2019年3月2日土曜日

みんな力が入る訴え

 今日は札幌白石区デー! 伊藤りち子道議予定候補・さとう綾市議予定候補と宣伝や地域演説会に、寒さが戻った日でも元気に訴えました。

 そんな寒さでも党員・後援会員さんが、どこでも多く駆けつけていただき感激! 伊藤・さとう必勝の思いは、演説を真剣に聞いている姿からも伝わってきます。私も心ひとつにがんばりたい。

 伊藤りち子さんが力を込めて訴えていたのが「安倍政権に憲法9条を変えさせない」。ご両親が戦争を経験し、お母さんの兄が戦死した時に「遺骨を入れる箱に石ころが入っていた」のだそうです。「誰の命もムダにしてはならない」との思いで日本共産党にも入り、市議会でも4期16年がんばってこられたのです。平和の思いを語る伊藤さんは、いつもの柔らかい表情とは違う迫力!

 さとう綾さんは、一児のお母さん。子どもの医療費無料化を広げたいとの訴えも、実感が込もっています。白石区では以前に母子飢餓事件があり、それに触れた綾さんは言葉を詰まらせました。伊藤りち子事務所で、たくさんの生活相談を受けてきた綾さんのやさしさを、ぜひ市議会で思う存分発揮してほしいのです。

 地域演説会には元衆議院議員の児玉健次さんが来られて、閉会あいさつをしてくださいました。やさしい語り口のなかに力強いメッセージがあり、私も頑張らなければと決意を新たにしました。

 終わってから全道高校教職員後援会に駆けつけ、小室まさのり市議予定候補(北区)ともども決意表明。小室さんは昼に事務所びらきをおこない、なんと150人も来てくださったとのこと! 会も笑いと決意があふれて、私も元気をもらいました。

 【今日の句】思い出す まだ北海道は 冬なんだ

2019年3月1日金曜日

鉄路存続、沖縄の声を、そして原発やめよう

 札幌駅前での「いちの日」行動は、知事選も控えたなか鉄路存続への訴えが熱い! 私も先日のJR北海道要請や国交省レクの中身を報告しました。

 日高線について26日の臨時町長会議で結論を出すかと心配されましたが、住民の声の高まりもあり、4月の知事選後に結論持ち越しとなりました。その間は自治体とJR北海道が個別協議をおこなうこととはなりましたが、日高町村会長の坂下一幸・様似町長が「バス転換が前提ではない」と述べたことも重要です。

 JR北海道は「廃線に合意すれば、護岸を復旧する」と町長会議に伝えていますが、私たちの要請では、復旧主体がJR北海道であることは明言せず、「詳細を検討して、国や道とも相談したい」との回答でした。そこで国交省へ確認すると「線路を復旧しないなら、国からは補助できない」と、ごく当たり前の回答。ただ、後背地に民家などがある場合の護岸復旧は道が進めることであり、それには国も補助しているとのこと。このあたりが、JR北海道が「詳細を検討」と述べている点と思われます。

 しかし、JR北海道の意向はバス転換なのですから、民家にかかわるところ以外は自前で復旧することになります。補助があっても直さないのに、補助なしで直すことができるのか。

 むかわ町は日高線を利用してもらおうと、高校生の通学用JR定期券を町として来年度から支給するとのこと。このような利用促進が広がっているのですから、安易なバス転換などせずに、もっと利用促進策だって具体化してはどうなのか。観光にとっても日高地域は魅力的なコースになりえるはずです。

 鉄路存続を求める会・事務局長の小室まさのり市議予定候補(北区)とともに、今日は留萌市議予定候補こぬま清美さんも駆けつけて訴えました。みんなで声をあげると、やっぱり元気になります。観光客も含めて、多くの方が注目していきました。

 熱気そのまま移動すると、自民党道連前ではユニキタ(Unite & Fight Hokkaido)が辺野古連帯・抗議行動の真っ最中。私も一言スピーチに。沖縄の声をふみつけるひどさに加え、辺野古を埋め立てる工事費は私たちの税金でまかわれていることもひどいじゃないかと訴えました。生活が苦しいなか納めた税金は、海の埋め立てでなくくらしにまわせ! そういう角度からも、沖縄の問題でなく日本全体の問題だと呼びかけたかったのです。

