2018年12月15日土曜日

あれから100日、あれから100年

 胆振東部地震から昨日で100日となり、今日は厚真町で慰霊式。紙智子参議院議員の代理として参列しました。地元の伊藤ふじお党町議も見えられました。

 100日前から季節は移り、今日の厚真町は至るところ真っ白。それでも地震発生直後の様子は、つい昨日のように思い出されます。あらためて亡くなられた方に、心から哀悼の意を表したい。

 宮坂尚市朗町長は式辞で、亡くなられた方お一人お一人の名前を読み上げました。多くの方が農家であったこともふまえ、町を切り拓いていった歴史も触れられました。無念の思いとともに、遺志を継いで前を向こうというメッセージに聞こえました。

 来賓による追悼の辞のあと、遺族を代表して畑島武夫さんがお別れの言葉を述べました。何度も畑島さんのお宅の前を通って、手を合わせたことを思い出しました。お言葉の最後の「ありがとう」という、それだけの言葉でも重く心に響きました。

 仮設住宅に入り一段落しつつも、これからの生活や住宅のことに対する不安は尽きません。在宅にて被災している方も、修繕にかかる費用の負担が重いと聞きます。農地や山林の復旧は、まさにこれからです。道や国へも訴えるべく、伊藤町議から新たな課題も聞きました。苦難軽減に力を尽くさねば。

 午後には北広島市で、来年の選挙に向けた党と後援会の決起集会に参加しました。数々の実績をあげてきた党北広島市議団は、板垣恭彦市議が新人・人見てつやさんにバトンタッチし、永井もも市議が3期目に、山本ひろみ市議が2期目に挑戦します。それぞれの決意とともに、私からは情勢報告と3議席の値打ちをたっぷりと話をさせていただきました。

 今日は、いわさきちひろの誕生日。生きていれば100歳を迎えることになります。戦後、党の演説会に参加してから入党し、そのやさしさゆえ画家としての才能も発揮した、ちひろ。私が好きな19272年の随想「春のわかれ」を、今日の私の訴えの最後に紹介しました。

 「もう何年も前のことだった。私が共産党員だということを知らなかったある雑誌の婦人編集者がびっくりしていった。『こんなやさしい絵を描く方が、なんでまた共産党なんでしょう』と‥‥。私は、本当はやさしいところがあったからこそ党員の絵描きになったのに」

 人を人とも思わない社会の風潮だったり、自己責任を押しつけて殺伐とした日本にするような政治の責任だったり。そんななかで、誰もが人間らしく生きられる社会をつくろうという日本共産党の議員や党員が増やそうじゃないか--と呼びかけました。

 かくいう自分も、そんな生き方をしているか。自問しながら明日もがんばりたい。

 【今日の句】生きてたら ちひろは何を 描くだろう

2018年12月14日金曜日

北海道からも猛抗議

 辺野古への土砂投入、許さない! 豪雪のなか宮川じゅん道議と終日、東区での宣伝キャラバンでしたが怒りの声がどこでも!

 選挙で何度も示された民意を、どうしてこうも封殺するのでしょうか。まさに民主主義無視、米軍従属と思考停止! 私も怒りが収まりません。今日の宣伝でも、まず辺野古の現状を述べて「これだけひどい安倍政権を、必ず来年の選挙で終わらせよう」と訴えました。

 雪のなかでも、あたたかい反応が多く寄せられました。道営住宅では、宮川道議も知らない方が窓を開けて手を振ってくださり、地下鉄駅前では作業現場服を着た方が激励して行ったり。ひどい雪になっても党員・後援会員のみなさんも駆けつけてくださり、差し入れに焼きいもまでいただきました(終了後に、おいしくいただきました!)。みんな安倍政権を「おかしい」と思っていたり、怒っていたりしているんですよね。

 沖縄・玉城デニー県知事のコメントで、次の一文が胸に響きます。
 「このような行為は、逆に沖縄県民の強い反発を招き、工事を強行すればするほど、県民の怒りはますます燃え上がるということを認識すべきであります。」

 沖縄のたたかいは、これまでもあきらめることなく進められてきました。何度も励まされてきました。沖縄のたたかいは、自分たちのたたかい、北海道でのたたかい。この工事を止めるには、安倍政権を終わらせること。北海道でもがんばりぬきたい。

 宣伝後には、札幌中心部で抗議のスタンディングに合流しました。昨日も今日の昼も、このような市民の行動がおこなわれています。昼の行動に参加したスタッフによれば、たまたま通りかかった青年もスタンディングに参加したそうです。夕方も「昨日の倍は集まってます」とスタッフさん。私もマイクを握らせていただきました。初めてスピーチするという女性、沖縄に行ってきた男性‥‥参加者みんなの本気さが、通行していた方にも伝わっていたのではないでしょうか。

 デニー知事のコメントは、最後に「グスーヨー、マキティーナイビランドー」と結んでいました。そうだ、負けてられない!

