2013年8月20日火曜日

JR函館線の土砂流出対策は、緊急性の高い課題

 今日の札幌も、快晴と土砂降りのくり返し。雨の中を抜けてJR北海道と道開発局に向かい、八雲町で起きた土砂流出対策について要請をおこないました。

 八雲町から横田喜世志町議と、竹浜俊一元町議が、わざわざ駆けつけました。

 すでに報じられていますが。今月8日と17日の2回、豪雨によって八雲町の熱田川で増水し、線路下の土砂が流出したためJRがストップした問題です。

 2010年の台風でも同じことが起きており、当時から八雲町・JR北海道・北海道開発局函館開発建設部の三者協議が開かれてきました。


 熱田川は町管理の川ですが、増水する箇所は国道下の水路であり、拡張なりの対策が求められていました。

 同時に、そこだけ広げても下流域が広がらないと解決しないので、次のJR管理の水路と、海までの流域(八雲町)での対処が必要になるわけです。

 そこで3者協議となるわけでして、聞くと八雲町は流域の土地確保も含めて適切に対処したいとのこと。

 そうなると問題は開発局の姿勢になるわけで、その点の要請に2人が来札したというわけです。

 開発局では「函館開建で、しっかりと調査や検討もされていると聞く」「今日の要請は、しっかりと函館開建に伝える」との回答でした。

 横田町議は現場写真も持参し、町の「町管理の川だからと、責任だけが押し付けられるのでは」との不安の声も紹介しました。

 近くには共同作業所もあって、増水時は道路も渡れなくなるので、緊急性の高い箇所と私も再認識しました。

 今だって、人も貨物も移動できなくて、社会生活と経済に支障が起きています。

 JR北海道でも、打開に向けて努力する回答がありました。

 状況から見て、国(開発局)がイニシアチブを発揮して、拡張なり別の対策なりを進める必要があると感じました。

 人的被害が出ないと、なかなか災害対策は進まない--よく言われ続けたことでした。

 備えの評価は難しいことはありますが、少なくともこの箇所は、この3年間で3度も大規模な増水に見舞われているんですから、急ぐべき課題でしょう。

 広い北海道で、こういう箇所は少なくないはずです。

 全道に地方議員がいて、地元の実情がすぐわかる日本共産党ならではだなぁ‥‥と要請をしながら思いました。

 私も自分の持ち場で、きちんと役割を果たしていきたいと思います。

 【今日の句】 雨粒が 叩く先にも 命あり
 

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