2018年12月1日土曜日

候補も十人十色

 今日は演説会などを駆け回り。札幌清田区・吉岡ひろ子、南区・千葉なおこ、全道労働者後援会では小室まさのりの各市議予定候補と熱く訴えました。

 雪が降って足元も悪いなか、どこでも多くの方が会場に来てくださいました。清田区では吉岡ひろ子さんは市議4度目の挑戦、今度こそ何としても!の熱気が会場にあふれていました。その思いで会場が一つになったのは、吉岡さんの地震被害について触れたとき。

 液状化などの被害を受けた里塚や清田をまわり、具体的な相談も受けて国や札幌市へ掛け合った吉岡さん。個人がおこなった土砂撤去の費用を交付負担できる事業が環境省にあることを確認し、札幌市に要求すること2ヶ月。党市議団の論戦もあって先週、市として仕組みをつくる連絡があったとのこと。支援の道が開けたことに、会場から大きな拍手が湧きました。

 議員バッジはなくても、議員以上の仕事をしてきた吉岡さん。今も被災者の苦難は続いているだけに、次は市議会で働いてもらいましょう!と私も応援の訴え。もちろん私も国に反映させるために全力を尽くす決意を述べました。

 市民のなかで活動してきた点では、南区の千葉なおこさんも同じです。本人いわく「もともと政治や社会に関心がなかった」のに、東日本大震災と原発事故を契機にして「自分は何をしていたのか」との思いから社会に目を向けるようになり、日本共産党を知ることにもなって現在に至っているのです。

 「安保法制に反対するママの会@北海道」のメンバーでも活動してきたことから、同メンバーの中上さんや弁護士の神保さんが応援演説にも立ってくれました。千葉さんの親しみやすさや熱心な思いが、多くの方から信頼されているんだなあと感じました。

 2人の子どもを持つ母親でもあり「政令市のなかでも子ども医療費無料化が遅れている札幌で、どうしてアクセス道路に1000億円も使うんですか」と熱く訴えた千葉さん。何としても南区から千葉さんを押し上げてください!と、私も心から訴えました。

 全道労働者後援会に駆けつけた小室まさのりさんは道労連の事務局長を務めていたこともあり、まさに「おらが候補」という一体感。小室さんからは、地域や商店街をまわるなかで「弱い者から消費税を取るなんて許さない」との声に出会ったことも紹介しながら、どうしても政治を変えたい、自分が議席を取ることで応えたいと何度も強調されました。「新人らしからぬ挨拶でした」とまとめられるほど、労働運動で鍛えた論戦力は必ず議会で生きるはず!

 私も、先日の宣伝で教え子にバッタリ出会ったことから、今の教育現場の深刻さにまで話を進めて「公務職場も民間職場も壊す安倍政権を、何としても終わらせる」と決意表明。最後は参加者で集まって、団結の記念写真。気合が入りました。

 各地の党議員予定候補は、それぞが個性や力をもった方々なのです。日本共産党そのものとともに、個々の候補の人柄や個性、持っている力もぜひ知ってほしいし、事あるごとに私も知らせていきたい。もちろん私自身も!

 【今日の句】官邸の意向で 一色の党もあり

2018年11月30日金曜日

やっぱり健康第一

 党の「国保提言」を、今日は道地域医療振興財団・日本赤十字社道支部・道歯科医師会などへ届けて懇談。社会保障の充実は、みんなの願いですね。

 地域医療振興財団は、医師の派遣調整をおこなっていることも話題になりました。首長さんから派遣の要望を受ける際も、町村が多いだけに国保の話になることもあるとか。

 日赤では事務局長さんと胆振東部地震直後に安平町でお会いしていたので、お互いに労をねぎらいながら震災支援についての話題から始まりました。あらためてD-MATの役割や行政との連携、これまでの蓄積についても聞くことができ、「今後は心のケアが必要です」とも。

