2012年12月29日土曜日

今の株高はプチバブル?

 東京株式市場で、日経平均株価は今年の最高値で大納会を迎えたとの報道。安倍政権への政策期待からと言いますが、よく中身は吟味が必要でしょう。

 こちらで分析されていますが、株を大きく買い越しているのは海外投資家。

 円安も、同様の傾向でしょう。

 しかし、短期間で実体経済が良くなっているわけではありませんし、公共投資を見越した「プチバブル」と言える状況ではないかと思います。

 円安でありながら、ガソリン・灯油が需要期を迎えたこともあり、値上がりを続けています。

 来年すぐに復興増税が始まり、年金削減や消費税増税などを控え、消費力が上がる要素は「駆け込み需要」ぐらいではないでしょうか。

 膨らむ公共投資分も見越してか、麻生副総理は膨らむ赤字国債も容認姿勢。

 財政再建に、また国民負担となれば、これこそ「負のスパイラル」です。

 一時的な株高・円安で評価するのでなく、実体経済を底上げしての景気回復という政策を実行すべきではないでしょうか。

 大企業の内部留保を活用し、賃上げ・正社員化や中小・下請け企業支援など、です。

 ここで安倍首相が浮き足立って突き進むことが、とても心配です。

 総選挙で議席を取れていれば‥‥とも思うのですが、気を取り直して北海道での世論と運動を広げるためにがんばります!

 【今日の句】 株価だけ 見てても暮らし 良くならず

2012年12月28日金曜日

自民・公明は、原発の「その後」に、どう責任を負うのか

 今年最後の道庁前・反原発行動に参加してきました。6時半から参加で90分、寒いというより「しばれる」がピッタリです。

 それでも準備するスタッフはじめ、多くの方が参加し続けているのですから、この世論は本物。

 今日のスピーチで多かったのは、やはり茂木経産相の「安全性が確認されたら再稼動」への批判。

 「出前授業」で有名な川原先生は東京新聞の社説を引用して、「自民党が進めてきた責任をどう考えるのか!」とスピーチしていました。

 自民党は、原発の「3つのその後」に、どう責任を負うのでしょう。

 「1つ目のその後」は、福島事故後の被害への賠償と責任。

 事故は天災によるものと言いたいのかもしれませんが、日本共産党も国会や福島県議会で、くり返し危険性を告発してきました。

 福島で16万人も避難し、他県でも広がっている被害への賠償は、もちろん第一義的には東京電力の責任でおこなうべきですが、自民党の政治責任はないのか。

 「2つ目のその後」は、再稼動後に増える使用済み核燃料。

 処分方法も決まっていないのに、また「核のゴミ」を増やし続けるのでしょうか。

 見通しもない核燃料サイクルに「今、完全に放棄する選択肢はない」(茂木経産相)と、固執するようです。

 「3つ目のその後」は、この後の原発新増設。

 もう世論の多数は原発ゼロであり、少なくとも新増設は認められないという意見も多いでしょうが、ここでも茂木経産相は大間原発や島根原発3号機を「すでに設置許可が下りている」と、新増設を認めています。

 過去の責任にも、未来の処分方法にも目をつぶり、とにかく再稼動と新増設には目を開く--。

 そもそも不十分な民主党政権の「2030年代に稼動ゼロ」方針にまで、再検討が必要だと言うのですから。

 選挙中にも、自民党や一部マスコミから「原発ゼロは無責任」と発信されてましたが、このまま原発推進こそ無責任ではないのか。

 連立政権を組む公明党にも、もちろん共同責任が問われます。

 もう一回り大きな国民運動と、ズバリ核心を突いていく国会論戦とが、大事な局面だと思います。

 道庁前に参加している人たちは、まったくあきらめていません。

 問題は、意見を出せずにいたり迷っていたりする人たちと、どう結びついていくか。

 そういう懇談や話し合いの場に、どんどん足を運んでいかないと!

 【今日の句】 原発の 白紙委任を 許さない

2012年12月27日木曜日

高橋知事は、労働委員会の任命「偏向」やめよ

 札幌地裁で先日、思わず目を見張った判決がありました。道知事による労働委員の任命は「裁量権の逸脱・濫用」!

 労働委員会というのは、使用者・労働者・公益の三者による行政委員会で、労働争議の調整や不当労働行為の審査などをおこないます。

 このうち労働者委員は、労働組合から推薦された人物から、知事が任命します。

 北海道では、高橋知事のもとで連合北海道の推薦候補で独占されてきました。

 道内の全労働組合員数で見れば、連合は7割程度。

 それで独占とは、道知事の裁量権は違法だ--と道労連などが訴えていたものです。

 損害賠償などは棄却されたものの、争われていた知事の裁量権については、以下の判決が出されました(抜粋)。

 「形式的には審査の対象としながらも実質的には全く審査もせず、連合北海道に属する推薦組合にかかる候補者のみを再任する本件各処分に及んだもので、本件各処分は、労組法上の推薦制度の趣旨を没却するものとして、裁量権の逸脱・濫用にあたるといわなければならない」

 「組合差別」をしてはならない、という明快な判決文だと思います。

 連合北海道による委員独占で、「すべての働く人たちの声が反映されているのか」「労働者の立場でモノを言えているのか」との声があがっていました。

 全国的にも、中央と11都府県では「連合独占」ではありません。

 ようやく北海道もそのスタート台に立てることになるわけですが、ここに至るまでは当事者と組合員・労働者や弁護団の奮闘があったからです。

 道内でも労働事件や労働相談が相次ぐなかで、きちんと正される機関としての力が発揮されるよう、知事と道の対応を注視したいし、ただちに是正を求めたい。

 労働者ばかりが「泣き寝入り」させられる社会に、未来などないのですから。

 【今日の句】 物価より 急いで上げるは 賃金だ

2012年12月26日水曜日

構造改革や憲法改悪の「復活」で、日本は良くならない

 自民・公明の安倍政権が発足しました。大臣を見ると、構造改革・新自由主義路線や右傾化が心配される顔ぶれのように思います。

 先日の自民・公明の連立政権合意を見ても、その進路が見えてきます。

 経済では、財政諮問会議が「司令塔」として復活されるようです。

 小泉・構造改革の復活となれば、社会保障の切り捨ても再現されてしまいます。

 「物価目標」2%とした金融緩和でも、物価高だけが先行し、賃金が上がらなければ意味を成しません。

 原発「ゼロ」の表現は取らず、TPPでも参加へ前のめりです。

 重大なのは、憲法論議の「促進」が政権合意となったこと。

 安倍氏が最初の首相就任時、憲法改悪へ反対する世論が高まって、その世論が退陣への一つの大きな力となったことを、忘れたのか挑戦しているのか。

 憲法を変える大義を、どれだけの自民・公明候補が有権者に訴えたのでしょうか。

 そもそも自民党は、有権者全体から見たら比例代表で約16%の支持しかありません。

 国民の声に反する政治は、必ず矛盾に突き当たるでしょう。

 その時に、維新の会・みんなの党のような、さらに右寄り勢力が伸びるのか、それとも革新・民主の勢力が伸びるのか。

 私も党内の仕事として宣伝物作成など、いろんな準備に取り掛かっています。

 もちろん、そんな矛盾待ちにならずに、国民世論と国会論戦で悪政をストップしないと!

