2015年7月11日土曜日

北海道から6000人で Say No War

 壮観! 道弁護士会連合会主催の「私たちは戦わない!-NO WAR-」で掲げられた写真のような強い意志を、安倍首相に見てほしい! 

 30℃ほどあったでしょうか、とにかく暑くて暑くて、参加されたみなさん大丈夫だろうかと思うような暑さでした。

 こんな暑さでも集まる理由は1つ、この国を戦争する国にさせてはらならないから。

 弁護士でも自民党から共産党まで応援する方がいるなかで、北海道弁護士連合会として「安保法制」は憲法違反だと、このような集会を開いた意義は大きいと思います。

 このような集会自体、北海道弁護士連合会としても初めてだとか。

 集会は、「ふるえる」デモのスタッフとしてがんばった青年、元自衛官、クリスチャン・浄土真宗の宗教者、憲法学者、そして私たち政治家・政党関係者でのスピーチが続きました。

 特に、迷彩服で登壇した元自衛官の方の言葉は、ひとことひとことが重かった。

 PKOへと北海道の部隊が派遣されるなかで、家族宛に「遺書」を書いたというくだりは、グッと胸にきました。

 「日本国民のためなら命をかけられるけど、今回の法案は違う」

 そう断言され、日本の平和を守っているのは憲法9条とのスピーチに、会場は大きな拍手!

 集会後のパレードは、紙智子議員と先頭集団で歩きましたが、街の方の反応も大きい。

 ゴール後は、後から来る方への激励とあいさつをおこないましたが、どの方も本気でコールしてるのがわかるし、だから街頭からの反応も大きい。

 参加者6000人だけではない、さらに反対世論は大きいと実感です。

 集会を準備されたスタッフのみなさんは、大変だったことと思います(前日の袋詰めのご苦労も聞きました)。

 いろんな方のいろんな力、いろんな表現や、いろんな形の勇気。

 宣伝や集会はもちろん、お1人お1人の口から口へ、伝わっていけばいいですね。

 もちろん私も国会でがんばります!

 【今日の句】 この汗を 見てる子どもが きっといる

2015年7月10日金曜日

国会前も、北海道も、心ひとつに

 私学助成拡充の集会→農協労連大会と回り、飛行機に乗って札幌で戦争法案反対デモと道庁前反原発行動へダッシュ。明らかに街頭の空気が変わってきている‥‥国会前も15000人!と。

 手を振る高校生や青年の姿もあるし、うなずいている人の姿もあるし、「うるさいデモだな」のような反発的雰囲気も感じません。

 与党が来週の採決をねらうなか、野党5党は党首クラスで「強引な採決に反対」で一致したとの報が入りました。

 さらに引き続き、来週は連携を取っていくことも確認。

 そろって野党が「強引な採決に反対」しているのですから、与党だけで数の力で決めることなんて、とても許されない。

 法案の中身も問題だし、反対の多い国民世論を無視することだって大問題!

 デモ行進の後、続けて道庁前行動に参加した方も多く、合間合間で話は戦争法案の中身にも。

 私に話しかけられた方は「中間政党(民主や維新のこと)がフラフラしないように、自民党からも反対の声が出やすいように、もっと声を上げなきゃね」と話されていました。

 そう、この1週間で、どれだけ世論が広がっているか、必ず国会議員の行動に反映していきます。

 だから、東京でも全国各地でも、みんなで声をあげましょう。

 もちろん国会議員として、院内での論戦や共同と、いっしょに地域で声をあげる先頭にも立っていきますね!

 私学助成の拡充や、自治体間格差の是正を求める集会では、2人の高校生による切々とした訴えが胸に響きました。

 家計が厳しくて修学旅行に行くのも、ためらう友だちがいることも話されました。

 実際に学校を辞めざるを得ない仲間がいることも話されました。

 置かれている経済と家庭の状況は彼らの責任ではないんだし、誰もが平等に安心して学べる環境をつくることは憲法の要請でもあります。

 政治の力が、こういうところにこそ発揮されるべき!

 農協労連の大会は、紙智子参議院議員とそろって来賓として参加させていただきました。

 日本共産党として、衆議院・参議院そろって農林水産委員が参加できるって、我がごとながら何だか嬉しいこと
でした。

 ただ議席があるというだけでなく、しっかり仕事をしていかなければいけないですね。

 それにしても、どの問題でも安倍政権が国民不在の政治を進めていることを、肌でも感じました。

 だからこそ、札幌の街頭の雰囲気が変わってきていたり、国会前に15000人も集まるということになっている。

 明日は14時から「私たちは戦わない! 大集会&パレード In 北海道」が、札幌中島公園にて。

 私も参加します!

 【今日の句】 つながれば 暴走なんて 怖くない

2015年7月9日木曜日

やっぱり、わかったつもりにならないで

 今日も国会前では「戦争法案反対!」のコール。私は東日本大震災復興特別委員会で、先日の調査にもとづいて復興事業の被災自治体負担、巨大防潮堤問題を取り上げました。

 他党の議員も取り上げましたが、竹下復興大臣の「被災地もリスクを負うことで、さらに必死になる」「自立して」との言葉が、どれだけ被災者の心にのしかかるかを訴えたかった。

 大臣も「(私どもの)努力が足りないと言われれば‥‥」と答弁しましたし、被災自治体負担の圧縮にも尽力したこと自体は理解はするのですが、「被災地も自立を」との言葉について、私は感情的に受け止めざるを得ませんでした。

 私事で質問するものではないのですが、私の叔父は女川町で漁師をしていました。

 しかし津波で、家も船も流された。

 住んでいた集落のみんなと県外で苦しい生活を送り、いろいろ葛藤はあったでしょうが、石巻市に移り住んで新しい仕事に就きました。

 こういう経過を見ると、復興推進会議から「復興は着実に進展」と言われても納得できないのです。

 さらに防潮堤の見直しについて、国交省からは県の仕事であると、まるで国の責任がないかのような答弁がありました。

 それで本当に、いいのでしょうか。

 同時に、私は野党に身を置く者ではありますが、私自身の責任も問われていると痛感しました。

 真剣な議論を、だから進めていきたい。

 今も急ぐべきなのは、くらしと生業の再生です。

 現場で聞いた声をもとに、しっかりがんばりたいと思った1日でした。

 【今日の句】 この夜も 悩む被災者 いるんだから

2015年7月6日月曜日

わかったつもりにならないで

 しばらくぶりの更新となりました。戦争法案反対と訴えながら北海道内と、今日は石巻市・女川町での調査などへと駆け回りました!

 震災復興特別委員会が開かれることもあり、三浦一敏宮城県議の案内で実態を伺ってきました。

 その合間に石巻市では大川小学校に行き、犠牲になった子どもたちなどへのご冥福を祈ってきました。

 平日の昼間なのに視察で多くの人がいて、誰かと思えば野田前総理の御一行でした。

 政党や立場の違いはあっても、被災の現場を何度でも訪れて、政治に反映させていくということは大事だと思います。

 東京にいて報道や資料などで「被災地の現状」を理解できた気にはなりますが、やっぱり足を運ばないとわからないことも多くある。

 私が宮城県を回っていた一方で、田村貴昭・真島省三の各衆議は口永良部島から避難された方から要望を伺っていました。

 くらしの安心は、誰もが願うこと。

 そして日本国憲法には、きちんと「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(第25条)のであって、政治の役割を定めています。

 果たして今の被災地で、この第25条は本当に生かされているのか。

 地に足をつけた論議で、国としての責任を果たすよう求めていきたいと思います。

 【今日の句】 仮設から 聞こえる声を 届けたい