2019年3月23日土曜日

共闘を進める力

 定数3の道議選が激しく争われる小樽市に再度、駆けつけました。共闘を前進させて政治を変えるため、どうしても菊地よう子さんを道議会へ押し上げてほしい!と呼びかけました。

 知事選も3日目に入り、争点が明確になってきています。全国の11知事選で唯一、北海道では市民と野党の共闘が実現しました。数合わせでなく、政策での一致も広がってきました。石川ともひろ知事候補も「国に対して間違っていると言える、たたかう知事が必要です」と、道民の味方であるべき知事が国のいいなりになってはいけないと訴えています。

 北海道での共闘は、2016年の衆院道5区補欠選挙が始まりでした。今から見れば、当時は限られた範囲の政策の一致しかできませんでした。その後も「戦争させない市民の風・北海道」や各区ごとの会の粘り強い取り組みや、日本共産党としても共闘を重視した活動を進めて、2017年の総選挙で各小選挙区での共闘が実現しました。そのうえで今回の知事選を迎えているわけです。

 もちろん知事選は勝利しなければなりません、合わせて、この共闘は安倍政権の暴走を許さないことが出発点だったわけで、引き続き発展させていくためには日本共産党の前進が欠かせないのです。それは北海道議会でも札幌市議会でも、市町村議会でも同じことです。

 いざ小樽へと思っていたらJRが運休し、慌ててバスを探して小樽市へ。実は岩渕友参議院議員が道内入りする日だったのですが、飛行機遅れも重なって、私が代理で駆けずりました。重ねて書きますが、どうしてもどうしても小樽市で日本共産党・菊地よう子さんの議席が必要なのです。自民党の2議席復活を許さないことにもつながります。

 さて、明日は札幌市長選挙の告示日です。渡辺たつお市長予定候補の第一声は8時45分から、札幌駅南口の国際ビル前を予定しています。私も応援の訴えをします。ぜひ足をお運びください!

 【今日の句】つながれば 北海道から 変えられる

2019年3月22日金曜日

鍛えられた底力

 党北空知留萌地区委員会による「知事・道議必勝北空知決起集会」に私も参加。石川ともひろ知事誕生と重山まさよ道議予定候補の勝利へ、意気高い会となりました!

 重山まさよ予定候補は、栗山町義を5期20年務めてきた重鎮的存在です。栗山町と言えば全国で初めて議会基本条例をつくった町で、その経過なども知り尽くしています。豊かな自治を求める石川ともひろ知事候補とともに、議会の側で大きな力となるだろう間違いないのが重山さんなのです。

 くらしの守り手としても、地元では抜群の実績や信頼があります。栗山町に工場がある「木の城たいせつ」破たん時には、雇用を守るための活動に尽力されました。雇用促進住宅の廃止問題でも、居住者の立場で論戦と行動をおこなってきました。これらの課題には私もかかわったのですが、まさに「苦難あるところ重山町議の姿あり」と言うべく活動だったのです。

 その重山さんの決意表明も、よどみなく力強い! 産炭地が多い空知地域で、国の悪政により人口減少と生活の困難が広がるなか、安倍政権の消費税増税などとんでもないと批判。「安倍政権のもとでは子や孫に平和な社会を引き継げない、ぼーっと余生を送っていられないと候補を決意した」との話に、会場から大きな拍手が湧きました。

 地方選後半戦となる市議・町議の予定候補も紹介され、お1人ずつ発言の場面も。個性的で親しみやすく、力強い決意にも拍手が湧きました。私からは知事選・道議選の情勢も兼ねて報告と、空知地域では鍛えられた底力があることにも触れて知事・道議必勝に向けた活動の強化を呼びかけました。

 「よし、がんばろう」「重山さんと同じNTT出身なんだよ」など、終わった後は重山さんに握手とともに力強い激励も相次ぎました。この一体感で、何としても空知選挙区でも勝利を!

 【今日の句】第一線 あの総理こそ 退いて

2019年3月21日木曜日

知事選は「介護」「憲法」の違いもクッキリ

 今日は小樽市で菊地よう子道議と「石川ともひろ知事必勝・菊地さんも道議会へ!」とお願いに。1日1日ムダにできません!