 【今日の句】 吹雪く朝 政治の視界も 開きたい

2012年12月25日火曜日

どの子どもたちにも、幸せな日々を

 クリスマスイブはお休みをいただき、ゆっくり子どもたちと過ごさせてもらいました。無事にサンタさんも来てくれたようです。

 1年生にもなった娘は、サンタさんの不思議を感じているようで‥‥。

 「鍵をしめてるのに、どこから入るの」

 「大きなものを、どうやって運ぶの」

 パパも見たことがないから、わからな~い、と言ってます。

 そうですよ、小さい時に私ももらったプレゼントだって、誰がくれたものなのか聞いたことないですし。

 下の子は、誰が持ってきたのかもわからずに、おもちゃの木琴を楽しそうに叩いていました。

 一方で、いろんな理由から、クリスマスだけでなく日常生活も満足に送れない子どもたちもいます。

 貧困と格差の広がりで、しわ寄せが来るのは子どもたち。

 もちろんモノを与えられればそれでいい、というわけではありませんが、多感で、多くを学ぶ子ども時代に、子どもにとっての「最善の利益」が保障される社会であってほしい。

 自民・公明政権や、維新の会・みんなの党に、そのような期待を持てるのか‥‥注視が必要です。

 【今日の句】 軽々と 冬休み前 ランドセル

2012年12月22日土曜日

原発:最初のハードルは再稼働ストップ

 毎週金曜日の道庁前行動に参加し、準備してなかったのですが、一言あいさつさせていただきました。行動中にも、いろんな方から話も伺いました。

 「自民党や読売新聞から『原発ゼロ』は無責任と言われるのが‥‥」と、私に話し始めた女性。

 今回、共産党に投票してくださったそうですが、財界中心・アメリカいいなりも「本当に現実的にできるのか」と不安になったそうです。

 「例えば大企業の内部留保を使うと言うけど‥‥」

 という話にピンと来て、私からは「溜まったお金をゴッソリ取るということではなくて、リストラをやめたり、労働者派遣法を変えて正社員を増やせば社会に還元されていきますよ」と話しました。

 これで納得、という顔をされました。

 一般報道では数行で結論がまとめられるため、そのプロセスが省略されて、多くの方に伝えきれていないんですよね。

 党の努力として、どのような宣伝を進めるべきか。

 ぜひ、様々な意見をお聞きしたい。

 多くの方と、もっと語り合う場も持たなければいけない、と思います。

 日常的に、党のことを知ってもらわなければいけない、と思います。

 さて原発は、自民・公明の合意文書で「安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の判断による」再稼働に、容認の姿勢を見せました。

 使用済み核燃料の保管も処理も、明確ではありません。

 再稼働で、さらに「核のゴミ」を増やして、どうするのか。

 処分方法も決まらないなか、当面は厳重な保管・管理や、その間に処分研究を進める必要はありますが、最低限これ以上の「核のゴミ」を出さないこと。

 最初のハードルは、再稼働のストップ。

 立地自治体には、経済や雇用で影響分をカバーする、国の責任が求められます。

 地方党組織にいる者として、北海道で世論を広げるための活動を強めなければと思っています。

 【今日の句】 福島の 被害を過去に するものか

2012年12月20日木曜日

リアル30s

 ツイッターやフェイスブックで、たくさんの激励を受けて嬉しい日々です。本当は当選して、その期待に応えたかったのですが‥‥前にも書きましたが、私は下を向かずに引き続き行動していきます。

 毎日新聞の「リアル30s」という連載記事を、とても強く感心を持って読んでいます。

 出産・育児と、仕事・社会参加を両立できない国・日本。

 個人の問題でなく制度の問題だと、記事を読みながらつくづく感じました。

 ヨーロッパで当たり前の、女性の職場復帰などが、なぜ日本でできないのか。

 まずは大企業から、企業風土の転換は当然ですが、法整備で実施させていかないと。

 中小零細企業では、出産・育児休暇中の助成や税・保険料軽減など、経営を支えるとこから始めては。

 子どもは急に熱を出すものだし、突然の事態に備えた子ども一時預かりの仕組みも、検討を急ぐべきだと思います。

 憲法で定められた、基本的人権を遵守する政治であれば、このようなことにはならないはずです。

 子育てを「家庭の自己責任」にとどめず「社会の責任」とする、政治からの転換が必要だと思います。

 どこか忘れましたが、両親とも仕事となると朝が忙しいので、学校のような公的な場所で子どもの朝食も準備しているという国もあるとか。

 日本から移住した方が「さすがにそこまでは‥‥」と思ったそうですが、きちんと朝食も取れて子どもたちの生活リズムもできるしと、プラス面が多かったと本で読んだことがあります。

