2014年5月24日土曜日

元自衛隊員の一言ひとことが重い

 今回の赤旗日曜版は、読んでいてグッと胸に突き刺さります(こちら)。元自衛隊員が語る生々しさに圧倒されます。

 ぜひ詳しくはリンク先から、ご購読いただきたいです。

 「日本が攻撃されてもいないのに戦争をしますか。

 本当に正気で耐えられますか」

 インタビューにお答えいただいた、お一人のこの言葉がとても重い。

 戦地に人を送ることが「決断」として、安倍政権が「政治の責任」とでも思っているのなら違うと思います。

 国民の命を投げ出さずに、問題を解決するのが「政治の責任」ではないのでしょうか。

 「国際情勢が緊迫というなら、米ソの対立のときこそ緊迫していた」

 「部下を殺さない指揮官こそ、一番優れた指揮官です」

 なるほど!と思う話が次々と出ています。

 アメリカとは同盟国だからと言うけど、今まで日本はアメリカの要求をどれだけ聞き入れてきたことか。

 牛肉や米の輸入、金利引き下げ、大店法の廃止、大型公共事業、労働者派遣法の促進、郵政民営化‥‥今度は一緒に戦地に行けと?

 安倍首相、日本を取り戻すどころか、ずっと売り飛ばし続けてませんか。

 【今日の句】 都合よく 同盟だとは 言わないで

2014年5月23日金曜日

ただいま挑戦しているものは

 先ほど出張先の旭川から帰宅しました。帰りの遅い日が多くて家族には迷惑かけどおしですが、支えてくれていることに感謝・感謝です。

 明日は娘の小学校の運動会でして、きちんと参加(?)する予定です。

 天気も何とかなりそうで、いい運動会になればいいな。

 さて、いま読んでいる本の中に何と!「資本論」があります。

 知人と学習会を開くことになり、大学を退官された先生からも教えをいただきながら挑戦中なのです。

 あらためて読むと、新しい発見があります。

 資本主義とて不況や地球環境の破壊などを解決できないなか、新しい社会体制の議論も国際的には進んでいます。

 利益優先とならざるを得ない社会から、生産がコントロールされ、資源の浪費も生み出さず、持続的に発展する社会への前進は不可能なのか。

 その指針を見つけるうえで「資本論」は欠かせないと思うのです。

 とはいえ帰りのバスで本を開いたものの、疲れからか眠気が……。

 コツコツと学びながら、新しい社会づくりに踏み出したいですね。

 【今日の句】 この本で 何度熟睡 したのやら

2014年5月21日水曜日

2つの判決に勇気をもらった

 「大飯原発再稼働認めず」(福井地裁)、「厚木基地の飛行差し止め」(横浜地裁)--大きな、大きな意義ある判決です!

 厚木基地の訴訟は米軍機は差し止めとならなかったようですが、いずれにしても画期的。

 福島原発事故の被害を見ても、厚木基地をはじめとする騒音被害の実態を見ても、しかるべき判決だと思います。

 経済のため、国のため、安全保障のためなら被害はガマンせよ、国は財政支援の「アメ」を出す--こういう国の姿勢にも一石が投じられたのでは。

 国民の日常生活を壊してまで、何をして「国のため」なのでしょう。

 彼らのいう「国のため」にガマンしろというのは、戦時中の「国のために命を捨てろ」という文脈と、何が違うのでしょうか。

 原発に頼らない道、軍事縮小と外交努力を強める道--その切り替えをどうするかが、21世紀の日本の針路だとも思うのです。

 経済的にも、安全保障の面でも、きっと理にかなう道が見つかるはず。

 日本共産党としても提案はしていますが、多くの方に知っていただきたいし、国民的議論にもつなげていきたい。

 本当の民主主義国家へ、安倍政権は進む気があるのでしょうか‥‥?

