2018年8月18日土曜日

やっぱり心配は農作物

 「朝が寒くてストーブつけたよ」との話もあった本別町・足寄町。明日から少し暑さも戻るようですが、早くも秋の雰囲気でした。

 十勝キャラバン3日目は本別町で阿保静夫町議と、足寄町では田利正文町議とで町内を宣伝にまわりました。その後は党員・支持者のみなさんと懇談。ちょうど昼と重なった本別町では、おいしいカレーライスもいただきました!

 農業や林業を基幹産業とする町ですから、話の口火は天気のことに。それで冒頭のような話も出てくるのですが、こんなに早くストーブをつけるなんて年もめったにないはず。「温暖化の影響なのかね」との話題にもなりました。

 日本農業新聞では、本州は猛暑のために飲用乳が減る恐れ、北海道は長雨で牧草の育ちが悪く今後に影響が出る恐れ、などと報じられていました。そもそも酪農家が減少しているのですから、自然要因の変化で需給バランスがすぐ崩れてしまうのです。生産基盤の強化が欠かせません。そのときに規模拡大偏重の今の農政でいいのでしょうか。

 帯広市に足を運んで報道関係へ表敬訪問をし、予定の日程を終えました。札幌の自宅へ戻ると、小学生の子が「宿題は終わった」(!)とのこと。明日で夏休みも終わりなんですね。やっぱり秋が近づいている‥‥と感じました。

 【今日の句】ほどほどの 天気がいいと 口々に

2018年8月17日金曜日

気がつけば青空

 黒岳で初雪! それほど肌寒さは感じなかった今日のキャラバンは広尾町・大樹町・幕別町忠類・更別村・中札内村をまわりました。

 どこへ行っても私のポスターを貼ってくださっていて本当にありがたい。私も町から町への移動中も車のマイクを握ってご挨拶。昼食をいただいたお店でも「声が聞こえてましたよ」と教えていただきました。

 じっくり広尾町をまわるのは「10年前の演説会以来ですよ」と教えていただき、そんなに間が空いていたのかと反省。旗手恵子・前崎茂の両町議と宣伝や表敬訪問、「つどい」などに駆け回りました。

 町役場では村瀬優町長・田中靖章副町長とともに、党町議とも共同の機会が多いという星加広保町議もご一緒されての懇談となりました。(村瀬町長の「瀬」は右辺が「刀」に「貝」なのですが、出てこないために「瀬」を用いています)

 町長さんからは道立広尾高校の存続についての要望を受けました。近隣自治体と「生徒の奪い合いになってはいけないんです」との話は、まったく同感。一学級あたりの生徒数を減らすことの教育効果もあるわけで、機械的に「一学級40人を割れば統合対象」という考え方を改めるべきだと思います。

 大樹町ではJA大樹町を訪れました。坂井正喜組合長が対応くださり、「どの政治家が来ても熱く訴えているんです」と地域の現状や農協改革についてうかがいました。志民和義町議が同席くださいました。

 しばらく乳価が高い酪農の現場についてもTPPやEPAには不安があるし、設備投資をすれば10年単位での償還となるだけに安定的な価格保障・所得補償が必要ですねと私からも話しました。

 両町でも「つどい」では次々と意見や要望が出されました。「成人年齢の引き下げについての問題点は」「障害等級の診断が適正に行われてほしい」「学校の先生たちが忙しすぎる」「戦争の悲惨さを政治家はわかっているのか」などなど、つまりは「安倍政治を変えよう」という思いが溢れるのです。本気の本気で変えようと、私からの訴えにも力が入りました。

 その後の街頭宣伝にも、地元の党員や後援会員のみなさんが駆けつけてくださいました。気がつけば曇り空が青空に。私も多くの励ましをいただき、心も晴れやかに。夜には党十勝地区委員会の海技でも一言あいさつさせていただきました。

 明日も元気に本別町・足寄町をまわります!