 文化の違い、と片付ける問題ではないと思います。

 子どもや、保護者や、社会にとっての「最善の選択」の一つの結果でしょう。

 憲法改悪や復古的な考えが進むなかで、違う社会像と、現実的な選択肢を示していきたい。

 まずは、多くのリアル30sと、結びつくところから、です。

 【今日の句】 気がついた 急いで作業の 年賀状

2012年12月18日火曜日

このままでは、いずれ自民・公明政治も行き詰まる

 あいさつ回りを続けて、出てくる声が「これから、どうなるの」という心配の声。だからこそ、私が元気にがんばらばいといけない!と思いながら、各地を回っています。

 確かに自民・公明が多数を占め、憲法改悪に前向きな維新・みんなの党までそろえば、何でもできそうな状況です。

 しかし自民党も、強い批判を恐れてか、選挙中は消費税のことはほとんど触れませんでした。

 国防軍や集団的自衛権でも、街頭から積極的に訴えていた候補など、いなかったのではないでしょうか。

 北海道では、すべての候補者がTPP反対だったし、原発も大間原発建設中止を掲げる候補もいました。

 以前の民主党のようですが、それだけ国民・道民の声に押されて、隠したり掲げたりしなければ成らなかった、ということではないでしょうか。

 だから自民・公明が、この国民の願いに反する「財界中心」「アメリカいいなり」の政治を進めれば、また必ず矛盾は起こる。

 民主党も、前原氏・岡田氏など「実態は自民党」という方が残り、期待も失う状況は続くでしょう。

 その時に、維新・みんなの党のような新自由主義・憲法改悪連合が伸びるのか、国民の願いを掲げて革新・民主の側が伸びるのか。

 次の参議院選挙や総選挙で、それが問われてくる情勢になるのではないでしょうか。

 だから、選挙疲れがないわけではないですが、「頑張らないと!」との思いが強い。

 私より若い方が、支持を広げた会社の上司から「大丈夫、共産党はなくならないから!」との激励を受けた、と笑いながら話してくれました。

 それだけ築いたものがあるということは嬉しい限りですが、なくなるどころか、やっぱり今度こそ大きくなりたい。

 いろいろ話を聞くなかで、新たにやるべきことも浮かんできています。

 地に足をつけて、もっと語り合いたいですね。

 【今日の句】 久しくの 子らと朝食 雪の朝

2012年12月17日月曜日

引き続き、私は行動していく

 多くの方の期待にこたえられず、悔しさでいっぱいです。

 まだ開票率100%ではありませんが、比例北海道ブロックは定数8で第9位になるようです。

 09年総選挙から見て、得票率は微減となる見込みです。

 自民は比例で1議席増やしましたが、得票率では微増。

 得票率で民主が半減、大地・公明は現状維持・微増。

 初めて比例ブロックに候補を立てた維新・みんなが新たな得票を得て、維新が議席を得ることとなりました。

 投票率が下がっているので、どの党も得票数は減っていますが、おおまかな傾向は上記のようになると思います。

 日本共産党は、このブログを書いている時点で全国8議席。

 近畿ブロックの3議席目が争われていて、現有9議席に届くかどうか。 

 暴風雨で始まった選挙戦は、大雪や寒波とのたたかいでもありました。

 そんな悪天候でも私の訴えを最後まで聞いてくださったり、ポスター張りや対話・宣伝など、党員・支持者のみなさんや小選挙区候補の大奮闘に励まされる毎日でした。

 他党が政党助成金も頼りに選挙ボランティアを雇うなか、選挙カーはじめ自前でたたかえる党の誇りを持ってたたかいぬきました。

 自民党政権が復活することになりましたが、くらしや社会保障、地域経済が良くなることは見込めません。

 何より、憲法改悪の動きへ大きな警戒が必要です。

 維新と合わせて改悪に進めば、大変な状況になります。

 全道に広がった原発ゼロやTPP阻止の運動が、ここでシュンとなってもなりません。

引き続き、私は行動あるのみです。

どの町にも党支部があり、地方議員がいて、くらしに困った声が寄せられてきます。

バッジはなくても、津波被害を受けた業者への補助金の道を開き、職業訓練センターや雇用促進住宅の存続でも関係者のみなさんと力を尽くしてきました。

TPP反対でも共同の運動を進め、原発ゼロの行動にも参加してきました。

そして、憲法改悪の歯止めへ、さらに世論を大きくしなければならない。

やらなければいけないことが山ほどあり、ここで私が立ち止まってはいられません。

前を向きます。

地に足をつけて、多くの方と語り合います。

もっと自力をつけます。

 すぐ半年後には参議院選挙が控えています。

 紙智子参議院議員の三選へ。

 道民の声が生きる政治の転換を。

 これまで以上に、私も全力を尽くします。

 (公職選挙法の規定もあり、ご支援いただいた方々への思いを十分に伝えられないことをお許しください)

 【今日の句】 越えられぬ 壁などないと また明日

2012年12月3日月曜日

訴えの動画もご覧ください

 こちらで見れます! 公示前の、最後の訴えです!

だから北海道から、日本共産党の議席を!

 いよいよ総選挙の公示になります。全国で議席倍増、北海道では9年ぶりに議席奪還へ! 私も全力で訴えます。

 道内を歩き、たくさんの声を受けてきました。

 「年金が少なくて、とても生活ができない」

 「原発を続けるなんて、絶対におかしい」

 「病院を転々とさせられて、国は私たちを見捨てる気か」

 「ただでさえ離農が増えている。TPPは許せないし、農家を支えてほしい」

 「障がいを持つ子の、親の気持ちをわかってほしい」

 「消費税をあげたら、もう商売できない。賛成した党は、何を考えているのか」

 あげればキリがないほど、くらしと命、商売や地域を守ってほしいとの切実な声。

 原発ゼロやTPP反対の声が広がり、自民や維新が憲法改悪を掲げる状況に不安の声も増えてきました。

 私の政治活動の出発点は「子どもが豊かに成長できる社会」をとの思い。

 このまま子どもたちに、未解決の問題ある社会を渡すわけにはいかない。

 東日本大震災や福島原発事故の被災者が今なお苦しむ中、石巻市生まれの私がその声を国会へ届けなければと、使命感のような思いもあります。

 決意はもちろん、他党とは違う日本共産党だからこの役割を訴えたい。

 原発企業のお金に無縁だから、切り込める「原発ゼロ」。

 昨年、北電「やらせ」内部告発を寄せられて、関係者から見ても日本共産党こそ確かな政党だと思われています。

 TPP反対は、党本部と地方とがねじれない、一貫した反対の態度。

 シンポや学習会、独自の宣伝物‥‥共同の運動とともに、これだけ独自の活動をしたことにも胸を張りたい。

 消費税に頼らない「提言」を、党本部でも北海道でも出しました。

 福祉のまちづくり、自然エネルギーのまちづくり‥‥北海道で広がる努力を国が応援して、国民生活も地域経済も元気になる道を示していきたい。

 憲法を変えるような、とんでもない道は必ずストップ!

 憲法を守り平和な社会でこそ、子どもたちが持つ可能性を広げることができる、社会の大前提です。

 だから北海道から、日本共産党の議席を!

 いつもブログを読んでくださっている、みなさん。

 まわりの方にも、ぜひ日本共産党を広げてください。

 こういう政党乱立の時こそ、スジを通す議席が伸びてこそ、政治全体にスジが通っていきます。

 よろしくお願いします!

  (明日からブログの更新を控えさせていただきます。こんな公職選挙法、変えないと!)

 【今日の句】 この冬の 先には春が 待っている

2012年12月2日日曜日

新しい社会をつくる、前夜にいる青年たちに

 余市町での演説会を終えて、「かえるネット北海道」でのつどい。若い世代の声と力が生きる社会にしないと!と強く思いました。

 「ブラック企業に働く友人がいる。どうやったら会社を辞めれるか、相談が来る」

 「私はコンビニ勤めのフリーター。仕事を探すとなると、今の仕事を休まないといけなくて収入も減る‥‥」

 「看護師をしているけど、人数が足りなくて忙しすぎる。社会保障を良くしてほしい」

 「徴兵制まで言ってる政党はひどい。憲法を守りたい」

 ‥‥このような話が続き、熱い気持ちも伝わってきました。

 だって、ここに集まった青年たちは、あきらめていない!

 たぶんまわりには「政治に何を言っても変わらない」と、考えている友達もいるでしょう。

 それでも自分が動かなきゃ、とこの場にいる。

 私も自分の体験から、たとえ時間はかかっても人間も社会も変わる話をしました。

 私だって10年前は、向こう側に座っていた人間。

 変える道筋がわかれば、青年たちも力を発揮します。

 そう! 私が、その「道筋」を訴えていかなきゃ。

 いよいよ公示も間近、緊張感も高まります。

 【今日の句】 遠慮なく 大志を抱け 声を出せ

2012年12月1日土曜日

こうやって日本共産党は、政治を動かしていける

 嬉しいニュース! 以前にこちらで書いたグループ補助金で、枝野経産相が経済対策の一つに「北海道も公募の対象」と会見し、受けられる道が開けることになりました。

 おさらいすると、東北3県から広げて北海道でも津波被害を受けた業者が、グループを組んで補助金を受けられる見込みとなった、と国から道へ、そして関係業者に伝えられていきました。

 申請を予定していた6グループで、被害額の合計は約13億円。

 私は函館市へ調査に行きましたが、冷蔵庫や冷凍車、店舗施設などなど、まだ資金難から現状回復できていない話を伺ってきました。

 根室市・浜中町からは佐々木りょう子7区予定候補が、広尾町からは渡辺ゆかり11区予定候補が実際の声を持ち寄り、私と真下紀子道議も加わって道経済産業局へ要請したのが11月15日。

 産業部長さんからは「認識、思いは同じ」との話があり、ここまで作業を進めてきた政治責任も含めて、私からも重ねて要請しました。

 何より現地の声があったからこそ、政治は動いたのだと思います。

 官僚役人のなかでも、努力があったとも思います。

 共産党だけがやったとは言いませんが、少なくとも現地で実際の話を聞き、交渉してきたのは私たちだとの自負はあります。

 いろんな党ができてますが、日本共産党は90年間、このような活動を続けてきました。

 政策はもちろん、どの面でもスジを貫く党が伸びてこそ、今の混乱した政治を正していける。

 今日は、街頭宣伝や後援会あいさつなどの合間に、各党討論会がありました(写真はフェイスブックに載せています)。

 この後、夜中2時5分からUHBで放送されるそうなので、録画も含めてご覧ください。

 どの党が原発ゼロの力になるか、くらしを守る展望を持っているか、TPPを止める力になる党はどこか、違いはハッキリした討論会だったと思います。

 今こそ国民の立場でスジを通す、日本共産党の議席こそ!

