2025年9月2日火曜日

貴重な湿原や希少動植物を守るには

 明日の中央委員会総会に参加する前に、岩渕友参議院議員の力を借りて、環境省からのレクのため国会へ。テーマは釧路湿原周辺のメガソーラー建設についてです。まとめは落ち着いてするとして、端的に記しておきます。

 報道もくり返されている釧路市北斗地域での建設工事は、国立公園内ではありません。しかし、4・2haに約6600枚という規模で、特別天然記念物であるタンチョウやオジロワシなどへの影響が懸念されています。規模は大きく思えますが、アセスメント対象になる規模ではありません。

 文化庁の見解をもとに釧路市教委が再調査を求めたり、環境省も昨日から、釧路市にて聞き取りなどをしています。

 今日の報道では、道から許可を得ず着工した森林法違反の疑いがあり、道は工事の一部中止を勧告したと報じられました。

 釧路市では、今月の市議会に条例案が提出される予定です。しかし、着工された工事に遡及することは現行の法令上も難しく、上記のように日々の情勢も変化しています。

 私も釧路市に住んでいたこともありますが、湿原や希少動植物に対する市民の思いはひときわです。様々な努力があり、例えばタンチョウは生息数も増えてきています。

 湿原は観光資源でもあるだけに、開発と自然保護の調和については、くり返し議論もされてきました。その結果、海岸線より6km北側からを国立公園とした経過があります。

 再エネについては市も多くの市民も否定しないものの、全国からの反響もあり、あらためて議論と運動が広がっています。今回の工事現場で言えば、オジロワシの生息にかかわる場と専門家から指摘されています。

 今日のレクテーマは、これらについての基本認識、「種(しゅ)の保存法」とオジロワシなどの保護増殖計画について、釧路湿原の鳥獣保護区についてなど。党釧路市議を通じて、情報も提供いただきました。

 これまで釧路での鳥獣保護区は、おおむね国立公園内でした。拡張するには地権者との合意が必要となります。財産権との関係で、簡単に拡張とはなりません。 

 工事を進めるなかで、歴史的埋蔵物が見つかるときがあります。多くは事業者が工事を止めて、延期などの措置を取ることもあります。希少動植物などで新たな知見が発覚した時も、同様のことと思います。

 今回の件だけでなく、再エネ大規模施設と自然環境保護との調和は、各地で問題となっています。ケースごとに事情も違うだけに、あらためて課題を蓄積・反映してもいきたい。

 党釧路市議団でも「つどい」を計画しており、今日の内容ももとに私から話す予定にしています。大事な自然環境を守ることに、私も力を合わせていきたい。

 【今日の句】やみくもな開発 国でも規制へと

2025年9月1日月曜日

本気で市民生活を守る議席を

 昨日告示の根室市議選。日本共産党2議席(すずき一彦・橋本りょういち)へ、応援にまわりました。領土問題はじめ国政の影響を大きく受ける町だけに、どうしても2人の議席は欠かせません。

 すずき候補は7期目、橋本候補は5期目をめざします。高齢者の補聴器購入補助、学校などへのエアコン設置、福祉灯油の対象拡大、奨学金返済の支援など実績も豊富です。

 2人とも強調したのが物価高対策。生活苦が続き地域経済も苦しいなか、消費税減税に背を向ける自公政権の無策が苦しさに拍車をかけています。

 基幹産業である漁業・水産業は、領土問題の影響とともに高海水温が要因と思われる不漁が続きます。国政の役割が問われます。

 医師・看護師不足のなか、市や市民が病院の充実をと努力しています。自民・公明・維新による医療費4兆円削減は、この努力を台無しにしかねません。

 本気で市民生活や地域社会を守るなら、国へもモノ言う地方議員が、どうしても必要です。何でしても2議席をと、私も力を込めました。

 根室市に知人・友人のいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】いつだって 市民の味方 貫いて

2025年8月31日日曜日

石田ひさとし市長の誕生を

 旭川市長選の告示日。日本共産党も加わる「明るい旭川の会」から立候補した石田ひさとし候補の第一声に駆けつけました。物価高対策や生活インフラ整備、自衛隊員が多くいる旭川での平和の課題など掲げた石田候補を市長にと、私からも支持を呼びかけました。

 旭川民主商工会事務局長や日本共産党旭川地区委員長を務めた石田さん。笑顔を絶やさず気配りも欠かさず、組織の団結を大事にされてきました。

 民商事務局長の時から国民健康保険料の引き下げに采配も振るい、地区委員長としては市民のくらしを支える市政をと力を合わせてきました。

 物価高などに苦しむ市民を支える政治姿勢、市職員と力を合わせる行政力、実務の点でも政策の面でも、市長の重責を担える石田さんなのです。

 第一声で「大型公共事業の優先順位を見直して、水道管の老朽化対策を急ぐ。中小企業の出番です。地域循環の経済対策を進めます」と石田さん。賛同の拍手が寄せられました。

 国民から厳しい審判を受けた自民党政治を旭川でも続けるのか、市民と野党で力を合わせて安心してくらせる市政へ切り替えるか、対立軸は明確です。

 旭川に知人・友人がいる方は、ぜひ石田ひさとし候補への支持をお広げください。こちら https://youtube.com/channel/UC07cN-TS6Zhavystrpc7TOw?si=TqyTuFFI0e686ZHJ もお広げください。

 私は同じく今日が告示となった、根室市議選の応援に向かっています。やっぱり北海道は広い。

 【今日の句】利権呼ぶ ハコモノ行政 転換を