 【今日の句】雪虫を 見てもないのに いないのに

2018年8月16日木曜日

雨の十勝で、これからの農業を語り合い

 今日から3日間、十勝管内をまわります。まず上士幌町から士幌町へと、役場に着いたら「しほろ7000人のまつり」での山車がドーンと!

 士幌町では19日にこのまつり、上士幌町では10日~12日でバルーンフェスティバルがおこなわれていました。帯広市は平原まつりとのことで、この時期に十勝管内は大きなにぎわいを見せます。これら一連のまつりが終わると、収穫の準備を進めることになるんだそうです。

 上士幌町では竹中貢町長、士幌町では小林康雄町長と懇談させていただきました。上士幌では山本和子町議、士幌では清水秀雄・和田鶴三の両町議が同席しました。今日は雨が強く降っていた日だったので、天気と農作物の状況から話は始まりました。

 食料自給率が低い日本、TPPなどへの心配、後継者が定着するための施策などなど話は尽きません。農業でのIT活用にも話が及びました。ともあれ結論は、農家が安定的・持続的に経営できる環境をいかにつくるか、ということに尽きます。私からは「今こそ命・くらし・地域を支えることこそ国の大目標にする」「その分野で働く若者を、国が責任もって支えることをハッキリ位置づける」政治に変えたいと述べました。

 「東京への一極集中の是正を」(竹中町長)、「介護保険制度を根本から見直す必要」(小林町長)など、町民生活を守る立場から国への要望もうかがいました。市場万能の立場に立つ安倍政権では、資本の集中が強まります。公的に支えるべき医療・介護なども受益者負担の考え方が先に立ちます。安倍政権の根っこから変えなければなりません。

 その後に両町で「つどい」がおこなわれましたが、安倍政権を変えたい思いが次々と語られました。酪農・畜産の苦労も生でお聞きし、日本共産党の農業政策への意見もいただきました。あたたかい激励の声もかけていただき本当にありがとうございます。聞いた声を、しっかり国政に反映させたい。聞きっぱなしにできません。

 明日は広尾町・大樹町を中心に、忠類や更別、中札内へも宣伝でまわります!

 【今日の句】自給率 本気で上げる 気はあるか

2018年8月15日水曜日

歴史の岐路に、平和の声を

 家族でのキャンプで充電して、今日は終戦記念日宣伝を紙智子参院議員とおこないました。哀悼の意を表し、二度と戦争は起こさない決意を述べました。

 おりしも先日、臨時国会で、自民党として憲法9条改定案を提出したいと安倍首相が表明したばかり。通常国会で提出できなかった焦りがあるのでしょう。とはいえ、軽視することなくストップさせたい。そもそも立憲主義も平和主義も壊して、憲法をないがしろにしてきたのは安倍政権そのものだったのではありませんか。

 戦争につながるいっさいは食い止めることと、次の世代に戦争の悲惨さと「なぜ起きたのか」を伝えること--この2つが私の決意です。教育大学に通い、教員として現場にいた者として「教え子を再び戦場に送らせない」ことは、変わらぬ私の誓いです。2人の子を持つ親としても、平和な社会を引き継いでいきたいのです。

 アジアは南北朝鮮会談・米朝首脳会談を経て、対立から対話・軍事から外交という流れが生まれつつあります。そのなかで日本が、軍事優先・軍事偏重の道を進むことでいいのか。まして憲法9条を変えることが、今の政治の役目なのか。今が歴史の岐路にいると思うのです。ぜひ多くの方に、いっしょに声をあげてほしい。

 さて明日から3日間、十勝管内をキャラバンでまわります。とはいえ広い十勝ですので、16日は上士幌町・士幌町、17日は広尾町・大樹町でそれぞれ宣伝と役場やJA訪問と「つどい」、忠類・更別・中札内でも宣伝にまわります。18日は本別町・足寄町です。多くの方と会えるのを楽しみにしています。

 【今日の句】戦争の 決意はいつも 権力者