 ちなみに日赤は全国92病院のうち、北海道に10病院もあるのです。国保の現状にかかわっては「苦戦しています」と苦笑い。高い保険料を払えば家計の心配も出るだけに、受診抑制につながるのが国保加入者の苦しみであり、病院にとっても「苦戦」となるわけです。

 道歯科医師会では、歯科診療についても話題となりました。受診抑制は、たいていは歯科から始まるもの。歯の病気は、子どもの貧困の反映でもあります。普及しているパンフレットもいただいて、大人も含めて、歯の健康の大事さも語り合いました。

 みんなの願いは社会保障の充実。安倍政権は金がないと言うけれど、米国から多額の武器を買い、株主天国と言えるほどの優遇、大企業に対しても軽い税の仕組みですから、まずはこれを正すべきです。定期的な受診は病気の進行や悪化を事前に防ぐわけですから、医療費の抑制にもつながると思います。国民負担を軽くすることを、最優先で考えるべきではないでしょうか。

 今日は月末ということもあり、白石区で「しんぶん赤旗」のおすすめにもまわりました。日が沈んでくると途端に寒くもなり、それでも訪問すれば「がんばってね」「安倍さんひどいね」など激励も数々。明日は清田区と南区で演説会です。ぜひ、お近くの方は足をお運びください!

 〇清田区演説会 10:00~ 平岡地区会館(吉岡ひろ子市議予定候補)
 〇南区演説会  14:00~ 南区民センター(千葉なおこ市議予定候補)

 【今日の句】階段を しっかり上って 自戒して

2018年11月29日木曜日

学校に時間を返せ

 今こそ「教育とは何か」を語り合おう--党の教育提言をもっての懇談、今日は道高教組へ足を運びました。

 道高教組と道教組は昨年7~9月にかけて「2017全道教職員働き方改善アンケート」をおこない、全道の小中学校・高校・特別支援学校の2200名から回答がありました。その結果を事前に読んでいたのですが、切実な実態が紙面を通じて伝わってくるのです。

 どの校種と限らず、児童生徒にかかわって「大切にしたい」業務は「授業・授業準備」。一方で、学校経営に関わって「削減したい」業務は「事務処理・調査報告」や「会計」「官制研修」。要は管理・締め付けが強まった結果、授業準備などの時間が奪われているということではないでしょうか。外部対応で「削減したい」業務で、「行政・関係団体対応」がダントツに多いことにも表れています。

 今日の懇談でも、教育現場での「働き方改革」には苦労があることが出されました。部活動に対する考え方の違い、労働時間の把握と管理強化の関係、自己負担の免許更新制が教員不足にもつながっていること‥‥などなど、多忙になるほど「教師という専門性を見据えた議論が必要だと思います」との話もありました。同感です。

 先のアンケートでは「超勤解消に必要なこと」との問いに、7割の方が「教職員定数の増員」を、6割の方が「業務量に見合った人員配置」を望みました。学校現場には時間がないんだ、と痛感しました。学校から時間や余裕を奪っているのは誰だ!

 【今日の句】ゆっくりと 語った放課後 どこ行った

2018年11月27日火曜日

思わぬ出会いの喜びと、採決強行への憤りと

 道議会は今日から第4回定例会。党道議団と朝宣伝中に一人の女性が近寄ってきて「明倫中学校でお世話になった●●です」と!

