2013年10月11日金曜日

少し職場も落ち着いてきました

 ようやく新事務所への引越しも落ち着いた感がありまして‥‥明日からは党北海道委員会の引越しもあり、せわしない日々はもうちょっと続きそうです。

 JR問題シンポや依頼された原稿の準備もあり、国鉄の分割民営化までさかのぼった資料を読んでいますが、新鮮な発見があったりします。

 例えば、JR北海道の社員数は13000人→7000人と、ほぼ半減しているのは周知の事実。

 ここに労災の発生件数を重ね合わせてみると、社員13000人に対して0.25%(1985年)だったのに、今や社員7000人に対して0.70%(2012年)と、発生比率が倍以上になっています。

 それだけ人減らしによる労働環境の悪化が、見てとれると思います。

 この何日かは落ち着いてパソコンに向かうこともできず、夜はウトウトとブログにも手をつけなかった日がありましたが、体力を取り戻してがんばりますよ!

 【今日の句】 何にせよ 自民は公約 破ってる

2013年10月9日水曜日

回答の後退や、平行線の議論に負けない

 今日は事務所引越しに加えて、道庁と北電へ申し入れ! 背広とジャージを何度も着替えて、長かった1日が終わりました。ふ~‥‥。

 事務所の引越しには、地区委員会にお願いしていたお手伝いの方が来ていただき、あっ!という間に積み込みは終了。

 新事務所に積荷を降ろすのを任せて、私は道庁へ。

 帰ってきたら、事務所の中2階(屋根裏)にあった畳やらベニヤ板やら、すべて出してくれているではありませんか!

 難題だった大物が片付いていて、心から感謝・感謝!

 新事務所で積荷を解こうとしたら、今度は北電に行く時間。

 道と北電への申し入れというのは、泊原発再稼動を認めない(申請を取り下げる)よう、道原発連・道労連などで求めたものです。

 道庁からは「規制委員会の審査を待つ」主旨の回答。

 でも、ちょっと気になりました。

 これまでは高橋知事が「再稼動を議論できる環境にない」と言っていたのを、答弁には含めていたように思うのです。

 それが今回はない。

 意図的か、たまたまか、わかりません。

 北電が申請したことで「再稼動を議論できる環境」になった、という知事の意向の反映なのでしょうか。

 それ以外にも答弁が後退しているような感じを受け、私から福島の実態から泊原発での地下水調査をしないのか、との質問には「調査するつもりはありません」との回答。

 新規制基準は、シビアアクシデントを想定しているもの。

 ということは、炉心を冷却させることが必要であり、福島原発のように水を使えば汚染もされる。

 その汚染水対策が新基準にはありませんし、地下水への浸透も心配されるのは、現状が示しているとおりです。

 でも、それは何の検討もない。

 北電では、これまでどおり「電源のベストミックス」論で、再稼動の意向では変わらぬ回答でした。

 岩内町から大田勤町議が要請には参加して、大雨で地震計が水没した事故を取り上げ「水密扉にしていないのか、これで万全と言えるのか」と、現地の不安を代弁。

 これは建物そばの土の入れ替えをしていて、そこから入水してきた経過なのですが「言い返す言葉はない」と言わざるを得ませんでした。

 いつも議論が平行線に終わることに、むなしさを感じることもないわけではありません。

 しかし定期的に道民の声を代弁し、再稼動の道理のなさを訴え、現在の状況をしっかりつかむ、このような場は必要だと痛感します。

 感じたのは「規制委員会の確認をもらう」「国の政策的動向を注視する」などの言葉があったように、国政を変えることが根本的な解決策だ、ということ。

 確かに再稼動へ進んでいるようにも見えますが、現状は稼動ゼロであって、世論と運動で抑えてきている証明でもあると思います。

 すぐ政治決断はされなくても、世論と運動でこれ以上の推進はさせない。

 しっかり学んで、考えの違いも越えて、多くの方との話し合いを広げなければと感じました。

 【今日の句】 汚染水 かぶる現場に 胸痛む

2013年10月8日火曜日

ぜひシンポジウムにお越しください

 緊急シンポジウム「JR北海道 何が問題で、どう解決したらいいのか」をおこないます! 10月27日(日)13:30~毎日札幌会館(札幌市北4西6)・入場無料です!

 主催は日本共産党北海道委員会・日本共産党国会議員団北海道事務所。

 パネリストは、武田泉さん(北海道教育大学札幌校准教授)・牧田智雄さん(国労札幌闘争団団長)・紙智子さん(予定・参議院議員)です。

 またJR北海道では自動列車停止装置(ATS)が、作動しても非常ブレーキが効かない状態で走行していたとのこと。

 非常ブレーキが効かなければ「暴走列車」になるわけで、重大な事態ですよね。

 1つ1つの問題の原因を明らかにしつつ、いったい根本には何が問題となっていて、どうすれば安全を保障できるのか、多くの方が知りたいことなのではないでしょうか。

 もうJR北海道は「金がない」など言わず、安全のために「人・モノ・金」を集中するべきです。

 副業の不動産に重きを置いて利益優先に走るのでなく、本業の鉄道事業に力を注ぐべきです。

 そこで何が足りないのかハッキリさせ、国も公共交通の安全を確保するために責任を果たすべきです。

 そして今こそ、分割民営化の総括を進めるときでは!

