2019年11月16日土曜日

大きな文字に見た怒り

 安倍首相のウソやごまかしは絶対に許さない! 道革新懇や党道委員会で、札幌中心部で相次ぎ宣伝をおこないました。寒さが厳しくなってきたものの、マイクを握る方々の思いは熱い!

 「桜を見る会」で、いよいよ安倍事務所からの参加とりまとめ文書まで見つかるに至っては、安倍首相は国会で説明すべき。前夜祭での過少な会費も、記者会見だけでは説明として不十分です。国会での虚偽答弁も明らかになった今、国会で問いただす機会が必要なのに与党は拒否する構え。おかしいじゃないか。

 道革新懇では、安倍首相へFAXで送る一言メッセージも集めました。私が対話した方は「民間ならクビだ」と大きな文字で。自分の利益のために金を使い込んだら、罪にも問われることです。字の大きさから、怒りの大きさも伝わってきました。

 次々とマイクを握って私もスピーチ。最後は参加者が並んでコール。別の場所に移動して党としての宣伝でも「しんぶん赤旗」日曜版の見本を受け取っていく方の姿もあり、安倍政権が幕引きをはかろうと思っても簡単にそうはいかない。それだけ怒りの根は深いのです。

 夜は札幌東区で青年たちとの「JCPカフェ」。参加した高校生は、親が「しんぶん赤旗」を読んでいたこともあり「畠山さんを5歳のころから知っています」。そんなに長く政治活動をしてきたのかと、思わず苦笑してしまいました。

 「誰かの役に立つような生き方をしたい」「誰でも安心して学べる社会にしたい」と、自分たちの現状と希望を語る青年たち。自分が10代のころは同じことを考えていたかなと思うほど、しっかりした話に感心しました。それだけ青年たちのまわりに矛盾が満ちている、ということでもあるんですね。

 今の不平等な社会を前に「共産主義に関心をもった」という青年の話を聞いても、誰もが安心して過ごせる新しい社会の姿を示していく必要があると痛感しました。このような青年たちと、いっしょに社会を変えられるなんて嬉しいことだとも思いました。1人1人の能力の発展が、社会の発展につながるような未来を!

 【今日の句】ウソをつくことに 痛みがない総理

2019年11月15日金曜日

札幌からカジノ反対の声を

 党道委員会による「北海道にカジノはいらない」緊急集会には、雪にもかかわらず多くの方がご参加くださいました。さらに反対世論を大きくしていきたい。そう誰もが感じた集会となったと思います。

 先月、市民からの懸念や批判があるもとで、苫小牧市議会ではIR誘致推進決議が賛成多数であげられました。あわせて市が提出した関連予算も可決されました。この決議が判断材料の1つになると、道側が述べたとも報じられています。鈴木知事が年内にも判断か、という時期だけに急いで全道的な世論にしなければなりません。

 苫小牧から来てくれた「カジノ誘致反対市民の会」事務局長の小形尚子さんは、市民の強い反対の声をふり切って議決したことを批判。「会」として反対署名も合計2万155筆を届けてきたとのことと合わせて、「子どもの未来にカジノはいらないと、全道に広げてください」との呼びかけに大きな拍手が寄せられました。

 多重債務やギャンブル依存などの相談活動を続けてきた「札幌陽は昇る会」事務局次長の岩間香奈子さんは、「夫が勝手に自分の預金通帳を持ち出すことも」などの相談実例を紹介し、「カジノで負けた時に貸付できるということは、多重債務者を増やすだけで見過ごすことはできません」など強調されました。

あらためてカジノ解禁の背景や問題点、今後のたたかいの方向を報告したのは大門実紀史参議院議員。改憲をめざす安倍首相が維新と解禁を進めたことや、米トランプ大統領の要請に応える政治的背景を明らかにしながら、「たたかいは現場から。反対運動の強弱は米カジノ資本も見ていること」と、北海道とりわけ札幌での運動が発展するようなエールを送られました。

