2015年7月9日木曜日

やっぱり、わかったつもりにならないで

 今日も国会前では「戦争法案反対!」のコール。私は東日本大震災復興特別委員会で、先日の調査にもとづいて復興事業の被災自治体負担、巨大防潮堤問題を取り上げました。

 他党の議員も取り上げましたが、竹下復興大臣の「被災地もリスクを負うことで、さらに必死になる」「自立して」との言葉が、どれだけ被災者の心にのしかかるかを訴えたかった。

 大臣も「(私どもの)努力が足りないと言われれば‥‥」と答弁しましたし、被災自治体負担の圧縮にも尽力したこと自体は理解はするのですが、「被災地も自立を」との言葉について、私は感情的に受け止めざるを得ませんでした。

 私事で質問するものではないのですが、私の叔父は女川町で漁師をしていました。

 しかし津波で、家も船も流された。

 住んでいた集落のみんなと県外で苦しい生活を送り、いろいろ葛藤はあったでしょうが、石巻市に移り住んで新しい仕事に就きました。

 こういう経過を見ると、復興推進会議から「復興は着実に進展」と言われても納得できないのです。

 さらに防潮堤の見直しについて、国交省からは県の仕事であると、まるで国の責任がないかのような答弁がありました。

 それで本当に、いいのでしょうか。

 同時に、私は野党に身を置く者ではありますが、私自身の責任も問われていると痛感しました。

 真剣な議論を、だから進めていきたい。

 今も急ぐべきなのは、くらしと生業の再生です。

 現場で聞いた声をもとに、しっかりがんばりたいと思った1日でした。

 【今日の句】 この夜も 悩む被災者 いるんだから

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