2018年11月29日木曜日

学校に時間を返せ

 今こそ「教育とは何か」を語り合おう--党の教育提言をもっての懇談、今日は道高教組へ足を運びました。

 道高教組と道教組は昨年7~9月にかけて「2017全道教職員働き方改善アンケート」をおこない、全道の小中学校・高校・特別支援学校の2200名から回答がありました。その結果を事前に読んでいたのですが、切実な実態が紙面を通じて伝わってくるのです。

 どの校種と限らず、児童生徒にかかわって「大切にしたい」業務は「授業・授業準備」。一方で、学校経営に関わって「削減したい」業務は「事務処理・調査報告」や「会計」「官制研修」。要は管理・締め付けが強まった結果、授業準備などの時間が奪われているということではないでしょうか。外部対応で「削減したい」業務で、「行政・関係団体対応」がダントツに多いことにも表れています。

 今日の懇談でも、教育現場での「働き方改革」には苦労があることが出されました。部活動に対する考え方の違い、労働時間の把握と管理強化の関係、自己負担の免許更新制が教員不足にもつながっていること‥‥などなど、多忙になるほど「教師という専門性を見据えた議論が必要だと思います」との話もありました。同感です。

 先のアンケートでは「超勤解消に必要なこと」との問いに、7割の方が「教職員定数の増員」を、6割の方が「業務量に見合った人員配置」を望みました。学校現場には時間がないんだ、と痛感しました。学校から時間や余裕を奪っているのは誰だ!

 【今日の句】ゆっくりと 語った放課後 どこ行った

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