2017年12月16日土曜日

「もっと追及してよ」

 「戦争はだめだよ」「国の借金をどうしたらいい」「北朝鮮からの難破船をどう見るか」--今日の「つどい」は、とにかく話が尽きないほど!

 党釧根地区委員会で3中総報告会をするのに前後して、せっかくなので「党を語るつどい」を準備していただきました。

 今日は釧路市の武佐地域で。

 私から総選挙の結果報告に始まり、野党共闘の現状、日本共産党が力をつけること、憲法を生かした新しい政治を「くらし」と「平和」の中身で、北朝鮮問題も交えて、党の考え方を手短かに紹介。

 自由と民主主義を守り、その花開く社会を未来につくるのが日本共産党ですとも触れました。

 その後に自由に話をしたなかで、90歳の女性が戦争体験を語られました。

 シラミや蟯虫(ぎょうちゅう)など茶飯事、共産党でなくてもしょっ引かれた時代‥‥などリアルに当時のことを話されました。

 北朝鮮の王子製紙工場で勤めていて、6歳のときに船で隠れて引き揚げてきたという方もいらっしゃいました。

 北朝鮮の核開発などは止めなければいけないけど、戦争はしていはいけない、という思いが交流。

 「安倍首相は年金暮らしの我ら平民のことなんて、何も考えていない」と、ご立腹の男性は「共闘もいいけど、共産党が増えないといけない」と強調されました。

 共産党を知ってもらうために、このような「つどい」をたくさん開きたい、と私から話すと、企業団体献金や政党助成金の話にまで及んで、国会議員が勝手に決めてるじゃないか、と。

 確かに国会で利益にまみれた政治を進めていることに、多くの方が怒っているんですよね。

 だから受け取っていない共産党に、もっともっと追及してほしいし、選挙の時にも訴えてほしいよ、との要望も。

 私からの話も大方は納得いただけたと思いますが、もどかしい思いをされているんだなあ、と感じました。

 今はバッジのない身ですが、悪政を追及する仕事を、国会と連携して強めなくちゃいけないですね。

 明日は美原地域でも「つどい」をおこなうので、どのような意見が交流できるか楽しみです。

 こういう活動を気軽に広げて、もっと多くの方に知ってもらいたいですね。

 【今日の句】 テレビ見て これだけ文句 出てるかと

2017年12月15日金曜日

教育は平和と民主主義のもとでこそ

 今日は青葉会(日本共産党を応援する退職教職員の会)の総会で講演‥‥実は私も退職教員の1人なんです。

 中学校教諭3年(うち1年は講師でしたが学級担任を持った)という短い期間で、自分では大したことのない教員だったと思うのですが、子どもたちの成長に寄り添い促すことができる職業の尊さを実感できた3年間でした。

 教員をめざした理由は、中学生のときに英語が得意だったことで、生かせる職業として何となく「学校の先生」が頭に浮かんでいました。

 先月に亡くなった叔父が、教員をしていた影響があるのかどうか‥‥は、自分ではわかりません。

 大学では憲法が必修科目でしたし、教育勅語から教育基本法への大転換した歴史を学ぶなかで、「教え子を再び戦場に送らせない」というスローガンの重みを知りました。

 国会の場で教育問題を質問する機会はありませんでしたが、関係する院内集会などには足を運んできてもいました。

 平和と民主主義が壊されるとき、真っ先に攻められるのが教育分野だと思います。

 裏を返せば、学校は平和と民主主義の「砦」とあると言っていい。

 だって子どもたちに「相手を憎め、戦争は当然」「話し合いなんか意味がない」という教育をするはずもないんですから。

 安倍首相は最初の政権時に、教育基本法を改悪させてしまいました。

 安倍首相は議員時代に、イギリスの新自由主義的発想の競争教育を推奨してもいました。

 復古主義と新自由主義が合体しているのが、安倍首相の教育観だと思います。

 いずれにしても危険!

