2018年10月6日土曜日

架け橋の議席を必ず

 三浦信一・党町議が亡くなり補欠選挙となる釧路町。予定候補の中家はる子さん応援へ、演説会に馳せ参じました。

 学校事務の立場から子どもたちの成長を見守り続け、退職後に町議として立候補した三浦さん。あたたかさを絵に描いたような方で、町内会でも信頼が厚く、ご本人も人との交わりを大切にされてきました。

 三浦さんの議席は日本共産党一人のものでなく、まさに住民と町政の架け橋として大切な議席でした。それを引き継げるのは、横浜市議の経験を持ち、新日本婦人の会で女性の声を届けてきた中家はる子さんしかいない! 何としても押し上げてほしいと訴えました。

 中家さんからも、子どもの成長を支える町にしたいと決意表明。管内では小学校・中学校まで医療費無料が進むなか、党3議席の要求で釧路町は小学校入学前まで広げたものの遅れをとっています。中家さんの優しさが伝わり、たくさん激励の声がかかりました。

 私からは地震被害と全域停電、安倍改造内閣と沖縄知事選、日本共産党の政策と役割などを訴えました。中家さんの議席は、住民と町政をつなぐだけにとどまらず、国にモノ言う・安倍政権に審判を下す議席になると強調しました。

 この間の地震を通じて、地に足つけて声を聞く党地方議員の大切な役割を痛感してきました。だからこそ釧路町はじめ、どこでも日本共産党の議席を増やしたい。あったかい日本をつくるには、あったかい地域と、あったかい日本共産党をつくらなければならないんです。

 そう思ったら帰りの握手も、みなさんあったかい。明日は台風も心配されますが(私も早めに到着しました)、帯広市で演説会です。多くの方に会えるのを楽しみにしています!

 【今日の句】優しさも 議席もきっと 引き継げる

2018年10月5日金曜日

くりかえし声を聞き、反映させていきたい

 安平町から3町を回ろうと打ち合わせてた途端に強い余震! 早く安心できる日常を、と切に願いました。

 地震発生から1ヵ月が経ちます。大きな被害を受けた地域を定期的に回ろうと、今日は安平町・厚真町・むかわ町へ向かったのです。安平町では三浦恵美子・厚真町では伊藤富志夫・むかわ町では北村修の各町議が案内してくださり、全工程に松橋ちはる道議予定候補(苫小牧市)も足を運んでくれました。

 安平町でうかがったのは金川牧場さん。長沼町のハイジ牧場も営んでおられます。乳牛・肥育牛500頭がいますが、うち23頭は牛舎がつぶれた方から預かったものといいます。地域のつながりで支え合う大事さを強調されていたことが印象に残りました。

 真っ先に金川さんが強調されたのが「電力行政であってはならないことが2度も起きた」ということでした。1度目が福島の原発事故、2度目が今回のブラックアウト。神奈川さんの牧場でも停電と断水により搾乳が遅れ、また廃棄せざるを得ない生乳も大量に発生しました。衛生的な搾乳ができず乳房炎も発生し、ちょうど出産を迎えた母牛は水不足のために死んでしまいました。その時の様子を思うと、いたたまれない思いになります。

 その現場を支えたのは人の力でした。職員さんは風呂にも入れずに牛舎をまわり、ちょうど来ていた研修生も残って牛たちを支えました。以前に手伝いに来てくれた方の、お子さんもボランティアに来てくれたと言います。

 電力の問題だけにとどまらず、話はJRにも及びました。要は効率だけで物事を考えていいのか、という点です。地震を通じて、あらためて強く私も感じていた点です。大きな視野で、今回の震災を考えることも必要だと痛感しました。

 厚真町では町役場と森林組合をまわり、林業被害の実態を聞きました。まだ全容の把握は進んでないものの、昼のニュースで新潟県中越地震を超える被害と報じられたばかり。どこを見ても土砂崩れという現状では、どこから手を付けたらいいかという状況にもなります。

