2010年12月17日金曜日

「金余り状態」にこそ、財源をつくるメスを

 来年度予算方針と税制大綱が、閣議決定されました。多くの新聞が「企業減税、家計増税」の主旨で報じているようです。

 ポイントはこちらでご覧いただきたいのですが、財源確保もままならないなか、法人税減税や証券優遇税制の継続などの財界要求が取り入れられたのが、大きな特徴と思います。

 やるべきことは、金余り状態と政府も認めた、大企業の内部留保に着眼した対策ではないでしょうか。

 大企業向けの優遇策を切り替えて財源をつくり、社会保障はじめ家計に還元することが消費拡大→企業にもプラス、となると思います。

 法人減税が、雇用確保につながる保障はありません。

 今日も会議を続け、ビラ作成や学習会講師の準備などなど‥‥帰ってきたら娘が熱を出していて、これまた大変。早く寝てしまいました。

 みなさんも、風邪やインフルエンザには気をつけてくださいね。

 【今日の句】 起きてると 準備できない サンタさん

2010年12月16日木曜日

営農も漁業も成り立つ、有明海再生の道は

 諫早湾・堤防排水門の開門を菅首相が決断したことで、干拓地の農業用水をどうするのか、マスコミなども報じていました。私も不勉強でよくわからなかったのですが、訴訟弁護団・前参議院議員の仁比聡平さんの談話が参考になりました。

 マスコミも、対立をあおるような一方的な影響ばかりでなく、いかに解決策をつくるのか報じてほしいものだと思います。

 共産党だからとか、何党だからというのでなく、きちんと解決の展望を多面的に情報提供し、国民が判断できるようにするのが報道の姿勢ではないでしょうか。

 さて、今日は午前中にビラを2枚つくり、午後からは札幌市議・予定候補の会議に加わり、夜はまたビラ作成の援助と、いわゆる「党務」で時間が過ぎていく‥‥。

 頭と体が、もう1つ欲しい!と、感じた1日だったのでした。

 【今日の句】 もう1つ あったら仕事も たぶん倍

2010年12月15日水曜日

どこを向いているんだ、菅政権

 大詰めの来年度予算編成ですが、菅政権の「向いている目」がひどすぎると感じるのは、私だけでしょうか?

 ①法人税5%下げを決定。首相は「雇用や設備投資に」と言いますが、そんなことにスンナリ応じる財界・大企業ではありません。内部留保にまわるだけ。法人税さえ払えない中小企業が山ほどいるわけで、結局、恩恵を受けるのは大手企業だけではないでしょうか。

 ②その分の財源が見つからず、一定額以上の方の控除廃止などで生み出す方向。一方で、財政難を背景に介護保険の制度改悪がもくろまれるなど、結局ツケが国民にまわる構造は「自民党返り」そのもの。

 ③撤回するとしましたが、仙石官房長官が在沖米軍基地を「甘受して」との発言は異常。知事選の民意に背き、何が何でも日米合意重視の姿勢も「自民党返り」そのもの。いや、さらにひどいかも。

 ④そうなれば、もちろん「思いやり予算」も継続。野党時代の発言は、何だったのか。

 ‥‥などなど、つまりは財界とアメリカに言われたことを最優先、ということではないでしょうか。

 いったい何のための政権交代なのかと、さらに失望が広がることは間違いないと思います。

 私も政治的に色々なお付き合いをさせてもらっていますが、これまでの政治を変えたい、道民・市民のためにがんばりたいという方の思いをも、つぶしてしまうことになりかねないと思います。

 同時に、それだけの政治不信が広がるなかで、新しい政治を進める力として受け止めてもらえるように、日本共産党もがんばらないと!

 今日もTPP問題で団体訪問などを続けましたが、TPPだけでなく政治の行き先の不透明感を誰もが心配しています。

 北海道の高卒生・就職内定率も33%だとか。

 地域経済を活性化するために、農商工連携支援や住宅リフォーム助成など実績が認められている制度導入など、政府が雇用促進というのなら地に足ついた対策こそ必要では。

 各地を歩き政府への不信や怒りが広がっていることを、つくづく実感します。

 【今日の句】 解散も 勝手に決められ ああ総理

2010年12月14日火曜日

子ども未来局の意気込みが見えない

 今日は、保育園に子を預かってもらっている親の1人として、札幌市子ども未来局への交渉に参加してきました。札幌保育連絡会・札幌保育労働組合によるものです。

 東区の道議予定候補・金倉まさとしさんも、駆けつけてましたよ。

 私が座った席の前には、娘が通う保育士さんも並び、担任の保育士さんがマイク持ちをしていて、仕事後に急いで駆けつけてきたことがわかりました。

 要請の中身は多々ありますが、政府が進める「子育て新システム」への不安や心配の声、保育所に入れずに困っている保護者のリアルな実態(そして親身でない区役所の対応!)、給食の外部委託への批判、そして保育士の労働条件改善‥‥。