 青年たちの熱く、みずみずしい訴えも響きました。本当の全部のスピーチ、安倍首相に聞かせてやりたい。激励しながら、パタパタと道庁前の反原発抗議行動へも足を運びました。どこもここも熱い気持ちが伝わってきます。今日は、札幌市長選に立候補表明した渡辺達生さんも来られました。原発をやめようと託せる人がいるって本当にうれしいことだと、いち参加者として私も心強く思いました。

 私も自分の国会質問も思い出しながらスピーチしました。敷地内の断層を、北電が活断層と否定できないまで追い込まれている問題は、2017年5月に私が質問したものそのものなのです。当時の規制委員会からも言われ続けて、結局2年近くを費やしても反論できないままの北電にとって、もはや泊原発は最大の重荷になっているのではないのか。

 反論か、いっそうの強化対策を進めるのか、それとも1・2号機を廃炉としていくのか。北電にとっても結論に向けて残された時間は少ないと思います。ここでも知事選の結果が大きい。知事が変われば、変化はつくれるはずです。

 とても大事な地方選となってきました。知事には石川ともひろ、札幌市長には渡辺達生、そして道議はじめ地方議員には日本共産党をと、明日も元気に訴えたい。明日は白石区です。PM2・5がひどかったためか何やら喉がイガイガするのですが、何とか明日までには良くなりますように。

 【今日の句】何よりも 解決策は 安倍退陣

2019年2月28日木曜日

市民主権の札幌へ

 札幌市長選に人権弁護士・渡辺達生さんが立候補表明! 母体となる「市民主権を実現する会」も発足され、会場は熱気いっぱい!

 上田前市長の後継と言われながら、憲法や原発への態度は消極的で、市民のくらしや福祉より大型開発優先の自民党政治が復活する可能性が強まってきた秋元市政。これまでの「明るい札幌市政をつくる会」(この中に日本共産党も加わっています)と新社会党札幌圏総支部、自由党北海道支部準備委員会とで話し合いをするなかで上記の会を立ち上げ、市長選をたたかうことで一致しました。そして立候補の要請に応えてくれたのが、渡辺達生弁護士です。

 渡辺達夫さんは、官官接待の住民訴訟や道警の公費不正にかかわる訴訟にかかわり、雇用暮らしSOSネットワーク北海道の代表や生存権裁判弁護団事務局長などをつとめてきました。不正は許さず、くらしやいのちを守る先頭に立ってきた弁護士です。立候補を決意してくださったことに、心から敬意と感謝を表したい。渡辺さんが市長となれば、ガラッと市政は変わります!

 立候補の表明にあたり、渡辺さんは3つの重点を述べました。①1000億円道路をやめて特養、保育所、奨学金などにまわす、②1兆円もある市の予算を使って、民間の給料があがり、消費が増え、経済がまわる仕組みをつくる、③原発をやめ、自然再生エネルギーに転換し、安全安心の北海道ブランドをまもる--です。力を込めて話されたのが、格差と貧困の是正にかかわって「富める1%と、それ以外の99%。私は、この99%の人とともに、すべての人の命とくらしを守る札幌市へ変えていきたい」との部分でした。

 夜の「会」発足集会は、各政党とともに渡辺さんが所属している合同法律事務所、新日本婦人の会、市民の会、札幌地区労連、生存権裁判をたたかっているみなさんなどから熱いメッセージが続きました。話を聞いていて、みんな「渡辺さんと札幌を変えるためにたたかいたい」とウズウズしている感じ。すごく元気が湧く集会でした。

 知事とともに札幌市長が変われば、道民・市民のくらしに目を向けた政治へ変わるとともに、安倍政権に与える強烈な審判にもなります。この流れ、もっと強く大きくしていきたい。

 【今日の句】変えられる わくわくウズウズ する感じ

2019年2月27日水曜日

さらに広く語り合えれば

 日中は会議、夜はさっぽろ自由学校「遊」の「政治家との対話講座」にお招きいただき、たくさんのご意見を聞きました。ありがとうございました。

 この講座は、「遊」が「選んだ人とざっくばらんに」と題して議員・候補との懇談を中心にした企画です。2018年度後期は5回目となり、今回は私の番というわけです。私の話は冒頭に、なぜ政治の道に進んだのかから始めて、その後はたっぷりと懇談の時間にさせていただきました。

