2021年7月10日土曜日

いっしょに政治を変えよう

 東京五輪・札幌ドームでのサッカーの試合は一転、無観客での開催と発表されました。感染拡大防止が理由なら、五輪中止こそ決断を。北海道でもくりかえし声をあげていかなければ。

 今日は宣伝スポットの吹込みや文書作成、夕方には青年学生後援会のオンライン集会にてあいさつし、今は釧路市へ向かうバスの中。明日から根室市・根室管内をまわる予定です。あらためて北海道は広いと、いつも移動しながら実感します。

 そういうわけでオンライン集会も途中で抜けたのですが、部屋を出る直前に「はたやまさんにプレゼントがあります」と手渡されたのは、何と寄せ書き入りのタスキ! 学生時代のころに呼ばれていた「はたぴー」のタスキを30年前の自分が見ていたら、何と思うでしょうか。

 「はたやまさんなら、みんなの気持ちを代弁してくれると信頼しています」「青年の声を聞いて行動してくれるはたぴーを国会に再び送りたい。いや、送る!」「はたぴーと一緒にがんばるよ!」など、何とありがたい。この年になっても私はほめられて伸びるタイプのようで、この思いに何としても応えなければと決意も高まりました。

 食料支援に取り組んできた青年から「1年たっても学生の実態は変わらないどころか、さらに悪くもなっている。明日にでも政権交代してほしい」との言葉が耳から離れません。本気で政権交代へ。若い世代といっしょに、明日も元気にがんばります。

 【今日の句】大丈夫 きっと歴史も 変えられる

2021年7月9日金曜日

大丈夫と言えるよう

 紙智子参議院議員や党道委員会勤務員のみなさんと、豪雨・土石流災害への救援募金を呼びかけました。振込先はこちらになります。これまでも各地へ義援金として届けてきました。胆振東部地震の際にも、全国から寄せられた募金を私が被災地へお届けしました。

 企業・団体献金を受け取っていない日本共産党だからこそ、こういう時には信頼して委ねてくださる方がいます。私は次の行動があり途中で抜けたのですが、多くの方がご協力くださったと聞きました。どこでも自然災害が起こりうるだけに、このような支え合いの大切さを痛感します。同時に、被災者支援の拡充を政府へくりかえし求めていきたい。これから住宅再建や生活支援が中心的課題になると思いますが、個人の力だけでは前へ進めないこともあるのです。

 同時刻でおこなっていた憲法共同センターの「9の日」行動に駆けつけると、「首相に言いたいこと」のアンケート真っ最中。これも後で聞いたのですが、ズバリ「退職」とだけ書いた方がいたとか。早く菅首相を変えたいという思いが、ひしひしと伝わってきます。

 党道委員会で「オンラインつどい」をおこなうと、昨日の菅首相の記者会見にも不満の声が聞かれました。「明日にでも選挙をして政権交代したいくらい。畠山さんにも、何としてもがんばってもらわないと」と、熱い激励もいただき本当にありがたい。一方で東京都議選の投票率が低かったように、あきらめている方もいるに違いありません。変えられる展望を、わかりやすく伝えていかなければ。

 伊藤りち子小選挙区3区予定候補(比例重複)・村上仁札幌市議団長と、札幌市への要請もおこないました。内容はワクチン接種の見通しを示すこととともに、DV被害者やホームレスが居住地で接種券を申請する際の特段の対応をすること。急に滞ることになったワクチンは、もともとは国が供給見通しを示していない無責任さが問題ですが、正確・正直な情報こそ必要です。

 ホームレスの接種については「支援団体の協力があれば進められる」とし、DV被害者に関しても、いろいろと議論したのですが「紋切り型にはせず、現実に即したかたちで対応をしたい」との回答に落ち着きました。DV被害で命からがら避難してきた方は、住んでいた町の自治体へ連絡すること自体が大きな精神的・身体的負担になります。自分の所在地が知られることの怖さに、寄り添った対応が必要なのです。

 公務員には守秘義務がありますから、DV加害者が公務員である場合以外は情報が伝わることはないと言うのですが、厚労省も必ずしも住民票がある市町村への申請は必須としていないことを、国会でも確認済みです。あわせて厚労省のQ&Aにも、さらなる改善が必要かもしれないことがわかり、引き続き取り組んでいかなければ。困っている方に「大丈夫」と言えるよう、私自身も勉強の毎日です。

