2013年6月29日土曜日

過去にがんばってきた人がいたから、今がある

 今日は第51回北海道解放運動無名戦士合葬追悼会に、党道委員会を代表して参加しました。さわやかな青空に吸い込まれそうな日でした。

 北海道では戦前、治安維持法の弾圧のもとで虐殺された小林多喜二や野呂栄太郎など、先達の不屈のたたかいがありました。

 戦後も、労働運動・農民運動の高まりと、政治革新をめざす活動が広がりました。

 亡くなられた方々の遺志を受け継ぎ、さらに発展させようと建立されたのが写真の「労農運動犠牲者碑」です。

 建立は1949年ですが、札幌・月寒公園の脇の小公園へ1966年に移設されました。

 今年は59人の方を追悼することとなりました。

 紙智子参議院議員を、公私ともども支えた内山勝人さん。

 道議会議員を務めて、北海道の政治革新に奮闘した山科喜一さん。

 地方議員を務めたのは他にも、川邊政義さん(留寿都村議)・黒澤一喜さん(砂川市議)・澤野健三さん(江差町議)・中山明さん(長万部町議)・渡邊正治さん(余市町議)など。

 他にも労働運動、女性運動、平和運動、うたごえ運動など、各分野で活動された多くの方々。

 私が最初に立候補した時に、選挙カーを運転してくれた浅野良裕さんも含まれています。

 室内での追悼会、小公園での碑前祭と進み、ご遺族を囲んだ懇親会にも参加しました。

 感動的なお話が続きました。

 軍隊にいた夫が共産党に入り、その後はご夫婦で二人三脚の活動を歩んだこと。

 父が共産党の活動をしていたからと、子どもたちが就職で差別を受けながらも、親が正しいことをしていたと知っていたこと。

 生協や勤医協病院をつくるのに懸命なのに、いつも両親とも笑顔を絶やさなかったという方。

 女手一つで子ども4人を育て上げた母を困らせないよう、入党したことを秘密にしていたのに、それが分かった後に母親も入党してくれたこと。

 ある方は、こう話されました。

 「仏前に、都議選と参院選の勝利を報告したい」

 長く苦労して活動してきた先輩たちも、都議選の結果は喜んでいるでしょう。

 このように過去にがんばって、私たちにバトンを引き継いだ方がいたから、今があるんだと強く思いました。

 途中で、つらくとも投げ出さず。

 
 仲間と、希望や確信を語り合って。

 継続することが、最も大変なことだと、多くの方は実感しているはずです。

 特に社会を変えるとなると、しかも相手が大きいとなると、さらに継続は並大抵のことではありません。

 私も3回立候補をしましたが、「二大政党」や「第三局」ブームの前に、もどかしい思いを何度してきたことか。

 それでも私も今まで続けてきたことに、ちょっぴり自分をほめたい気持ちになりました。

 粘り強い活動が、新しい社会を準備しています。

 さぁ、がんばるぞ。

 【今日の句】 この空も いつの時代も 変わらずに

2013年6月28日金曜日

子ども1人ひとりに目が届くよう、教育条件の改善を

 札幌で、プラムの種を喉に詰まらせたお子さんが亡くなられました。心からお悔やみを申し上げます。

 親御さんの気持ちを考えると、いたたまれない思いでいっぱいになります。

 以前に仙台市で同様の誤飲事故があり、防止策が通達されていましたが、特別支援学校のみで特別支援学級には、札幌市では伝わっていなかったようです。

 私は中学校教員でしたが、その年齢でも誤飲事故の心配はありました。

 例えばコッペパンを、ふざけて早食いや、つぶして丸飲みするケースなどです。

 その年齢ぐらいなら詰まっても自分で対処は可能ですが、命にかかわる問題だけに、そう簡単に済ますわけにはいきません。

 いわゆる「普通学級」でも、特別支援学級でも、すべての子どもに常に目を配ることは大変です。

 もっと人数が少ないか、教員を加配するかしないと難しい、という実感が現場にはあるのではないでしょうか。

