2010年11月20日土曜日

貧困対策に、もっと政治は力を入れて

 道議選に向けたビラ作成の打ち合わせや、土曜日におこなう札幌中心街宣伝などを終えて、今日の夜は「北海道革新懇30周年集会」に参加しました。

 1980年の「社公合意」によって、新たな政治革新の運動体としてつくられた革新懇

 政党としては日本共産党が参加するのみですが、旧社会党支持の方や無党派の方、あるいは宗教者なども参加し、草の根での活動を続けてきています。

 北海道では30年目を迎え、その記念集会に第一部には「平和の祈りひびき愛コンサート」(ソプラノ独唱・清水紫さん、ピアノ伴奏・太田環さん)、第二部では記念講演(宇都宮健児弁護士)がおこなわれました。

 清水さんの澄んだ歌声、気持ちの込められた歌声、そして身近で聴く迫力!

 小林多喜二を題材に、みずから作詞された「赤き花燃ゆ」には感動しました。

 そして、反貧困ネット代表でもある宇都宮さんの講演にも、本当に圧倒されました。

 サラ金問題の解決、背景にある貧困の問題、関係性の貧困への気づき、運動体・ネットワークの重要性、そして憲法。

 単なる法律論などでなく、みずからの弁護士体験、運動の積み重ねという事実をもとにした話だからこそ、説得力が違うのです。

 地に足つけた活動の大事さを、学ばされたように思います。

 政治という分野は、時に「空中戦」となりがちです。

 誰の視点で活動すべきか、あらためて深く考える1日でした。

 【今日の句】 菅さんも 「派遣村」には 来てたよね

2010年11月19日金曜日

11.19北海道集会

 国会中継で市田忠義書記局長の質問を、食い入るように見てしまいました。中身はTPP。

 いわゆる「片道」のため、質問で引き出しながら論をまとめあげていきます。

 北海道の耕地面積や養頭数のデータを答弁させ、大規模化も限界にまできている実態。

 日本は「鎖国」どころか、他国とくらべて関税は低い国で、すでに「開国」状態であるデータ。

 TPPに(交渉含む)9参加国で、すでに4ヶ国とはFTA・EPAは締結済みであって、待ち構えられているのはアメリカ・オーストラリアといった農産物輸出国との関税自由化である事実。

 北海道のように大規模化しても離農が相次ぐのは、輸入自由化が続けられてきたからであり、首相の言うTPPと農業再生の「両立」はありえない--必要なのは市場任せから抜け出し、ルールを構築すること。

 だいたい、このような内容だったと思います。

 揚げ足取りのような質問が目立つなかで、ズバリと迫る質問にスッキリしました。

 元気をもらって、道労連など主催の「11.19北海道集会」に参加しました。


 
 400人の参加で、寒さも吹き飛ばす熱気の集会&デモ行進!

 TPP反対、諸要求実現、沖縄知事選にも連帯‥‥デモの長さに「まだ続いてる!」とビックリする、若い人の声を何度か聞きました。

 日本の北と南から、政治を変える!

 明日もがんばるぞ。

 【今日の句】 乗り遅れ てるのは食料 守ること

2010年11月18日木曜日

政権交代に込めた、国民の願いを裏切るのか

 柳田法務相の「2つ覚えていればいい」発言は、ちょっとひどすぎる。その場をやり過ごせれば、それでいいということでしょう。何の責任感もない、大臣に値しない暴言だと私は思います。

 その合間に、衆院厚生労働委員会では障害者自立支援法の「延命」につながる法案が、あっという間に可決されました(こちら)。

 次々と「政権交代」に込めた国民の願いを、こんなにも裏切るか!

 そんな怒りを持ちながら、TPP問題の懇談にかけまわった1日。

 初めて道選出の国会議員すべてに要望書を送ったという団体では、「食料の問題は、党派を超えて考えるべきもの」と話をうかがいました。

 まさしく、その通り。

 同時に、私たちの活動が足りないのだな、ということもしみじみ感じました。

 所用で道議会に行ったら、ちょうど全運輸労働組合のみなさんが各会派を回られていると聞き、花岡ユリ子・真下紀子道議と一緒に、政府の「地方分権」改革の問題点をうかがいました。

 航空でも船舶でも、国際法にもとづき国内法が整備されているなかで、地方に委譲することで問題が出てきます。

 何より安全の基準や状況が、地方ごとに違っていいのでしょうか。

 だから、これまで本来は国の責任でルールを定めてきたわけです。

 やるべき仕事が多いと感じながら道議会控え室に戻ると、おいしそうなおせんべい‥‥。
 
 