 【今日の句】 政策を 知らない党首も いる不思議

2012年11月30日金曜日

子どもの可能性を信じて

 金曜日なので道庁前の反原発行動のあった日なのですが、子どもがお世話になっている保育園で「ぜひ話してください」とのお話もあって、保育園へと向かいました。

 他の園や保護者の方にも案内をしてくれていて、仕事などでお疲れのなか、予定した部屋いっぱいの方が来てくださいました。

 いろいろ話はしましたが、特に自分が中学校教諭を務めたことの話をしたいと思っていました。

 髪の毛を金色に染めた、一般的に言えば「不良」という3年生が放課後に、昇降口で暴れていたんです。

 止めに行った私よりも背が高くて苦労したんですが、感情が落ち着いた時に聞いた言葉が忘れられないんです。

 「俺は、どうせバカだから高校に行けないんだ」

 子どもたちにとって、本当につらいことだと思うんです。

 経験を積んだ大人なら、何かしら自分を慰める術もあるのでしょうが、彼らにとっては初めてぶつかる社会の壁。

 せめて、そのような彼らの思いを受け止める教育現場であり、社会的な土壌であってほしいのです。

 保育にしても教育にしても、子どもたちの可能性を全面的に信頼することから出発するものです。

 こんな私だって、そういう環境があったからこそ、国政を担う場に挑戦しようとなったはず。

 情緒的な話ではなく、日本の行き先を決める根本の問題でもあると思うのです。

 たくさんの激励も受け、何としても議席を取らなければと思いました。

 そして、議席を取ることがゴールなのではなく、その先こそ本当の仕事なのだと、しっかり胸に刻みたい。

 自分自身の初心を忘れずに、決意を新たにする集まりでした。

 感謝、です。

 【今日の句】 揺らがない ことが政党 基本では

2012年11月29日木曜日

まだ届けられていない声があるかもしれない

 政見放送の録画撮りも無事終了し、急いで道庁へ。花井やす子9区予定候補・真下紀子道議と、胆振管内の停電被害での要請です。

 花井さん自身も避難所に泊ることとなり、各避難所の声を聞いてきました。

 「こんなに長くなるとは思わなかった」というのが、共通の声と言います。

 北電からの情報も、市によっては通電予測時間が二転三転し、市民が避難所へ行くかどうかの判断にも遅れが出たようです。

 避難所開設の情報も、消防などが回り知らせ、党でも花井さん先頭に呼びかけを進めましたが、なかなか行き届かない状況もあったようです。

 災害救助法の適用で自衛隊も出動し、暖房や非常電源などは設置が進んできました。

 とはいえ、まだ手が届いていない人がいるかもしれない恐れはあり、対応した道危機管理監からも「また、お知らせください」とのことでした。

 昨日も書きましたが、私たちによる支援物資が困難ななか、行政による最大限で効果的な力の発揮へ、市民の声を集めて届けることを現地党組織も進めてきました。

 業者や農家など、これから影響が出てくる分野でも、きちんと実態把握を進めなければと思います。

 別件ですが、このブログの写真アップ容量が満杯になってしまい、ちょっと作業する時間も追いついていません。

 公示になれば更新もできないので、残り数日はフェイスブックの方で写真を紹介していきたいと思います。

 せっかくなので、これを機にフェイスブックでも交流できれば幸いです。

 いま自宅では写真を持ち合わせてないのですが、明日にでも政見放送や道庁要請の写真なども紹介していきます。

 【今日の句】 この次は いくつ政党 残るやら

実態に即した支援を

 今日は党道委員会の政策発表。政見放送や本番準備、候補者アンケートなどなど、慌ただしくなってきました。

 昨日は帰宅して子どもを寝せながら一緒に寝てしまい、ブログも更新できずにご心配かけました。

 胆振管内を中心とした、暴風雪被害が心配です。

 現地では花井やす子9区予定候補や地方議員を先頭に、避難所なども回って要望を伺っています。

 暖を取るものを‥‥と支援物資を渡すと、選挙前という時期や選挙区内ということもあって困難という事情がもどかしい。

 公的支援が急がれるので、聞いた要望を自治体へ届けることも大事な仕事と現地党組織が奮闘しています。

 災害救助法も発動されたので、必要な体制は敷かれてきましたが、実態をふまえた支援になるよう、その要望を自治体でも汲んでもらいたいと思います。

 家屋被害や商売への影響(特に小さな個人商店や零細業者など)は、これから明らかになるはずです。

 政治の責任のひとつとしては、その後の支援体制を強めることも大事な仕事です。

 自然災害に対して、このような家屋等への支援は「個人資産の形成にあたる」(=税金は個人資産に投入できない)と、これまでも国は否定的でした。

 阪神・淡路大震災や東日本大震災を通じて、日本共産党は大元の、そのような考えを転換することを訴えてきました。

 今も、道内を含めた津波被害の被災地では二重ローンが問題で、その解消の枠組みも提案するなどしてきました。

 このような被害があった場合の対応のスピードは、もちろん私たちも含めて、政治に問われてきます。

 瞬間的に急ぐものと、後に影響が現れる問題への対応と。

 少しでも役割を発揮できるように、力を尽くしたいと思います。

 【今日の句】 電力の 災害体制 点検も

2012年11月26日月曜日

TPP反対の「トップランナー」になるぞ

 朝まで降って積もった雪が昼には雨に変わり、最初の演説地・広尾町では歩道もグシャグシャ。開始時間が遅れたにもかかわらず、多くの方が待っていてくれたことには感激でした。
 
 大樹町でも幕別町忠類でも、中札内村でも、足元が悪いのに傘をさして聞いてくださるのです。
 
 地元の十勝地区委員会が目標にしていた「1000人参加」は、目標を超えて1061人に!
 
 3日間の訴えで、特に拍手が起きたのがTPP問題でした。
 
 TPPを止めるためには、どうしたらいいのか。
 
 1つは、推進する財界・アメリカへNOと言える政党が伸びること。
 
 もう1つは、党本部と地方とでねじれずに頑張る政党が伸びること。

 民主党は、野田首相が誓約書を書かせたにもかかわらず、道内前議員らは平気でTPP反対だと言っています。

 自民党も、安倍総裁が参加交渉には前向きな姿勢を見せています。

 みんなの党は推進の立場だし、維新の会も橋下氏が参加を強調しています。

 日本共産党は、各界の方とも共同しつつ、北海道ではシンポジウムや学習会、署名や独自宣伝などに取り組んできました。

 たくさん政党あるけれど、確かな立場でTPP反対を行動で示してきたのは日本共産党だけだと、私は胸を張って訴えたい。

 これは各地の党議員や党支部、後援会の方の実感でもあります。 

 もちろん第一次産業を元気にするために、農業では価格の補填制度や、水産でも管理型漁業の推進など、国会では建設的な提案をしていきたい。 

 北海道では維新やみんなの党以外は、そろって各党・候補者が反対しているように見えますが、実際の中身はこれだけ違う。

 TPP反対の「オール北海道」の声は、日本共産党の議席獲得でこそ証明できる!

 これまで共同の「パートナー」でしたが、新しい国会では参加を食い止める「トップランナー」の役割を果たせるように、頑張りぬきます。

 【今日の句】 切り込める 党が必ず 伸びてこそ

2012年11月25日日曜日

だから私は、真剣に誠実に訴えたい

 3日間の「十勝1000人キャラバン」は、今日で約930人のご参加! 寒い中、たくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございます!