 【今日の句】この政権 何が何でも 終わらせる

2018年12月13日木曜日

これで「景気拡大」と言われても

  「景気拡大 いざなぎ超え」内閣府の景気動向指数研究会が認定したようです。「景気拡大って、どこの話?」という方、多いのではないでしょうか。

 そういえば消費税8%になった時も含めた6年間で、ずっと景気拡大? 昔の成長率を考えれば緩やかでも成長することに意義はあるかもしれませんが、国民生活の厳しさを見れば納得いかない「景気拡大」ではないでしょうか。

 北海道各地をまわると、景気のいい話は聞かれません。設備投資をする企業が、そもそも多くありません。消費購買力も、低賃金や低年金、社会保障の削減と負担増を背景に上がる気配がありません。地域の消費購買力を引き上げるにはくらしの支援が必要ですが、安倍政権には期待できません。

 衆議院議員として約3年間、東京で生活をしていたときには目まぐるしくマネーが動く感覚がついて回りました。東京ベースで物事を見てはいけないと、つくづく感じました。多くの国会議員は週末に地元へ戻るはずなのに、マネーゲームのような話が多く、どうして地域経済の実態が語られないのかと不思議に思ったものでした。

 今回の「景気拡大」を、総理はアベノミクスの成果などと言うのでしょうか。それでは国民生活の実態から安倍首相はかけ離れていることを告白するようなものです。循環型の地域経済へ転換することこそ急ぎたい。

 【今日の句】その株価 誰のお金で 釣り上げた

2018年12月12日水曜日

今度は十勝からも道議を

 今日は佐々木とし子道議予定候補と、帯広市内キャラバン。寒さにも雪にも負けず、差し入れもいただき元気に訴えてまわりました。

 帯広市議会が開会中ということもあり市議予定候補の大平亮介さんが進行役を務めてくださり、宣伝カーのアナウンスとして幕別町議予定候補の酒井はやみさん・音更町議予定候補の石垣加奈子さんが乗車してくださいました。3人とも私より若い! 新しい力が頑張られる姿を見ると、とても嬉しいです。そんな偉そうなことなど言わず、私も初心を忘れず負けないぞと、訴えに力が入りました。

 寒さや雪にもかかわらず、8ヵ所に170人を超える方が来てくださいました。JA川西前の宣伝には、農協職員さんが20人ほど出て話を聞いてくださいました。本当に感謝の一言しかありません。

 しかも釧路教育大でお世話になり、ご自宅にも泊めさせていただいたことのある明神勲・もとこ先生ご夫妻まで来てくださり、プラスターまで持っていただいたのには恐縮! もとこ先生には以前に激励・推薦文も書いていただき、本当にお世話になりっぱなしなのです。期待に応えて、何としても再び国会で働きたい。

 帯広市は今年、日米共同訓練にともなうオスプレイの補給拠点とされることに不安が広がりました。胆振東部地震があり訓練は中止となりましたが、市民の不安の声を道庁で代弁したのが佐々木とし子さんでした。私も同席した要請の場では航空写真も持ち込み、住宅や学校に近い駐屯地でのオスプレイ飛来は許されないと訴えたのです。

 今日も佐々木さんからは「オスプレイのこと始め、この4年間で帯広に日本共産党の道議が必要だとつくづく感じました」との訴えがありました。一昨年の台風被害のときや、JR北海道の廃線問題で一緒にまわったことを思い出しました。そうだ、来年は必ず道議会に佐々木とし子さんを!

 知事選候補が報道され始めました。安倍政治のコピーとも言える高橋道政を続けるのか変えるのか、が大きな争点です。高橋知事と同じくカジノ推進や泊原発再稼働も容認するようなことでは、真に道民のくらしは守られません。今日も「高橋道政を必ず変えてくれ」との話もありました。

 国政と道政を一体に変えるチャンス。私もがんばりたい。

 【今日の句】あの総理 続いたことが 災いだ

2018年12月11日火曜日

命を守る運動を

  党中央の政策委員会から谷本諭さんを招き「国保提言」学習会。全国の状況も聞き、国保料(税)は下げられる!と確信になりました。

 どこに行っても負担が重いと聞く国民健康保険料(税)。払いたくても払えない、払ったら病院に行く金がない‥‥など、命に直結する問題になっているのが国保の現状。低所得者を多く抱える保険制度だけに、全国知事会も求めた公費1兆円増などの対策がどうしても必要です。

 加えて今回の提言でのポイントは、均等割・平等割(世帯割)を廃止するということ。これで1兆円を投入すれば、協会けんぽの保険料に近づきます。同じような所得と家族構成の世帯なら、協会けんぽより国保のほうが倍近くの保険料を払うという矛盾も解消できます。