 講演では、総選挙の総括などをもとに、教職員の誇りをもって安倍政権の危険なたくらみを終わらせようと強調しました。

 退職教員同士ということで、青葉会のみなさんには、いつもいつも温かく励ましていただきました。

 年は老いても、情熱は現役時代と同じく変わらず。

 そのような方々が多くいらっしゃいます。

 しっかり手をつないで、子どもたちのためにも憲法九条の改悪をさせてはならないと、あらためて思いました。

 【今日の句】 子どもらの まっすぐな目を そのままに

2017年12月14日木曜日

自分の頭で考えて

 今週末から忙しい日程になることもあり、準備や仕込みなどで終日パソコンなどとにらめっこ。肩がこりました。

 仕込んでいるのは、日曜日に党釧根地区委員会でおこなう3中総報告会と、来週に党石狩地区でおこなう「つどい」(テーマは「日本共産党がめざす未来社会」)。

 国会から離れ、じっくりと日本共産党そのもののことを考える機会が増えたのを力にしたいですね。

 なにしろ党ができて95年。

 その間の蓄積や活動を語るということは、それはそれは責任を感じることなのです。

 とはいえ私も党に入って26年に。

 今までも自分の頭で考えていたつもりではありますが、新しい時代をつくる意気込みで前へ進みたい。

 【今日の句】 気がつけば もはや半月 ああ師走

2017年12月13日水曜日

間違ったっていいんじゃない

 先日の党第3回中央委員会総会決定を読んでいただこうと、お届けにうかがいました。

 今日の行き先は「戦争させない市民の風・北海道」です。

 お忙しいなか上田文雄さん・川原茂雄さんが、時間を割いてくださいました。

 立憲野党の前進へ、選挙中は車上から「比例は共産党」と呼びかけてくださいました。

 あらためて、お礼を兼ねて党の総括をお届けしたわけです。

 こういう機会ですし、また信頼関係も深めてきたわけですから、率直な意見交換もさせていただきました。

 どうすれば共産党は伸びるのか、壁となっているのは何か、どうして北海道で「希望」が比例議席を取れたのか‥‥そのなかで上田さんから、タイトルに掲げた「間違ったっていいんじゃない」とのお話がありました。

 なるほどと思いました。

 議員や政党として、国会での賛否には(自分たちにとって)正しい選択をしなければいけないのは当然です。

 しかし、日ごろのお付き合いのなかでも四角四面に「正しさ」のみを押し付けるような態度になっていないか。

 政策は「生き物」のようなところがあるし、議論するなかで間違うことだってある。

 裏を返せば、まだまだ共産党には「近寄りがたい」ところがあるんでしょうね。

 ご意見とともに激励もいただき、最後は安倍政権の憲法改悪を止める共同についての話も弾みました。

 ここでも「平和の問題は、軍事の問題」という角度での訴えはできないか‥‥と枠にとらわれない発想での意見交換もおこなったのはありがたいことでした。

 もっと気軽に、自然体で、多くの方とつながりあいたいですね。

 【今日の句】 構えずに 自分の言葉 みがければ

2017年12月12日火曜日

安倍首相応援の署名?

 寒さが緩んだ昨日とは違い、今日は雪! それでも足を止めて「3000万人署名」にご協力いただく方の姿がありました。

 マイクで話す向こう側にJR高架があり、雪を受けないためか署名に足を止める方も多いような‥‥。

 「安倍九条改憲NO!全国統一3000万人署名」は、こちらでネット署名もできますので、ぜひご協力や拡散をお願いします!