 【今日の句】また今日も 総理の情が 見えぬまま

2021年7月8日木曜日

菅首相はどこを見ているか

 緊急事態宣言でも五輪は開催し、これまでの対策の反省も具体的に示さない。これで国民の協力や信頼を、どうして得られるのか。菅首相の会見を、これまで以上にウンザリした気持ちで聞いたのは私だけでしょうか。

 野党は五輪開催前に臨時国会を開くよう要求しました。そもそも緊急事態宣言の発出を決めながら、菅首相が国会質疑に応じないとは国会軽視ではないのか。五輪やコロナ対策のみならず、熱海市の土石流被害や各地の豪雨災害も心配されるなか、国会で質疑できるようにしておくべきです。

 国民にも国会にも向き合う気がないのなら、政権交代しかない。今日は名寄市から始まり、剣淵町・和寒町・比布町・当麻町をまわりました。川村幸栄・名寄市議、遠藤春子・比布町議、加藤功・当麻町議らとの街頭宣伝には、党員・支持者のみなさんが駆けつけてくださいました。名寄市では仕事の手を休めて演説を聞きにきてくれた方もいて、本当にありがたいです。

 比布町では椅子まで用意されていて、まさに街頭演説会。途中から雨が降り出してしまったのは残念でしたが、やっぱりリアルに話を聞けることを待ち望んでくれていたのだと嬉しく思いました。和寒町でも20人近い方が来てくださり、札幌市の人口に当てはめると約12,500人にもなります。1回1回をていねいにと、背筋が伸びる思いで訴えました。

 当麻町では届いたばかりの7/11付「しんぶん赤旗」日曜版を手にしている方が。1面は東京都議選の結果の詳報で、当選した全議員の集合写真が載っています。本当に良かったですよねと話すと、「3回連続で議席が前進したのは革新都政以来と聞きました。ちょうど、その時に東京でも共産党を応援していたんです」とのこと。今回の結果は涙が出るほど嬉しかったと、はじけるような笑顔で語られました。

 今度は総選挙。今日の会見を見ても国民の命と健康を守る本気さが見えない菅政権を続けるのか、1人ひとりの命と尊厳を守る政治へ切り替えるのか、分かれ道の総選挙になります。市民と野党の共闘こそ政権交代の道だし、なかでも日本共産党の議席が増えてこそ、その力が大きくなります。いったん札幌へ、明日は要請やオンラインつどいなどに取り組みます。

 【今日の句】国民に 向き合う気さえ ないのでは

2021年7月7日水曜日

まわれば確信も高まる

 今日はソバ作付面積が日本一の幌加内町から、サフォークの町・士別市へ。豊かな町づくりへの努力を、国が後押しできるようにしなければと日々実感します。懇談や宣伝には幌加内町で中川秀雄町議、士別市では佐藤正市議が同行してくださいました。

 まずは幌加内町役場を訪れて、細川雅弘町長との懇談。大野克彦副町長・中河滋登総務課長さんらも同席くださいました。「話すと愚痴が多くなりそうで、何を話そうかと考えていたんですよ」と細川町長さんの苦笑から始まりましたが、それだけ多くの課題が山積ということ。ワクチン接種は明日で希望する高齢者が終わる見込みだそうで、「こういう時は小さい町で良かったと思いました」と、また苦笑。

 南北63kmの同町ですから、インフラ整備はじめ行政コストが多くかかります。そのうえデジタル化推進による経費も、初期投資は国の支援があるものの、その後の維持・更新費用は自治体負担になります。「通常の公共事業なら町内の事業者にお金もまわりますが、こればかりは町外に出ていってしまう」との言葉にハッとしました。行政で一定の効率化は必要でも、実態に見合った進め方が必要です。

 明るい話題もあります。ソバ生産の支援があることで後継者が生まれていること、地域おこし協力隊員が定住してくれたこと、町立高校へ「地域留学」として4人が来てくれたこと、などなど。このような努力も街頭宣伝で紹介し、地方自治体の自主性を尊重と財源確保こそ国が後押しをと訴えました。現場をまわれば、打開の道は見えてきます。

 士別市では「つどい」に新聞記者さんも見えられ、私自身もさらに総選挙近しの勢いで訴えました。「若い人との接点づくりをどうしたらいいか」「野党連合政権は本当にできるのか」「新婦人として学校トイレに生理用品を置くよう要請したが、市教委は『養護教諭から受け取れます』。やっぱり実態を突きつけないとダメだと感じた」「イギリスが鉄道を再国有化するなか、日本ではどうしたらいいか」などの話も尽きません。

