2013年8月24日土曜日

TPP:国民の前に交渉内容を示さない気か

 道内でも全国でも、大雨被害が続いています。渡島・檜山管内の農作物被害は最大級とかで、現地と連絡も取って情報収集です。

 自然相手の第一次産業ですから、時に自然災害に見舞われることもあります。

 ここ数年で私が現場に行っただけでも、暴風によるハウス倒壊(上川)、豪雪による倉庫・ハウス破壊(空知)、雹(ひょう)による農作物被害(北見)‥‥などなど。

 国民の大事な食料を守ることにつながるのだから、政府が第一次産業を保護するのは、どの国でも当然です。

 なのに、なのにTPP。

 年内妥結へ、各国の閣僚が積極的にかかわることがブルネイ会合で確認されました。

 日本は同時に、アメリカとの並行協議をおこないます。

 TPP交渉も、日米並行協議も、情報は秘密。

 農家にも、お医者さんにも、消費者にも、国会議員にも秘密。

 子どもが悪さをしても黙っているような話ではないんですから、きちんと国民の前に交渉内容を示すべきです。

 自民党の部会などでも秘密交渉に意見が上がっているようですが、何を今さらという感じではないでしょうか。

 そんな意見も、ガス抜きやポーズなんかで終わらせさせてはならないと思います。

 まずは「情報なきTPP参加には反対」の一点で、広く国会内外で力を合わせましょう。

 私もできることを、がんばります!

 【今日の句】 官邸へ 怒りの雨は いかほどに

2013年8月23日金曜日

英知を集めて、早く汚染水対策を

 そもそも「実は流出は300トンでした」と今さら言うことに腹も立つけど、どう解決するかの検討もつかない状態は異常過ぎますよね。暗い気持ちにもなってしまいます。

 汚染水に限らず、高濃度の福島原発敷地内では、どうしても作業時間が短くなる。

 現場には、このような作業に慣れていない労働者が多くなるのも当然。

 熟練技術者などは被ばく蓄積で入れず、作業などの全体像を見られる人も少ないと言います。

 それなのに。

 なぜ安倍首相も自民・公明政権も、原発再稼動?

 いま急ぐべきは再稼動でなく、この危機を解決するために、まずすべての英知を集める体制をつくるべきなのではないですか。

 汚染水対策は、国でも検討されてきた形跡も見えていない。

 現状を「危機」と、とらえていないのでしょうか。

 そう考えると、日本という国が足元から壊れていく感じを受けます。

 今日は紙智子参議院議員、森つねと道国政相談室長と訪問・懇談でまわり、道庁前行動にも参加しました。

 懇談先でも、話題の1つは原発。

 再生可能エネルギーの発展方向も、話し合いました。

 道庁前では、紙さんが福島県で漁業者と懇談したことを紹介しました。

 「海に出られない」

 漁師にとって、こんな辛いことはない。

 いろいろ手をつけるべきことはあるのでしょうが、まず私なら電力会社の情報公開を徹底的に求めたい。

 事故の原因究明が、あらゆる出発点になると思います。

 収束作業も、廃炉にするのにも、全面賠償をするのにも、東電はじめ電力業界・金融機関などが責任を負うことが第一義的だと思います。

 今こそ廃炉の積立金などを用いたら、どうでしょう。

 事故から2年半が経つのに、収束どころかレベル3の事態が生まれているなんて。

 原発をやめる、政治決断をすぐに!

 【今日の句】 盲目の 政治に未来 託せない

2013年8月22日木曜日

これでも消費税を上げるのか

 今日は消費税廃止各界連絡会のみなさんと宣伝! 本州から来られたという方は「安倍首相は危険だ!」とお怒りの様子でした。

 私もマイクを握って訴えました。

 --厚労省が派遣労働を広げるとして、いったい安い給料で働かされる青年たちを何だと思っているんだ。

 --体を壊して生活保護を受ける知人が、保護費削減で生活が苦しいという。国民を何だと思っているんだ。

 --ガソリン高騰で、今でも経営が苦しい運輸業者ではタイヤさえも買い変えられないという。中小企業を何だと思っているんだ。

 消費税増税で、4人家族では年16万円の負担増との試算があります。

他の税金・保険料などの値上げや、控除廃止などを加えると、年間37万円もの負担に!