 印象的だったのは、町役場での宮久史・産業経済課主幹の言葉。「先人たちがつくってきた無数の林道がなくなった。大動脈はつくれても、毛細血管がないようなものです」と話されたのです。林道や路網だけでない、地図に乗らない道が山林の管理に使われていたことを深く学びました。そうやって山林は守られていたんですね。

 今の森林保険では、地震による補償はありません。せめて残った材木を売れるようにと思っても、現状は作業が進まず、駆け足で冬もやってきます。所有者の意欲が失われないように、政治の知恵と力が必要と思いました。

 むかわ町では主に商店をまわり、商工会で懇談させていただきました。国の支援事業も出てきて、グループ補助金は今のところ対象とされていませんが、販路開拓支援事業など小規模事業所にも適用できそうなものもあります。仮設店舗を始めた方もいて、制度の紹介もしながらまわりました。倒壊寸前の建物が近くにある、飲食店の方の不安と不満もうかがいました。

 商工会では山崎満敬会長が時間をとってくださいました。今回の地震を機に店を閉めるか考えていた方も、仮設店舗の話を聞いて意欲を取り戻したという話も聞きました。今後の町づくりへ向けて商工会で委員会を立ち上げて、若い人のアイデアや外部の意見も聞いて進めたいと言います。山﨑会長さんは「もう壊れたものは戻らない。復興に向けて話し合いたい」と力強く話されました。

 あっという間の1ヵ月。住宅も生活も、まだまだ支援が必要です。経済・産業の復興は、まさにこれからです。引き続き現場の実態をつかまなければ、と強く思いました。支援があれば、前を向ける方はいるんです。政治の力で復興をと、私も訴えていきたい。

 【今日の句】寄り添うの 意味を毎日 考える

2018年10月4日木曜日

演説会のお知らせ

 今日は会議づくしの1日。とはいえ明日は地震1ヵ月を前に3町をまわり、明後日から3日間連続の演説会などでバタバタと準備も。けっこう慌ただしいのです。

 しかも台風が近づくともあれば、JRでない移動手段も備えておかなければいけないのです。安全第一とはいえ、よく運休するJRには泣かされます。無事に各地を行けた場合の、私の演説会などの日程をお知らせしておきますね。

 6日(土)14:00 演説会(釧路町コミュニティセンター)
 7日(日)13:30 演説会(帯広市とかち館)
 8日(月)10:30 旭川紅葉まつり(永山住民センター)

 なお、今月は他にも各地をまわります。
 
 13日(土)10:00 札幌北区秋まつり(北区民センター)
 20日(土)18:00 石川康宏先生講演会「マルクス NIGHT」(札幌東区民センター)
         (※私も発言者になっています)
 21日(日)14:00 演説会(函館ロイヤルホテル)

 お近くの方は、ぜひお越しください!

 【今日の句】自然には 勝てないものと わかるけど

2018年10月3日水曜日

やれることがあるはず

 難病患者や障害者は、そして鉄路は。地震・停電の時に何が起きたのか。公開学習会や要請へと駆け回りました。

 間もなく地震から1ヵ月。当時のことを振り返り、今後へ生かすことが必要です。「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会」の公開学習会があり、道難病連・増田靖子会長さんの報告を聞くため足を運びました。紙智子参院議員も駆けつけました。

 地震の翌日にもセンターでお聞きしましたが、今日は整理してお話しされた増田さん。稚内や函館などから治療などの目的で札幌に来て、難病センターで宿泊されたいた方が12人。ご家族の迎えなどで3人まで減りましたが、その方々を受け入れる福祉避難所を「公開していない」と札幌市から言われた増田さん。

 すでに新聞でも報じられていますが、市の言い分は「福祉避難所を公表すると殺到する」。公表しなければ設定した意味もないはずです。結局3人は一般避難所に向かいますがオストメイト用トイレではないし、難病連センターが停電や水道も復旧したので受け入れることも可能なのですが、センターは避難所として指定していないので人手や支援物資を置くことができないとのことに。