 嬉しいことに、以前から党を応援していた70代の方が入党を決意してくださいました。その後の街頭宣伝にも駆けつけてくださり、本当にありがたい。最後の街頭宣伝では急に激しい雨に襲われましたが、終わった後に立憲・北口雄幸道議があいさつにも見えられ、「がんばりましょう」とエール交換。「市民と野党の共闘」を誠実に、本格的に進めていけば、必ず政治は変えられます。

 明日は名寄市からですが、1日では訴えきれないほど上川管内も広い。地方議員さんや支部のみなさんが本当に頼りです。心ひとつに明日もがんばりたい。

 【今日の句】どの町も 住めば都だ 故郷だ

2021年7月6日火曜日

もっと第一次産業に光を

 ニシン漁で栄え、往時をしのばせる番屋が残る留萌地方。スタートした小平町の道の駅では旧花田家の番屋が隣接しています。道の駅館内には大漁旗が掲げられ、当時の様子を復元した模型などもあり、歴史の一端を学ぶことができます。

 昨日も書きましたが、放流事業などの努力が積み重ねられるなかで各地で群来(くき)が見られるなどの変化があります。漁業者だけでなく、海に流れる水を守るためには森林管理も欠かせません。森林保全に多くの漁協が力を入れている理由も、ここにあります。自然の恵みのもとに私たちは生きているということを、道内をまわるたびに実感します。

 金木直文・羽幌町議の案内のもと、小平町から街頭演説にまわりました。鬼鹿地区ではスタスタ歩いてくる高齢男性がいて、あいさつに行くと「がんばってくれよ」とグータッチのポーズ。苫前町古丹別や羽幌町商店街でも、わさわさと店から出てきて話を聞いてくださる方が相次ぎ激励もいただいて、本当にありがたい。東京都議選で日本共産党が前進したことや、政府のコロナ対策に対する不満などが、このように現れていることは間違いありません。

 苫前町では福士敦朗町長へ表敬訪問。道内に先立って風力発電を始めた同町ですが、福士町長がめざす再生可能エネルギーの姿は「地産地消」。政府が「脱炭素」を掲げる以上、原子力からの脱却も含めた青写真を明らかにしていく必要があります。国会議員秘書を務められた経験もお持ちなだけに、言葉の重みとともに「住み続けたいと住民が思える町づくりを進めたいんです」との思いを国が後押しできるように、私も力を尽くさねばと思いました。

 羽幌町では北るもい漁協と、るもい農協を表敬訪問。漁協では今隆組合長・蝦名修専務さんが時間を割いてくださり、魚価の低迷や密漁対策、規制改革推進会議が強引に進めようとしている「水産改革」などが話題に。冒頭に書いたようにニシンが好漁の一方で、サケや甘エビの資源不足・資源管理が心配だといいます。あわせて食育・魚食についての話にも及び、今組合長から「魚は主食か副食かと、水産庁に問いただしたこともあるんだよ」とのエピソードもうかがい、海の囲まれた日本だからこそ水産業の位置づけを高めるべきとの思いを強めました。

 るもい農協は合併したことから、稲作・畑作・酪農・果樹など増毛町から天塩町まで幅広く網羅する地域となりました。稲作も初山別以北はもち米、以南はうるち米なのですが、やっぱり価格下落が心配になります。長谷川裕昭組合長も「30町歩以上を抱える農家もいて、1俵あたりの下落が大きければ来年の営農も心配されます」と述べられました。こういう時こそミニマムアクセス米の輸入を一時的に止めるぐらいの姿勢を示すべきと、私からも強調しました。根本的には食料自給率を引き上げることが大切だと話が一致。私も力を尽くしたい。

 初山別村に住む党員さんも金木町議宅に足を運んでくださり、短時間ですが交流も重ねました。各地に仲間がいることの喜びを実感です。明日からは上川管内をまわります。

 【今日の句】この海も 大地も命 支えてる

2021年7月5日月曜日

命の土台を守ることを

 今日は増毛町・留萌市へ。熱海市・土石流災害への義援金も街頭から呼びかけ、遠くから駆けつけてくださる方の姿も。安否不明者が依然として多く、1人でも多くの方の命が救われることを心から願うばかりです。

 小沼清美・留萌市議との宣伝中、「音が聞こえたから駆けつけた」という80歳の女性は、以前に苫小牧市で畠山(はたけやま)市議に、お世話になっていたという方。それ以来、共産党を応援してきてくださったといいます。小沼市議も初めてお会いしたそうで、新しい結びつきができたことに大喜びでした。もちろん私も嬉しいです。

