2011年6月25日土曜日

すでに大地震は現実の心配

 明日の資料準備をしながら、NHKで再放送の「北海道クローズアップ」を(ちょっとだけ)見ました。

 地層を調べると、500年周期とも言える地震・大津波の歴史がわかり、十勝沖と釧路沖の連動した大地震はすでに現実の心配である、と。

 もう「1000年に1度」だろうが「1万年に1度」だろうが、現実に大地震の起こる可能性がある日本列島。

 日常の備えも、行政の備えも、そして原発頼みの転換も、やっぱり必要だとあらためて思いました。

 明日に話す内容は、泊原発について。

 15kmほど沖の活断層の存在、津波(引き波)によって取水できない恐れ、20年を超えてさらに進むだろう老朽化‥‥心配は尽きません。

 一方で、北海道だからこそ持てる分散・小型のエネルギー源。

 すでに道内市町村の実践例。

 政治決断し、英知を結集した原発撤退のプログラムづくりは北海道から!との中身です。

 もう少し、これから勉強、勉強‥‥。

 【今日の句】 床きしむ 音さえ地震と 勘違い

2011年6月24日金曜日

紙議員とJR北海道本社へ

 昼に消費税廃止各界連絡会の宣伝をおこない、紙智子参議院議員とJR北海道本社へ向かいました。

 国土交通省から事業改善命令が出され、原因究明と再発防止に向けた認識や施策などを、紙議員が質しました。

 これまでトンネル内であれ、車両火災であれ「起きていなかった」ことを理由に「想定外」だった、と。

 民営化を前後して新規採用を抑え、40代労働者が少なく技術・経験上での継承は、報道などでも明らかになっています。

 合わせて検査の外注化が進み、最終的な責任がどこにあるか、あいまいな状況もあるのではないか。

 トラブルが続いているだけに、問題も構造的にとらえ深めなければならないと思います。

 JR西日本・福知山線の事故では社員への日勤教育が問題となりましたが、関係社員への懲罰的な対応では許されるはずもありません。

 現場を預かる社員の声を、きちんと受け止める経営体制・企業風土をつくれるか。

 このことがJR北海道に問われているのでは、と私は思いました。

 また、軽量化・スピードアップが進み、燃料タンクや車両等の安全は大丈夫か、メーカー責任の角度も検討が必要なのではないでしょうか。

 安心・安全の公共交通へ、政治がとらえる課題は多くあるはずです。

 【今日の句】 優先は 効率よりも 安全と

2011年6月23日木曜日

首相あいさつと、沖縄の実態は逆

 沖縄「慰霊の日」での追悼式を、テレビで見ました。

 中学生の嘉味田さんの感動的な訴えの後に、菅首相。

 「沖縄の負担軽減」「危険性の除去」という、従来どおりの政府の立場を示しました。
 
 しかし、辺野古「V字」案で米国と合意し、普天間基地へのオスプレイ配備、高江ヘリパッド建設工事再開‥‥首相の言葉とは逆の「基地強化」が、実際には進んでいるではないか。

 昨年の一連の選挙や県民集会で、沖縄の民意は明らかになってきたはず。

 そのことにも思いを馳せず、追悼式に参加しているのだとしたら‥‥。

 首相がマイクに向かう時に、野次が飛んでいたようにも聞こえました。

 来週、北海道でも安保破棄実行委員会などで宣伝をおこないますが(私は宮城へ行くので不参加なのです)、連帯した活動を広げなければ。

 今日は、党の「復興提言」「原発提言」を持って団体訪問・懇談。

 党への要望、地域経済との関係、労働運動‥‥話は多岐に渡り、寄せられた期待に応える活動をしなければ、と思いを新たにしました。

 【今日の句】 決意なら アメリカ相手に 伝えては

2011年6月22日水曜日

ようやく宮城県へ行けそうです

 来週27日(月)夜にフェリーに乗って、宮城県へ行くことができそうです。

 救援・復興活動の、少しの力になれれば。

 もっと早く行きたかったのですが、実は4月に長男が生まれるという、家庭の事情もありました。

 いま党として、都道府県が分担して救援・復興活動にあたっています。

 北海道は気仙沼市担当なので、たぶん私も気仙沼中心に活動となります。

 生まれた石巻市でも、足を運べれば。

 すでに党全体で、のべ約6000人を超える活動をおこなっています(こちら)。

 北海道からも数十人行って、共通した感想は「まだまだ復興には時間がかかる」ということ。

 泥だし、清掃、「御用聞き」や物資届け、また党としてアンケートにも取り組み、市の復興計画や国へと反映させる取り組み。

 このブログを読んでくださっている方で、ボランティア等を望まれる方は、ぜひコメントください!