 「低所得者への政策とともに、もっと中間層に向けた政策を」「野党共闘で共産党の票が減ることにならないか」「ベーシックインカムについての考えは」「消費税を5%に下げることについては」など党のこと、「知事候補は石川さんで、共産党は本気でたたかえますか」「外交政策で野党共闘は行きづまらないか」「新潟の話を聞いたら、まだ北海道の共闘の歴史は浅いと感じた」など共闘のことなど、ざっくばらんな意見に「う~ん」など考えながら、私から話をしました。

 特に印象に残ったのは「若い人でも生活に困っている人がいる。そういう人に伝わるように」との話でした。生活が大変なのは政治の責任が大きいのに、なぜか安倍政権を支持する人が多いという話もありました。予定候補の身としては、困っている方や閉塞感を持っている方への発信に力を入れなければと思うのです。

 今日のような話し合いや、多くの方々との接点が広がるような取り組みを強めたいと思いました。まだまだ政治について遠い・重いと感じている方は多いし、特に若い世代はそうでしょう。大事なのは、こちらの姿勢ひとつ!

 【今日の句】ともかくも 進む米朝 さて日本

2019年2月26日火曜日

国の責任はないのか

 紙智子・山添拓の両参議院議員の力も借りて、国土交通省にJR北海道の課題についてヒアリング。鉄路を維持しようという国の姿勢が見えない!

 ヒアリング項目は大きく3つ。①昨年7月に国交省がJR北海道に出した監督命令について、②日高本線について、JR北海道が「廃線を容認すれば、護岸を復旧する」と述べていることについての国の認識や態度、③北海道新幹線の札幌延伸は、JR北海道の経営自立に資するのか--がポイントです。

 ①ですが、この監督命令は、JR北海道が「錦の御旗」のようにくりかえし党との要請のなかで述べていました(今月19日)。監督命令の特徴は、JR北海道の経営自立を促すことにあります。その前提から、沿線自治体との協議を前提としながらも、事業範囲の見直しなどが含まれています。

 国交省から「私たちから鉄路をなくせなんて言わない」との答弁も、上記の内容からすれば、実際は廃線を促すことになってはいないのか。そもそも今のJR北海道の状況で「経営自立」が可能と本気で思ってるのかと聞くと、「可能になるように今回の監督命令を出した」という堂々巡り。これでは廃線を容認することになります。

 来年度予算に2年間400億円の財政支援が盛り込まれていますが、沿線自治体が同水準の負担をすることが前提になっているものがあります。根拠をただすと、そのような法はないものの全国では負担しあっている例があるとの回答。資料の請求をしたので、しっかり中身を精査していきたい。

 ②は、国交省としては「報道されていることは承知している」とのこと。JR北海道からは「国や道とも協議したい」と言っていたので重ねて聞いても、今日の時点では協議の相談もないと述べました。護岸復旧は鉄道のためではないのかを問うと、JR北海道が独自にすることには問題ないとも述べました。この場合は、その後に列車を走らせないので国による復旧支援事業の対象にはなりません。

 JR北海道との話でも、自社で護岸復旧をするとの言葉はありませんでした。つまり、JR北海道が言うような復旧をするのは、誰が主体となって復旧や管理をするのか明らかになっていません。これでは地元が戸惑うばかりになります。ただ、住宅などがある後背地については道による管理となることを海岸室職員から言及がありました。

 ③は、議論が大紛糾。監督命令にも「札幌延伸の効果が発現する」年を目標に経営自立をめざすというのですから、その予想需要や、今100億円も赤字となっている新幹線分の赤字の解消などの見通しを聞いたのですが、まったく回答なし。何度か問うなかで「見通しや評価はありません」と認めました。札幌延伸が、どれだけJR北海道の経営に資するかは、国として責任を持っていないに等しいことです。