 外でマイクによる音を出せない分は、室内でのつどいで争点や日本共産党の値打ちをお伝えしています。知事選の争点は「国と地方の関係」「原発」「JR」「カジノ」と明確になってきて石川さんの政策を紹介してきましたが、もう2つ、知ってもらいたい大きな違いがあります。

 1つは介護。昨年度、北海道では介護事業所が700も廃止となりました。要支援1・2の方の訪問・通所介護が保険給付から「総合事業」へも移されました。「総合事業」とは、市区町村の裁量でおこなうものです。現行の介護報酬以下の単価とするようにされているため、事業者にとっては報酬減になる現実もあります。そのため要支援者の受け入れを制限したり、総合事業から撤退する事業者が続いているのです。

 いま政府がねらっているのが、要介護1・2の生活援助サービスを総合事業へ移すことです。要介護2以下の方は全国で約419万人、認定者の65%を占めます。保険料を払っているのに、サービスを受けられない方が多数になるなんておかしい!

 「介護に笑顔を!北海道連絡会」が、知事候補2人にアンケートをしています。その回答ですが、石川ともひろ候補は「サービスが確実に利用し続けられるよう、総合事業に移行すべきではない」と否定的なのに対して、自民公明推薦の候補は「検討が国の審議会等で進められており、その動向を注視していきたい」と否定していません。別の問いでは、総合事業を肯定的にも回答しています。

 もう1つは憲法9条。これは北海道新聞3月17日付で「憲法観異なる両氏」と題して報じられていました。

 石川ともひろ候補は「(戦後日本の)平和を守り、戦争が起きなかったのは、憲法9条の力が大きかった。アジアや世界へのメッセージでもあるので、守っていくことが大事だ」と明確に回答。自民推薦の候補は「胆振東部地震などで懸命に作業する自衛隊が中ぶらりんになっていることへ、一般国民の感覚でどうなのかというのはある」と、安倍首相の改憲姿勢に近い姿勢を見せました。

 北海道は広大な地域だけに、医療・介護が受けられる体制づくりは極めて大きな政治課題です。憲法も首長の基本姿勢にかかわることだけに、道民へ明確に示す必要があります。これらの点でも両候補の違いを紹介しながら、石川ともひろ知事への支持を広げたい。

 あわせて道議会で菊地よう子さんの議席が必要であることも、あらためて話しながらまわりました。善意で「菊地さんは大丈夫」と話してくださる方がいるのはありがたいのですが、現状は激戦を勝ち抜くのに、まだまだ支援の広がりが必要なのです。地域のつどいも合わせて、私からも菊地道議と日本共産党の値打ちを話しました。菊地さんの訴えも力が入っていました!

 札幌以外の市は、知事選・道議選投票日の1週間後に市議選が告示となります。今日のつどいは丸山晴美さんが立候補を予定している地域だけに、大きな拍手や声援が送られていました。小樽市議5議席も欠かせないだけに、こうやって多くの方に知っていただきたいですね。

 【今日の句】暴走の 政府へくだす 審判を

2019年3月20日水曜日

新しい北海道へ時が来た

 明日の告示を前に、石川ともひろ知事予定候補の押上げ集会は会場いっぱい! 玉城デニー沖縄県知事も駆けつけ、北と南から政治の流れを変えようとすごい熱気!

 デニー知事が公務で遅れることとなって、急きょ(?)上田文雄・前札幌市長と横路孝弘・元衆議院議長が応援スピーチ。お2人とも最初から訴えの熱がすごいのです。私は横路さんが戦争の歴史にも触れて今の憲法と地方自治の大切さを訴えたことが、印象に残りました。まさに民主主義のかかった選挙だと、身が引き締まる思いで聞きました。

 石川ともひろさんの決意表明も力が込もっていました。道内をまわって目にした「北海道の宝を光らせる」ため、スローガンとして「北海道独立宣言」を掲げたこと。TPPや鉄路を守るために「高橋知事がねじり鉢巻きでもして、政府に訴えたでしょうか」と述べて、国に言うべき時にはしっかり言うと明言。そして、政策の重点として3つ--「原子力に頼らず、デジタルグリッドなども用いた再生エネルギーの拡充」「全国的視野ももって鉄路を守る」「カジノよりも子どもも大人も喜ぶ施設」を掲げました。

 「私はカジノに反対です」など、今日はキッパリ言い切ることが多かった石川さん。参加者からも「そうだ」「いいぞ」などの声があがりました。とても頼りがいある訴えの後、お子さんからタスキを受け取った時には、やさしい父親の表情も見せていましたよ。