 演説が終わった途端に家から出て来られた方がいたり、団地では上の階も下の階も一緒に窓が開かれ、ある町では自民党員の方まで話を聞きにきていただいたとか‥‥。

 差し入れも肉まんに、ドラ焼きに‥‥キャラバン後の体重が心配です‥‥。

 公示後の12日間で、離島も含めて179自治体すべてを回るのはとても困難。

 ここでの訴えが、投票前の最後の訴え!との気持ちで、各市町村を回りました。

 たくさんの方を前に、渡辺ゆかり11区候補の訴えも熱が入り、それに負けじと(大声を上げるわけでなく)熱く訴える私。

 演説後に思いもかけず家や団地から顔を出してくれるのですから、関心を持って聞いていてくれたのだと思います。

 じゃんけんで候補を決めればいいという政党もあるようですが、選ぶ有権者からすれば、そんな失礼な話もありません。

 そして候補(予定)である以上、真剣に誠実に、政策と決意を訴えるべきだと思います。

 そう頑張ってきたのが、日本共産党の90年。

 帯広市では大学院時代の恩師に激励をいただき、音更町では「私は『はたけやま』だよ」という方とひと笑い。

 明日も元気に訴えます!

 【今日の句】 展望を 示さず非難の 民・自かな

2012年11月24日土曜日

氷点下で口が回らなくても、熱く訴える!

 冷たい風も吹き、体感温度は氷点下!の中を、渡辺ゆかり11区予定候補と3日間のキャラバンです。とても寒いのに、多くの方が話を聞きに来てくださり感激です!

 今日の十勝管内は、全道で最低気温が最も低かった中札内村(-13℃!)はじめ、日中でも途中に通った鹿追町では-0.5℃と示されていました。

 今日から3日間の十勝キャラバンというのは、党十勝地区委員会の新しい宣伝カーお披露目!も兼ねてのもの。

 ただのお披露目でなく、この3日間で「参加1000人」を目標に、演説のお誘いをしてきたというのです。

 窓を開けて手を振っていくため、演説を終えて握手をする頃には、私の手も冷たい‥‥を通り越してガチガチです。

 それでも「温めてあげるよ」と、ギュッと握り返してくれるのが嬉しい。

 フェイスブックに写真を載せましたが、士幌町で準備してくれた昼食の温かさに、ホントにホントに感謝でした。

 聞くと宣伝カーも、今日に間に合うようにと業者さんが文字通りの不眠不休で作業してくれたとのこと。

 こうやって日本共産党を、多くの方が支えてくれているんですよね。

 最後の本別町では、寒さで口も回らなくなってきましたが、渡辺さんも私も「何としても日本共産党の議席を!」と熱く訴えました。

 新聞記者さんも渡辺さんへの取材で同行もあり、私たちの演説にある記者さんは「納得しました」とポツリ。

 特にTPPでは「オール十勝」で反対活動をしてきただけに、どこでも演説への反応は大きい。

 党本部と地方の候補者と、ねじれなく責任を持って頑張ってきたのが日本共産党。

 だから、党の議席を勝ち取らないと、本当の意味で「オール十勝」「オール北海道」のTPP反対の声が証明されたと言えないんです。

 うっすらと畑には雪が積もり、日高山脈は雪景色。

 明日はプラスの気温というので少しホッとしてますが、寒くても話を聞きに来てくださる方が多くいるんだから、元気に明日も訴えます!

 【今日の句】 だからこそ 共産党は 裏切らない

2012年11月23日金曜日

対立軸は「自民党型政治」vs.「日本共産党」

 今日は太田秀子2区予定候補と、札幌北区・東区を渡り歩き! 途中で雪も降る中、女性のつどいや業者後援会などで、2人そろって国会で働かせてほしい!と訴えました。

 ニュースで2区が取り上げられたことも引き合いに、太田さんは「候補が並んで話すと違いがクッキリ」したと言います。

 結局、民主党でも政治を変えられなかったのは「自民党型」だったから。

 部分的に国民の要求が含まれたマニフェストでしたが、大元の「財界中心」「アメリカいいなり」が変わらなかったことが、今の政治の破綻を生んだのだと思います。

 維新の会だって、この大元を変える話は出てこないで、最近は核兵器容認だの、企業団体献金の容認だの。

 いろんな政党が生まれているけど、対立軸は「自民党型政治」vs.「日本共産党」です!

 私からも原発、消費税増税、TPPで、他党と日本共産党との「一番の違い」を訴えました。

 原発マネーにまみれているか、まみれていないか。

 結局は消費税頼みか、もうけに応じた税金の仕組みに変えるか。

 TPP反対では、国会と地方とで言ってることが違うのか、一貫した態度を取っているのか。

 今日の北海道新聞には、道内で立候補する民主党議員は「誓約書」にサインしながら、TPPに反対すると言っているとか。

 こういうことに国民がウンザリしているのが、わからないのでしょうか。

 それで全員が当選して民主党が勝ったものなら、野田首相は「私の言ったことは信任された」となるでしょう。

 いつも一貫した立場で、がんばってきたのが日本共産党。

 戦争の時に、命をかけて反対を貫いた姿勢は、今だって変わりません。

 原発マネーなど汚いお金を受け取らないから、北電「やらせ」内部資料が届けられるほど、関係者から見ても「原発ゼロ」への確かな力は日本共産党なんです。

 東区では、参加者の願いが書かれたタペストリーが掲げられていました。

 この願い実現へ、何としても議席を!

 【今日の句】 この雪も 熱い気持ちで 融けるかな

2012年11月22日木曜日

自民や維新の「右ならえ」は止めなければ

 3日連続の小樽市地域演説会で、今日出されたご意見は「右へ右へと進む政治へ歯止めを」とのものでした。

 昨日、自民党の政権公約が発表。

 集団的自衛権の行使、自衛隊を「国防軍」と位置づける憲法改定‥‥つまり、日本が武力行使できる道です。

 維新の会も、先日の石原発言は核兵器を容認するものでした。

 これらの動きについて「報道を見て、民主も自民も『第三極』も選べなくて迷ってる人が多い」と言うのです。

 そういう人たちの声を共産党が受け止めてほしい、とのご意見でした。

 そうです、こんな「右ならえ」は止めないと!

 今のような雰囲気が「戦前の社会に似ている」と、戦争を体験された方からも聞いたことがあります。

 国際問題があった時に、やるべきは冷静な外交交渉であり、武力で脅すことから出発するべきでない。

 憲法九条を持つ平和な国だからこそ、あの悲惨な戦争から立ち直り経済復興もできた--アジアや中東などの少なくない国々が、こんな日本のイメージを持っていると言います。

 この立場を生かした、国際紛争の調停や武器放棄へ、日本人が力を発揮した例だってあります。

 進むべきは、世界とアジアの平和に貢献すること!

