2016年4月23日土曜日

「池田まき」勝利で政治を変えよう

 衆院道5区補選、最終日は市民+野党で大宣伝! 池田まき候補の勝利で「ずっと『平和』を。もっと『安心』を」!

 選挙区外は自由な政治活動ができるので、民進・共産・生活の各党国会議員も札幌駅から大通公園という人通りの多い地域で合同演説会を開きました(社民党さんは都合がつきませんでしたが、心はひとつ!)。

 日本共産党からは、小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長、笠井亮・梅村早江子・池内さおりの各衆議、紙智子参議と私。

 民進党からは、山尾志桜里政調会長、前原誠二・細野豪志・原口一博・松木けんこう・石関貴史・篠原豪・木内孝胤の各衆議、小川勝也・川田龍平の各参議。

 生活の党からは山本太郎参議。

 小池さん曰く、「私と前原さんが並んでいること自体が事件」。

 前原さん曰く、「国会議員生活で、初めて共産党と演説した」。

 お互いに冗談を言い合っているようですが、演説は「安倍政治を変えよう」と本気の訴え。

 「安保法制は憲法違反。国会議員には憲法遵守義務がある」(前原議員)、「戦争法が発動されて、北海道の自衛隊が南スーダンに送られる危険性」(小池議員)と、そろって池田まき勝利の意義を強調。

 私も、この間のTPP審議の経過と、先日野党4党で牛豚マルキン拡充法案を共同提出したことにも触れて、「市民の声で野党が共同し、具体的な一致点で行動している。どこが野合か」と訴えました。

 池田まき候補のことも、最後の最後まで多くの方に知ってほしい。

 みずからの苦労した人生をもとに福祉・介護の現場で働き、「政治が国民を大切にしていない」と政治の世界をめざした努力人。

 選挙期間中も笑顔を絶やさず、立派に決意と政策を訴えぬきました。

 池田まき候補を支えた市民の本気さに、私たち国会議員も本気で応えなければと、国会内外での共同を進めてきたのは先に書いたとおりです。

 5区から、北海道から変われば、日本は変わる。

 市民がつながれば、必ず政治は変えられる。

 こんなに多くの方が立ち上がり「自分が主権者」として行動し、野党がこれだけ共同した選挙は、もちろん私も経験ありません。

 必ず勝ちたい、いや勝たせてください。

 いったん札幌から倶知安町での演説会に行きましたが、5区補選の現状を話して、最後まで知人・友人に広げてほしいと訴えました。

 ぜひ北海道5区(札幌市厚別区、江別市、石狩市、北広島市、恵庭市、千歳市、当別町、新篠津村)にお住まいの方は投票に行っていただき、池田まき候補を勝たせてください。

 「投票に行きましたか?」と、明日は一声お知り合いに声をかけてください!

 【今日の句】 つながれば きっと政治は 変えられる

 

2016年4月22日金曜日

今日のTPP審議状況(4/22)

 今日のTPP審議は一般質疑3時間。来週の開催日程は決まらず。一方、野党4党共同で通称マルキン拡充法案を提出しました!

 これはTPP関連法案の1つで、あえて簡単に言えば畜産農家の収入補てん策です。

 補てん割合も高まるし、国庫負担も高めることから、それ自体は生産者支援になり、実際に拡充の要望が高かったものです。

 TPPにより輸入が増えることを見通して出された法案のため、TPPが発効しないと、この法案も施行されません。

 そこで野党案として、施行日を「公布した日」とした案にして共同提出したということです。

 飼料や子牛の価格高騰など生産費を抑えられないなか、TPPなど関係なく支援の拡充は進める必要があります。

 提出の際には、民進党から玉木・近藤・柿沢・岸本の各議員、社民党から吉川議員、生活の党から玉城議員、そして日本共産党からは私が並びました。

 国民生活を支えるための一致点で、さらに政治を動かしたい。

 今日の審議は、与野党から情報開示・国会決議をめぐって論争になりました。

 日本共産党は斉藤和子議員が、今の検疫体制では食の安全は守れないと、違反輸入品が市場に流通・消費されている実態を暴きました。

 塩崎厚労大臣は「国内産でも同じようなことが起きる」と開き直るような答弁をしましたが、さらに問題ではないですか。

 とりあえず今日は来週の委員会開催は決まらずでしたが、月曜日に理事懇が開かれて協議する見込みです。

 委員会→集会あいさつ→本会議→法案提出に、月曜に開かれる連合審査(農水委と地方創生特別委)の質問通告までやらねばならず、飛行機の時間を気にしながら大慌て。

 やっと札幌に着いて、明日は5区補欠選挙の最後の応援に回ります!