 現地まで行けなくても(行けない方のほうが多いのですから)、知恵を出し合って北海道でできることも一緒に考えあいませんか。

 【今日の句】 その心 つながる道が きっとある

2011年6月21日火曜日

問題は延長で議論する「中身」

 明日が会期末の国会で、首相の退陣時期とからめて延長幅が決まらない--こういうことが繰り返されて、また政治不信が広がることが心配です。

 何より、被災者支援を明確に「中身のある」延長であってこそ。

 党内がコントロールできない民主党ではありますが、自民党も党略的な対応ばかりが目につきます。

 その一方で、すでに「大連立」状態でもあるわけで。

 一昨日、復興基本法案が参院で成立しました。

 しかし「中身」は、国からの復興を地方自治体が「義務」を負って実行するという、住民の声を生かした復興とは、反対の道筋のもの。

 財源をめぐる消費税の扱い、原発推進、そして沖縄での辺野古「V字」案‥‥政策的違いが、ここでも見られません。

 住民の声を生かした復興計画づくり、「二重ローン」解消の新たなスキームづくり、世論が高まっている「原発からの徹底」プログラム、復興国債は大企業の内部留保の活用‥‥こういうことこそ、政府が急ぐべきだと思います。 

 【今日の句】 今日もまた 見える景色は 先送り

2011年6月20日月曜日

JR北海道に事業改善命令

 JR北海道に、国土交通省から事業改善命令が出されました。

 大臣名の命令は2例目だそうで、JR北海道は問題を重く受け止める必要があります。

 報道などにもありますが、事故を生み出す背景の1つに、職員構成のあり方があるのではないでしょうか。

 一定年齢の職員が少なく、運転でも保守点検でも、経験の少ない若い人が多くいます。

 そういう事情もあり、エルダリースタッフ(退職後の再雇用)の力を借りてる部門もあると、関係者から聞きました。

 分割・民営化され、人員削減と外注化が進んだことも大きな背景。

 関連企業やメーカーとの、保守点検や機器・部品のチェックは正常だったのでしょうか。

 災害時のマニュアルが複数あったことなど、すぐに正せるものはあるかもしれません。

 同時に、構造的な問題は背景にないか、原因を掘り下げて検討すべきなのではないでしょうか。

 それだけ重みのある改善命令と、ぜひJR北海道は受け止めてほしいと、一道民としても心から思うのです。

 【今日の句】 政府にも 改善命令 出ているが

2011年6月19日日曜日

自転車の思い出

 今日は休みをいただき家の用事を済ませて、娘と約束した「自転車」乗り。

 まだ補助輪付きの我が家ですが、保育園の同じクラスには補助輪なしで乗ってる子もいるそう。

 焦ることはないし(私だって小学校1年生だった)、いつかは乗れるんだから‥‥と大人は思っても、子どもなりに「それなら自分もがんばる!」となるのかな。

 というわけで、補助輪を外して乗ってみたら‥‥動けなくて固まっている (^^;)

 私が押さえて、ヨイショヨイショ‥‥緊張しているためハンドルやサドルばかりを見て、まったく前を見ていません (^^;;)

 うまく行かないのか、途中で「やめる」と小声。

 「じゃあ、もう少し先のところまでね」と話し、何とか今日の自転車は終了。

 終わったら、外した補助輪を「車のタイヤ~」と言いながら、見立てて遊んでいました。

 自分を振り返っても、初めて乗れたときの達成感は何とも言えないものですよね。

 やればできるし、次の意欲も生まれてくる。

 そんな子どもの成長を支えて、そばで見る。

 楽しい1日でした。

 【今日の句】 ブレーキを かけずに進む 首相かな