2013年5月31日金曜日

憲法って、本当は難しいものじゃない

 今日は下の子が通う保育園で、憲法についての勉強会。私が話し役だったんですが、話しながら「この自民党の改憲案はまずいな」と、あらためて思いました。

 一言で言うなら「国民は国家・政府に従いなさい」というもの。

 でも、そもそも憲法って、国づくりの方針として政府に道筋を示すもの。

 それが180度変わって、国民を縛るものとなっているのが大きな問題です。

 確かに「憲法」と言ったら、難しい話のようにも思えるでしょう。

 しかし、憲法が土台になって、法律や条例などが作られています。

 憲法を変えることは、私たちのくらしを変えることに直結しています。

 だからこそ、自分の生活と結びつけて、憲法の「今」を知ってほしい。

 いま憲法を変えれば、それが法律や条令に結びつくのに数年かかって、一番の当事者となるのは今の子どもたち。

 有権者でない彼らの未来を決めるのだからこそ、もっと憲法について話し合いたい。

 ムードに流されて、大元まで変えたらダメだと思うんです。

 今週号の「しんぶん赤旗」日曜版に、自民党の幹事長まで務めた古賀誠さんのインタビューが載っています。

 少なくても、譲ってはならないことは、譲ったらダメ。

 それが古賀さんの話から、にじみ出てきます。

 もともと自民党って、その「幅」があることが支持されていた部分でもあったはずです。

 ところが、今の自民党に、その「幅」がない。

 古賀さんの懸念は、そこにあると思います。

 さて。

 このまま憲法問題を見過ごすわけにはいかない。

 まずは、あなたの周りから憲法について、一言でいいから、話してみませんか。

 【今日の句】 一番に 怖いものって 無関心

2013年5月30日木曜日

たとえ政府与党が多数であっても

 札幌・白石区革新懇の「泊原発廃炉訴訟は何を明らかにしてきたのか」講演会に参加してきました。お話は市川守弘弁護士です。

 全国各地で訴訟が起きていますが、意見陳述をさせない裁判官がいたり、政府の新基準待ちになっている状況が広くあるなど、現状の一端をお聞きすることができました。

 原発に限らず、なかなか行政も対象企業も、情報は公開しないものです。

 市川弁護士は、行政として「出さなければいけない義務」をとらえる大切さも述べられました。

 多くの意見や質問が出されましたが、最後に市川さんは「このような話し合いの場が、毎日起きていけば必ず原発は止められる」と結びました。

 確かに政府与党は巨大勢力に見えますが、世論に背くことは簡単にできないものです。

 だから、あの手この手で世論を沈めようとする。

 福島事故の過小報道、安全性の強調、電力料金の値上げ‥‥。

 しかし、福島第一原発は今でも高線量。

 汚染水は貯まり続け、処理方法が見つからない。

 何より15万人以上が、今も避難生活。

 福島原発事故は、終わっていない!

 故郷を追われた人がこんなにいるのに、原発再稼動が優先すべき政治課題なのでしょうか。

 もう一度、過酷事故が起きた時に、政府や電力会社はどのように責任を取るのでしょうか。

 今日のような真剣な議論を、やはり各地で広げることが大切なんですよね。

 【今日の句】 責任を 問わず屈した 党を見た

2013年5月29日水曜日

演説会のご案内!

 今日は演説会のお知らせです。全道各地で開かれていますが、志位和夫委員長・市田忠義書記局長が来道する演説会だけご紹介します。

 なお、以下の3会場には、紙智子参議院議員・森つねと道選挙区予定候補も、そろってお話しします。

 ○稚内会場
  5月31日(金)18:30~ 稚内市・全日空ホテル
  市田忠義書記局長

 ○室蘭会場
  6月1日(土)15:00~ 室蘭市・室蘭文化センター
  市田忠義書記局長

 ○札幌会場
  6月9日(日)14:00~ 札幌市・ニトリ文化ホール
  志位和夫委員長

 どの会場も、入場無料です。

 お近くの(とは言え広い北海道‥‥)会場で、ぜひ日本共産党の政策や「力」について、お聞きください。

 ちなみに私は、札幌会場で司会を務める予定です。

 お気軽にお越しください!

 【今日の句】 もう暑い ひと月前は まだ寒い

2013年5月28日火曜日

選挙事務所で使う用語、知ってる?

 今日は会議が続いた1日。事務所スタッフも選挙の法定関係で東京へ、演説会援助へ稚内へと飛び回り、日に日に慌ただしさが増してきています。

 選挙事務所では、選挙用の専門用語が飛び交いますが、ご存知でしょうか?

 【番線】 宣伝カーの予定表のことです。○時○分は△△町‥‥など。

 【白手】 人によっては「はくて」や「しろて」と読みます。白手袋のことです。

 【車長】 「くるまちょう」です。宣伝カーの全体を取り仕切る人のことです。

 【随行】 これはたぶん、私たちの事務所だけかも。宣伝カーに、候補やアナウンサーの着替えなどを積みきれないため、もう1台の車を後ろに走らせるんです。それを「随行カー」と呼んでいます。

 などなど、こうやって見ると本番までにも結構な準備があると思いません?