 憲法九条を持つ国の外交力こそ、日本の政治が発揮すべき力だと私は思います。

 【今日の句】 連帯の 世界の動き 見えないか

2012年11月21日水曜日

厳しく迫る相手が違う

 道内ニュースは鳩山元首相で持ちきり。すっかり自民党と同じになった民主党の、象徴的な出来事ではないかと思います。

 記者会見で、民主党の後輩に当てた、このような言葉がありました。

 「常に弱者の声に耳を傾けていただきたい」

 今の民主党は、弱者の立場に立っていないと言いたいのでしょう。

 2009年の政権交代時、日本共産党は「掲げられたマニフェストには、国民の声が反映した部分がある」として、間違いは正し、国民の願い実現には協力する「建設的野党」との立場を取りました。

 しかし、これらの期待は実現されませんでした。

 弱者の立場でなく、誰の立場になったのか。

 それは財界であり、アメリカの代弁者としての立場、と思います。

 ここにメスを入れなければ、政治は大元から変わらない!のですよね。

 今日も小樽市で菊地よう子4区予定候補と地域演説会でしたが、この点には多くの方が納得しながら聞いてくださいました。

 平日の日中でもあり、来ていただいた多くは年金受給の高齢者でもあり、私からは「少なくとも『減らない年金』の実現」を訴えました。

 多くの高齢者にとって、収入は年金しかありません。

 計画的に生活するためには、少なくとも「減らない」ために政治が力を注ぐべきです。

 しかし解散のどさくさに、民主・自民・公明は3年間で2.5%削減を決め、維新の会も橋下氏は社会保障関連の削減を演説で明言しました。

 少ない年金で暮らす高齢者に厳しく迫るより、減税で大儲けをあげてきた富裕層や大企業に厳しく迫るべきではないですか。

 財源をつくる道は、消費税ではない別の道がある!

 全文などはこちらをご参照ください。

 第一歩として、議席を倍増して消費税増税中止法案を提出したい。

 どうぞ力をお貸しください!

 【今日の句】 自民には くらしは見えず 右に行き

2012年11月20日火曜日

維新の会は、核兵器容認か

 朝の雪が宣伝中に雨になり‥‥一緒に宣伝してくれた後援会のみなさん、風邪をひかないように気をつけてくださいね。

 いつも宣伝をする札幌駅前は地下通路があり、雨や雪のときは通る人もまばらに。

 それでも今日はチラシを受け取る人も、比較的多かったようです。

 小樽市2ヵ所で、菊地よう子4区予定候補と地域演説会。

 「寒いから気をつけてね」との言葉を何度もいただいて、それだけで十分あたたまります!

 夕方に札幌の事務所に戻り、ひととおりニュースを見ていたら維新の会・石原代表が「核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらいい。これも一つの抑止力になる」と述べたとか!

 もともと好戦的で、核兵器保有を肯定するような発言を繰り返してきた石原氏。

 そういえば橋下氏も広島で、「日本が米国の核の傘に守られている以上、持ち込ませる必要があるなら国民に理解を求めたい」と演説していました。

 つまり維新の会は、核兵器容認なのでしょうか。

 「軍事力こそ抑止力」という、安全保障の中でも狭い考えに固執すれば、核兵器容認にまで行き着くのは当然なのでしょう。

 しかし日本は、言わずとしれた世界ただ一つの核兵器が投下された国。

 福島事故も起きたばかりで、核被害の大きさは、私たちが日々、目にしているところではないですか!

 もしかしたら維新の会には、そのような被害は目に入ってないのでしょうか。

 紆余曲折や、新型兵器への切り替えなどの背景は持ちつつ、核兵器廃絶へアメリカも言明し、国連でも圧倒的多数の国がそれを求めているのが、国際政治の現状だと思います。

 彼らは「小異を捨てて大同につく」と合流しましたが、大同とは憲法改悪と戦争できる国家への道なのではないか。

 今回の発言は、あいまいにしてはならない。

 あいまいなまま選挙協力をおこない、こびへつらう政党ばかりでは、ますます日本の未来も危ない。

 平和的なアジアや国際環境をつくるなら、憲法九条にもとづく軍縮の道を提起すべきと思います。

 平和と憲法の問題も、大きな総選挙の争点になってきました。

 【今日の句】 自分では 戦地に行かず 指令のみ

2012年11月19日月曜日

私はTPP反対の先頭に立つ

 野田首相がTPP参加を表明するのではないか、と高まる懸念。何としても参加ストップへ! JA北農中央会などを訪れました。

 紙智子参議院議員と一緒に、飛田稔章・北農中央会会長、奥野岩雄・道厚生連代表理事長、佐々木還・道農協共済連理事長との懇談です。

 新しくできたTPP反対のポスターも持参し、特に北海道では、私がTPP反対の先頭に立つことをお約束しました。

 どこでも「一貫して共産党さんは、TPP反対でがんばってきましたからね」と応じていただきました。

 比例候補として発表される前に、私は党道委員会としてTPP反対のチラシ2種類を自分でつくり、農協などにもお渡ししてきました。

 他の党がやらない、独自の集会やシンポジウムなども党道委員会ではおこなってきたんです。

 TPP反対で「オール北海道」でまとまった、その一端を私も担ってきたという思いがあります。

 確かに反対の一点で他党とも共同してきましたが、選挙という選択のうえでは譲れない!

 「中央が賛成でも、私は反対」と切り離した主張は、認められません。

 反対を言いながら、賛成の党と選挙協力などを結ぶことも、一貫していない。

 だから北海道のTPP反対をハッキリと証明するには、どうしても日本共産党の議席が必要なんです。

 私が、TPP反対の先頭に立ってがんばりぬきます!

 【今日の句】 あいまいに この問題は してならぬ

2012年11月18日日曜日

民主・自民・維新の教育行政に任せられない

 釧路市での演説会を終えて、紙智子参議院議員と飛行機で札幌に向かうはずが‥‥雪で欠航! 別の便に乗り換えましたが、冬の北海道は移動ひとつも大変なんですよね。

 特に車を運転される方! 気をつけてくださいね!

 釧路に着いてすぐ、佐々木りょう子7区予定候補も一緒に街頭宣伝をし、演説会は立ち見せざるを得ない人も出るほど会場がいっぱいになりました。

 釧路市長候補として大奮闘された中家はる子さんも、ごあいさつされました。

 私からはTPPや原発、医療問題などと合わせ、学力・教育の問題も話しました。

 釧路市では、日本共産党以外の市議による、全国でも例のない「学力向上基本条例」が準備されています。

 中身は学校だけでなく、罰則はないものの家庭も責任を負うというもの。

 主権者として、社会のなかで自分の持つ能力を生かすうえで、基礎学力は必要だと私も思います。

 子どもたちも、わかりたいと思っている。

 先生たちも、わかるように教えたいと思っている。

 学力テストをドンドンやって結果を公表し、競争をあおるだけでは学力は向上するものではないと思います。

 わかるまで教えるには、1クラスの子どもの数が多すぎます。

 子どもと接する時間をつくるには、教育委員会などからの報告が多すぎます。

 このような教育環境を変えずに、学校と家庭に責任だけを負わせることが正しいのでしょうか。

 学力向上を願うなら、学力世界一のフィンランドのように少人数学級や教員の増員こそが必要です。

 国政を見れば、野田首相は党首討論で自民党・安倍総裁の教育への考えを持ち上げましたが、とんでもない。

 教育基本法を改悪し、管理・統制を強めた張本人が当時の安倍首相だったのではないですか。

 維新にしても、東京や大阪で教育現場の管理・統制を強めてきたのは、ご存知のとおりです。

 どの問題もそうですが、教育問題に限ってみても、第三極も第一極もなく、そろって「子ども抑え込み大連合」だと私は思っています。

 釧路教育大で育ててもらった私として、この動きは止めなければならない。

 教育環境の整備こそ、政治・行政の一番の責務です。

 原発やTPP、消費税などとともに、教育問題も重大な「岐路」が問われる総選挙だと私は思います。

 本当に子どもの健やかな成長と、持ってる可能性を広げることができる教育行政の転換を!

 【今日の句】 来月は 雪の選挙と 身構えて

2012年11月17日土曜日

北海道で「即時原発ゼロ」の議席を!