 増田さんは「それなら道難病連センターを難病福祉避難所に指定を」と、いま求めています。殺到するという言い分にも、難病患者団体で個別支援計画もあるから対応可能と述べられました。当時を思い出して感極まる場面もあり、この間のご苦労にも胸が痛みましたし、市として柔軟な対応ができないかと痛感しました。私は道運輸局へ行く都合から途中退席し、紙議員が国へのやりとりも含めて発言されました。増田さんのほかに、NPO法人ホップの竹田保さんからも当時の様子だけでなく、ボランティアとして厚真町などに入った様子も語られました。

 急いで駆けつけた道運輸局では、道労連・三上友衛議長などが待っててくださいました。「北の鉄路存続を求める会」としての要請で、私も同席させてもらいました。事務局長の小室正範さんは党市議予定候補でもあり、同じく市議予定候補の長屋いずみ市議予定候補も参加しました。要請は「災害に強い安心な北海道へ、鉄路廃止提案を撤回し根室本線、留萌本線、日高本線、函館本線山線を含む北の鉄路存続を」。

 道運輸局では、政府としては2年間・400億円の支援をおこなう方針との説明がありました。参加者から、通学や物流の要としての鉄道を維持してほしいと次々。私からも、むかわ町や日高町の町長さんの言葉を紹介して「国の責任で存続を」と求めました。

 JR北海道でも、急な要請にかかわらず応対していただきました。これまでどおりの説明と変わりはありませんが、同じく参加者で鉄路の重要性を訴えました。私からも、各自治体や観光協会が努力している実態も伝えて、公共交通を担っている役割に責任をと求めました。

 事務所に戻ったら、ちょうど「JR日高線を守る会」から「JR日高線の再生に関するアンケート」の結果報告がメールで届けられていました。国会議員や道会議員などに聞いたもので、自民党の堀井学衆院議員、伊達忠一・長谷川岳の両参院議員からは回答がなかったとのこと(伊達議員は議長という立場上、回答は控えるということのようでした)。

 地震はじめ自然災害を目の当たりにして、政治がどちらを向いているのかと強く思うようになりました。また今週末から台風が襲ってくるなど、まさに災害列島とも言える状況です。自然災害を機に、社会的に立場の弱い方や地方の切り捨てなどのようなことがあってはなりません。新しい内閣の姿勢が、さっそく問われています。

 【今日の句】誰一人 見捨てぬ行政 望まれて

2018年10月2日火曜日

安倍政権最後の内閣に

 今こそ憲法9条の立場での外交を! 大韓民国建立記念レセプションに真下紀子道議と参加し、アジアの構造変化を実感しました。

 明日3日に開天節(ケチョンジョル)という、檀君(タングン)神話にもとづく建国記念日を迎える韓国。そのお祝いにと開かれたレセプションに、紙智子参院議員の代理として私が参加したわけです。

 胆振東部地震のとき、道内には韓国からの旅行客などが5000人以上いたそうです。地震の少ない韓国だけに驚きとまどった方も多く、総領事館の職員らが情報発信や避難所に足を運んでの食料提供、空港での通訳業務などに大奮闘された話から、朴賢圭総領事は切り出しました。

 嘆息が漏れたのは、今年に入ってから3度にわたる南北首脳会談と米朝首脳会談のくだりでした。朴総領事は「パラダイムの転換」や「東北アジアの恒久平和につながる変化」など、一過性の対談に終わらないことを強調されたのです。スケールの大きな話を総領事みずから披露するところに、韓国に広がる激動の一端を見た思いでした。

 この流れを傍観するのでなく、しっかり日本としても主体的にかかわるべきです。そのためには、戦争しないと決めた憲法9条を生かした対話による外交努力を強めることだと確信しました。朴大統領も「対話」の重要性に、何度か触れていたように思います。アジアは変えられるとワクワクする思いであいさつを聞き、朴総領事には名刺を交換しながらスピーチへの賛意も伝えました。

 さて、そんな中での安倍政権。新しい顔ぶれの内閣で、何をどうしたいのでしょうか。この間、総理から聞こえてきたのは「憲法改定案の国会提出」「来年10月の消費税増税」であり、実質はFTAである「米国との新しい交渉」などでした。とりわけ憲法改定は総理自身の悲願ですから、急いでまとめあげようとするでしょう。しかし、その強圧的な姿勢は支持されないことを沖縄知事選が証明したと思います。「沖縄の事情」というような問題ではない、と私は思います。

 この顔ぶれを、安倍政権最後の内閣に!

