2022年6月18日土曜日

おとなしい野党ではダメだ

 公示前の週末ということもあり、報道各社が次から次へと。観光・レジャーの人手も多く、佐々木とし子比例予定候補と分刻みで街頭演説に駆けまわりました。本番さながら、党員・後援会員さんの応援も力強い。さらに勢いつけてがんばります。

 今日は札幌市清田区・豊平区・南区へ。札幌ドームへ向かう方からも手を振って応えてくれる姿や、通りがかりの方が「がんばって、応援するから」と声をかけてくださるなど本当にありがたい。野球部だった中学生時代はベンチを温めていましたが、今度は国民の懐を温める政治にしていきたいです。

 プロ野球の観戦チケットだって、そうは安くない。他のスポーツもそうですし、演劇・音楽をはじめとしたチケット代、演者側からすると会場使用料だって高い。スポーツ・文化予算も惜しみない欧州と比べても、この分野における日本の遅れを痛感です。

 何より物価高騰。今こそ消費税減税をとの訴えに、先ほどのように応えてくれる方の多いこと。こういう時こそ野党がフラフラしていたり、おとなしくしたらダメなんです。だからこそ日本共産党を伸ばしてほしい。

 南区は真駒内駐屯地があり、これまでも戦争か平和かの情勢の時には、日本共産党にもいろんな声が寄せられてきました。きっと今も、声に出せない声があると思います。自衛隊員だって生身の人間であり、家族もいるし、大事な国民の1人です。命ある存在です。

 自衛隊を戦場へ送るような議論ではなく、戦場へ送らないですむように政治家が外交に前へ出ていくことこそ大事なのでは。自民・公明・維新などの議論では、この外交がスッポリ抜けているのではないでしょうか。軍事一辺倒の路線がエスカレートすれば歯止めが利かなくなるだけに、今こそ止める力を増やさねば。

 日本共産党だから、できる仕事があります。なおさら今こそ、その思いを強めます。明日も元気に訴えてまわりたい。

 【今日の句】揺るがない力 今こそ共産党

2022年6月17日金曜日

なにより、いのち

 道民医連からの要請、医療労働者後援会の決起集会で切実な実態を聞きました。昨年の総選挙スローガン「なにより、いのち」から変わらない日本の現実に、力を入れなければと痛感です。

 道民医連さんは各党・各予定候補に、参院選にあたっての重点要求を届けています。「憲法を守り平和で安全な社会を求めます」「憲法25条を生かし、いつでも安心して医療・介護福祉が受けられる社会を求めます」の大きく2つ。どちらも「なにより、いのち」です。

 「コロナ禍を起因とした困窮事例調査」もいただき、ひしひしと切迫さが伝わってきます。「飲食店で働くもコロナ禍の影響で解雇‥‥雇用保険の給付も終了した。その後、アルバイトが見つかるも月収6万円ほど」(40代男性)、「自営業がコロナ禍の影響により収入が途絶えた。アルバイトするも仕事がない月もある」(40代女性)など、働く世代の困窮さが目立ちます。

 共通しているのは、生活保護を受けたくないという思い。保障された権利なのに、自己責任論やスティグマの強い影響があることの表れです。アンケートの声は氷山の一角のはず。政府が国民の命や健康を守る立場に立っていないと、つくづく痛感させられます。

 コロナ禍でも、それは浮き彫りになったはずでした。今日の要請でも、コロナ陽性者への十分な医療、PCR検査の体制強化、発熱者外来の財政支援、感染症対策支援とともに赤字補填などの財政支援--どれも一昨年から訴えられてきたものばかり。どれだけ医療・介護現場が苦労してきたことか。

 医療労働者後援会でも、佐々木とし子比例予定候補と現状をうかがいました。クラスターが発生した病院職員からは「職員は疲へいしている。病院から慰労金も出されたが、本来は国が手当など出すべきでは」。別の病院では、公務員準拠という理由で夏の一時金も減額されます。あきらめからか、声が出ない実態も訴えられました。