 私は政策関係で、いま使うビラや選挙本番でのビラ、政策資料などなども手がける毎日です。

 本当は多くの方にも会って、党や候補の政策と人柄なども、お伝えしたいのですが‥‥。

 日本共産党は、選挙戦はアルバイトなどに頼らず、すべて党員・支持者による「手作り選挙」です。

 それゆえに負担が過重になる場合もあるのですが、団結して最後まで走り抜けた充実感は、言葉では言い尽くせません。

 汚いお金に頼らず、政党助成金にも頼らず、自前で選挙をたたかえることは日本共産党の誇りでもあるんですね。

 日本共産党を応援したいというあなたにも、できることはありますよ。

 気軽にご連絡くださいね。

 【今日の句】 全文を 読むほど「誤読」と 思えない

2013年5月27日月曜日

戦後68年--今も続く元島民の苦しみ

 紙智子参議院議員の代理として、千島歯舞諸島居住者連盟の通常総会に参加しました。小泉敏夫理事長さんのご挨拶を聞き、関係資料も読むなかで、あらためて元島民の方の苦しみが伝わってきました。

 住処を追われ、劣悪どころでない屈辱的な船中生活を送らされ、家族や親戚・知人が亡くなり、財産はすべて島に残したまま--。

 総会決議には、元島民の思いや怒りが込められていました。

 安倍政権下で領土交渉が進展するのでは、との期待があります。

 野党の地方組織にいる私に、詳細を論ずるほどの事実はないのですが、納得ゆく議論を進めてほしい。

 その間にも、元島民の財産権や、ロシアに払う入漁料の扱いなど、本当は失うものではなかった事柄へ、国として責任を果たすことはできないのか。

 ロシアから経済交流の話もあり、それを梃子に領土交渉が進展するのでは、との見通しも聞きます。

 本来は国の主権の問題として領土交渉は進めるべき性格でしょうが、戦後68年という歴史が積み重なった部分の課題もあるでしょう。

 過去の交渉資料を読むと、歯舞群島・色丹島の返還には旧ソ連は前向きだったと思われます。

 今後の外交を、注視していきたい。

 総会の後は、事務所での仕事を終えて岩見沢市党の決起集会に参加。

 参院選まで、本当に残り少なくなってきました。

 【今日の句】 もう夏と 思える汗と ノド渇き

離島振興と生活支援に、国が力の発揮を

 奥尻島で入島税を検討していると報じられていました。多くの町でも自治体財政は深刻ですが、国政で言えば地方交付税が「構造改革」で削減され続けたことが、ボディーブローのように効いてきた結果だと思います。

 奥尻島は、北海道南西沖地震の大津波で大打撃を受け、復興に費用も時間もかかりました。

 主要産業の観光も、景気低迷の影響もあり、苦労を強いられています。

 生活物品なども航路で運び、ガソリンなどは「島価格」で負担も大きい。

 奥尻島はじめ、どの離島も生活や産業を守るうえでは、国の支援がどうしても必要です。

 国会議員でも超党派の議員連盟ができています。

 私の母の実家も島にあり、漁師をしていました。

 豊かな漁場が近くにあり、島のてっぺん付近から見下ろす海は、天気のいい日はキラキラと輝いていました。

 まずは国が、離島振興への責任を持つことを明確にすることから、だと思います。

 くらしの足元を見る政治へ、今度こそ。

 【今日の句】 もう焼けた 運動会で ヒリヒリと

2013年5月26日日曜日

仕事で理不尽な思い、していませんか

 娘の小学校で運動会! 曇り空から時々晴れ間も見えて、私も弁当の時間まで一緒でした。

 徒競走に玉入れ、借り物競争、騎馬戦(1対1の勝ち抜き戦!)などに、大人も大声援。

 PTA競技の大玉送りは、右へ左へ大騒ぎ‥‥。

 午後からは札幌東区での地域演説会へと駆けつけました。

 「何で大企業の経営者は賃上げをしないのか」「若い人に夢と希望を持てるように」など、多くのご意見もいただきました。

 昨日のブログでも書いた青年の実態を、道内の状況も含めて話をしたのですが、みなさん真剣に話を聞いてくださいました。

 参加された方は年配の方も多かったのですが、お子さん・お孫さんの仕事で心配してる方もいるでしょうし、こんな日本では若者たちがかわいそう、と。

 あなたのまわりで、仕事で理不尽な思いをした若者はいませんか?

 あなた自身は、いかがですか?

 個人的な問題でなく、社会的・政治的問題が背後にある問題も、必ずあるはずです。

 すぐには解決できないものでも、口に出して気が楽になるものもあるかもしれません。

 ブラック企業に奨学金ローン‥‥何と若者に辛い日本!

 参院選の争点にも、大きく押し上げていきたいですね。

 【今日の句】 放射能 扱う資格 あるかしら