 焦点となる道政で、これまでの論戦と活動について日本共産党・宮川潤道議が報告もしました。知事選では「道民目線で判断する」と述べた鈴木知事ですが、道は厳しい規制や適切な普及啓発をおこなうことで「健全な娯楽となりうる」と答弁したと告発。「北海道にカジノをつくらせない世論を広げよう」と呼びかけました。

 参加者だけでなく道民の多くは、豊かな大自然と食の宝庫としての北海道に誇りを持っていると思います。カジノ解禁で北海道のイメージが汚れるだなんて許されないし、実害としても道民の懐を狙うだなんて許されない。今日を機に、各地域で世論を広げようとの決意があふれた集会になったと思います。

 国民からカジノで収奪し、消費税増税も押しつけながら、みずからの後援会員は「桜を見る会」で接待するなど、こういう点からも腹立たしい安倍政権。私も力を尽くします。

 【今日の句】奪うだけ奪って 総理は私物化し

2019年11月14日木曜日

入党50年の方の思い

 北海道各地で大雪の予想で、羽幌町からの移動も強風でしたが無事に札幌へ到着。事務所スタッフの運転に感謝です。道内をまわる活動は、これから冬の間はこのような感じが続くことになります。

 「冬こそJR」と宣伝していたJR北海道も安全確保を理由に、吹雪などで運転を取りやめることも目立ってきました。車やバスだって吹雪けば運転は厳しいだけに、しっかり鉄路を公共交通の柱として国が位置づけるべきだと、冬が来るたびにつくづく思うのです。

 天候事情もあり、羽幌町では午前中に金木町議のお宅を借りて「語るつどい」。ちょうど入党50年の方へのお祝いもおこない、私から50年証をお渡ししました。私が生まれる前から活動されてきたわけですから、長年の奮闘に心から感謝と敬意を表しました。

 つどいでの話題は「桜を見る会」や、若い人たちとの結びつきなどなど。入党50年の方が「自分も熱い思いで入党したものだった」と初心を語られたことをきっかけに、いろんな苦労がありながらも「市民と野党の共闘」に日本共産党が除かれることなく一翼を担っていることにも話が弾みました。

 私の入党は1991年。当時は旧ソ連の崩壊などもあり日本共産党が異端に見られていた時代でした。その時から比べても隔世の感があるのに、50年も活動された方にとっては万感の思いがあるんですよね。人口減少が続く町村においても、引き続きがんばりましょうと話を終えました。

 天気が心配ですが、明日は国会から大門実紀史参議院議員を招いて「北海道にカジノはいらない 緊急集会」をおこないます。札幌市教育文化会館で午後6時30分からです。近郊の方が中心となるかと思いますが、ぜひ足をお運びください!

 【今日の句】寒さにも負けず 続けた歴史あり

2019年11月13日水曜日

驕る平家は久しからず

 来年の「桜を見る会」は中止としても、疑惑の解明逃れは許さない。羽幌町で宣伝していても、家から出てきて「あれはひどすぎる」と話す方もいました。幕引きとさせてはいけない!

  公式行事にともなって後援会を接待したのなら、税金の私物化であって許されないのは当然です。加えて重大なのが、安倍首相の後援会がおこなった「前夜祭」。会費5000円以上と思われる内容で、そのうえ収支報告書にも記載がないのはどういうことなのか。

 安倍首相には説明責任があります。これで誰も責任を取らないとなれば、今後も続いてしまう前例となるだけに曖昧には絶対にしてはならない。広い世論にするため、今日は街頭でも訴えました。

 午前は留萌市であいさつにまわり、午後から羽幌町で街頭宣伝やあいさつまわり。苫前町にも足を運びました。小沼清美・留萌市議、金木直文・羽幌町議が案内と同行をしてくださいました。

羽幌町では駒井久晃町長さんはじめ、農協や漁協にも顔を出してごあいさつ。町長さんとは国民健康保険などくらしのことや、離島を抱える町ゆえの苦労もお聞きしました。やっぱり現場で実態を聞くということは大事だと痛感です。

 ところで羽幌町は剣道が盛んな町としても有名。有段者の大会でも優勝者を出していて、応接室には名を連ねた寄せ書きもあり見せていただきました。いま新しい武道館を建設中だそうで、町としての力の入れ具合がよくわかりました。

