2014年3月22日土曜日

青年たちは、決してしらけてなんかいない

 今日は10時半~18時半まで、青年たちと党大会決定の学習をビッシリ! 彼らの集中力も、社会を変えたい熱意もすばらしい、中身の濃い学習会となりました。

 私が講師として、データや資料も用いて説明し、あとはフリーに討議。

 若い感性や、置かれている実態から、私も学ぶことがたくさんあるのです。

 例えば、政治情勢は「自共対決」だ、とある党の方針。

 もう自民党政治の批判を受け止められる政党が他にない、という意味なのですが。

 「対決って、何だかしっくりこないんですよね~」

 という言葉に、私もふと考えました。

 一方で、いま安倍政権が進める自民党政治の道。

 一方で、国民が主人公、平和と民主主義を守る道。

 後者の道を進むには、日本共産党が強く大きくならないと--ということなのかなと。

 こうやって話し合っていくなかで、青年たちも自分は何をしたらいいか、考えていく姿が頼もしい。

 私も学生のころは、こうやって真剣に夜を通して語り合ったものでした(‥‥今だって!)。

 青年たちの間には「しらける」「政治に無関心」という状況もあると聞きますが、悩んだり模索したりする青年は、間違いなく多い。

 こうやって次の社会を準備している青年たちと、しっかり学びあえたことを嬉しく思います。

 【今日の句】 堂々と 語る理想が まぶしいな

2014年3月21日金曜日

JR北海道は、新社長のもとで変わるのか

 今日は札幌北区地区委員会主催の「JR北海道事故問題を考えるつどい」で、パネリストとして参加しました。約100人の方と、真剣な論議をおこないました。

 道議予定候補の佐野弘美さんが開会あいさつをし、北海道大学教授・宮田和保さん、国鉄労働組合北海道本部・島見佳法さん、そして私がパネリスト。

 宮田さんからは、国鉄分割・民営化の際に予想された赤字問題について、基金が適切に使われたのかの問題提起も含めて、指摘がされました。

 島見さんからは、現場労働者の実態について、とりわけ技術継承の問題で心配な状況にあることが生々しく報告されました。

 私からは、道委員会の政策「6つの緊急提言」に即して、何が問題で何を解決すべきかを提起しました。

 参加された方の発言も、多種多様でした。

 元国鉄労働者の方もいましたし、乗客の立場からと発言された方もいましたし、「北海道の責任は」「新経営陣をどう見るか」との質問・提起もいただきました。

 新社長などの言動を注視しつつ、これだけ道民的関心事なのですから、しっかり道民的監視の体制をつくることが必要だろうとも思います。

 第三者委員会のような組織に、関係自治体の代表が加わるというのも1つの考えです。

 緊急の安全対策として、カネもヒトも集中するしか解決はないのですが、そのカネが適正に使われていくのかは、しっかり監視していく必要があると思います。

 広い北海道では公共交通が必要であり、そもそも鉄道事業を金儲けの手段と考えたら大間違い。

 だからこそ国が、安全基準も財源的裏づけも、しっかり保障していく必要があるのではないでしょうか。

 新しい出会いもあり、たいへん私も勉強になりました。

 地方切捨て=新自由主義路線に反して、公共交通網を守り発展させていく道を、考えて生きたいですね。

 【今日の句】 現状を 「いいとも!」なんて 言わないで

2014年3月20日木曜日

戦争で平和はつくれない(Simple is Best)

 どうしても事務所を抜けられず参加できなかったけど、今日はイラク戦争開戦日で、札幌でもピースウォークが取り組まれました。時間が経つのは、本当に早いですね。

 問題は違うけど、クリミア編入問題でロシアが覇権的行動を取っている2014年。

 イラクへ覇権を及ぼしたアメリカは、世界的な批判を浴びて、ブッシュ政権も国際的信頼を失いました。

 クリミア編入問題は、ロシアは民族自決権を理由にあげるけど、先日も書いたようにそれは通らない理屈。

 世界的な批判は起こっているし、日本も正面から問題を指摘する必要があると思います。

 こう見ると、世界は10年経っても変わっていない、のか。

 しかし一方で、ASEANやCELACなど新しい地域共同体の広がり。

 簡単には、戦争という手段での解決はできない国際情勢でもあると思います。

 イラクを見れば、今も残る大きな傷跡。

 派兵された人たちも、心身に大きな傷を負いました。

 いったい戦争で、軍事的行動で、誰が喜ぶの?