 党小樽地区委員会主催の「原発問題シンポジウム」にパネリストとして参加。会場いっぱいに約200人もの方が集まりました。

 他のパネリストは「プルサーマルを知ろう」後志住民ネットワーク事務局長の小林芳子さん、元北電社員の水島能裕さんです。

 小林さんは地域で「賛成の人も反対の人も、どうやって話し合えるようにしたらいいか」と考え、先入観にとらわれずに話し合う姿勢が大事だと話されました。

 水島さんは、膨大な資料をもとに電力需給や発電施設の現状など解明し、出された質問にも明快に応えていただきました。

 私からは党の「即時原発ゼロ」提言の中心点と、北海道や後志で再生可能エネルギーを広げられる条件と可能性や、立地自治体の雇用と経済に国が責任を負う点に触れて話しました。

 開会あいさつで菊地よう子4区予定候補から「いよいよ解散となり、どの党が原発ゼロの本当の力になれるのか」についても触れられましたが、このようなシンポジウムはもとより小規模な集会や話し合いでも、日本共産党は明確なビジョンを掲げていきたいと思います。

 民主党は「脱原発依存」を政策に盛り込むとのことですが、これまでの原発再稼働や原発輸出方針、大間原発建設再開などとの整合性は現状では明確でありません。

 自民党は安倍総裁が、安全基準を満たしたものは再稼働すべしと明言しました。

 公明党とともに、これまでの原発推進の姿勢と責任が問われるべきです。

 新党大地は、民主党と選挙協力をおこない政権与党の一角を担ってきた共同責任をどう考えるか、道民の前に示す必要があると思います。

 石原・橋下連合は、石原氏が「原発問題はセンチメント(情緒)な問題」と原発ゼロの世論に背き、橋下氏も大飯原発再稼働を結局は認めるなど、原発ゼロの願いを担える勢力とはなれないのではないでしょうか。

 もちろん各党の政策はこれから注視すべきですが、これまでの活動や実績からも判断が迫られます。

 原発ゼロに向かうには、電力業界・財界はもちろん、アメリカに対しても毅然とした態度を取れる政党が伸びなければなりません。

 結局、民主党政権でも「財界いいなり」「アメリカいいなり」という古い自民党型政治が変わらなかったことは、原発問題でもハッキリしました。

 この大元にメスを入れてこそ政治は変わる--これが私たちの一貫した態度です。

 特に北海道では、北電「やらせ」問題も暴くなど、正面から原発ゼロに行動してきた日本共産党の議席が生まれてこそ、道民の「原発ゼロ」の願いを実現する力になれます。

 今度の選挙で、即時原発ゼロへ!

 【今日の句】 「できるのか」 ではなく「やる」と 決めること

解散の日も、解散の日だからこそ、今日も道庁前へ

 いよいよ衆議院が解散。消費税増税、原発、TPP、くらし・雇用‥‥国民の願いとは逆を行く政治を変えるため、何が何でも、北海道での日本共産党議席獲得へがんばります!

 解散が決まり、マスコミからの問い合わせや本番準備など、事務所も慌ただしくなってきました。

 私もあいさつと決意の電話を各地におこない、のろた博之(1区)・森つねと(3区)予定候補と、街頭での訴えにも立ちました。

 1人の女性が私に声をかけてくれました。

 「本当に今の政治は情けない。共産党の言ってることの正しさは、よくわかってる。でも新聞でも取り上げてくれないし‥‥どうしてなの。どうやったら勝てるの」

 話してくれている間、女性の目は潤んでいるようにも見えました。

 今度こそ、今度こそ、本当にがんばってほしいとの期待。

 私は「新聞などで取り上げてもらえない分、こうやってお一人お一人との対話を広げて、理解してもらえるようにがんばります。ぜひ、あなたのまわりにも‥‥」と話しました。

 時間の関係から長い話にはなりませんでしたが、このような期待に何としても応えないと!

 今回で20回目となる、道庁前の反原発行動にも参加しました。

 解散の日でも、解散の日だからこそ、寒さも厳しいなか最後まで参加し、アピールもさせてもらいました。

 多くの方にも声をかけていただき、ありがとうございます!

 1人の人間として、1人の親として、やっぱり原発はなくしたい。

 その思いで、北電にも電源開発にも要請に行き、党としての政策もつくり、各界の方々とも懇談を重ね、このような街頭の行動にも参加し続けてきました。

 昨年、党道委員会に北電「やらせ」の内部資料が寄せられた時に、北電関係者の中にも、このように党へ期待してくれる方がいることに驚きました。

 原発マネーを受け取らないから、正面から原発ゼロを進んでいける!

 やっぱり北海道で議席を取らないと、と強く決意しています!

 【今日の句】 託された 願いを掲げ 前へ行く

2012年11月15日木曜日

室蘭JX、グループ補助金‥‥この続きを国会で

 今日は、JX日鉱日石が再来年に石油精製を停めることで雇用や地域経済への影響が心配されている室蘭市からスタートです。 

 国政との関係では、エネルギー供給構造高度化法が2010年に成立し、石油精製からの転換か新たな設備投資が迫られることになりました。 

 この法律でめざされたのは非化石エネルギーへの転換ですが、代替のクリーンエネルギーとして重きを置かれたのが原発でした。 

 原発推進とセットに、石油精製からの転換が迫られたわけです。 

 とはいえJXも、これまで補助金などを受けて経営し、今回の法律による高度化事業にも国は予算をつけてきています。 

 このように多額の税金が投入される以上、どのように雇用や地域経済を守るのか説明責任があるのではないでしょうか。 

 再生可能エネルギーに代わっていくにしても石油精製の存在は必要ですし、国のエネルギー政策も大元から見直していくことが必要です。 

 しかし石油公団が民営化され、新自由主義・規制緩和路線で国の責任・関与が後退し、企業任せの状況が続いてきました。 

 それが今回のような撤退表明につながった、大きな要因にもなったと思います。 

 ルールなき市場経済は、様々な矛盾を引き起こします。 

 だから私たちは、ルールある経済社会への転換を訴えてきました。 

 室蘭でも、その重要性をあらためて痛感です。 

 花井やす子9区予定候補、田村農夫成市議と商店会や市民の方からお話を聞き、常磐井茂樹市議も加わって、青山剛市長からもお話を伺いました。

 市長さんみずからが街頭で宣伝と署名、そして交渉の先頭に立たれています。

 私からは、雇用と地域経済を守る立場から日本共産党も国政と地域とで力を尽くすことを約束し、合わせて初めに書いた国政上の問題点も述べました。

 昼食後には街頭宣伝に立ち、党と後援会とのみなさんと宣伝と署名の呼びかけをおこないました。

 私はマイクで話していたのでジックリは見られませんでしたが、確かに署名に足を止める方は多くいらっしゃいました。

 みなさん心配されているんですね。

 党として、この問題でも力を発揮できるようにがんばりたい。

 宣伝後、特急に飛び乗り札幌市の道経産局へ。
 
 一昨日から書いてきたグループ補助金の問題で、真下紀子道議、佐々木りょう子(7区)・渡辺ゆかり(11区)両予定候補、加藤弘二浜中町議、旗手恵子広尾町議らと要請です。
 
