2018年6月30日土曜日

「自分は保守」という方からも

 小樽市での「おかしくない? アベ政権」集会とデモに参加しました。立民・本多平直衆議も駆けつけ、私も党を代表してあいさつしました。

 こんな予報だったかと思うくらいに晴れて、気温も25℃に。それ以上の熱気で集会がおこなわれ、約150人が参加しました。同じ小選挙区4区となる札幌市手稲区からも市民団体「平和ってい~ね」が駆けつけ、「早く安倍政権は退陣を!」の声があふれた集会とデモになりました。

 昨日の「働き方改革」とTPPの各関連法案の採決に加え、カジノ解禁だって通そうというのは許されません。デモ行進に対して拍手で応える男性の姿もありました。できる人みんなで意思表示すれば、きっと世論喚起につながるはず。声を出すって、やっぱり大事なんですよね。

 午後からは札幌東区へ駆けつけて「つどい」や、入党と「しんぶん赤旗」のおすすめにもまわりました。「つどい」は「はたやまさんに聞きたいこと」というカードが事前に準備されていて、「原発はなくせるの」「JRは残せるの」「国の財政が大変だからガマンしなければいけないの」「いつ共産党は政権をとれるの」などなど、どれもこれも手ごわい(?)質問ばかりでしたが率直な意見交換にもなり、参加された方からも「よくわかった」とのお言葉をいただきました。入党された方はいませんでしたが、夜まで訪問するなかで日刊紙2人・日曜版1人の方が購読してくださいました。

 そのなかで、特に安倍政権にお怒りだったのは「もともと私は保守の立場」という群馬県出身という男性。これまでの自民党の首相とくらべて「安倍首相は一番ひどい」とバッサリ。ウソやごまかし、自分の都合のいいようにしか答弁しない姿勢などが許されなく「群馬の知人も同じように怒ってるよ」と話されました。そして野党共闘の重要性と「共産党は本当によくがんばっている。選挙でも入れてきたんだよ」と嬉しい話も。元気と勇気をもらいました。

 明日から7月。日本共産党の創立記念日(7月15日)を迎える月です。明日も札幌市内で、朝から「しんぶん赤旗」などのおすすめです!

 【今日の句】保守とさえ 言えない首相の 独善さ

2018年6月29日金曜日

雨にも負けず、アベにも負けず

 雨が降ったり止んだりのなか、今日は厚沢部町・乙部町・江差町・上ノ国町へ。宣伝カーで移動中もマイクを握りっぱなしの1日でした。

 国会では「働き方改革」関連法案やTPP11関連法案が採決されて、あらためて悔しい思いが湧いてきます。TPP11は農産物の輸入枠は何も変わらず、抜けた米国の分は二国間協議で積み上げられる恐れもあり、国会で論戦してきた者として忸怩たる思いがあります。厚沢部町に広がる水田を見て、あらためて食と農を大事にしない安倍政権を変えなければという思いを強めました。

 乙部町では安岡美穂町議と、町役場をはじめ訪問あいさつや街頭宣伝に。ちょうど雨も上がった時間で、党員・後援会員のみなさんも駆けつけてくださいました。どこでも家から出てきて話を聞いてくださる方がいる乙部町は、昨年の総選挙で日本共産党の比例得票率が全道一なのです。安岡町議が、町民のみなさんと深く結びついていることが本当によくわかりました。

 江差町での地域演説会を前に、お隣の上ノ国町にも足を運んで街頭宣伝。党議員が空白の町ですが、前回の町議選に立候補した川島忠治さんが来年も再び挑みます。粘り強く活動されている様子を聞き、次こそ勝利してほしいと本当に願っています。

 江差町での地域演説会は、平日の昼にもかかわらず多くの方が来てくださいました。上ノ国町や厚沢部町から来られた方もいて、川島さんもあいさつされました。江差町では小野寺真・小林久仁子の両町議も、来年に向けた決意などを述べられました。1期目の小林町議は、苦労しながらも住民要求を実現できた喜びを語り、あたたかい拍手も送られていました。

 さらっと「世のため人のため」とは言うものの、実際に議員活動で貫くというのは大変なものです。議員と言っても家庭の事情が突然生まれたり、人間だから健康状態が悪いときもあるし、議会ではベテラン議員とも渡り合わなければいけないこともあります。それでも踏ん張れるのは、「国民が主人公」の日本をめざす日本共産党の議員という思いがあるから。そして党員という仲間の存在があるから。この団結こそ政治を変える力だと、つくづく感じる毎日です。