 それで年金が、増えるんでしょうか。

 病院代が安くなったり、介護が保障されたりするのでしょうか。

 生活保護だって、もう削減が始まってきたじゃないですか。

 それなら、なんのための消費税アップ?

 これまでの歴史を見れば、法人税減税(特に大企業!)の穴埋めに消費税--と符号します。

 9~10月にも、安倍首相が増税の判断をします。

 有識者からの意見も聞くようです。

 聞くのなら、国民から何か聞くことはないのでしょうか。

 参議院選挙で安倍首相は、消費税増税を国民に問うてもないでしょう。

 それなら政府に、その声をぶつけるまで!

 【今日の句】 また今年 目頭熱く 甲子園

2013年8月21日水曜日

これぞ安倍政権の大暴走

 派遣業務の拡大が厚労省研究会で報告され、福島原発の汚染水問題は「レベル3」へ引き上げ、そして負担増の社会保障制度改革プログラム法案を閣議決定‥‥こんな重大問題が次々と、あっさり進んでいいの‥‥・?

 派遣業務の拡大へ規制緩和というのは、今は無期限に派遣できるのは通訳など26業務に限られていますが、この区分をなくすというもの。

 1企業で最長3年というルールが撤廃されるので、そうなると派遣社員を随時入れ替えて延々と続けられることになります。

 これが特に製造業で取り入れられたら、リーマンショック時の「派遣切り」が再来する基盤が作られることになります。

 これはイカンと不十分ながらできた規制を、あっさりと自民党は財界の要望を聞いて、変えてしまうのか。

 福島原発の汚染水は、東京電力も実態を隠してか、ようやく300トンも漏れていたことを認めました。

 その事実を前にしても政府の反応はなく、逆に原発推進・海外輸出。

 財界・電力業界の、思うがままでは。

 そして長たらしい「社会保障制度改革プログラム法案」は、医療費負担増や介護の軽度者切捨てなどを進めるというもの。

 消費税を増税するというのに、なぜ社会保障が悪くなるの?

 ‥‥大企業への法人税減税や、国土強靭化の名でバラマかれる大型公共事業に、その分が費やされるのでしょう。

 ここでも結局、財界や大企業本位。

 こんなこと、やっぱり私は許せない。

 こんな国づくりが、どこへ行くのでしょう。

 さらに貧困が広がり、放射能汚染は終わらず、金のない人は安心な生活も送れない--。

 小泉政権から続いた構造改革が、さらに速度を上げて迫っています。

 でも、これは必ず国民からの反撃が来る。

 それはきっと、倍返し!