 産業部長さんからは「気持ちはみなさんと同じ」と話され、「中小企業庁にしっかりと伝える」と述べました。
 
 参加者一同、現地のナマの声と実態をあらためて突きつけ、私からも函館でお聞きした話を伝えました。
 
 「甚大な被害」として対象を絞り込むとの基準でしたが、それも含めて補助金が受けられる見通しで働きかけてきたのは中小企業庁の方です。
 
 金額の大小で言えば、もちろん被災3県は「甚大な被害」です。
 
 だから函館でも、被災3県を思い、耐えてきている発言がされたんです。
 
 同時に、北海道で津波被害を受けた業者にとっても「甚大な被害」であることは間違いありません。
 
 こう訴えて「ごもっともです」とのお話でしたが、きちんと本省で政治的にも決着をつけてほしい。
 
 そして、この続きを国会でやるのなら、私が取り上げなければ。
 
 決意を新たにした1日でもありました。
 
 【今日の句】 今になり 生き残りへの 離党かな

2012年11月14日水曜日

この声を届けに必ず国会へ

 函館駅から特急に乗ろうとした矢先、鳴った電話から聞こえたのは「首相が16日に解散」。緊張感が高まりました。

 野田首相は党首討論で、子どもの時の通知表の話をしたようですね。

 消費税増税に原発再稼働、マニフェストで約束したくらしや社会保障に関するものは破り続け‥‥国民からの通信表は、とても合格点など上げられないのではないでしょうか。

 気持ちを新たに、告示の日を迎えたい。

 北海道に九年間なかった、日本共産党の衆議院議席。

 道民の声を届け、新しい政治を示す議席を、何としても勝ち取ります!

 今日まずは、向かった先は汐首岬。本州と北海道のとの最短距離であり、おのずと大間原発からも17kmと最短距離に当たります。

 汐首岬のある旧戸井町(現函館市)は大間町との姉妹町でもあり、以前は連絡航路もありました。

 人的にも文化的にも、経済的にも交流があった地域であり、大間原発の建設にも無関心ではありませんでした。

 建設計画のころから当時の町議会で質問をしていたのが、日本共産党の原田有康さん(現・渡島檜山地区委員長)。

 福島県でもそうでしたが、原発の危険性を議会で指摘してきた、その中には日本共産党議員の姿があります。

 写真ではわかりにくいかもしれませんが、確かに肉眼でも建設中の大きな原発が見えました。

 隔てるものがなく、風も戸井の方へ吹いていて、過酷事故があれば打撃は深刻となるでしょう。

 原田さんの車に乗って、高橋佳大8区予定候補・市戸ゆたか函館市議とで戸井漁協に向かいました。

 赤旗日曜版でもコメントをいただいた森祐組合長さんとの懇談でも、大間原発への不安はくりかえし聞かれました。

 マグロで有名な戸井町や大間町ですが、戸井漁協ではババガレイの価値もつけた取り組みをおこなっていました。

 ところが需要側でブリへの期待があり、始めた活〆ブリが人気が出ているというから、なかなか難しいものです。

 被災地へ100隻ほどの船を送られたと聞き、やっぱりあとは政治の力で復興への道筋をつけなければいけないと痛感しました。

 午後には、昨日に続きグループ補助金の問題で、函館北栄株式会社さんを訪れました。

 荒木雅人社長さんからは、津波被害のことだけでなく、地元業者さんや全国の異業種との連携による商品開発などの努力も伺いました。

 津波被害に加え、福島原発事故で外国観光客が大きく減ったこともあり、経営や雇用に与えた生々しい影響も伺いました。

 それでも荒木社長さんは、先ほど触れたような様々な努力もおこない、前向きに経営を立て直そうとしている時に、グループ補助金の話があったと言います。

 「ギリギリの零細企業にとっては、新しい設備にするにも経営が大変になる。いけすや冷蔵庫など、リースもしながらがんばってきた」

 水産関係の業者にとっては命の冷凍車も、軽トラなどで代用してしのいできたと言います。

 津波で店舗の1階は水浸しになり、写真のような冷蔵庫はじめ厨房はまったく使えなくなったそうです。

 被害にあった、本当にギリギリの要求なのに、どうして政府は認めないと言うのでしょう。

 東北3県の大きな被害を優先するのは当然ですが、本来被害にあった業者にまで流用問題が理由で補助が回らないのは理屈に合いません。

 金額の大小ではなく、1社・1個人にとっては、被害は重大問題なんです。

 函館市からも実態を伺い、明日への要請に備えました。

 明日は室蘭市でJX日鉱日石室蘭製油所撤退問題で調査をおこない、夕方に札幌でこのグループ補助金の問題で要請します。

 【今日の句】 この声を 届けに必ず 国会へ

2012年11月13日火曜日

大間原発建設中止へ、道南地方をまわる

 特急に乗って函館市へ! 大間原発建設反対に、復興予算「流用」問題のあおりを受けて函館市水産会などで準備していたグループ補助金が受けられない恐れがある問題など、高橋佳大8区予定候補とまわりました。

 赤旗日曜版の特集でもコメントをいただいた、高谷寿峰北斗市長・中宮安一七飯町長に表敬とお礼を兼ねて伺いました。

 私たちが先月、東京本社に要請へ行ったことも合わせてお伝えしました。

 「どうして、この時期に建設再開なのか」と、両首長さんとも話されていました。

 また「福島事故の検証もされていない、その教訓をもとに規制委員会で新基準を決めるのが先ではないのか」とも、共通のご指摘でした。

 時期については意見が分かれるにしても、原発ゼロの願いは国民多数の世論。

 要請した日のブログにも書きましたが、電源開発が建設再開の根拠の1つとしていたのが「国策だから」という点でした。

 国民多数の世論に反する国策なら、次の総選挙でやっぱり変えないと。

 中宮町長さんからは、長崎県を訪れた時の強烈な体験から、原発はもとより核兵器をなくすことのお話も伺いました。

 七飯町では、平和学習の一環に広島と長崎へ、交互に子どもたちを町として派遣しています。

 「オバマ大統領が核兵器をなくすと言った時に、日本政府として歓迎すると言えばいいのに」とのお話も、もっともでした。

 道南地方は、豊かな水産資源を抱える地域であり、西洋農業の発祥地であり、本州との玄関口であり、文化と歴史を持っている地域です。

 大間原発で過酷事故があれば、それらをすべて失うことになります。

 日本共産党としても、建設中止・反対の一点で力を合わせるとともに、私もがんばる決意を述べて「即時原発ゼロ」提言をお渡ししました。

 グループ補助金の問題ですが、北海道では5地域6グループによる補助金申請を準備していました。

 経済産業局中小企業庁による、震災被害を受けた企業らが条件を満たしてグループとして補助金を受ける制度ですが、流用問題を機に「北海道は受けられない」との政府の意向が伝わってきたのです。

 明後日に道経産局へ要請する予定で、そのための聞き取りへ函館魚市場株式会社を伺いました。

 「東北の被災地復興が最優先と思ってます」と部長さんは話されますが、函館市の津波被害も小さくはありません。

 市場の大型冷蔵庫は使えなくなり、朝市の商店街も浸水し、トラックがホテルに突っ込むなど、函館にも被害が及びました。

 道から、グループ補助金が活用できるとの話も受けて書類や見積もりなどの準備をしてきた矢先でした。

 本来は一般会計で予算化すべきものへ、いわゆる復興財源を用いてきたこと自身は大問題ですが、それが本当に被害を受けた地域があおりを受けるのでは本末転倒です。

 明日も聞き取りを予定していますので、しっかり明後日の要請に反映させたい。

 夜には函館市の党支部をまわり、「必ず北海道の議席を勝ち取りましょう!」とガッチリ握手。

 函館は少し雨も降ってますが、明日も元気にがんばります!

 【今日の句】 太陽と いうより中身は 北風だ