 なかなか来れない地域でもあるので、移動中の宣伝カーではずっとマイクを握っていました。私のポスターも張っていただいているので、おっと思ってくれた方もいたらありがたい。この3日間でまわれなかった町の議員・党員さんからも「また渡島・桧山に来て!」とリクエストもいただきました。急いで全道を駆け回りたいです。

 【今日の句】声OK 選挙が明日でも たたかえる

2018年6月28日木曜日

地域に根ざすことの大切さ

 今日は北斗市・七飯町・森町へ。宣伝や「つどい」に、どこでも多くの方が来ていただき激励も受けました。ありがたいです。

 上磯中央地域からのスタートでしたが、藤田市議が事前に案内したこともあり宣伝場所に商工会職員さんも足を運んでくださいました。いつも前田市議が宣伝しているという久根別駅前では、通りがかる車から次々と手を振ってもくださいました。地域に根付いて活動している議員さんの、役割の大きさを実感です。

 北斗市は、旧上磯町と旧大野町が合併した町。今日は両町で宣伝しましたが、どこでも党員や後援会員のみなさんが出てきて、旗やプラスターを持ってくれてにぎやかな雰囲気にもなりました。何度も「参院選がんばろうね」と声をかけてくださり、とても励みになります。

 七飯町では本町と、大沼の方にまで今回は宣伝に。実は道内まわって10年になりますが、大沼地域で宣伝をしたのは初めてなのです。上野町議とともに、ここでも党員・後援会員さんが駆けつけてくださり感謝感激。商店街では食堂などからも顔を出して最後まで聞いていただき、「話されたとおり。よくわかりましたよ」と笑顔で握手したくださったことも嬉しい出来事でした。

 森町では壇上町議のお宅で「つどい」に。「自民党のなかでも安倍首相への批判はないのか」「マグロ規制のTAC割り当ても、大手には甘く沿岸漁師には厳しいのでは」と国政の問題とともに、町議会についても「真剣に質問しているのは壇上議員だけ。それがやかましいからと排除するような議会はおかしい」との発言もありました。増税を推進するような意見書を町議会があげるなんて!と、お怒りの発言も。

 小さな町では地縁・血縁の関係もあり、何かとモノ言うのは勇気のいることです。そのなかでも日本共産党の檀上議員が、ひるまずに住民の声を代弁している意味の大きさを痛感しました。「檀上さんだけでなく、共産党の議席を増やさねば。まだ共産党の力が小さい」「議員を増やす勢いでいけば、畠山さんも議席に届く」などの話にも発展していきました。

 3市町をまわって、どこでも党議員さんの結びつきや奮闘が伝わってきました。来年は参院選の前に、統一地方選があります。声にならない声を拾い上げ、しっかり議会で反映させる日本共産党議員は、手前味噌でなく「宝の議席」と言うべく存在だと思います。だからこそ、その土台にうえに国会でも、くらしや地域に根ざした質問をすることができます。ここが日本共産党の大きな強みです。

 明日は乙部町・江差町へまわります!

 【今日の句】国会は 民意無視した 強行か

2018年6月27日水曜日

手を振っての嬉しい激励

 大雨のなか苫小牧市で原けいじ市議候補の応援、午後は八雲町で宣伝と調査、夜は北斗市で小集会と駆け回った1日となりました。

 市議補欠選挙(定数2)に立候補した原けいじさんは、何と今日が誕生日! 勤医協に勤めて25年、まさに命を守る現場にいた原さんを今度は市議会の現場へ送ろうと、党員や後援会員のみなさんが雨のなかでも駆けつけてくださいました。

 ちょうど国会で審議中のカジノ解禁は、苫小牧市では大きな焦点になっています。5人いる候補者のなか、キッパリとカジノ反対を掲げているのが原けいじ候補です。カジノよりも医療や福祉に税金を使おう!との訴えに、雨のなかでも車から手を振る方の姿が目立ちました。私の応援も、力が込もりました。ぜひ苫小牧市にお知り合いがいる方は、市議補選は日本共産党の原けいじさんを!と、お広げください。

 JRに飛び乗って八雲町に着いたら、驚くほどの晴れ間が! それでも午前中は川が氾濫するんじゃないかと思うほどの豪雨だったとのこと。佐藤智子・横田喜世志の両町議と宣伝を始めると車から窓を開けて思いっきり手を振る方もいて、とても励まされました。嬉しいですね。

 八雲町では国立病院での懇談もおこないました。札幌市と函館市への移転計画が発表され、患者や親のみなさん、職員にも不安や心配の声があります。八雲病院での医療の特殊性と歴史を考えたら、不安や心配の声が出るのも当然です。人生の選択にもかかわる事態があります。今日は詳しく書くことは避けますが、政府への交渉の機会に、しっかり聞いた声を届けます。

