産物や保険分野で強い要求をしてきた米国の意向を結局は受け入れてきたのではないのか、と。
こういう議論を経て、総理は単に「聞くだけ」という答弁でごまかそうとしたのではないのか。
規制改革会議(現・規制改革推進会議)は、これまでも解雇規制のルール緩和や、混合診療の解禁など、くらしに必要な規制まで緩和すべきだと言い続けてきました。
先日は、北海道の農家を支える組勘(クミカン)制度の廃止、生乳集荷や需給調整に欠かせない指定生乳生産者団体制度の改定、全農の組織改編などを提言して、農家や農業関係者から反発の声があがっています。
それが今後は米国の利害関係者(=多国籍企業)の提言を受けて、国内の規制を変えていくのであれば、とんでもない。
だから政府は、「調整機関」は規制改革会議と言うのを控えたのではなかったか。
TPPの先行きはどうあれ、日米FTAのような形として要求あるのではと言われるときに、しっかりTPPの問題点を浮き彫りにする必要があると思います。
さて、私は久しぶりに机上整理(少しだけ)や資料熟読(少しだけ)で、TPPとともに道内や各地の要求実現に向けて論点整理中。
明日のTPP特別委員会ですが、日本共産党からは紙智子参議院議員が14:27~15:20(53分)の予定です(NHK中継あり)。
今日の大門議員の出番も少し早まったようですので、テレビなどはこまめにチェックしてくださいね。
【今日の句】 隠してる 中身に危険 あふれてる
大門議員は、第25章「規制の整合性」4条に着目。
そのなかに、各国の対象規制の調整や見直しをすることを目的とするとあり、そのため「調整機関」なるものの設立や維持が書かれています。
その「調整機関」とは?
事務方も岸田外務大臣も、日本では関係省庁で話し合う現在ある仕組みであり、新たな機関は設けないとの主旨で答弁するのみ。
そこで大門議員が示したのが、日米二国間のいわゆる「サイドレター」。
そこでは「外国投資家その他利害関係者から意見及び提言を求める」とし、その意見などは「可能な場合には行動をとるため、定期的に規制改革会議に付託する」「日本国政府は、規制改革会議の提言に沿って必要な措置をとる」としているのです。
これまで「サイドレター」については、政府は「法的拘束力はない」と反論していましたが、衆議院で私から「サイドレターの中身で実施する」との外務省の正式文書も示してきたので、今日はその言葉は出ずじまい。
大門議員が総理に事実を確認すると、「聞きはするし、正しいものなら受け入れるが、いわば聞くだけ」とのような答弁でした。
実は、この質問の前に大門議員は、日本の郵便局2万局の窓口でアフラックのがん保険が販売されている問題を取り上げているのです。
郵政民営化の議論で、大門議員も何度も質問するなかで、当時も政府は「自主的な判断」をくりかえしました。
しかし、あれから10年たち、農産物や保険分野で強い要求をしてきた米国の意向を結局は受け入れてきたのではないのか、と。
こういう議論を経て、総理は単に「聞くだけ」という答弁でごまかそうとしたのではないのか。
規制改革会議(現・規制改革推進会議)は、これまでも解雇規制のルール緩和や、混合診療の解禁など、くらしに必要な規制まで緩和すべきだと言い続けてきました。
先日は、北海道の農家を支える組勘(クミカン)制度の廃止、生乳集荷や需給調整に欠かせない指定生乳生産者団体制度の改定、全農の組織改編などを提言して、農家や農業関係者から反発の声があがっています。
それが今後は米国の利害関係者(=多国籍企業)の提言を受けて、国内の規制を変えていくのであれば、とんでもない。
だから政府は、「調整機関」は規制改革会議と言うのを控えたのではなかったか。
TPPの先行きはどうあれ、日米FTAのような形として要求あるのではと言われるときに、しっかりTPPの問題点を浮き彫りにする必要があると思います。
さて、私は久しぶりに机上整理(少しだけ)や資料熟読(少しだけ)で、TPPとともに道内や各地の要求実現に向けて論点整理中。
明日のTPP特別委員会ですが、日本共産党からは紙智子参議院議員が14:27~15:20(53分)の予定です(NHK中継あり)。
今日の大門議員の出番も少し早まったようですので、テレビなどはこまめにチェックしてくださいね。
【今日の句】 隠してる 中身に危険 あふれてる
2016年11月13日日曜日
笑いと確信の「つどい」
今日は神奈川県川崎市へ。畑野君枝衆議院議員が小選挙区で立候補予定の町での「つどい」で嬉しいことに……。
80代の女性が、快く入党してくださいました。
紹介してくださった党員さん曰く、日本共産党を50年来応援してくださった方とのことでした。
ご家庭の事情もあり今日の機会にまで至ったそうですが、しっかりペンを握って申込書にサインされました。
「つどい」では私から約1時間、国会で果たしている党の役割と綱領で示す展望について話した後に、最近入党されたというヘイトスピーチを許さない活動をされている方の秘話(?)発言もあり、笑いと確信が広がる場となりました。
北海道以外で、初めてお会いする方々との話なので少し緊張もしましたが、TPPはじめたくさんの質問も出されて、双方向で話し合いができる機会っていいなと再確認。
雪も降った北海道から比べれば夏のような川崎市でしたが、新しい社会をつくろう!と、熱い気持ちを交わし会えた1日でもありました。
【今日の句】 根を張った 力が明日を 変えるはず
80代の女性が、快く入党してくださいました。
紹介してくださった党員さん曰く、日本共産党を50年来応援してくださった方とのことでした。
ご家庭の事情もあり今日の機会にまで至ったそうですが、しっかりペンを握って申込書にサインされました。
「つどい」では私から約1時間、国会で果たしている党の役割と綱領で示す展望について話した後に、最近入党されたというヘイトスピーチを許さない活動をされている方の秘話(?)発言もあり、笑いと確信が広がる場となりました。
北海道以外で、初めてお会いする方々との話なので少し緊張もしましたが、TPPはじめたくさんの質問も出されて、双方向で話し合いができる機会っていいなと再確認。
雪も降った北海道から比べれば夏のような川崎市でしたが、新しい社会をつくろう!と、熱い気持ちを交わし会えた1日でもありました。
【今日の句】 根を張った 力が明日を 変えるはず
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