 予定の2時間では収まりきれないほど、保育現場は苦労をし、保護者も切実な願いを持っていることに市当局は思いを寄せるべきです。

 しかし、回答にどうも歯切れが悪い。

 「子育て新システム」の課題があるから提言・要望すると言い、移行前提の態度ではないかと疑われます。

 給食の外部委託も「現時点では考えていない」が、新システム後の認定こども園で給食施設を持っていない幼稚園を活用する時には課題が残る、とか。

 何より、市の収支状況を盾に要請には応えられないとの回答も随所に聞かれ、保育料も値上げも含めて物言いだったことは見過ごすことができません。

 子どもの権利条例をつくった市として、「国の後追い札幌市」ではなく「国より制度充実の札幌市」とするぐらいの担当局の意気込みがあってもいいのでは、と私は思いました。

 子育て応援の札幌市を、どうつくるか--来年の札幌市議選挙も、問われる1つの重大問題です。

 同時に、政府が進める「新システム」の名の「安上がり保育」を止めるためにも、さらに世論と運動も広げねば。

 昼にはTPP問題で、道生協連やコープさっぽろ本部などを訪問しましたが、どれもこれも重大問題ばかりで身が引き締まる思いで会場を後にしました。

 【今日の句】 「新」の名で 良かったものが あったろか

2010年12月13日月曜日

地方選挙に向けて心ひとつに

 民主党・小沢氏を政倫審に出席させるべきだ、いやダメだと議論が噴出しているそうですが、そもそも出席が議決されても強制力を持たないのが政倫審。明確に説明を求めるのなら、証人喚問がスジではないかと思います。

 さて、茨城県議選挙では党は1議席減。やっぱり残念です。

 今日も地区委員会に出向いて、地方選候補のビラ作成を話し合ってきましたが「この候補だからこそ任せられる」説得力ある宣伝物を作らねば、と思いも強まります。

 道議選に向けた訴えと政策札幌市議選に向けた訴えと政策でも、党議員の値打ちは鮮明です。

 同時に、議員・候補それぞれの個性も輝く宣伝物をつくりたい。

 つくるのは該当地区委員会ではありますが、私も心一つにがんばります!

 札幌も雪が、うっすら積もってツルツルです。

 今日は珍しくマイカーで出勤&移動しましたが、どの車もノロノロ安全運転。

 忙しい師走ではありますが、事故には気をつけませんとね。

 【今日の句】 仮免の 首相に同乗 する無念

2010年12月12日日曜日

政府の予算編成に、何が足りないか

 政府による来年度予算案の調整が大詰めですが、法人税減税をめぐって財源が定まらないとか、武器輸出三原則を緩和するのかとかが担当大臣と財務相とも折り合わず、介護保険も生活介助が外される動きなど「国民生活が第一」は、すでにどこかに消えてしまったような民主党ですね。

 資本金10億円以上の大企業に限っても、空前のカネ余りで内部留保が増大しています。

 経済界シンクタンクやエコノミストからも、この内部留保の活用が内需拡大のエンジンになる指摘も、広がりつつあります。

 だって、この景気が悪いときに、なぜ内部留保が増えたかといえば働く人の給料を下げたからに他なりません。

 そして、即戦力が必要だという理由で新卒採用を絞り込んでいるからでもあると思います。

 ここにメスを入れることが、財源確保・雇用創出のカギになるのではないでしょうか。

 さて今日は、少し時間をいただき家族で新芸能集団「乱拍子」の公演を観に行きました。

 迫力、緩急、勢い! あっという間に時間が過ぎました。

 もちろん娘も大満足。さっそくマネを始めました。

 子どもたちが豊かな文化に触れて成長できる、社会であってほしいですね。

 【今日の句】 会場に 響く太鼓が 気持ちいい