 北斗市では茂辺地地域で小集会。藤田啓実市議の車で会場に着くと、何と予想を超えて45人もの方が来てくださっていたのにはビックリ! 前田治市議から介護保険や子育てについて議会で質問した内容が報告されて、私からは党に入ったきっかけや国政の現状、安倍政権に代わる新しい政治に向けての政策と野党共闘、また自民党議員との関係といった普段は話さない内容も含めて約40分話しました。

 明日・明後日も渡島・桧山管内をまわります。明日は北斗市と七飯町を宣伝でまわり、森町で「つどい」です。明日も雨の予報ですが、雨に負けず元気に訴えます。

 【今日の句】お天気は ムリでも政治は 変えられる

2018年6月26日火曜日

沿線自治体に責任を押しつけるな

 JR札沼線をめぐって当別町・月形町へ、両町長さんと懇談させていただきました。国の姿勢こそ問われるべきだと痛感しました。

 JR北海道がバス転換を進めている札沼線。月形町長さんが容認の会見をおこない、昨日は新十津川町長さんも同じく容認の発表をしました。とはいえ鉄路がなくなることを喜べるわけではなく、両町長さんとも「苦渋の決断」と述べたと報じられています。

 そもそも札沼線は、新十津川駅からの最終列車は午前9時台。これが始発であり、最終列車です。これで利用者が増えるはずもないのですが、月形町長が先日、町民との列車ツアーをしたら20人ほどが乗っていたとのこと。JR北みずから不便な交通機関にしてきた部分もあると思います。

 そもそもJR北は、鉄道・運輸機構を通じて株を保有している国に責任があります。それなのに廃線か否かの決断を沿線自治体にゆだねて、住民でも意見が分かれ、首長が責任を取る事態にまで進めてきたことに私は異議を唱えたいのです。今日も当別・月形の両町長さんの話を聞くなかで、その意を強くしました。

 2つの町で町長さんがバス転換を容認したとはいえ、JR北から住民への説明なども必要ですし、特に高校生の通学をどう保障するかも課題になります。国も夏に向けて支援策を発表するようですが、いくつかの路線を廃線することと引き換えに支援するという姿勢だったのなら許されません。

 懇談の後は札幌へ、池田由美市議と住民のみなさんと道財務局へ要請に行きました。自衛隊病院の跡地を、社会福祉施設などへ使ってほしいという内容です。スキームとしては札幌市の町づくり計画があり、その内容をもとに国は協議するということなのですが、市民が何を求めているかを認識してもらううえでも大事な要請でした。

 国有地は公共・公有のためで、高く売れればいいというものではありません。それは道財務局でも同じ立場ですし、要望の内容もしっかり受け止めていただきました。これから札幌市にも、さらに話を詰めていかなければいけませんね。

 明日は苫小牧市議補選の応援に行ったあと、渡島・桧山管内のキャラバンにまわります。

 【今日の句】できること 国はどれだけ やってきた

2018年6月25日月曜日

統廃合より、教育に自由と余裕を

 朝の定例宣伝の後、今日は札幌北区で「つどい」や訪問・懇談など。話題になった1つが、札幌市での小学校「統廃合」計画についてでした。

 市としては「統廃合」ではなく「適正化」といいたいのでしょうが、何をもって「適正」とするのかは議論が必要です。わが家の子どもが通っている小学校も実は対象校ですが、今年卒業した上の子は学年1クラスでも何の不都合もなかったし、充実した学校生活だったと思います。

 教育で「適正化」を言うなら、教師の受け持つ生徒数や、子どもの学習意欲を奪うかのような学習内容のつめこみこそ見直しが必要だと思います。結論から書けば、教育現場に今こそ自由と余裕が必要です。

 小1の子どもが、いま引き算を習っています。先日の宿題がよくわからないと言うので見てみると、引き算の「概念」がごちゃまぜになっている問題でした。引き算には、①残数(「10個のボールから3個とったら何個になりますか」)、②部分(「10個のボールのうち3個はドッジボールです、サッカーボールは何個ですか」)、③差(「ドッジボールは10個、サッカーボールは3個、どちらが何個多いですか」)があります(言い方は、私の言い方です)。

 うちの子は①なら理解できたのですが、プリントの問題は②の内容でした。10個のボールは残ったままなので、何から何を引くのか、よくわからないんですね。学校で教えているのかもしれませんが、理解には個人差もあるし、なかなか教えるのに苦労しました。

 中1の上の子の教科書を見ても、私の中学生のころなら2年生で学んでいた内容が並んでいます。しかも思考力を問う問題もあり、それはそれで必要だと思いますが、その分の考える時間がなければ、子どもたちは十分に納得できずに進んでしまうことになりはしないだろうか。分量を見て、授業時数的にも余裕なく進むだろうなと思いました。