 顔を見て、すぐに思い出しました。担任ではないクラスの生徒です。落ち着いた生活態度が印象に残っていて、話しかけてくれた姿も当時の面影そのままに。実は北大に通っていたそうで、当時は党事務所が近くにあったために出会っていたことや、何度も宣伝では顔を見ていたこともあったそうですが、声を今回かけてくれたのでした。教え子ががんばっているがんばっている姿を見れるのは、うれしいものですね。

 さて今日の道議会。地震への対応を中心にした補正予算には、党としても賛成しました。住宅や生活、生業・第一次産業への支援、仮設住宅での生活用品の支給など、この間の要請なども反映して前進した面もあります。冬が本格化して要求も日々変わっていきますので、道議団と連携しながら、引き続き反映できるよう力を尽くしたい。

 国会の状況も気になりながら、しんぶん赤旗についての学習会へ。藤田健・赤旗編集センター責任者が他の大手紙と「しんぶん赤旗」の違いを明確に、わかりやすく離されました。党内用学習会でしたが、タブーなく報道する「しんぶん赤旗」の本領発揮といえる内容だっただけに、関心のある方にはお聞きいただいてよかったかもです。

 事務所に戻ると、山下法相の不信任決議案が否決されたとの報。その後の法務委員会は、政務三役がそろっていない?とのこと(参院の審議と重なっていたようです)で野党が抗議。無理やり職権で委員会を立てて、前提となる調査と公表がずさんなままで、本格的な法案審議もせず、ルールも合意も最低限の段取りさえもない、ただただ強行にレールを敷いているだけの採決に与党議員も何の疑問も湧かないのでしょうか。

 その後に法務委員会で採決強行、本会議に緊急上程されて採決へと、数の力でごり押しするようです。これまでもくり返されていた光景ですが、国会の外で見ていると「民意無視」という言葉がぴったりだと思いました。内容もルールもすっとばし、多くの国民の疑問は解決されず国民的合意もなし。本当に害悪ばかりの安倍政権!

 【今日の句】総理とて そもそも法案 知ってるか

2018年11月26日月曜日

これが道民と現場の実態

 朝の宣伝から始まり国保の提言をもっての懇談→道原発連の宣伝→教育提言をもっての懇談→道原発連の北電要請に同席と、まさに分刻みの1日でした。これだけ重なる日も、なかなかないものですが‥‥。
   
 党中央委員会が11月1日に発表した提言「高すぎる国民健康保険料(税)を引き下げ、住民と医療保険制度をまもります」。今日お届けにまわったのは道国民健康保険団体連合会と道病院協会。道国保連合会では出光英哉常務と野宮修治事務局長が、道病院協会では小嶋逸雄事務局長が応対してくださいました。

 国保連合会では、国保中央会が要望している「一丁目一番地」が保険制度の一元化ということが話題になりました。低所得者が多く加入している国保だけに、確かに抜本的な解決は必要だと思います。国保の保険料(税)が高いのは構造的な背景によるもの、とは誰もが共通認識となるところ。関係する方々と、さらに話し合いを広げていきたいものです。

 道病院協会では、消費税増税の影響についても話となりました。これまで増税時は診療報酬に上乗せする形となっていましたが、次の増税時は未定。診療報酬があがらず、かつ医療費負担が重くなれば受診抑制にもつながるし、病院経営は苦しくもなります。報酬制度と保険制度は車の両輪として考えることですねと、私からも応じました。

 党道委員会は、党中央委員会の谷本諭・政策委員会委員を招いて学習交流集会を開きます。12月11日(火)13:30~札幌・教育文化会館、入場は無料です。今回の提言を詳しく説明し、全国との比較も明らかにしてくれると思います。ぜひ可能な方は足をお運びください。

 党中央委員会は11月9日にも「教職員を増やし、異常な長時間労働の是正を -学校をよりよい教育の場に-」という提言も発表しています。全北海道教職員組合に足を運び、新保裕副委員長・斎藤鉄也書記長が応対してくださいました。

 教育現場に深刻な実態が広がっていることに、あらためて驚きました。ゼロ・トレランスの延長線でしょうか、各学校に「スタンダード」と呼ばれる規律があり、教員には板書の仕方、児童・生徒には机のなかでの筆箱の置き場所まで指示されているとのこと。教員の忙しさとともに、評価制度の導入で若い教員が委縮している実態もリアルに教えていただきました。