 軍事力がモノ言う世界は、早く変えたいとつくづく思います。

 【今日の句】 武器を売り 儲ける闇を 暴き出せ

2014年3月19日水曜日

「しんぶん赤旗」は、4月も現価格でがんばります

 安倍政権の暴走を止めるには、しっかりした意思統一も大事。今日は午前・午後・夜と、事務所で会議の連続でした。

 報告で出されたのは、深刻な生活の実態。

 「就学援助の申請で、例年以上に新1年生の両親が参加。若い世代の貧困が広がっている」

 「消費税増税を前に、意欲を失くしての廃業も多い。どの業者も悩んでいる」

 「あらゆる分野で攻撃されて、法律問題に発展するケースが多い。若い弁護士が『これは並のことではない』と感じ始めている」

 ‥‥などなど。

 安倍政権で、どれだけの大臣が生活の深刻さを理解しているのでしょう。

 別の角度から言えば、安倍政権はみずから墓穴を掘っている、とも言えます。

 安倍政権が倒れるのを待ってるわけにもいかないし、明日の生活さえ不安な方が多くいます。

 そのためには今月も大きな世論と運動をつくらないといけないし、その役割を担う日本共産党を大きくしていかないと。

 今日の会議で「ビラを見た方が『しんぶん赤旗』を読みたい、と電話をくれた」との報告もありました。

 こちらが「しんぶん赤旗」ページですので、ぜひご覧ください!

 消費税増税となった際にも、内部努力で4月は現価格でがんばります。

 増税に反対する新聞だからこそ、国民生活の実態と反対世論の高まり、消費税に頼らない解決の道も、どんどん発信していきます。

 ブログをお読みの方でも、ぜひ「しんぶん赤旗」をお読みください。

 まわりの方にも、お勧めください!

 【今日の句】 このペンが 世論動かす 時がある

2014年3月18日火曜日

クリミアも「北方領土」も、明らかに軍事侵略だ

 プーチン大統領がクリミア編入の手続きに入ったと報じられていますが、中身は軍事力による白昼堂々の介入。容認されることは、できないと思います。

 クリミアの住民投票を尊重するがごとく言っても、2万とも3万とも言われるロシア軍の支配下で、自由な意思が表明できるのでしょうか。

 国際的な「侵略」の定義は、「国家による他の国家の主権、領土保全若しくは政治的独立に対する、又は国連の憲章と両立しないその他の方法による武力の行使」とされます(1974年・国連総会の決議)。

 ウクライナとロシアの間には、ソ連崩壊後、互いの主権と国境を尊重する協定を結んでいます。

 「ウクライナの主権、現国境を尊重する」(1994年、ブダペスト覚書)

 「主権尊重と内政不干渉」(1997年、ロシア黒海艦隊のウクライナ駐留での地位と条件協定」

 などです。

 国際的ルールに反し、ウクライナとの協定にも反しているのは明らか。

 ロシアは、ウクライナの政権交代を武装反乱として軍派遣を正当化していますが、その理屈も実態も納得できるものではないと思います。

 仮に、一国の一地域が独立する場合にも、中央政府の承認・国民全体の投票や、少数民族(この場合はウクライナ人やタタール人)との話し合いも必要でしょう。

 それを抜きに、軍事圧政下での住民投票で正当性を主張しても、納得できるものではない。

 軍事力による侵略となれば、第二次大戦後の国際秩序にも反する深刻な挑戦です。

 日本は「北方領土」外交に影響が及ばないようにと、あいまいな態度を取るのでなく、しっかり侵略行為だと正していく必要があるのではないでしょうか。

 そもそも「北方領土」だって、旧ソ連による明らかな軍事侵略ですよ。

 あいまいにしないことと、平和的解決に努力を続けることを、貫くべきだと思います。

 【今日の句】 「主張する 外交」どこへ 行ったやら

2014年3月17日月曜日

基地よりも、武器よりも

 今日は安保破棄北海道実行委員会の総会。諸事情から夜の講演会には参加できなかったのですが、きっと今年50回目の「矢臼別平和盆おどり」の成功へ盛り上がったはず‥‥!