 教育現場の忙しさが社会問題となっています。教員の負担を軽減しなければ、心に余裕をもって子どもと接することができません。まして20人程度ではなく40人近い学級では、ますます厳しいものとなるでしょう。教育とは別に、地震など災害のときに大人数の子どもたちを守るのも負担となるでしょう。学校が統廃合となれば、避難拠点である学校をなくしていいのかという点も今日的な論点です。

 一方的な決定ではなく、地域で話し合うことが当然必要です。その際、真ん中に置くべきは子どもの権利だと思います。札幌市には、子どもの権利条例もあります。保護者だけでなく、子どもたちの意見を聞くことも必要だと私は確信しています。子どもは決して、受け身の存在ではありません。

 安倍首相は第1次政権のときに、教育基本法を改悪しました。その時の悔しさは、今も私は忘れていません。国連から勧告を受けるほどの競争的環境と、上からの道徳と愛国心の押し付けは正さなければと心から思っています。教育現場にいた者として、子どもの健やかな成長を脅かす政治を早く変えたい!

 【今日の句】悪政を 反面教師に 学んでね

2018年6月24日日曜日

戦争の記憶を継いで

 北海道勤医協総会であいさつし、そのまま札幌市白石区で入党の呼びかけに。そこで聞いた党員さんの話が心に残ったので記しておきます。

 いっしょにまわってくれたTさんは今年、数えで87歳。体の調子が悪いところはありますが、背筋もピンとして話す口調もしっかりされている方です。お宅にお邪魔したご夫婦のところで、私から入党の呼びかけをした後にTさんが終戦前後の話をされたのです。

 --私は昭和7年の生まれ。戦争が始まったら、まともに教育も受けられなかった。男は戦地へ、女は子どもを育てるのだという時代。子どもたちは農作業もし、防空壕へ逃げる訓練もしてきた。

 --戦争が終わった後、資格を取ったり退職金ももらえるからと警察予備隊に入った人も多かった。私も募集に応じて入ったが、「警察の予備」どころか戦前の軍部そのままだった。訓練は過酷だったし、解散されたはずの軍の経験まで持ち出して「前の軍では-」などと言いだす始末で、何も変わっていないと感じた。

 --防衛大を出て幹部になった若い連中も、言葉はうまいが戦争の事実を知らないような生意気さがあった。結局、警察予備隊の幹部は昔から何も変わっていない、今の自衛隊にも引き継がれているのではないかと心配になる。安倍首相など、戦争の何もわかっていない。

 --今の安平町に弾薬庫があり、そこへ実弾を運ぶ仕事もした。何発も何発もだ。隊員の匍匐(ほふく)訓練で、その頭上を実弾が飛び交う。銃などは固定されているだろうが、1つ間違えれば大惨事だ。実弾を飛ばす必要だったない。こんな弾の使い方するくらいなら福祉にまわしたらいい。軍事費については、よく見なければならない。

 --憲法を変えようとする安倍政権は必ず変えなければいけない。子どもや孫・ひ孫に平和な社会を残したい。日本が平和だったのは憲法9条があったからだ。

 こうやって言葉にすることで、話す言葉の1つ1つの迫力が薄まりはしないかと心配になります。それだけTさんは、自分の体験をていねいに話されていました。帰り際に私に「こういう話を多くの人に知ってほしいんだ」と話されていたことも印象的でした。

 お話を聞いたご夫婦は入党するに至りませんでしたが、夫さんが「ちょっと、それを読ませてください」と、あらためて入党の呼びかけなどが入った封筒を手にされました。今日のTさんの話は心に残ったでしょうし、ぜひ一緒に政治を変える仲間になってほしい。

 話しは前後しましたが、道勤医協社員総会には「戦争させない市民の風・北海道」の上田文雄共同代表が来賓で見えられていました。上田さんも「私も『戦争を知らない子どもたち』の1人だが」と述べつつ、戦争体験のない国会議員が多数のもとでの危機感を話されました。

 戦争を体験された方が、少なくなってきました。もちろん戦争を経験しない世代が多数となるのは幸せなこと。しかし、私たちの平和はどのような土台のうえに成り立ったのかを知らなければ、同じことをくり返すかもしれません。ドイツでは徹底した歴史教育がなされますが、日本は逆に侵略戦争の歴史をゆがめる動きが強いだけに、そのせめぎ合いに負けるわけにはいきません。

 明日は定例宣伝と、札幌北区での活動です。

 【今日の句】総理とて 戦争知らない 子どもでしょ