 医療や介護の職員の献身さを当然視し、責任を押しつけるような国でいいのか。どんどん訴えていきたい。

 夜は党道委員会によるオンライン「真ん中世代決起集会」で、平和・子育て・福祉・賃金・ジェンダーなど身近な課題から語り合い、日本共産党の躍進を!と確認しあいました。親といっしょに参加していた小学生が「幸せな社会がいい」との発言に、みんなウンウン。子どもが幸せな社会は、きっと大人も幸せな社会のはず。

 仕事や子育てなど、この世代の毎日はとにかく慌ただしい。時間をとって自分の思いを交流したり、いっしょに学びあうことの大切さを、今日は私も実感しました。

 まじめに働いてるのに、生活するのに苦しい給料でいいのか。教員や保育士など、まったく足りていないのではないか。誰もが抱えているモヤモヤを出し合って、いっしょに変える道があることを私も広げていきたいです。

 【今日の句】国民に ガマンばかりの 国変えよう

2022年6月16日木曜日

学校が心配だ

 稚内にくらべて札幌は蒸すような1日。時間をとって知人に会いに行くと「ズバッと言ってくれる共産党を頼りにしてるよ」とありがたい言葉。コロナ禍に物価高騰と、くらし・商売は切実そのもの。消費税減税を何度でも訴えます。

 そういえば、昨日の稚内のつどいでも「はたやまさんと意見の違うところはある」と前置きしながら、「共産党のように、政治家は堂々と主張することが大事。与野党を問わず、ごまかすような政治家の劣化がひどい」と手厳しい発言も。

 吉川衆議院議員のような都合の悪いことは説明もせず雲隠れするのは論外ですが、自民党総裁である岸田首相が何も責任を果たさないまま、離党で済ませようということなど許されない。こういうことが政治不信を助長していくのです。されどコツコツ、信頼を積み上げていくために私はがんばりたい。

 ところで今日の「しんぶん赤旗」1面に、教員不足の現状が掲載されました。宮本岳志衆議院議員・吉良よし子参議院議員による緊急アンケートは、1週間足らずで818人もの回答があったそうです。それだけ教育現場は、かつてないほど深刻なのです。

 「1人の教員が2クラスの授業を同時に進めている」「担任未配置3クラス。児童も荒れている」「補助職員が確保できず体育・水泳を妊娠中の先生が指導」など、ここまでひどいのかと驚くばかり。先生たちの健康も心配だし、そもそも子どもたちの学ぶ権利が保障されていない非常事態ではないのか。やっぱり先生を増やそう。

 軍隊のない国・コスタリカは、軍事予算がない分を教育予算に充てて、識字率も高いなど教育立国となりました。周辺諸国で活躍する国民もいるのでしょう、軍隊がなくてもコスタリカは侵略されない国際的地位を高めたと言えます。人づくりは社会の安定をつくるのです。

 国民の不安をあおって軍事費倍増ではなく、くらし・社会保障・教育を最優先とする国へ。揺るがず訴えていきます。

 【今日の句】こども庁よりも 急いで先生を

2022年6月15日水曜日

年金下げるな、消費税下げろ

 通常国会も閉会し、参院選日程も固まりました。そして今日は年金支給日、物価高騰なのに年金は下げるのかと不満や怒り! ここはガツンと民意をぶつけましょう。私も力と心を込めて訴えたい。

 稚内市での街頭演説でも車の速度を落として手を振る方などもあり、くらし・経済政策への関心は高い。語るつどいの場でも「まだまだ物価はあがる。次の冬の灯油は150円ほどになるのでは」と心配の声もあがりました。一昨日まで寒さにストーブを点けていたという稚内市は夏も短く、まさに灯油高は生活に直結する大問題なのです。

 「家で暖房をたかないように、スーパーに弁当を持っていって1日過ごしている高齢者もいる」との話も、身につまされます。医療過疎や鉄路・物流の問題など、いち自治体では解決できない課題に国や道が役割を果たすべきとの意見も、しっかり受け止めたい。東京中心の政治でなく、しっかり地に足をつけた政策が必要です。

