2019年11月11日月曜日

誰にでもやさしい観光施策を

 国会では野党が一致して「桜を見る会」疑惑を追及することに。私も朝の宣伝で紹介し、昼は原発連の宣伝から調査のため札幌の奥座敷・定山渓へ。日韓関係悪化での影響や要望をうかがいに、観光協会へと向かいました。

 ネット上では「桜を見る会」に参加した方、国会議員や関係者などの当時の記録(ネット上の写真や書き込みなど)が明るみになり、いずれも「功績・功労」による招待ではないと思われるものばかり。田村智子議員によれば、安倍首相の届け出6団体の収支報告書には「桜を見る会」の前夜におこなった会合の収支がないとのこと。

 参加者が経費を払ってなければ、誰のお金で開いたのか。安倍首相は田村議員の質問に、参加者が費用を払った旨を答弁しています。それなら記載がなければおかしい。結局、公金で開いたのではないかとの疑惑が深まります。いつも総理は「疑いをもたれた政治家みずからが説明責任を果たすべき」と言ってきたのではなかったか。

 ともかくも千葉なおこ市議と向かった定山渓。もう紅葉の季節も終わり、足湯に浸かっている観光客がうらやましく思えるほどの肌寒さ。繁忙期ではない時期とはいえ、ちょっと人出が少ない感じがします。

 観光協会で入込数を聞くと、今年6~9月期も前年比で落ち込んでいて、平均的な年からも9割ほどとか。インバウンドで定山渓を訪れるのは、①韓国・②中国・③台湾・④香港という順とのことだそうです。香港の空港閉鎖など様々な要因もありましたが、やっぱり韓国からの観光客の落ち込みによる影響が大きいと実感しました。

 「どの党や議員さんにもお伝えしてるのですが、こればかりは一観光協会の努力だけではどうにもなりません」と苦笑する山田事務局長さん。もともとインバウンドは2割ほどで札幌中心からの入湯客などが多い定山渓なのですが、消費税増税による「観光控え」の心理的要因も心配になります。

 あわせて宿泊税や公衆トイレの設置などでも、たくさんの要望をうかがいました。確かに定山渓には公園での公衆トイレしかないし、冬となれば閉鎖されます。札幌市も観光都市として力を入れるというのなら、トイレや子どものおむつ変えなどの場所を整備していいはずでは。目立つものをつくれば観光客が増える、というものでもないのです。

 こうやって地元に議員がいることって大事だなとも、つくづく感じました。札幌は全区に日本共産党市議が誕生して、全市的な課題とともに地域に根ざした要求も取り上げてきています。広い札幌で、中心部の開発ばかりに予算がまわされて、生活環境や定山渓のような地域での予算は後回しとはなっていないのでしょうか。

 明日からは留萌管内のキャラバンへと向かいます。

 【今日の句】総理には モラル崩壊 自覚なし

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