 【今日の句】沖縄の 次はここから 北海道

2018年10月1日月曜日

道は、たたかってこそ開かれる

 沖縄知事選での勝利に気持ちが高まったまま、今日は宣伝から札幌駅前での「1の日」行動まで。どこでも意気高い!

 「1の日」行動というのは、国鉄の分割民営化にあわせて職場から追い出された働く仲間たちの争議を支えることから始まった行動です。他の労働争議の現状も紹介しあって団結を固めながら、市民にもアピールもして今日まで続けられてきました。

 そのような出発点ということもあり、この間は始まる前に「北の鉄路を守る連絡会」としての訴えもおこなっています。事務局長の小室正範さんは市議予定候補(札幌北区)でもありますが冒頭にあいさつし、私からも一言訴え。

 電気や水道、ガソリンや食料品と同じように鉄道も生活を支える「必需品」。安平川を超える鉄橋の点検に歩く保線職員の姿を見たことも紹介して、働く仲間を支えるとともに経営陣が進む誤った道こそただそうと呼びかけました。

 JR北海道は、苫小牧-鵡川の間は復旧する予定です。それなら同じ自然災害で不通となった鵡川-様似の間も復旧してしかるべきです。それでもバス転換に固執するJR北海道の経営姿勢に、さらに不満の声も高まっているのです。生活「必需品」は効率のみで判断してはならないはずで、だから国などが公的責任を負うべきなのです。

 じっと最後まで正面で聞いてくださる男性の姿がありました。私が話を終えると拍手をして、その場を離れました。少しほっとしました。その後の正式な「1の日」行動とあわせて、通行された方には少しでもアピールできたのではないかと思います。

 それにしても沖縄知事選の結果には、少し驚きました。接戦かと思いきや、投票率が下がるなかで玉城デニー候補は知事選の最高得票を記録するという圧勝。昨日も書いたとおり、基地問題は大きな争点ではありますが、安倍政権の強圧的な姿勢などへの批判の高まりと受け止めるべきだと思います。

 安倍首相は、今回の結果に「真摯に向き合う」と述べたようですが、その言葉は何度も聞いてきました。それでも結局、新基地建設を押しつけるならば今度は全国からの声をぶつけていきましょう。

 明日は組閣が予定されています。どのような顔ぶれになろうとも、安倍政治にかわる新しい政治をつくろうと呼びかけていきたい。

 【今日の句】そして今朝 辺野古に仲間 座り込み

2018年9月30日日曜日

今度は私たちが結果を出す番

 台風による被害や停電の地域は大丈夫でしょうか。沖縄知事選は玉城デニー候補が勝利! 本当によかったです。

 本当なら沖縄へ応援に行くつもりだったのですが、胆振東部地震があり、北海道から連帯することしかできず歯がゆい思いもしていました。デニーさん勝利で辺野古への新基地建設は反対という意思を示しただけでなく、安倍政権に対する厳しい審判という意味があると私は思っています。

 自民党総裁選で三選を果たしたにしても、党員票で対抗の石破氏に迫られました。得意と言っている外交で、ロシア・プーチン大統領には領土問題の棚上げを迫られ、米国・トランプ大統領からは武器の大量購入を迫られました。韓国と北朝鮮の対話外交を前に、圧力一辺倒路線の見直しも迫られてきていました。そのうえ西日本豪雨がありながらカジノ推進という態度にも、多くの批判が集まりました。

 それでも安倍政権は、新基地建設をごり押ししてくるでしょう。沖縄の結果にこたえて、今度は私たちが結果を出す番です。安倍政権の退陣を一刻も早く、来年の地方選・参院選では決着をつけるということです。

 翁長さんは、今回の結果をどう思ってくれているでしょうか。あらためて本当によかった‥‥と胸が熱くなります。

 今日は札幌東区をまわり「しんぶん赤旗」を、お読みいただく方も新たに増えました。明日の新聞が、本当に楽しみです。

 【今日の句】全国で 勢いつけて さあ変えよう