 そして、道民のみなさんにも「あきらめないで声をあげよう」と呼びかけたい。昨日も「物価の値上がりも『仕方ないものね』とあきらめる人が多くいる」と出されました。新聞・テレビでも値上がり自体は取り上げても、ウクライナ情勢によるとの解説ばかりで、アベノミクスによる円安が進んだことなど掘り下げての報道は少ない。

 岸田首相の「諸外国とくらべて物価高は低い」との発言は報じられても、諸外国は賃金も上がっているもとでの物価高。日本は年金が下げられ、実質賃金が下がっているもとでの物価高なのです。政治の責任を問わなければ「仕方ない」と多くの方が感じてしまうのも当然です。私も訴えにがんばりますが、ぜひ多くの方にもお伝えください。

 「今こそ消費税減税をしないで、どうするんですか」との声も。広げに広げましょう。

 【今日の句】年金を 下げて平気な 国変えよう

2022年6月14日火曜日

やっぱり必要なのは外交力

 今日は稚内市内で街頭演説や語るつどい、地元紙訪問へ。髪がボサボサになるほど稚内らしい強い風に吹かれても、気持ちはまっすぐに。多くの激励もいただき、元気になります。

 つどいの場では、次から次へと意見が出されました。「夫を亡くして年金も1人分。節約のために保険を解約したら年金が減らされた。本当に困る」と身近な生活の声から、商売をされている方は「持続化給付金だけでは、とても足りなかった」と切々たる訴え。あらためて岸田政権が物価高騰に無策ということもわかります。

 「共産党の言ってることは正しい。話を聞けば、いい人ばかりともわかる」という方は、だけど国民には「中国共産党と同じ」だとのイメージがあるとも。アカと言われる誤解や偏見を取り払う必要性も、他の方から出されました。

 「反対ばかりとのイメージがある」という話も。なるほどと思ってくれる、解決の道筋も語っていかなければならないですね。権力よりも野党に厳しい目を向ける、日本のマスコミのあり方も話題になりました。こういう話し合いの積み重ねが大事だと痛感です。

 「はたやまさんには何としても国会に行ってほしい」と、これまでも利尻島や礼文島まで支持を広げてくださった方の思いにも応えねば。参院選は4回目の挑戦で、これは予定候補の顔ぶれの中では最も多いのです。いつも勝てない私でも、こうして支えてくださることには感謝しかありません。

 現在は休止中ですがサハリンとの定期航路を持つ稚内。ロシアとは経済・文化、人と人とのつながりも深い町の1つです。ロシアと平和条約を結べる関係だったら、どれだけ稚内にも可能性が広がることでしょう。

 「コロナ禍もあって多くの飲食店がやめたんだよ」との話も聞きました。そのうえウクライナ侵略による経済や人的交流のストップですから、その罪深さを痛感させられます。力による対抗となれば、どれだけの影響が出るのか。求められているのは外交力だと、やっぱり強調していきたい。

 【今日の句】知っている 風は自分で 起こすもの

2022年6月13日月曜日

苦難の実態を届けて

 朝の定例宣伝から報道各社のインタビュー、午後には道農政事務所や道労働局へ要請にまわり、ただいま稚内市へ移動中。やっぱり広い北海道、何より健康に気をつけてがんばります。

 道農政事務所には、飼肥料や燃油、農業機材などの高騰支援対策を求めました。JA全農から先日発表された化学肥料価格は、実に最大94%。来年に向けて、さらなる高騰も必至だけに深刻です。道内は農地が広いだけに、経営費の13.7%は肥料が占めるほど。買いだめしても保管場所の問題や、寒冷地の北海道で品質維持も難しいのが実態です。そもそも買いだめに走れば、ますます価格高騰が加速してしまいます。

 適正な施肥などもちろんですが、緊急に国による十分な補填は欠かせません。佐々木とし子比例予定候補や宮川じゅん道議、道農民連・富沢修一事務局長からの訴えに、道農政事務所長さんの話からも基本的には同じ認識だと受け止めました。