 そこで①に戻って「だから経営自立に向けての監督命令です」と回答する、またも堂々巡り。しかし、見通しを国自体が持ててないのに、本当にJR北海道が実行できるのか。結局、赤字路線を次々となくすか、不動産事業にいっそう傾斜するということになるのではないかと私たちから指摘しました。こうなると、鉄路を守るという前提はなくなったに等しいのです。

 「地元自治体との協議のなかで残すという決断をするなら、それは尊重する」とも述べました。そのさいの財政措置は心もとないし、鉄路維持には依然として消極姿勢ですが、くりかえし鉄路の意義や可能性なども訴えていこうと思いました。今日の日高7町長会議では知事選後まで結論は出さないことにしたとの一報もあり、ますます北海道の活動も大事になると再認識。

 暖かい東京から戻ると、やっぱり依然として冬の北海道。寒さに負けず明日もがんばります。

 【今日の句】雪を見て 帰ってきたよと ほっとする

2019年2月25日月曜日

がんばれ受験生

 なんだか親の気分で受験生を見送った、北大前での民青の青年たちと激励行動。その後に定例の宣伝もして、急いで会議のために東京へ。北海道の感覚で言えば、もう東京は春のよう!

 自分の大学受験など、もはや遠い昔。しかし今も昔も変わらない、朝の少しばかりの緊張感。今日は自分のベストを出せたかな、と勝手な心配をしてしまいます。政治の責任としては学費の負担軽減、家計が苦しくて受験できない子どもをないようにすることが急がれます。あらためて心に誓いました。

朝の気温もプラスの日が続き、宣伝もやりやすくなってきました。訴えに耳を傾けてくれているような感じもします。何といっても昨日の沖縄県民投票について、今こそ日米両政府は県民の声を受け止めるべきと私も力を込めました。沖縄の問題でなく、日本全体の問題です。

 東京での会議というのは、前国会議員が招集されてのもの。地方選を前に、前議員としての活動強化を確認しあいました。久しぶりに会った仲間も元気そうで、本当に励みになりました。初めての国会を、お互いに支え合った連帯感。この力で北海道でも、さらに私もがんばりたい。

 東京に泊まって、明日は紙智子参議院議員の力も借りてJR北海道問題のレクをおこないます。鉄路の維持・存続という大枠はあるのですが、この間の動きについて国としての考えをしっかりとらえておきたいからです。力が入ります。

 【今日の句】大丈夫 努力は人を 裏切らない

2019年2月24日日曜日

札幌市長は、どこを向いている

 新基地NO多数の民意を、安倍政権は受け止めよ! 私は今日は札幌西区で演説会。田中けいすけ市議の再選を必ず、知事には石川ともひろさんを!と訴え。市長選も含めて、市民に目を向けた市政をとも強調しました。

 障害者福祉を専門とする田中けいすけ市議は、1期目ながら命とくらしを守る論戦と活動に大奮闘。作夏に西区で生活保護受給者が電気を止められたことで熱中症死した件でも、私もいっしょにいち早く市役所に対応を訴え、現場にも足を運んだのが田中さんでした。まさに命の守り手として、宝の議席なのです。

 今日は田中さんからも、精神障害者の交通運賃助成などが実現できた一方で、障害者や高齢者などが安心して住むことができる札幌には、まだまだやるべきことがあると訴えられました。演説会の合間には、要求をまとめたタペストリーなども手渡されました。あたたかい市政を、多くの方が望んでいるんですね。

 「適正化」の名のもとに学校が統廃合され、市内中心部へのアクセス道路といった大型事業にも前のめりとなり、昨年の地震のときには障害者・難病患者へ福祉避難所の場所まで知らせなかった秋元市政。このような1つ1つに、市の姿勢がにじんでくるものなのです。

 国との関係でも、前・上田市長は焦点の憲法改正などに態度を明確にしてきましたが、秋元市長になってからは態度表明を避けているのは明らかです。原発だって、泊原発の敷地に活断層がある可能性が大きいのに、なお態度を明確にしないつもりなのでしょうか。

 間もなく「つくる会」での候補擁立も進むでしょう。そのときは、あらためて私からもご紹介します。

 明日は久しぶりに、会議のため東京へ行きます。きっと春のような気温なんだろうなぁ。

 【今日の句】寄り添うと それでも総理 言い張るか