 50回目の今年、地元の平和委員会では支援の訴えも出されています(こちら)。

 文字どおり自衛隊基地のど真ん中に、土地を売らずに残っている旧・川瀬宅。

 D型ハウスには、屋根いっぱいに憲法九条などが書かれています。

 いま住んでいる渡辺佐知子さんも「生命を育む牧草地に、なぜ演習場があるのだろう」と、初めは思っていたそうです。

 そうですよね、そもそも、なぜ基地は存在するのか。

 「国土・財産を守るため」と言いつつ、今の自衛隊は「専守防衛」から「海外派兵」の任務へと変わってきているのではないか。

 それがアメリカと一体で、アメリカの肩代わりもさせられ、アメリカと海外展開し--となれば、これは「自衛隊」という名とも違ってくるのでは。

 何より憲法九条を持つ日本で、日米安保条約との根本的矛盾があるわけで、最大の矛盾が沖縄であり、同じく矢臼別でもあると思うのです。

 その矢臼別盆おどりでは、夜中まで語り合い、うたい合い、交流が続きます。

 人と人とが結びつくのが盆おどりなら、人と人とを対峙してしまうのが軍の論理。

 そうやって迎えた今年の50回目は、8月9日(土)~10日(日)にかけておこなわれます。

 ぜひ、あなたも!

 【今日の句】 武器よりも 鍬を持とうよ 安倍首相

2014年3月16日日曜日

労働者つぶしを野放しにはさせない

 昨日の終わりに書いたように、今日は「ブラック企業・雇用問題を考えるシンポジウム」について。会場から、人間扱いしない働かせ方の告発が続き、急いで解決すべき問題だと痛感しました。

 パネリストは川村雅則さん(北海学園大学准教授)、木村俊二さん(札幌地区労連事務局長)、大門実紀史さん(参議院議員)、吉良よし子さん(参議院議員)です。

 北海道は全国とくらべ、非正規雇用が高い地域、と川村先生。

 男性は全国22.1%に対し北海道は25.4%、女性では全国57.5%に対し北海道は63.0%!

 本州との産業構造の違いもあるかもしれませんが、とはいえ野放しでいい話でもありません。

 木村さんからは非正規労働の実態が、大門議員・吉良議員からは国会論戦の模様が紹介されました。

 どよめきが立て続けに起きたのは、会場からの発言時間。

 「妊娠中なのに、2人でやるはずの入浴介護を1人でさせられ、パワハラも続いた」

 「機械に30分も手を挟まれ、『お前が悪い』と責任をかぶせられた。派遣は使い捨てだ」

 「アルバイトでも、定時になったらタームカードを押させられてサービス残業が日常化」

 次々と出される実態の深刻さに、会場も静まりかえっていました。

 脱法・違法という言葉以上に、人間を人間と思わない、こんな労働環境でいいのか。

 派遣でもアルバイトでも、正社員と同じ仕事も責任も負って、仕事をしています。

 元請けができない仕事を、下請け会社で責任をもってしている仕事もあります。

 目の前に介護・福祉を必要としている人がいれば、労働環境のことは後回しにふんばってきた人たちもいます。

 それなのに、労働者を使いつぶすやり方を、このまま野放しにし続けて本当にいいのだろうか。

 日本共産党が法案を提出して、厚労省も改善へ、幾分かは取り組む姿勢を見せていることは嬉しいことです。

 それだけの世論と運動が、広がったことの反映ですものね。

 しかし一方で、労働法制の大改悪を準備している安倍政権。

 人間扱いしない働かせ方も、人間扱いしない政権にも、しっかり声をあげましょう。

 こちらから、日本共産党のブラック企業規制法案が見れますので、ぜひご一読を!

 【今日の句】 政権の 腹が一番 ブラックか