2013年4月26日金曜日

やっぱり3.11は人ごとではない

 今日まわった室蘭市・登別市でも冷たい雨。伊達市に宿泊のため道庁前には行けませんが、こんな天気でも声を上げ続けていることはすごいことだと、あらためて思います。

 室蘭市では6月1日に市田忠義書記局長を招いた演説会を予定しており、地元市議と一緒に各界や報道関係へと案内にまわりました。

 登別市では小笠原春一市長が時間を割いていただき、教育やアイヌ施策、津波対策などでお話を伺いました。

 ちょうど一昨日に白老町でお聞きした話や、昨年に富浦地区の住民の方から受けた避難道整備の要望なども伝え、国が力を発揮するよう私も力を尽くすことをお話しさせていただきました。

 登別市は宮城県白石市と姉妹都市でもあり、応接室には伊達政宗の兜も飾られています。

 3.11後すぐに職員さんを派遣されたという、そんな話にも花が咲きました。

 石巻市出身の私にとって防災・減災対策は本当に人ごとではなく、しっかり国が財政面も含めて責任を果たすべきだと思います。

 その後お伺いした建設協会でも「国土強靭化計画の中味を教えて欲しい」との要望も出され、絵に描いた餅でない、効果ある対策を急ぐべきだと思います。

 登別市を離れた後に地域に関する相談も寄せられて、本当にやるべきことの多さを痛感。

 明日も東胆振を回ります!

 【今日の句】 作付の 遅れ不安な 春の雨

STOP!! TPP のネクタイをキリッと

 東胆振方面を回る2日目は、苫小牧市→むかわ町→厚真町。むかわ町では農協の横に、自民党の「TPP断固反対」ポスターが今もド~ンと目立つように貼っています。

 「はがしたら絶対にダメだよね」と地元町議と話しながら、街頭宣伝もさせていただきました。

 苫小牧市でも、ある中堅運輸業者さんを訪問すると、話題はTPP。

 「もう安倍首相は、譲ってるもんな~」

 TPPの中身は確かにひどいものですが、「交渉次第で何とかなる」とふりまき、それでいてアメリカにはもう譲歩しまくりなんですから。

 この会社でも元請けさんからコスト値下げを迫られ、この円安での燃油高でダブルパンチ。

 「共産党さんには期待しています」

 重く受け止めました。

 苫小牧市商連では、町づくりにかかわって「大店法の見直しを」。

 むかわ町では役場と漁協にも伺い、漁協では私の母の実家が漁師であることも話になって、和やかに懇談となりました。

 むかわ農協・とまこまい広域農協では、やはり話題の中心はTPP。

 とまこまい広域農協で、「これ見てください」と指差されたネクタイ。

 じ~っと見てみたら、何と「STOP!! TPP」の文字!

 ブログの写真容量がいっぱい(早く何とかしますね)のため、私のFacebookの方に写真は載せていますが、センス良くデザインされています。

 実は安倍首相の地元・山口県の農協で作ったものだそうで、とまこまい広域農協さんで取り寄せて職員だけでなく、地元管内の首長さんにも締めてもらっているとのこと。

 いま共産党北海道委員会でもTPPポスターを作製中で、至るところで世論喚起へ私たちもがんばることを約束しました。

 26・27日は西胆振方面へ!