 【今日の句】 共同の 力を明日も 元気よく

2016年4月21日木曜日

熊本地震から1週間

 九州地方が心配です。志位委員長が記者会見で「震災関連死」防止へ求める点など述べ、党として適宜、必要なことを要望しています。

 志位委員長が会見で述べたのは、1.テントを大規模に確保し雨露をしのげるように。 2.医療態勢を強め、被災者の健康管理に万全を。 3.熊本県内外に安心して体を伸ばせる避難所を確保する。 4.プライバシーなど避難所の環境を改善する--などです。

 九州ブロックの田村貴昭衆議院議員は総務委員会の質問で被災地の現状を取り上げていますし、各委員会でも反映させた議論をおこなっています。

 すでに1週間が経ち、避難生活も先が見えない状況で、心身ともに疲労はピークだと思うのです。

 全国から駆け付ける支援体制には、感謝の言葉しかありません。

 党としても現状把握は、現地の党組織が先頭にたってがんばっていますが、政府の持つ情報量と合わせて意見交換を、と思うのです。

 東日本大震災の時には、政権は違いましたが、政府側と各党の情報交換の仕組みを持って認識の共有をはかっていたのです。

 引き続き党としても、私としても、被災者支援へ力を尽くしたい。

 今日は農林水産委員会があり、論点が山盛りなのでTPP特別委員会では取り上げられなかった牛肉のセーフガードなどを質問しました。

 計算してみると、セーフガードを発動するほどの輸入が進んでいたときは牛肉自給率15%(現在は41%=重量ベース)になっている状況なので、すでに畜産は崩壊状況ではないのか、と。

 そんな状況でセーフガードを発動しても意味がないのに、なんでこんな基準なのか、と。

 政府として経営強化策を進めると答弁するのみで、これでは農家は展望が見えなくなるのも当然です。

 一番の経営安定策は、TPPをやめること。

 院内集会や本会議、障害者権利条約をめざす請願デモの激励、法案レクなど、あっという間に1日が終わってしまいます。

 明日は9:10からTPP特別委員会(3時間)で、日本共産党は斉藤和子議員が11:32~質問に立ちます(ネット中継で!)。

 【今日の句】 もうせめて 余震やめてと 声に出し

2016年4月20日水曜日

今日のTPP審議状況(4/20)

 「TPP 今国会見送り」などと報じられていますが、国会で決まったわけではなく引き続き追及していかなければいけません。今日も一般質疑がおこなわれました。

 日本共産党からは斉藤和子議員が質問に立ち、拡大する食品輸入に対して検査体制が追いついていないじゃないかと質問しました。

 政府は検査機器を増やしていると述べますが、その機械に入れるため輸入食品を手作業で小さくしなければいけないわけですから、人員が増えなければ検査率も下がる関係になります。

 いま全国で400人超ですが、今年度で増えたのはわずか2人。

 これは公務員の総定員にかかわる法律によるためで、あっちで増やせばこっちで減らす、というために増員が難しい現状なのです。

 この指摘に「問題意識は共有する」との答弁がありましたが、そもそもTPPによって輸入が増える問題点こそ共有してほしい。

 今日は与党委員から、昨日からの重要5品目の「無傷」ラインの有無について、政府は守れたものがあると引き出す質問がありましたが、あらためて議事録で検証しておきたいと思います。

 野党からは、重ねて農業への打撃、医療分野への影響への懸念、そして斉藤議員が質した食の安全問題などを問いました。

 次回委員会は22日(金)で、午前9時から3時間です。

 冒頭に書きましたが、確かに来週の日程はまだ決まっていないのですが、何が起こるのかわからないのも国会です。

 秋の臨時国会へ見送りでなく、問題点が噴出するようなTPPはきっぱり廃案に!ではないのでしょうか。

 昼と夕方に抗議行動や院内集会があり、私からも情勢報告。

 北海道から要請などで見えられた仲間もいて、とてもうれしいですね。

 部屋には北海道国交、きょうされんのみなさんも要請に見えられ、しっかり国会に現状を反映させていくと約束しました。

 明日はTPP特別委員会はありませんが農林水産委員会があり、私が11:30~12:00の時間で牛肉を中心に質問します(ネット中継あり!)。

 【今日の句】 廃案に 追い込むまでが わが仕事

2016年4月19日火曜日

今日のTPP審議状況(4/19)

 今日のTPP特別委員会は一般質疑3時間。なんと重要答弁が--重要5項目は守られていなかった!