 すっかり陽が落ちるのも早くなった夕方でしたが、苫前町では無所属の町議さんや地元の党員さんが駆けつけて話を聞いてくれて、本当にありがたい限り。明日は「語るつどい」ですが天気が荒れてくる予報も‥‥落ち着いた天気になるよう祈るばかりです。

 【今日の句】認めない これで幕引き 許さない

2019年11月12日火曜日

地域の声に寄り添う政治を

 今日は留萌市へ。中西俊司市長はじめ表敬にまわり、夜は市民のみなさんと「語るつどい」。どの地域でも安心してくらせるように、国の役割は大きいとあらためて痛感しています。

小沼清美市議と前市議の坂本茂さんといっしょに、中西市長さんとは昨年末にもお会いさせていただき、今回もJR留萌本線や市立病院など地域の課題についてお話をうかがいました。「国は(JR北海道が示した)赤線区のことを考えているのでしょうか」と中西市長さん。まったく同じ思いを、先日おこなった国交省とのレクチャーで私も感じました。国交省が出した改善命令と200億円の支援は、赤線区については廃線を前提にしたうえでのものではないのか。

 市立病院についても医師確保や、それがかなわない場合での財源確保などの意見もうかがいました。JRもそうですが、自治体に大きな負担や決断が迫られる状況は変えなければいけないと思っています。国や道の責任・役割にかかわるところまで自治体に負わせている状況こそ変えたいと、私からも応じました。

 余談ですが、中西市長と小沼市議は同級生。教員を務めていた小沼市議は、市役所はじめ各地に教え子やその親などなどの知り合いも多く、他の表敬先でも「清美ちゃん」など親しい間柄の関係も。地域に根付いているって大事なことなんだと、つくづく学びました。

NPO法人ほっとスペースHUGさんは、市議を務めていた松本衆司さんが理事長をされていて前市議・坂本さんからのつながりとか。就労継続支援B型事業所で、カフェと作業所が併設されている事業所にも足を運びました。手編みのマフラーなどが飾られていて、柔らかい空気が事業所内にあふれていました。

 せっかくなのでとカフェでコーヒーもいただきながら、松本さんから状況もお聞きしました。どの事業所でも同じように、悩みは運営的に行政の支援がどうしても必要であること。厚労省は「稼いでいる事業所」を好事例のように紹介するのですが、すべての事業所がそうなるものでもありません。そもそも福祉の理念にもなじまない。基本に立ち返ることが必要だと思いました。

 夜の「つどい」には、留萌市だけでなく増毛町からも。ご商売をされてる方からは「仕入れに10%はかかるし、とはいって価格に転嫁できない状況はつらい」。年金を受けている方は「不安です」とポツリと一言。私から「どこに住んでいても心配がないように、国が医療・子育て・交通に責任を負うべきです」と話したことを、真剣に聞いてくださる姿がありました。責任の重さを痛感します。

 明日は留萌市から羽幌町へ。いろんな出会いがあるのが楽しみで、明日も元気にうかがいます。

 【今日の句】まず総理 「桜疑惑」の 説明を

2019年11月11日月曜日

誰にでもやさしい観光施策を

 国会では野党が一致して「桜を見る会」疑惑を追及することに。私も朝の宣伝で紹介し、昼は原発連の宣伝から調査のため札幌の奥座敷・定山渓へ。日韓関係悪化での影響や要望をうかがいに、観光協会へと向かいました。

 ネット上では「桜を見る会」に参加した方、国会議員や関係者などの当時の記録(ネット上の写真や書き込みなど)が明るみになり、いずれも「功績・功労」による招待ではないと思われるものばかり。田村智子議員によれば、安倍首相の届け出6団体の収支報告書には「桜を見る会」の前夜におこなった会合の収支がないとのこと。

 参加者が経費を払ってなければ、誰のお金で開いたのか。安倍首相は田村議員の質問に、参加者が費用を払った旨を答弁しています。それなら記載がなければおかしい。結局、公金で開いたのではないかとの疑惑が深まります。いつも総理は「疑いをもたれた政治家みずからが説明責任を果たすべき」と言ってきたのではなかったか。