 留萌市では「集い」とともに、夕陽ヶ丘地域の崖崩れの現場に足を運びました。留萌市も3年前に豪雨に襲われ、斜面がえぐられてしまい、その土地の上に住んでいる方々から「早く復旧を」との声があがっていたのです。当時の坂本茂市議、予定候補だった小沼清美さん、そして私とで現地調査をおこない、国の管理すべき土地であることを確認して、政府交渉をおこなったのが3年前の7月でした。

 私たちの主張を財務省も認め、工事を進めようとしたものの予算付けや、なかなか落札されない事態が続き、ようやく今年になって地元の業者が工事を請け負ってくれたのです。聞くと「もうけはあまりない」とのことだそうですが、それでも応えてくれたのは地元業者ゆえでしょうか。今月から工事が始まり、うかがった町内会長さんも笑顔でした。解決のために町内会長さんも、何度も関係機関へ話をしてきたのです。

 地方議員や支部のみなさんが各地にいることで具体的に要求がわかり、すべてに応えることはできないのですが、少しずつでも解決へ前進するということが少なくありません。ましてや自然災害は、先の熱海市のごとく、人命にかかわる重大課題です。気候変動のもとで深刻化することへの根本的解決と、目の前の緊急課題を解決するために力を尽くしていきたい。

 前後しましたが増毛町では、町役場で堀雅志町長さん、増毛漁協では相内宏行専務さんが懇談の時間を割いてくださいました。この時期はサクランボ狩りでにぎわう増毛町ですが、春からの低温があり生育が不順なのだそうです。今の時期は佐藤錦、これから大粒の南陽の時期を迎えるのですが、本当に自然相手の第一次産業の大変さを学びました。医師確保のご苦労の一端もうかがい、社会保障を最優先とする国づくりをしなければと痛感しました。

 一方で、ニシンの資源管理や放流事業が成果を出しつつあり、増毛町でも今年はニシンの群来(くき)が見られたそうです。魚が獲れて、いい値で売れれば漁師にとっても嬉しいことはありません。増毛町の高齢化比率は4割を超えているそうですが、第一次産業で持続的に生活できる環境づくりを粘り強く取り組まなければ。私たちの命を担っている食料生産は、農村・漁村があってこそです。

 【今日の句】まだ今も五輪は 何のためなのか

2021年7月4日日曜日

この審判を受け止めよ

 いま書いている時点で、東京都議選で日本共産党は改選議席を超えるかどうかという状況。「五輪中止、コロナ対策に総力を」との訴えに間違いなく共感が広がりました。市民と野党の共闘候補の勝利も広がっているようです。応援してくださった方や、北海道はじめ全国から支持を広げてくださった方々のお力です。小池都政はもとより、菅政権に対しての審判も含まれているでしょう。真摯に受け止めるべきです。

 どの選挙区の当選も嬉しいのですが、個人的には4年前に応援に入ったものの惜敗だった日野市(定数2)で、清水さんの当選は本当に嬉しい。惜しくも届かなった選挙区も、候補や党員・支持者のみなさんの大奮闘は「しんぶん赤旗」などで伝わってきました。本当におつかれさまでした。

 一方で、熱海市の土石流被害の大きさに驚きました。お亡くなりの方も出て、心からご冥福をお祈りいたします。安否不明の方もいるようで、無事を祈るばかりです。避難されている方は不安な夜を過ごされていることと思います。日本共産党は対策本部を立ち上げ、本村伸子衆議院議員・島津幸広前衆議院議員らが要望を聞いてまわっています。まずは人命優先で力をあわせたい。

 いよいよ次は総選挙。4年前も都議選後の総選挙でしたが、突如の「希望の党」設立があり野党共闘が壊れそうになった、難しい情勢のもとでのたたかいでした。日本共産党は小選挙区候補を取り下げて共闘を守り、一方で北海道はじめ比例議席を大きく減らしてしまいました。私自身の力が足りなかったし、組織的にも共闘勝利と比例議席確保という2つの目標を成し遂げられる力量が足りませんでした。

 まだ進行中のコロナ禍を通じて、命と健康、くらしや雇用を守る政治にしなければと多くの方が感じているはずです。それは都議選のなかでもあらわれました。その願いに応える命綱としての比例議席を、北海道で何としても回復しなければ。明日から留萌方面をまわります。

 【今日の句】ふつふつと 変化のうねり 沸き立って