 民進・玉木議員が「重要5品目の関税タリフライン594のうち、無傷で残ったものはいくつか」と質問したことに、石原TPP担当相も森山農水相も答弁にならず。

 タリフラインのうち、いくつ守れたかは基本中の基本なのに、審議が何度もストップするという異常事態。

 ついには森山農水相から、正確を期したいと申し出があり、審議は中断・休憩となったのです。

 本会議をはさんで4時間後に再開し、あらためての質問に森山農水相からは「変更を加えていないものがあったかなかったと言われれば、なかった」と、無傷のものはなかったと答弁したのですから委員会室はどよめき。

 国会決議で「除外又は再協議」と求めていた重要5項目は、すべて譲歩されていたことを政府が認めたため、決議に反していると言えるでしょう。

 私は今日も質問に立ったのですが、附属書2-Dにある「7年後の再協議」規定というのがあり、これは実質的に日本だけの規定となっている問題を取り上げました。

 他国がほぼ関税撤廃しているなかで、日本が「例外」とした部分が協議の対象となるのではないか、は政府として認めました。

 このような再協議規定は、関税撤廃が原則なので、日本が「例外」を認めてもらうのにセットでこの規定を置いたのでは、と質問をしたのです。

 石原担当相は、後で言い直すような答弁をしましたが、基本的にセットである旨を答弁したので、これも重大なのです。

 つまり、昨日からの議論でハッキリしたのは、①TPPには「除外」「再協議」の区分はない→②重要5項目で無傷なものもない→③「例外」を認めてもらうには再協議規定がセットだった、ということなのでは。

 明日もTPP特別委員会は一般質疑3時間(日本共産党は斉藤和子議員が11:22~11:45です!)となりますが、すでにボロボロのTPPという状況です。

 そもそも経済主権・食料主権を脅かし、国民生活の安定より多国籍企業の利益を最優先するTPPですから、批准阻止はもちろん廃案にして、平等・互恵の貿易ルールを再構築すべき。

 引き続き私もがんばります。

 【今日の句】 交渉で 結局何を 守ったの

2016年4月18日月曜日

疑問だらけのTPP特別委

 相次ぐ余震に広がる被害‥‥政府は震災対応優先を!と野党が求めたのに、総理の意向でTPP特別委員会が開会。何を考えているのか、です。

 だって命を救う目安となる「震災から72時間」に、本震から数えたらその時間帯ですよ。

 しかも強い余震が続き、震源域が広がるなか、被害も拡大しているというのが今回の地震の特徴。

 そこで野党から「政治休戦」を申し出て、政府は震災対応に全力を尽くすし、野党もできる限りのことをおこなう。

 東日本大震災のときも、連日、政府と政党との対応協議会を開催して、認識の共有をもとに対策をおこなっていたのです。

 TPPという対決法案の審議は延期して、国民の置かれている現状こそ優先することこそ「国益」です。

 状況報告や審議が必要だというのなら、災害対策委員会や予算委員会を開けばいいのであって、TPP特別委員会で解消すべき課題ではありません。

 今日は私も質疑に立ちましたが、震災対応をTPP特別委員会で片手間に済ますようなものではないと強く述べました。

 日本共産党は笠井亮議員も、そして民進党の議員もそろって主張。

 安倍首相は「委員会の開会は国会で決めるもの」と責任を転嫁しましたが、与野党国対委員長会談で、総理の側から「一歩でも前に進めたい」との意向があったと、民進党議員が質問で述べました。

 こういう時ですから、そろって震災対応の質問をして、それもTPPの審議時間となるだなんて認められません。

 もう腹立たしくて、腹立たしくて。

 今日の審議についてはこちらから、ご覧いただけます。

 私は前半、震災対応について質問した後に、後半では国会決議との整合性についてただしました。

 農産物の重要5品目は「除外または再協議」の対象にするよう、国会では決議があがっていました。

 しかし、実際のTPP交渉では「除外または再協議」の区分はないと答弁。

 それでは、いつの時点で「ない」とわかったのか、と質問をしたわけです。

 しかし、石原TPP担当相は「例外を確保した」「答えられない」などの答弁を連発。

 テレビを見ていた方には、私の質問に大臣がかみあって答えていたのかどうか、よくわかったのではないでしょうか。

 こんな調子で審議をするなんて、政府は国会と国民への説明責任を本当に果たす気があるのかと、疑いたくもなります。

 明日も11:22~11:45で、私が質問に立ちます(テレビはありません。ネット中継で!)。

 引き続き問題点を、きっちり追及します。

 【今日の句】 与野党で 力あわせる 時でしょう