 真下道議がポケットマネーで買ってきてくれたものでした。

 モグモグ食べて、明日もがんばるぞ。

 【今日の句】 3つ目は 「思慮の不足」か 「反省」か

2010年11月17日水曜日

生命の起源解明にも期待

 探査機「はやぶさ」のカプセルに、惑星「イトカワ」の砂粒が入っていたそうですね。

 太陽系形成の解明に、期待がかかるとか。

 何だか、ロマンを感じますね。

 学問上の詳細はわかりませんが、太陽系の解明は生命の起源にもつながるわけですから。

 基礎研究から含め、しっかりした学術予算を政府としても確保してほしい。

 経済性だけで、測れない価値があると思います。

 さて今日は、会議やら文書づくりで大忙し。

 昨日までの交渉まとめ、TPP対策、道議選の作業、会議・打ち合わせ‥‥1つ1つ書ききれませんが、いくつ体があっても足りません (^^:)

 夜は、党道委員長を務められた市山吉次さんの葬儀に参列。

 今の私よりも、はるかに苦労された党の先輩です。

 市山さんの党活動を聞き、私の努力もまだ足りないと、しばし反省。

 歴史をきちんと受け継ぎ、がんばります。

 【今日の句】 この砂も 長く地球に 住んでいる

2010年11月16日火曜日

政府交渉2日目

 今日は内閣府・総務省・防衛省・環境省・文科省への要請です。

 激甚災害制度の改善、地デジ普及にかかわる周知、矢臼別演習場での火災の原因解明‥‥くらしから軍備まで幅広く、取り上げました。

 前進回答の課題もあり、一方で世論を大きくして打開する課題もあり。

 要請とは別に、実態や問題点をフリーに話を聞くレクチャーの時間も取ってもらい、主に私は医療関係について話を積み重ねました。

 午後には紙智子参議院議員に窓口になってもらい、農林水産省に出かけました。

 衆院本会議が入り、政務三役には会えませんでしたが、代わりに山田修路審議官へTPP問題での要請をおこないました。 
 
 農業・水産業・林業と、交渉団の活動地域や体験をもとに実態を伝え、TPP参加にふみきらないように重ねて要請しました。

 2日間を振り返ると、よくこれだけ調べて頭にも入れて、交渉できるものだと(自分の党ながら)感心しました。

 ある省の方が「共産党さんは本当によく勉強しているので、話も進みやすい」と言ってくれました。

 官僚の手の平に乗せられるという意味でなく、これは素直に受け止めたい。

 明日から、この交渉結果を関係団体などへ知らせる活動にも取り組みます。

 時間が、いくらあっても足りない! がんばらないと。

 【今日の句】 東京は コートなしでも 歩けたぞ

2010年11月15日月曜日

政府交渉1日目

 予算編成の時期に合わせて、毎年おこなう対政府交渉。道議会から花岡ユリ子・真下紀子両道議に、金倉まさとし・松永としお両道議予定候補。坂本志郎羅臼町議と交渉に臨みました。

 政権交代の影響からか、年ごとに対応の変化を感じます。

 とは言え、制度設計など実態が反映されるかは別問題ですので、そこは私たちの力量が問われてきます。

 今日は国交省・厚労省・警察庁・農林水産省などとの交渉でしたが、本当に議席がもっとあればと、つくづく感じました。
 

 明日の交渉も、引かずに、筋道立てて交渉したいと思います。

 【今日の句】 待っている 道民の声 届けたい

2010年11月14日日曜日

政府交渉の準備を進め

 出張先で急きょ泊まってくるなどして、更新せずにいました。風邪などではありません (^^;)

 明日から東京に行きます。

 政府の来年度予算編成を見越して、毎年この時期におこなう党北海道としての交渉のためです。

 その調査のための出張だったわけですが、道民の実態を直接反映させる重要な機会だけに、しっかり準備をするわけです。

 参加の予定は、花岡ユリ子・真下紀子両道議に、金倉まさとし(札幌東区)・松永俊雄(釧路市)の両道議予定候補、坂本志郎羅臼町議などです。

 2日間に10省庁で、項目は74にも及びます。

 医療・福祉、農林漁業、自然環境、公共事業‥‥限られた時間のなかで、話を詰めていかなければなりません。

 というわけで、今日もこの後、資料を読み込みます。

 また明日から、北海道は寒さが厳しくなりそう。

 みなさんも、健康にはご注意ください。

 【今日の句】 気がつけば あと1枚の カレンダー