 万雷の拍手で迎えられた玉城デニー知事は、前翁長知事が言い続けてきた「イデオロギーよりアイデンティティ」も引き合いに「北海道でも全野党がそろって石川さんを応援するのはすばらしいこと」と述べて、沖縄と北海道の「絆」の2つのエピソードを紹介されました。

 1つは、北海道の昆布は沖縄料理に欠かせないこと。もう1つは、沖縄戦で犠牲になった人は沖縄を除けば北海道が最も多く、慰霊碑にも「南北の碑」と名付けられている意味と歴史があるということ。「次の世代へ平和を引き継がなければいけません」というデニー知事の訴えは本当ん力強く、説得力をもって胸に響きました。デニー知事と石川さんが握手をする場面には、会場から割れんばかりの拍手!

 タスキをかけた石川ともひろさんを先頭に、野党各党の議員・予定候補が壇上にあがりました。私も紙智子参議院議員、道議や札幌市議の予定候補と並びました。このように野党の議員・予定候補までもがそろって並び、壇上で「がんばろう」と声をあげるなんて数年前までは考えられなかったこと。発声した出村良平・選対本部委員長は連合北海道の会長であることを考えても、まさに歴史的です。

 他党の道議や市議とは面識も交流もありますが、1つの目標で一致してたたかう意思を表し合えたことは大きなステップになったと思います。ここに至るまでは、市民の風・北海道をはじめとした市民の力が大きかったことは言うまでもありません。あらためて敬意を表します。市民と野党の共闘こそ、政治を変える大きな力!

 何としても石川ともひろさんを知事へ押上げ、道民のための北海道へ切り替えましょう。安倍政権を変える底力となることも間違いありません。私も私の役割を発揮して、勝利に貢献したい!

 【今日の句】共闘と 不撓不屈で さぁ明日

2019年3月19日火曜日

どかんと目を引け

 総がかり集会の後は、にぎわう夜のススキノ交差点で「明るい会」のみんな+渡辺たつお市長予定候補で宣伝に。見てください、並んだ大きなパネルの目立つこと!

 昼の気温が10℃を超えて、日が落ちてからの寒さもそれほどでないためか、出歩いている人も多かったススキノ。いいね!とサムズアップする方、写真を撮る方、しんぶん赤旗記者に話しかけていく方‥‥などなどの反応も。

 いよいよ知事選の告示は明後日に。明日は石川ともひろ知事予定候補の応援に、なんと沖縄県・玉城デニー知事が北海道へ応援に来られます。ロイトン札幌にて18時30分からです。応援する方は、みんなで集まろう! そして札幌市長には渡辺たつおさんを押し上げたい!

 総がかり集会でも、知事選に触れた話が相次ぎました。道労連議長の三上友衛さんは「1人の予定候補はは『自衛隊は宙ぶらりんの存在』と今後の改憲も容認する姿勢を示し、もう1人の予定候補は平和憲法の大事さを主張していた。どちらを応援するかは明確だ」とスピーチ。安倍首相が防衛大で改憲への執念をあらためて明らかにしたなか、憲法への態度も重要な争点に浮上してきています。

 知事も札幌市長も、憲法を大事にする人を選ぼう。道民・市民の味方となる人を選ぼう!

 ところで、選挙カーの準備も慌ただしくなってきました。候補の選挙カーだけでなく、知事・市長選なら団体確認カー、議員選挙なら政党確認カーを出すこともできます。札幌の各地域の道議・市議の候補カーに党員・後援会員さんが乗車するため、確認カーの運転手や乗員スタッフは全道にお願いしながらの確保ですが、これがなかなかの大仕事。

 スタッフも苦労していますので何らかのお手伝いができるという方は、ぜひ近くの党事務所・選挙事務所などにご連絡ください。大歓迎です。この機会にJCPサポーターにも、ご登録ください(詳しくはこちら)!

 【今日の句】このパネル 後ろもちゃんと 読めてます

2019年3月18日月曜日

増税と日米FTAでは地域が壊れる

 宣伝や道農民連盟の集会へ参加して、夜には「消費税10%ストップ!ネット」講演会で斎藤貴男さんの話をジックリと聞きました。この増税は止めるしかない!