 ともかくも千葉なおこ市議と向かった定山渓。もう紅葉の季節も終わり、足湯に浸かっている観光客がうらやましく思えるほどの肌寒さ。繁忙期ではない時期とはいえ、ちょっと人出が少ない感じがします。

 観光協会で入込数を聞くと、今年6~9月期も前年比で落ち込んでいて、平均的な年からも9割ほどとか。インバウンドで定山渓を訪れるのは、①韓国・②中国・③台湾・④香港という順とのことだそうです。香港の空港閉鎖など様々な要因もありましたが、やっぱり韓国からの観光客の落ち込みによる影響が大きいと実感しました。

 「どの党や議員さんにもお伝えしてるのですが、こればかりは一観光協会の努力だけではどうにもなりません」と苦笑する山田事務局長さん。もともとインバウンドは2割ほどで札幌中心からの入湯客などが多い定山渓なのですが、消費税増税による「観光控え」の心理的要因も心配になります。

 あわせて宿泊税や公衆トイレの設置などでも、たくさんの要望をうかがいました。確かに定山渓には公園での公衆トイレしかないし、冬となれば閉鎖されます。札幌市も観光都市として力を入れるというのなら、トイレや子どものおむつ変えなどの場所を整備していいはずでは。目立つものをつくれば観光客が増える、というものでもないのです。

 こうやって地元に議員がいることって大事だなとも、つくづく感じました。札幌は全区に日本共産党市議が誕生して、全市的な課題とともに地域に根ざした要求も取り上げてきています。広い札幌で、中心部の開発ばかりに予算がまわされて、生活環境や定山渓のような地域での予算は後回しとはなっていないのでしょうか。

 明日からは留萌管内のキャラバンへと向かいます。

 【今日の句】総理には モラル崩壊 自覚なし

2019年11月10日日曜日

介護に笑顔を 2019

 今年も「介護に笑顔を!北海道連絡会」スピーチ&パレードに参加しました。明日11月11日は「介護の日」なのです。

 風が強かった昨年に負けないくらい、冷たい風に吹かれながらも札幌駅前での集会には介護職員や利用者さん、一般参加も含めて100人にも膨れ上がりました。年々、切実さが増していることを肌で感じます。いったい安倍政権は、何をしてるのか。

 介護報酬が上がらない、職員を確保できないなどで、北海道だけでも年間100を超える事業所が閉鎖に追い込まれているとのこと。そのうえ軽度者外しやケアプラン有料化、利用料も増やすとなれば、お金のない方は介護を受けられないことになります。それなら何のための介護保険なのか!

 夜勤明けの職員も、これから夜勤に向かうという職員も、同じような思いを持って参加されていました。場の「空気」がピリッとしているのです。介護福祉士の方は「その人の生活や人生の質を守り抜くための専門職。子どもたちに誇れる仕事です」とスピーチされました。熱い思いが伝わってきました。

 このような思いに、現場はさせられているのです。安倍首相は「介護離職をなくしていく」と述べておきながら、誰もが安心して介護を受けられる状況をつくるべきなのに、まったく反対のことをしてるじゃないか。今日も安倍政権への厳しい声があがりました。

 やっぱり安倍首相は見ているところが違うんです。介護福祉の現場で働くことの誇りも、きっとわからないでしょう。もはや「介護離職をなくしていく」などとの言葉も、聞かれなくなりました。スピーチの中身も、しっかり国政に反映させていかねばと責任を痛感です。

 パレードは市民からも注目を集めていました。参加していた子どもたちも、どこか楽しそう。「介護に笑顔を」というスローガンが、そういう思いを広げているんでしょうね。実行委員会から提供していただいた全体写真からも、その雰囲気が伝わるでしょうか。テレビのニュースでも放映されました。

 今日は他にも民青道委員会の班代表者会議でのあいさつ、札幌東区伏古地域でのつどいなどにまわりました。若い人たちのエネルギーって、やっぱりうらやましい。負けずにがんばりますね。

 【今日の句】長生きを 喜べてこそ いい国だ