 安倍首相というのは、そもそも教育を壊すことには熱心でした。第一次政権下で教育基本法の改悪を強行してから、教育現場では管理・競争・反動の三拍子がそろった状況が広がったのです。教員が子どもたちに向き合う時間や余裕を奪い、子どもたちの成長にとって有害でしかない安倍流教育改革は絶対に変えなければならない。教育者の端くれとして、心からそう思っています。

 道原発連と昼の宣伝では、寒いなかでも足を止めて署名される方も多く励まされます。同席した北電への要請では、とりわけ石塚会長はじめ北商連のみなさんが商売上の被害について訴えました。停電による損害です。

 私も道内をまわって、農家や商店・事業者から停電による損害を聞いてきました。北電の対応に怒っている方もいれば、復旧作業に汗を流した技術者さんをねぎらっている方、遠慮がちに商売上の自己責任と考える方などなど、さまざまな受け止めがあります。しかし間違いなく言えるのは、数字に現れている以上の被害が全道には確実にあるということです。この点は北電として、しっかり受け止めてほしい。

 「役員が報酬を下げるとか、誠意を見せることはできないのか」「賠償できないというが、電気料金を1か月なくしますとかできないのか」など、要は北電として今回の事態を重く受け止めてほしいという話が次々と出されました。広報課長さんの立場では答えることは限られますが、「しっかり上の者には伝えます」と応じてくださいました。

 私からは重ねて、検証も技術的なものだけでなく、さかのぼった検証が必要だと述べました。なぜ苫東厚真火力発電所は、過去の地震でも損傷があったと報じられているほどなのに、耐震補強をしなかったのか。その認識は、経営判断は。そもそも泊原発を再稼働させるために資源を集中してきたからではないのか--こういう疑問を解決せずに検証したと言っても、道民は納得しないと付け加えました。

 公益的な役割を担っている企業だけに責任は重いし、道民からの注文も多いことでしょう。しかし電力は命や経済・産業にも必要なもの。だから今回のような事態が起きたときには、しっかり検証をしてほしいのです。もちろん泊原発の再稼働など、認めることはできません。

 とにかく課題が多い今の日本と北海道。ひとつひとつ解決に向けて、私もがんばりたい。何より安倍政権の悪政を止めることを!

 【今日の句】また今日も 問答無用の 強行か

2018年11月25日日曜日

ひとまわり若い2人を市議会へ

 今日は恵庭市で演説会。同じ年の藤田しゅんすけ市議と小林たくや市議予定候補、若い力の2議席を!と私も訴えました。

 藤田しゅんすけ市議は1期目にもかかわらず、堂々と市議会で論戦してきました。うれしいことに、いま就学前までの子どもの医療費無料が小学3年生にまで引きあがる見込みになったと報告されました。道内の自治体のなかでは財政力指数も高い恵庭市で、国民健康保険税の引き下げをめざすと力を込めました。

 小林たくや市議予定候補は緊張気味ながら、自分の言葉で決意を表明。前市議の行沢さんと一緒にいたときに、市民から「(行沢さんに)助けられた」と声をかけられた場面を見て「かっこいい」と思ったそうです。非正規雇用を転々とした小林さんが、友人の藤田市議のがんばりも見て立候補を決意されたのでした。

 私より一回り若い2人が自分の言葉で堂々と訴える姿は、とても頼もしく思えました。恵庭市は2議席で議案提案権を持てるし、議会運営にもかかわれます。市民の願い実現の力になるし、恵庭から安倍政治を変える大きな力にもなります。何としても2人そろって市議会へ!

 私からも安倍政権の暴走と破たんぶり、道内をまわっての日本共産党への期待の声、政策と決意などを訴えました。少しせき込む場面もあって心配かけましたが(確かに風邪気味です)、若い2人とともに希望を胸にがんばりたい!

 【今日の句】この初心 忘れちゃダメと 自戒して