 カウンターの力は、日本共産党が大きな力をつけること。

 がんばらなければ。

 【今日の句】 利益しか 見えない政府に 先はなし

2013年8月20日火曜日

JR函館線の土砂流出対策は、緊急性の高い課題

 今日の札幌も、快晴と土砂降りのくり返し。雨の中を抜けてJR北海道と道開発局に向かい、八雲町で起きた土砂流出対策について要請をおこないました。

 八雲町から横田喜世志町議と、竹浜俊一元町議が、わざわざ駆けつけました。

 すでに報じられていますが。今月8日と17日の2回、豪雨によって八雲町の熱田川で増水し、線路下の土砂が流出したためJRがストップした問題です。

 2010年の台風でも同じことが起きており、当時から八雲町・JR北海道・北海道開発局函館開発建設部の三者協議が開かれてきました。


 熱田川は町管理の川ですが、増水する箇所は国道下の水路であり、拡張なりの対策が求められていました。

 同時に、そこだけ広げても下流域が広がらないと解決しないので、次のJR管理の水路と、海までの流域(八雲町)での対処が必要になるわけです。

 そこで3者協議となるわけでして、聞くと八雲町は流域の土地確保も含めて適切に対処したいとのこと。

 そうなると問題は開発局の姿勢になるわけで、その点の要請に2人が来札したというわけです。

 開発局では「函館開建で、しっかりと調査や検討もされていると聞く」「今日の要請は、しっかりと函館開建に伝える」との回答でした。

 横田町議は現場写真も持参し、町の「町管理の川だからと、責任だけが押し付けられるのでは」との不安の声も紹介しました。

 近くには共同作業所もあって、増水時は道路も渡れなくなるので、緊急性の高い箇所と私も再認識しました。

 今だって、人も貨物も移動できなくて、社会生活と経済に支障が起きています。

 JR北海道でも、打開に向けて努力する回答がありました。

 状況から見て、国(開発局)がイニシアチブを発揮して、拡張なり別の対策なりを進める必要があると感じました。

 人的被害が出ないと、なかなか災害対策は進まない--よく言われ続けたことでした。

 備えの評価は難しいことはありますが、少なくともこの箇所は、この3年間で3度も大規模な増水に見舞われているんですから、急ぐべき課題でしょう。

 広い北海道で、こういう箇所は少なくないはずです。

 全道に地方議員がいて、地元の実情がすぐわかる日本共産党ならではだなぁ‥‥と要請をしながら思いました。

 私も自分の持ち場で、きちんと役割を果たしていきたいと思います。

 【今日の句】 雨粒が 叩く先にも 命あり
 

2013年8月19日月曜日

自然災害の被害を支援する、予算と枠組みを

 札幌は10時前に30℃を越したと思ったら、いきなり大粒の雨→快晴→また雨とくり返し。びしょ濡れになってしまいました。

  道南地方では、床上・床下浸水や停電、農作物への心配など、私とは比にならないほど被害が広がっています。

  自然災害では、国は私有財産に補償しないとの態度なので、自治体の支援が重要になります(もちろん国の施策を変えなければならないですが)。

  農家なら共済もありますが、それとて高い掛金を払って加入していないといけない。

 大規模で、被害が大きい自然災害が増えるなかで、国が災害予算を増やすことも当然ですが、自治体や共済などを支援する枠組みと予算を設けることも必要なのではないでしょうか。

  明日は八雲町から町議が来て要請をしたいということで、私はその準備に追われました。

 来週には、国の重要課題で政府交渉も計画しています。

 合間には、いろんな党の会議も入っています。

  忙しさも何のその、これ以上の苦しみを増やさないために頑張らないと。

  【今日の句】  もう違う? 「寒さ暑さも お盆まで」

2013年8月18日日曜日

誰も「TPPの年内妥結」など、望んでいない

 道南地方では大雨でJRもストップ、鹿児島では桜島が観測史上最も高い噴煙。まずはお気をつけください、と祈るばかりです。

 地球の大自然を前に、人間はかよわい存在なんだと、あらためて痛感です。

 生産力の高まりで、地球にも大きな負荷がかかっているでしょう。

 持続可能な経済と社会体制に、変えていかないと。

 そんな最中にも「TPP交渉、年内妥結へ一致」との記事を見つけました。

 茂木経産相と米通商代表との会談のことですが、報道によれば、いわゆる「重要5品目の関税維持」では具体的な議論はなかったとのこと。

 そして茂木経産相は「日本の方針としてTPP交渉の年内妥結に向けて建設的、積極的に取り組む」と述べたそうです。

 自由貿易の推進とは名ばかりで、アメリカからの要求を丸呑みさせられるのがTPP。

 この会談のように、結局は日本側から何も要望していない。

 紙智子参議院議員が、TPP交渉について質問主意書を出しました。

 一言で言えば「交渉内容は明らかにできない」という答弁でした。

 そんな交渉で、中身を国民が知れない交渉で、どうして納得できるでしょうか?

 このまま自民党政権の暴走を、簡単に進めてはならないと思います。

 今日は休暇をいただき、娘とも夏休み最後の遊びと宿題。

 ミニトマトの観察日記、公園で四つ葉のクローバー探しなど、たっぷり時間も取れました。

 また明日から頑張らなくちゃ!

 【今日の句】 また今日も アメリカ媚びた 自民党