 谷本さんの話で、たぶん参加者みんなが確信になったのは、全国の子どもの均等割を減額(条件付き含む)している自治体が増えているということ。仙台市や旭川市は、18歳未満の子どもの均等割を3割減額しています。国保法の解釈からも自治体判断でできるのですから、おおいに広げていきたい。

 北海道生活と健康を守る会・三浦会長、札幌東部民商・中澤事務局長などから、切実な実態とともに提言を力に運動も広げたいとの発言をいただきました。私からは開会・閉会のあいさつで、この間の訪問・懇談で出された声を紹介。今日の学習会も力に、私もさらに多くの団体に広げたいと思いました。

 昼には道原発連の宣伝、夕方には札幌駅前で「北の鉄路存続を求める会」による宣伝と「いちの日行動」に参加。昼でも夜でも寒い! 今年最後の「いちの日行動」ということで、今年の争議についての報告もありました。誰もが安心して働ける日本へ、早く実現の道を開きたい。

 明日は帯広市で、佐々木としこ道議予定候補と宣伝キャラバンです。
  11:10 道銀西5条支店
  11:35 フクハラ弥生店
  13:20 JA川西
  13:55 ダイイチ自衛隊前店
  14:20 柏林台北町2団地
  14:45 スーパーいっきゅう駐車場
  15:10 ディノス帯広
  15:35 ユニクロ18条店
 お近くの方は、ぜひお越しください!

 【今日の句】保険証 取られる痛み 総理知れ

2018年12月10日月曜日

強行は行きづまりの裏返し

 今日は臨時国会の会期末。ここまでルール無視か!と思った毎日でしたが、国民に語れないほど行きづまっていた証拠ですよね。

 わかりやすかったのが自民党・平沢勝栄衆議院議員(法務委員会理事)。入管法改定案について「この問題は議論したらきりがないんです。いくらでも問題点が出てくるんです」と発言しました。問題ばかりだから、議論しないで強行採決だという告白です。漁業法や水道法、日欧EPAも同じなのでしょう。

 つまり、強行は行きづまりの裏返し。今日の宣伝でも、その点を強調しました。来年の選挙戦は、だからチャンス。市民と野党の共闘でも、日本共産党自身としても、政治を変える展望を示すことが大事だと思います。韓国だって、米国だって、市民の声が政治を動かしてきました。今度は日本で実現したい。

 暴走ばかりの国会でしたが、憲法審査会で自民党の改憲案を出させなかったことは大きな成果でした。そもそも下村博文議員の暴言もありましたが、根本的には「安倍政権のもとでの改憲に反対・慎重」という世論が多数だからこそ、焦って暴言も出てくるもの。追い込まれているのは安倍政権そのものです。

 宣伝の後は、たまっていた原稿書き。年末は、新年用の地域民報などで何種類もの原稿を書かなければなりません。この地域や団体では、今年こんなことがあったな‥‥と思い出しながら書いていくと時間もかかるもの。とはいえ、これも毎年恒例のこと‥‥。

 【今日の句】ていねいな 説明やっぱり 今だなし

2018年12月9日日曜日

やりがいある時代

 今日は市田忠義参議院議員(党副委員長)を招いて北見市での演説会。雄武町から斜里町まで、オホーツク管内から多くの方が足を運んでくださいました。ありがとうございました。

 今冬一番の寒さで道路もツルツルの北見市でしたが、寒さも吹き飛べ!とばかりに会場では「そうだ!」の掛け声も飛び交いました。何しろ強権極まる安倍政権を早く終わらせたいと、みんな心から思っているんです。

 同時に、この強権ぶりも市田さん曰く「行き詰まりの表れ」。議論するほどボロが出るし、改憲策動だって国民からは支持されていない。だから来年の選挙で必ず、野党共闘の成功と日本共産党の躍進で安倍政権を終わらせようと市田さんも力強く訴えました。

 午前中に網走刑務所にも行ったという市田さんは、宮本百合子の文章の一節も引いて「これだけやりがいある時代を日本共産党員として歩みましょう」と呼びかけました。舞台袖で聞きながら、私も身が引き締まる思いでした。

 がんばった分だけ、切り拓くことができる時代。それは多くの先輩の、まさに血と涙の積み重ねがあったからこそです。帰りの握手をしていると、多くの方が笑顔でした。何としても来年の選挙で、私も含めて予定候補者全員の当選を勝ち取りたい。決意もさらに固まりました。

 話は前後しますが、演説会では地方選をたたかう予定候補者が紹介されました。実は仕事の関係からまだ表明ができない方もいて、演説会後に控室で市田さんとも写真撮影をしていました。ご本人も早く活動したいとウズウズしてる(?)のかもしれませんね。

 明日も朝から宣伝です。臨時国会の最終日に、あらためて安倍政権の異常さと行き詰まり、日本共産党の役割を訴えます!

 【今日の句】寒い冬 ためた力は 春を呼ぶ