2013年9月28日土曜日

安倍首相は軍事最優先の考えを変えるべきだ

 今日は函館市で、朝から入党の呼びかけ。お1人が入党されて、笑顔でガッチリ握手!

 以前にも勧められていたそうですが、安倍政権の暴走のひどさを前に、入党を決めてくださいました。

 他にも「入党できないけど、ずっと20歳から共産党に入れてきた」という方などとも話をさせていただき、期待の大きさも実感できました。

 どこでも共通して話題になったのは「安倍政権は危ない!」ということ。

 集団的自衛権や憲法改悪、原発推進、TPP、消費税、社会保障の改悪、国連総会に行ったかと思えば「私を右翼の指導者と呼ぶのなら呼んだらいい」との挑発と開き直り‥‥。

 国連総会で安倍首相は、日本は「積極的平和主義」をめざすと言いました。

 その中身は、自衛隊の海外派遣であり、アメリカとの共同軍事行動ができる集団的自衛権の実施であることはハッキリしてきました。

 そもそも「軍事力で平和をつくる」という発想が、国際社会の趨勢(すうせい)から外れているのではないでしょうか。

 この間のシリアへの対応を見ても、アメリカの攻撃示唆に、各国が反対や慎重の声を上げました。

 日本は北朝鮮を念頭に、化学兵器や大量破壊兵器の拡散を防ぐ必要性を強調していますが、それなら米中韓が進めてきたような対北朝鮮外交に、なぜ加わらなかったのか。

 正確には、中国・韓国とは歴史認識問題で外交が閉ざされ、アメリカも、日本が加わることで外交関係が複雑化することを嫌った、ということだと思います。

 いま日本共産党は、志位委員長を先頭にしてASEAN諸国を訪問しています(こちら)。

 もちろん南沙諸島などをめぐり中国と関係諸国との関係悪化はありますが、「紛争を戦争にしない」ための行動規範づくりが同時に進められています。

 こういう枠組みを北東アジアでもつくっていくうえで、日本の立場がカギを握っていると思います。

 北東アジアで過去に侵略をしてきた国が日本だったからです。

 これまでの政権で出された侵略戦争の反省の立場を貫いてこそ、対話の道が再開され、新たなルールづくりの環境がつくられるのではないでしょうか。

 軍事最優先の立場を変え、対話の原則と政治的知恵を動員することです。

 とにもかくにも暴走がひどすぎる安倍政権ですが、このまま進めば必ず大きな矛盾に突き当たるはず。

 暴走を許さない世論を北海道でもつくるし、そのためにも大きな党をつくるためにがんばります。

 【今日の句】 暴走と 本人きっと 自覚なし

2013年9月27日金曜日

JR北海道調査・続報!

 昨日のJR北海道調査からわかったことは--乗客の「命」より経営を優先している経営実態と、それを「民間事業者だから」と放置する国の責任が問われている、ということだと考えています。

  昨日の調査は、①JR北海道本社への聞き取り、②苗穂工場での聞き取り・視察、③労働現場の実態について聞き取り、というものでした。

  ①JR北海道本社では、冒頭に反省が述べられましたが、肝心の安全対策は、これまでも「できる範囲のなかでの設備投資」をしてきた、との回答でした。

  「できる範囲」というのは、財政の制約の範囲で、ということでしょう。

  でも、それで安全が担保されていないことは明白でした。

  「明日に乗っても安全と、必ず言い切れるか」との問いに、無言の時間が流れました。

  「できる範囲」でなく、「命を守るための範囲」でなければならないはずです。

  「安全を守るために、足りないと思うものを言ってほしい」と述べたのですが、批判を恐れてか、明確な返答がなく残念でした。

  別な言い方をすると、本来の安全を守るために何が必要なのか、承知できないのかもしれません。

  JR東日本に支援を要請したようですが、技術部門でなくマネジメント部門だと言います。

  管理統合に向けての布石か、との思いもします。

  全体としてJR北海道の特徴は「これだけのことをやってきた・これからやる予定」などが多く、責任の所在もあいまいとの感じを受けました。

  ②次に伺った苗穂工場では、工場長さんの案内で工場内にも入れさせていただきました。

  いまエンジンの数だけでも20数種類もあり、若手の現場技術者が覚えるのも大変と聞いたことがあります。

  「工場では修理できているはずなのに、なぜそれでも事故が相次ぐのか」との問いに、「やるべきルールに基づいて進めてきた」「ダメな部分があれば、計画的に取り替える」などとの回党。