 【今日の句】 首相こそ このネクタイを してほしい

2013年4月25日木曜日

地域の地道な努力こそ、政府は応援を

 2日間かけて東胆振方面をまわります。まずは白老町→苫小牧市へ。来月21日の演説会案内を兼ねて、懇談を重ねました。

 白老町では、建設協会・町役場・アイヌ民族博物館・観光協会へと駆け足で。

 苫小牧市では、職業訓練センター・医師会・漁協・消費者協会と伺いました。

 すべて書ききれないほど、たくさんの要望や願いを伺いました。

 なかでも、懇談で共通して納得しあったことがあります。

 「地方に目を向けてほしい」

 経済しかり、TPPしかり、雇用や自治体支援しかり‥‥。

 そのなかでも、各地の努力があります。

 白老町の観光協会では、サケ遡上などの自然の魅力を味わう観光パックや、虎杖浜のタラコやニジマスなど地元食材を乗せた「ゆたら丼」の売り出し。

 苫小牧市の漁協は、長年ホッキ貝の資源管理とブランド化もあり、後継者も順調に確保できているそうです。

 職業訓練センターでは、中小零細企業の企業内訓練を請け負い、安全教育にも力を尽くしています。

 アベノミクスで株価が上がり、大企業や高額所得者には波及してるようですが、どこでも景気浮揚の実感は話されませんでした。

 それよりも、地域の地道な努力を応援する政治こそ必要、というのが懇談を重ねた実感です。

 アイヌ施策の課題も、しっかり伺えました。たいへん勉強になりました。

 2日目は苫小牧市→むかわ町→厚真町と回ります!

 【今日の句】 また地方 切り捨てるのか 心配し

2013年4月23日火曜日

福島の現状を見れば、即時原発ゼロが一番だ

 今日は東京・党中央委員会で、原発問題での会議に参加。原発立地県で広がる様々な取り組みに学びながら、6月2日に予定されている「NO NUKES DAY」の取り組みにも力をあげなきゃ、と思いました。

 福島から参加した神山県議さんからも、現状をお聞きしました。

 ネズミの事故にしても、東電や国に危機感がなさすぎる、と。

 野田政権の「収束宣言」により帰還が進められ、賠償や支援策の打ち切りが生まれてもいる。

 仮設住宅に避難した方の話--

 「いつまで仮設に住むことになるのか‥‥災害復興公営住宅にも入れない」(やっと建ったのは500戸だけ!)

 「若い人は仕事を求めて県外へ、子どもは学校のある場所へ。仮設は年寄りだけで、家族みんなバラバラ」

 「家はネズミの糞だらけ。東電がかけた屋根のシートもボロボロで、もう住める状況にない」

 「帰還困難区域は、表土を10cm削っても40mSv」

 --福島を「原点」に、原発ゼロの運動を広げないといけないと痛感です。

 こんな実態を前に、どうして安倍政権は「最高水準の安全」新基準を盾に再稼働を求めるのか。

 その新基準(案)だって、必要な対策を先延ばしにしてもOKだと、骨抜きの状況も明らかになってきました。

 札幌では今日、道労連や原発連による会議があり、福島県労連議長・斎藤さんが同じような苦難の現状を話されているはず。

 そちらに参加できなかったのは残念ですが、全国の運動の状況も知り、もっと北海道もがんばろうと思いました。

 ただちに原発ゼロへ!

 【今日の句】 首相には 避難の痛み 見えてるか

2013年4月22日月曜日

日高路を行く宣伝キャラバン

 えりも町へと昨日のうちに移動し、今日は日高管内の宣伝キャラバン。ちょうど子馬の出産シーズンで、親子で仲良く草を食む姿を見ながら車を走らせました。

 道庁の試算によれば、TPP参加で軽種馬産業にも100億円もの被害と。

 サラブレッドも産み育った地で、被害は金額だけでなく、馬たちへの愛情も奪うのがTPPということだと思います。

 他にも日高昆布を始めとした豊かな水産資源や、平取町のようなトマトや和牛、山に囲まれた地域だけに木材の活用など、日高管内は自然豊かな北海道を象徴するような地域でもあります。

 それだけにTPP参加も、やっぱり許されない。

 様似町では、わざわざ副町長さんが外に出てきて訴えを聞いてくださいました。

 浦河町では、役場に大きく「TPP断固阻止」の垂れ幕が掲げられていました。

 どの町でも事前に宣伝の案内をしてくれていて、党員・支持者のみなさんが来てくださいました。

 演説を終えると次の町へということで、あまり交流できる時間を持てませんでしたが「私らもがんばるからね」との激励が、とても嬉しい。

 明日は東京出張です。

 【今日の句】 芝駆ける 愛を奪うな TPP