 いずれにしても、多角的に問題を明らかにして解決に向かう、意義あるシンポジウムにしたいと考えています。

 さて、事務所の引越しも山場を迎え、明日に大移動開始!

 シンポの準備をしつつ、引越しの作業も進めて時間が足りません!

 【今日の句】 首相にも どうやらブレーキ ないみたい

2013年10月6日日曜日

「安全は輸送業務の最大の使命」

 秋晴れの釧路で、党と後援会の「青空まつり」に参加しました。JR北海道問題も触れたあいさつをすると、元国鉄労働者の方々からたくさんの激励もいただきました。

 「安全は輸送業務の最大の使命」

 国鉄時代に先輩から徹底的に叩き込まれ、朝礼でも欠かさず声に出してきたことだそうです。

 それは保線、車両整備、運転士の違いなく、共通の「規範」でした。

 分割民営化を経てJR北海道が発足し、この「安全は輸送業務の最大の使命」が職場から消えてしまったと言います。

 「安全のために人・金・物を注ぎ込め、というあなたの話のとおりだ」

 「分割民営化の時から、共産党が問題を指摘してきたとおり。今が頑張りどきだ」

 このようなお話を聞くたびに、今回の問題をあいまいに終わらせてはいけないのだと、つくづく感じます。

 安全な輸送業務を取り戻すために、JRと国の責任・やるべきことを、明らかにしなければ。
 
 さて「青空まつり」は、ジンギスカンに、朝に揚がったばかりのサンマ焼き、お手製チーズやヨーグルトなど、これぞ釧根地域!と言える食べ物をたっぷりいただきました!(写真はお土産でいただいた、牡蠣とコンブのお握り)

 ステージでは、演舞に合唱(私も所属していたので一緒に歌いました)、地域対抗の玉入れ大会、お楽しみ抽選会など、ここでも笑顔が交わされました。

 私も英気を養って、札幌の自宅に戻りました。

 さぁ明日もがんばろう!
 
 
 
 
 

 【今日の句】 利益のみ 求めた結果 総括を

泊原発を眼前に「さようなら原発北海道集会」

 集会には1500人!  高校生の力強い決意や、愛媛・福井からの連帯あいさつもあって「再稼働はさせないぞ!」との声が響きました!

  泊原発を目の前に開かれた「さようなら原発北海道集会 in いわない」。

  札幌駅からバスに乗って2時間半、後志管内からも多くの方が集まり、明るい声が会場に響きます。

 呼びかけ人である小野有五さん(北海道大学名誉教授)・麻田信二さん(北海道生活協同組合連合会会長理事)があいさつをされ、東京からジャーナリストの鎌田慧さんも駆けつけました。

 現地の報告は「紙芝居」で有名な斉藤武一さん、酪農家の大田学さん。

  5人のお子さんを持つ大田さんは、親が原発反対の運動を目にしても、その理由がずっとわからないできたそうです。

  しかし福島原発事故にショックを受け、特に牛たちが牛舎で白骨化する姿に胸を痛めたと言います。

  「世界で自然エネルギーが広がったのに、日本でできないはずがありません!」

  会場から「そうだ!」の声が、いっせいに沸き起こりました。

  夕張高校の高校生は、保養で夕張に来た子どもたちから「地面に座っていいの?」と聞かれたことにショックを受けたと。

  「こんな日本でいいはずがありません!」

  ひときわ会場から「そうだ!」の声が大きく上がりました。

  愛媛(伊方原発)・福井(大飯原発)で、長く原発なくす運動をしてきた発言にも熱い連帯の拍手!

  写真では見えにくいかもしれませんが、約1000個の風船をいっせいに飛ばしました。

  これは呼びかけ人の1人、倉本聰さんから「やってみては」と話があったとのこと。

 西から吹く風に乗っていけば、たぶん札幌の方へも風船が飛んでいくでしょう。

  もし事故が起きた時に、どのように放射性物質が飛ぶのかもわかります。

  空高く飛んだ色とりどりの風船は、青空に吸い込まれるように飛んでいきました。

  デモ行進は岩内町の市街地を通り、町民の方も外に出て隊列を見ていました。

  雇用や経済が原発に縛り付けられている現状から、複雑な思いで見ている方もいたことでしょう。

  口には出せないけど、原発をやめて新しい町づくりをと考えている方もいたかもしれません。

  そういう方とも気持ちを通わせる、フトコロを持った活動をしたいと思っています。

  「ポスト原発」地域の姿は、もちろん国が責任を負う必要があると思いますが、地域資源を生かした産業や雇用の創出も、地元で議論が必要になると思います。

  とにもかくにも、参加者はみな安倍首相のこの間の発言に怒っています。

  福島原発の汚染水は、コントロールされていない!

  世界一の安全水準で輸出だなんて、とんでもない!

  すべての原発が止まっている今、1つひとつを廃炉にしていく運動と国会論戦へ、私も自分の持ち場でがんばります!

  【今日の句】 官邸へ 怒りの声も 飛んでいけ