 私もマイクを握り、この署名は「日本には自衛隊が必要だと考えている人」でもできると呼びかけました。

 そう考える方の多くは、災害救助や専守防衛の範囲での活動が念頭にあると思います。

 安倍首相がめざす「憲法に自衛隊の存在を書き込む」というのは、その範囲の活動とは明らかに違ってくるでしょう。

 それが2年前に強行成立させられた安保法制=戦争法の存在です。

 「駆けつけ警護」や「戦闘地域」での兵站(へいたん)活動などは、戦闘行為に参加していることになりはしないのか。

 これはもはや専守防衛などではありません。

 海外での戦闘行為を憲法で保障するために「書き込む」と、なるのではないのか。

 その改悪を止めるためですから、日本に自衛隊が必要と考えている方とも手をつなげると思うのです。

 署名に「これは安倍首相を応援するものですか」と聞いてきた女性の方がいて、憲法改悪に反対する署名と伝えると安心してサインしてくださったと、取り組んだスタッフが話していました。

 安倍首相を応援する署名とは何かわかりませんが、もしかしたら日本会議などが賛同している改憲署名のことかもしれません。

 これは負けるわけにいきません。

 【今日の句】 平和をと 願う熱気で 雪とかし

2017年12月11日月曜日

原発事故を他人ごとにしないで

 「とめよう!原発再稼働 かえよう!福島切り捨て政治」署名を手に、東日本大震災から6年9ヵ月目の宣伝にとりくみました。


 署名はこちらで手に入れられますので、ぜひご協力お願いします。

 今も原発事故の影響で故郷に戻れない方、避難されている方、戻らないと決断した方など、どの方も大きく人生が変えられてしまいました。

 事故が起きてから、何気なく使っている電気の「作られ方」を深く知り、多くの方が心を痛めたのではないでしょうか。

 こんなことになるなら、原発はなくしたい、と。

 そこまで積極的ではなくても「なくて済むなら、ないでいい」という方も多いはず。

 すでに北海道では、泊原発が停止してから5年以上が経ちました。

 道民の省エネ努力などもあり、今も原発なしで生活や産業は成り立っています。

 原発は社会に必要--ではなく。

 原発を必要としない社会へ--ではないのでしょうか。

 それは可能だし、「原発ゼロ」への政治決断ができれば一気に前へ進めます。

 私の実家(石巻市)も、女川原発から直線距離で30km圏内にあります。

 外部電源が1系統だけ無事のため冷却できましたが、これもダメだったら福島と同じ状況になっていたかもしれません。

 震災も原発事故も、決して他人事にしてはいけないと思います。

 何より政治の責任が問われるのに、肝心の安倍首相が「他人事」と思っていないでしょうか。

 地域で世論を広げる活動を、さらに進めていきたいです。

 【今日の句】 止まってる原発 多数の今だから

2017年12月10日日曜日

希望ある北海道は、この場所から

 いろんな集まりが重なったなか、私は「明るい会」の会合へ。何としても新しい知事を!との思いがあふれました。

 「明るい会」とは「明るい革新道政をつくる会」の略称で、今日は各地の要求を交流しつつ明日の道政の展望を語り合う機会に。

 子ども医療費、原発、農業、JR、基地問題などの報告があり、日本共産党・真下紀子道議が議会報告をおこないました。

 どの発言でも共通していたのは、高橋はるみ知事は「国いいなり」という点でした。

 社会保障の分野では、国以上に道独自の取り組みはしない。

 北海道の基幹産業である農林漁業でも、安倍農政の路線通りに海外への売り込み中心。

 JR北海道の「廃線」問題も、維持のために知事が率先して国へ働きかけるということは見られません。

 極めつけは憲法について、先の道議会では「制定から70年あまりが経過し、国内外の情勢の変化に応じて憲法の見直しを行うことはあり得るもの」と、安倍改憲を後押しするような答弁もありました。

 私も発言させていただき、市民と野党の共闘とともに、幅広い方々への働きかけを私も担ってがんばると述べました。

 憲法の問題についても、「国と地方自治体は対等」で、憲法に明記されている地方自治を掲げてモノ言っている各地の首長さんと比べても高橋知事は特異であることを紹介しました。

 北海道には多くの課題や矛盾がありますが、それは新しい北海道をつくる原動力にもなりえます。

 総選挙では、市民と野党の共闘で力強い前進がありました。

 最後に「今日の議論から、各地・各団体での話し合いを始めよう」との呼びかけがあり、いっしょに私も力を尽くします。

 【今日の句】 この雪も とけて必ず 春は来る