  130km/hの高速運転に、車両やエンジンが耐えられてきたのかの問いには「負荷はかかるが、回数が増え距離も伸びる分、定期検査に入る頻度が増える」とのことでした。

  ちなみに車両というのは使用期限がなく、老朽化すれば「延命工事」をして利用するそうで、だいたい30~35年もの間使います。

 北海道は積雪・寒冷・凍土などの状況が起き、保線でも修理でも、JR他社とは違う苦労もあるわけですが、技術現場では最大限の力を発揮しても、その基準がふさわしくなければ同じことが起きかねません。

  安全技術だけでなく、安全基準はどうだったかの総括が必要、との結論を持ちました。

  ③夜には労働現場の実態を聞きましたが、驚くことばかりでした。

  「会社は基本的に『故障発生主義』。事前保全という発想が持てないでいるのでは」との話を伺いました。

  保線でも人員削減で「検査続きで補修できない」「必要な資材を要求しても、予算の関係でとカットされる」との生々しい実態も。

  これまで事故が続き聴取なども続いたため、社外との関係では自己防衛的になっているのでは、との意見も。

  会計検査院からも指摘されているとおり、工場同士で統一調書でないために、同じ車両を検査しても同じようにデータを見比べられない、との状況も述べられました。

  「現場には『現場力』が必要だとされるが、現場に見合った統一ルールをつくるだけの経験を持った人が本社にいないのでは。『本社力』こそ必要だ」との指摘には、なるほどと思いました。

  企業体質というのは、トップからの「風通し」も必要ですが、適材適所による体質改善というのもありますよね。

  また労働組合などからの要求というのも、安全を願ってものであり、正面から応えるものがあったのではないでしょうか。

  そして、JRだけでなく国の責任を明確にしなければならないと、調査団は確認しました。

  検査期間の延長は、JRから申請されて国が認可することになっています。

  車両やエンジンなどの効率化ができれば、検査期間を伸ばしても大丈夫だとされてきました。

  それはJR側の「安全基準」にもとづくものですが、先に見たように北海道特有の条件から、その「安全基準」は他社よりも厳格であってしかるべきです。

  事業者としてのJRの責任とともに、監督する必要がある国の責任。

  特にJRは公共交通であるわけで、単純に事業者まかせにしていいものではないはずです。

  そして大元をたどれば、分割民営化が正しかったのかに突き当たります。

  北海道・四国・九州は経営基盤が弱いことがハッキリしていて、基金を積むことになりました。

  今その運用益も減っており、さらにJR北海道では経営の苦しさが深刻になっています。

  だからと言って設備費を削っていい理由にはなりませんが、こういうことは想定されていたのではないでしょうか。

  さぁ、これからが大仕事です。

  分割民営化以後の「負の遺産」を正していくわけですから。

  まず「鉄路の安全」を確保することを、最優先の原則とすること。

  そのために必要な人もカネも、必ず準備すること。

  北海道特有の自然・地理的条件に見合った、安全基準を再検証すること。

  それらの際に、きちんと国が監督責任を果たしていくこと。

  資料を整理しながら、今日は退職教職員の会や、函館地区で8中総報告会へと回ってきました。

  分刻みで動いていたら特急にタッチの差で乗り遅れ、飛行機でギリギリ函館に到着なんてことも。

  時間を有効に使って、さまざまな問題解決へがんばります!