 【今日の句】 ごまかしは 理屈上では 通じない

2014年5月20日火曜日

今日は終日会議だったけど

 朝に宣伝していると、通学中の高校生からも「がんばってください」と声がかかりました。話していることの、いくらかでも伝わっていたら嬉しいな。

 通学・出勤の朝は、短時間で本質を知ってもらう演説になるので、なかなか難しい。

 自分でまだまだだなぁ‥‥と思う毎日です。

 今日は終日会議の日でしたが、全道各地で安倍政権への不安の声が増えている、という共通した話が出されました。

 ある町の商店では、消費税増税による負担増で。

 ある町の自衛官は、戦地に派遣されるかもしれないと。

 ある町の学生は、「共産党はいずれ与党になりますよ」と‥‥。

 浮かれてるほどの暇はないんですが、少しは自信を持ってもいいのかな、と思いました。

 安倍政権の支持率は安定していても、個々の政策では反対が国民多数。

 何かのはずみで、きっと大きく崩れることでしょう。

 そのときに、党も私も、どのような力を知ってもらえることができているか。

 まずは悪政ストップへ、やれることを着実にやるのみです。

 【今日の句】 自転車で 宣伝場所に さっそうと

2014年5月19日月曜日

北の大地で挑戦!

 今日の「しんぶん赤旗」選挙のページで、美深町・和田健予定候補と上ノ国町・川島忠治予定候補が紹介されています。移住してまで立候補、すごいことだなぁと思います。

 和田さんは、私より年下の38歳。

 前回の地方選は惜しくも落選でしたが、この間は期待の声が大きい。

 農家の方が参院選で「初めて共産党に入れた」と話したり、知り合いにまで「和田さんが来ているから、お前も新聞とれ」とと勧めてくれている、という話も。

 若い和田さんだけに、実施されていない小・中学校での給食実現にはお母さんから「次はぜひ議会に」と、前回の選挙後に手紙もいただいたとか。

 地縁・血縁もない町で、国政も町政も変えたいと飛び込んだ、和田さんの思いがヒシヒシと伝わってきました。

 川島さんは、退職して故郷に戻った62歳。

 神奈川土建で活動されて生まれ故郷に戻ってきたのが3年前、今は地域の町内会長にも推されて引き受けられたとか。

 福島の子どもたちの林間学校へ協力したりと、積極的な活動をされています。

 お隣の江差町も含め、ニシン漁が栄えた当時と比べて人口は3分の1ほどとなり、地元に就職口がない若者の流出も。

 65歳以上の方が4割近くを占めるなかで、少ない年金で苦労する住民の声を聞いてきたと手記には書かれています。

 私は国政候補を経験し、それはそれなりの苦労や努力もしたつもりですが、地元議員(予定候補)として粘り強く活動することも、大変なことでもあります。

 それもこれも、国民が主人公の日本と地域をつくりたい、日本共産党員としての思いが根っこにはあるから頑張れること。

 私も今の私の立場で、初心を忘れないで頑張らないといけないなと記事を読んで思いました。

 【今日の句】 挑戦と 書いて希望と 読みにけり

2014年5月18日日曜日

最も監視されるべきは誰か

 今日の「しんぶん赤旗」には国民監視の記事が2本あります。1つは下村文科相が「道徳副読本の持ち帰り」、もう1つは生活保護の密告を促す自治体が増えている、というものです。

 ちなみに副読本は、教科書のように学校に使用義務を課すものでないと、文科省も答えています。

 生活保護も、不正受給がないかなどを情報として自治体へ寄せてほしいというものですが、これは一般受給者までジロリとにらみが利かせられるのですから、本来はケースワーカーの仕事として増員するなどの措置を取るべきではないでしょうか。

 そういえば戦時中も、国民を監視しあう仕組みがありましたね。

 監視するには「基準」が必要で、それが権力者の都合のいい「基準」へ恣意的に運用されれば、社会は自由を失っていきます。

 お互いに監視されている、となれば国民の間の信頼関係は築きにくいでしょう。

 生まれるのは疑心暗鬼や分断。

 何のために「監視」が呼びかけられているのか、よく考える必要があると思います。

 国民には監視を呼びかけながら、国は秘密保護法で守られるって、どういうことでしょう。

 そもそも国民が監視すべきは、権力を持ったら暴走するかもしれない政治こそだと思います。

 もちろん日本共産党が政権を取ったときにも、しっかりチェックしてほしい。

 チェックと言えば、その役割を果たすべきマスコミは、集団的自衛権についての記者会見があった夜に安倍首相と解説委員・編集委員などで会食しています。

 マスコミは自立すべきと考える欧米諸国では、考えられないこと!

 【今日の句】 国民に いつも自立を 説くくせに