 斎藤さんの話は初めて聞きましたが、わかりやすく問題点を指摘しながら、関心が高い複数税率や欧州との違いなどにも触れられました。特に印象に残ったのが「景気がいい時には消費者へ、悪いときには事業者へ」負担が押しつけられる日本の消費税のカラクリ。常に社会的に立場の弱いところへ、消費税は襲いかかるのです。

 このネットワークは斎藤さんはじめ経済学者・浜矩子さん、映画監督・山田洋次さん、小説家・室井佑月さん、全国FC加盟店協会会長・庄司正俊さんなどが呼びかけて結成されたものです。北海道ネットワークは以下の方々が呼びかけ人となりました。

 亀田成春(弁護士・元札幌弁護士会副会長)/山川秀正(農民運動北海道連合会会長)/河野和枝(北星学園大学教授)/川村雅則(北海学園大学教授・反貧困ネットワーク副代表)/大島千尋(NPO社会福祉愛犬協会参与)/小田原正弘(税理士)/石塚隆幸(㈱石塚建築設計事務所・北海道商工団体連合会会長)/植田英隆(グリーン9条の会世話人)

 「消費税増税はやむをえない」という方も、今回の増税は反対という方も多くいます。何より内閣府が、景気は後退局面であることも認めた状況で、どうして消費税を上げることができるのか。政府が掲げる対策も期間限定で、どこまで効果があるのかわかりません。違う財源をどうするかでは各党や団体での違いはありますが、まずは増税ストップでは一致できるはずです。

 斎藤さんの話を聞いても「市民と野党の力で増税をつぶす」ことが大事で、やっぱり地方選が大事だと強く思いました。明日からも、あらためて力を込めて訴えたい。

 昼の農民連盟の集会は「日米貿易協定交渉等に断固反対」が主旨の全道集会で、東京大学大学院・鈴木宣広教授が基調報告をされました。水田・畑作・酪農畜産の各農家から「米価の値下がりが心配」「日本の食料は日本で自給できるようにするべきだ」などの発言も続きました。国会議員のあいさつと合わせて、紙智子参議院議員の代理として私も紹介いただきました。

 こうやって広い道内から集まらなければいけないのは、安倍政権が「農は国の基」などと言いながら、真っ向から反する市場開放や新自由主義的経済政策を進めているからにほかなりません。米国いいなりが顕著な安倍政権のもと、米国との話し合いで農産物を代償として差し出すのではないかと誰もが懸念を持っています。

 消費税増税にしても日米FTAにしても、地域経済を壊す点では共通しています。もう、こんな政権は早く終わりにしたい!と訴えを聞きながら痛感しました。

 【今日の句】庶民だけ なぜに増税 押しつける

2019年3月17日日曜日

厳しさ・チャンスの両面を見て

 知事選告示前ラストサンデー! 明るい会の街頭宣伝に参加して、北区では地域演説会に。明るく元気に政治を変える勢いで!

 明るい会の宣伝には、渡辺たつお札幌市長予定候補も駆けつけました。北区の地域演説会にも見えられ、佐野弘美道議・長屋いずみ市議予定候補も「何としても議会へ」と訴えました。私からは道政・札幌市政とも「住民が主人公」に変えられると強調して、そのためにも知事・札幌市長を変えること、議会には日本共産党を大きくすることが大切だと訴えました。

 雑誌などで当落予想も出てますが、結果を決めるのは有権者です。まだ誰も一票も入れていない。これからのがんばりにかかっていますし、安倍政権の悪政ぶりや消費税増税に怒っている方は多く、国政でも地方政治でも正面から立ち向かってきた日本共産党の姿勢や政策を広げ抜ければチャンスはあります。

 佐野弘美道議は1期目ながら堂々の質問77回、北海道をカジノで汚すなとの論戦は他会派からも評価されました。母として平和を守る思いは、他の予定候補には絶対に負けていません。長屋いずみ市議予定候補は、医療の現場で働いてきた経験から命の大切を訴え、しかも実際に行動してきた4年間があります。小室まさのりさんと合わせて、北区は日本共産党で市議2議席の挑戦です。

 石川ともひろ知事・渡辺たつお市長も、やっぱり誕生させたい。官邸の顔色をうかがうのか、道民の顔を見て話をするのかは、首長の政治姿勢では大きな違いになります。

 知事選告示まで、あと4日となりました。この時期に至っては、やるべきことをやりぬくことしかありません。私も力を尽くします。

 【今日の句】道民の 味方のリーダー 選びたい