  【今日の句】 楽天を よそ目に北は 来季こそ

2013年9月26日木曜日

JR北海道へ、党国会議員団で調査!

 もちろんJR北海道としての責任はあるが、公共交通を守るという国の責任も問われるべきではないか--これが今日の調査を終えての私の感想です。

 紙智子参議院議員を団長に、穀田恵二衆議(国対委員長)・大門実紀史参議・辰巳孝太郎参議、真下紀子道議、森つねと道国政相談室長などで組んだJR北海道調査。

 JR北海道本社と苗穂工場での聞き取りや、現場の労働実態なども話を伺いました。

 調査団としてのまとめは後日に落ち着いておこないますが、まずは私の感想ということで。

 1つは積雪寒冷で広大な北海道という地理的条件に、もともと経営基盤の弱い状況が重なりながら、安全対策が後景となってきた事実にあると思います。

 もちろんJR北海道が、鉄道会計単体では赤字だからと不動産など「副業」でまかなおうという事情もあったかもしれませんが、だからと言って公共交通のカナメとなる「人命」を軽視するということになってはならないはずです。

 その点では少なからぬ反省のお話は伺いましたが、本当に「明日に乗っても大丈夫」と自信を持って言える状況になっているかには、まだJR北海道としても自信を持てていないのかな、という感じを持ちました。

 もう1つは、そのような状況が初めから、もしくは途中経過からもわかっていたにもかかわらず、国が安全を確保するための責任を果たしたのかということです。

 車両整備も保線にしても、報道などにあるように、ヒトもカネも削られて余力がありません。

 そして北海道という地理的条件で、JR他社より車両やレールなどの環境悪化が著しくなるもとでは、それに見合った安全基準が施されるべきでした。

 その点ではJR北海道の責任もありますが、看過してきた国の問題もないのか、と率直に思うわけです。

 8月26日の政府交渉についてブログでも書きましたが、その点で国の対応は「事業者まかせ」になっていたように感じられるのです。

 国会では、この問題での閉会中審査を要望しています。

 国会での追及とともに、北海道で様々な角度から引き続き調べていきたいと思います。

 まずは、簡単ですがご報告まで!

 【今日の句】 安全を 誰が守るか 問われてる

2013年9月25日水曜日

ドイツと「原発の議論」を比べてみると

 書評を頼まれて小坂洋右著「ルポ 原発はやめられる--ドイツと日本 その倫理と再生可能エネルギーへの道」を読みました。説得的な内容でした。

 著者はチェルノブイリ原発事故も取材し、今回の福島事故後もドイツに渡り、脱原発を決定した倫理委員会の委員を訪れて、考え方の「そもそも」から問い直します。

 同時に、再生可能エネルギーの現実性をとらえ、日本でも可能性があることを実証的に訴えます。

 福島県にも足を運び、原発事故はコミュニティーも人間関係も分断していく現実を前に、原発事故は他の事故になり特異性があることを指摘しています。

 倫理面からのアプローチが非常に興味深く、原発問題をとらえるうえでの認識を深めてくれます。

 でも、それはドイツで政治的にも、市民的にも議論されていることを考えれば、日本が「民主国家」たるのか、との疑問は著者とともに湧いてきます。

 書評というのは、党北海道委員会の機関紙「ほっかい新報」への原稿ということでして、どう書こうかな‥‥と思案中。

 さて今日は、明日おこなうJR北海道への国会議員調査団の資料整理などに1日を費やしました。

 調査団メンバーは、紙智子参議院議員を団長に、大門実紀史参議院議員、穀田恵二衆議院議員、辰巳孝太郎参議院議員です。

 これに真下紀子道議会議員に議員秘書や、私たち北海道の者が付きます。

 何とか明日のうちにブログを書ければいいのですが‥‥かなりボリュームのある調査になりそうです。

 【今日の句】 この際だ すべて膿出し 再生を

2013年9月24日火曜日

雇用とくらしのSOS

 年に一度の健康診断の結果は‥‥今年も良好でした! 血液検査などの結果は後日ですが、すっきり日ごろの活動にがんばります!