 食料品の高騰を前に、今こそ食料自給率の向上をとの声が高まっています。しかし、今のままでは担い手が減ってしまいかねません。危機感をもって対策をと、重ねて私から要請しました。所長さんの「生産者あっての私たちです」との言葉どおり、ぜひ役割を果たしてほしい。

 道労働局には、最低賃金の大幅な引き上げとともに全国一律制度にすることを求めました。引き続き佐々木とし子さん・宮川道議に、真下紀子・菊地葉子の両道議と田中啓介札幌市議も合流しました。

 最低賃金審議会の議論を前に毎年おこなっている要請ですが、コロナ禍や物価高騰なども受けて、最低賃金の大幅な引き上げはどうしても必要です。労働行政の範囲ではありませんが、中小事業者が原資を持てるように社会保険料をはじめ固定経費の負担を軽くすることも、何年も訴えてきました。

 道労働局側も現状認識は共有しており、賃金課長さんから「すみやかに反映するようにします」との回答も。政府も、賃金を上げて経済好循環をとの認識なのですから、実らせてほしい。

 「日本は賃金が上がらない国だと絶望していた」という40代の方の話を思い出します。賃金が上がらなければ、労働者の意欲も生産性も高まりません。まして非正規雇用が増えているもと、生活がままならないほどの賃金でいいのか。くりかえし私たちから、大幅賃上げの必要性を訴えました。

 実質賃金が上がらないなかで、大企業などの内部留保は安倍政権下8年で130兆円も増えました。単純に割り算すると、1分間に約3000万円も増えた計算です。ここにこそ政治がメスを入れるべきです。各地で聞いた実態を反映する仕事は何度もおこなってきましたが、やっぱり国政の場で直に訴えなければ。明日もがんばりたい。

 【今日の句】この広さ 私もスケール 大きくと

2022年6月12日日曜日

地方切り捨てなど許さない

 今日は羊蹄山麓をグルっとまわる後志キャラバン。スッキリ青空で観光客も多く、車から手を振る方の姿もありました。想定公示日まであと10日、1日1日を大事にしていきたいです。

 後志管内は、自公政治の矛盾が集中する地域の1つ。泊原発と「核のゴミ」文献調査、新幹線の札幌延伸にともなう函館本線(山線)のバス転換や有害残土の押しつけ、基幹産業の農業を襲う水田活用交付金の削減などなど、すべてを語るには演説時間が足りないくらいなのです。

 札幌地裁で先日、泊原発の運転差し止め判決が出されました。安全性の問題はもちろん、北電の経営の重石にもなっている泊原発。廃炉の決断へ、政治の分野でも声をあげていきたい。寿都町・神恵内村の「核のゴミ」文献調査も間もなく2年の期間が終わりますので、このまま進めないことも訴えます。

 山線のバス転換は沿線自治体の首長が合意しただけで、住民合意が尽くされているわけではありません。高校生が「ぽっかり心に穴が開いた」と言うほど通学や通院に欠かせない鉄路なのに、国が「残したいなら自治体で金を出せ」というのは、公共交通を守る責任の放棄そのもの。まさに地方切り捨てです。国の責任を果たせと強調したい。

 今日は倶知安町からスタートでしたが、水田の転作も相当の面積がある同町。しかも肥料高騰により来年分の確保の見通しが立つのか、不安も尽きません。農業を営む原田芳男町議も「離農を考えなきゃいけなくなる」と語るほどなのです。これで食料自給率を上げることなど、できるのでしょうか。道内各地をまわるほどに「亡国の農政」との言葉が頭をよぎります。

 最後の黒松内町は昼の暖かさから一転、震えるほどの冷たい風が吹きましたが、党員・後援会員さんはじめ駆けつけてくださった方が、最後まで熱心に演説を聞いてくださって本当にありがたい。とても励みになります。明日も元気にがんばります。

 【今日の句】残雪が これほどまでも 美しく