 なにしろ胃カメラ(内視鏡)が、今年も鬼門でしたが‥‥。

 実は今年一時期、胃が調子悪かったんです。

 ピロリ菌も考えられ、除菌をおこなったのが功を奏したのか、今日の胃は私が見ても驚くくらいキレイでした。

 日本人で少なくない方が、ピロリ保菌者と言われています。

 国も、除菌には保険適用していますので、お医者さんから勧められた方がいれば、ぜひ行ったほうがいいと思いますよ。

 定期的に薬を飲むのですが、お腹がゆるくなるなどの副作用がある人もいるそうです(私は何もありませんでした)。

 体もスッキリして、午後からは会議を掛け持つ合間に「SOSネット北海道 雇用とくらしの相談会」の街頭相談会にも足を運びました。

 行った時は生活保護など社会保障改悪についての学習をしていまして、足を止めて聞いていた方もチラホラ。

 労働相談、生活相談、法律相談などなど、とにかく困っていることは遠慮なく足を止めて!との呼びかけに、準備していた席はいっぱいでした。

 どこに相談したらいいかわからない、行政に相談してもらちがあかない、もうせっぱ詰まって困っている--いろんな方がいらしてました。

 そもそも安倍政権は、このような生活の苦しみを救う気があるのでしょうか?

 労働者派遣法を再改定して、派遣業務を拡大する。

 生活保護費の削減に、医療・介護負担を増やす。

 それでいて、法人税は前倒して復興増税をやめて、減税するって?

 視線の向いている先が、まったく反対ですよ。

 1つ1つの制度改悪を許さないし、大元の「財界・大企業優先」を切り替えないと!

 【今日の句】 財界の 相談だけは 聞く総理

2013年9月23日月曜日

北見地区で8中総報告会

 JR北海道で97ヶ所に渡り、レール異常が放置されたままだった――さすがに驚きました。これでは事故などが相次ぐのも当然だ、と。

 実はJR北海道への要請と調査を準備していたところで、資料の準備がさらに忙しくなりました。

 公共交通を担う鉄道事業者として、資格まで問われかねない大問題です。

 とはいえ、移動に必要なJRに乗って今日は北見市へ。

 北見市のマンホールは「ピアソン記念館」です!

 党北見地区委員会の「8中総報告会」で、私が報告者を務めるためです。

 自宅を6時半に出ると、風が冷たい! すっかり秋です。

 オホーツク管内でも、すでに朝晩は1桁台の気温だそうで、もう来月には初雪の便りも聞こえてきそう。

 報告会は、党創立91周年記念講演のダイジェスト視聴から。

  あらためて新参議院議員のあいさつに胸が熱くなり、志位委員長の講演が終わると自然と見ていた人からも拍手が。

 私の報告も熱を帯び(?)、自分としての決意も新たにしました。

 札幌へ戻ると、やはり空気がヒンヤリ。

 寒暖の差が大きくなっているので、みなさんもお体にはお気をつけくださいね。

 【今日の句】 政治では 暖かい風 吹かせよう

2013年9月22日日曜日

寝落ちしてしまいました‥‥

 昨晩は8中総報告をつくりながら、そのままパソコンを前に眠ってしまい先ほど目覚めました(苦笑)。朝のうちに、もうひとふんばりです。

 23日に北見で報告会をするので、その原稿をつくりながら、先日の被害調査の報告もまとめて。

 昨日はJR問題で、国会議員調査をおこなう予定があって、その準備にも時間を割きました。

 そういうわけで何かと忙しいのですが、気がつけば連休なんですよね。

 子どもたちとも、限られた時間ですが、一緒に過ごしたいな。

 そういうわけで、また急いで文書作業に入ります。

 【今日の句】 電気つけ 寝れる私の 得意技