 必修化された武道、疲れ切ったなかでの部活動、そして「いじめ」などがあるなかで、子どもの安全を確保するために何が必要か。

 とにかく「子ども1人ひとりに目が届く」状況をつくるのが、一番の前提条件であると私は思います。

 こういう事故を、くり返してはならないですよね。

 さて今日も、朝から晩までビッシリと。

 道庁前行動にも参加できず、本当に残念。

 やることがいっぱいで、頭パンパンです。

 【今日の句】 キーボード 1日何回 叩くやら

2013年6月27日木曜日

振り返れば、いつも「国民の立場」は日本共産党

 森つねと予定候補のDVDをつくり、選挙応援弁士の方と打ち合わせ‥‥忙しい、忙しい。いよいよ参院選公示までも、1週間となりました。

 冷静に考えないといけないのは、選挙のために忙しいのではなく、政治を変えるために忙しいということ。

 私のフェイスブックでも、母子家庭の生活の大変さに触れたコメントをいただきました。

 職場でも、くらしでも、アベノミクスだろうが変わらない現実。

 もっと政治が目を向けるべきは、このような庶民の現実ではないでしょうか。

 そのためには、国民の立場でがんばりぬける政党が大きくなるのが一番です。

 ふと、思い出しました。

 私が2007年の参院選で初めて立候補した時は、小泉「構造改革」で、くらしや地域切り捨てに猛烈な批判が現れてきた時でした。

 この「構造改革」批判を前に、当時の安倍政権は参院選で敗北しました。

 当時は、自民党政治に対する批判者として、多くの方が民主党に期待をしていました。

 しかし民主党の末路は、あらためて言うまでもないとおり。

 「第三極」にしても、自民党と同じレールであることもハッキリしてきました。

 そう考えると、いつの時でも「国民の立場」で、ぶれないできたのは日本共産党だけなんだよな、と自分でも思いました。

 そして今、どの問題でも課題山積のなか、抜本的な対案も示している。

 多くの方に、こういう党の姿を知らせたいですね。

 明日も元気に(内部の仕事が中心ですが)がんばります!

 【今日の句】 気がつけば 夏至を過ぎてた 初夏の夜

2013年6月26日水曜日

子育て母さんたちと「なんでも政治トーク」

 参議院で首相の問責決議が可決され、「散会」の形で通常国会は閉幕。いよいよ参院選本番に突入!の状況となりました。

 夕方には紙智子参議院議員が飛行機で駆けつけ、森つねと道選挙区予定候補・木村けんじ比例予定候補ともども、決意と党の政策を述べました。

 事前にお知らせしたこともあり、報道各社も一斉にカメラを向けていました。

 くらしを壊すアベノミクスか、家計応援と雇用安定の経済対策か。

 消費税と社会保障改悪で弱者切り捨てか、財源を「別の道」でつくり安心の日本をつくるのか。

 成長戦略に原発を入れて固執する道か、再生可能エネルギーを普及する新しい日本か。

 憲法を変えて「権力の思いがまま」とするか、憲法を生かして国民の声が生きる道か。

 公約違反のTPP推進を続けるのか、食料・地域経済・日本の主権を守るのか。

 こう並べると、対決軸は「自民党 vs. 共産党」だと思います。

 国会で実際に、いつも日本共産党は国民の立場を貫いてきたんですから。

 この宣伝の前には、子育て中のお母さん達との「なんでも政治トーク!」に、お邪魔しました。

 私からはヨーロッパと日本の子育て政策の違い、原発「新基準」の何が問題か、そして自民党の憲法改定案を説明しました。

 「自営業で国保保険料も分納、保険証も短期更新のもの」というお母さん。

 「どうしてヨーロッパは、そんなに国民を大事にするの?」というお母さん。

 ヨーロッパだって、100年以上も昔は児童労働が当たり前でした。

 多くの運動家や思想家が悲惨さを告発し、マルクスの「資本論」の影響もあって、労働運動の高揚と改善が始まっていきました。

 それ以前から人権宣言を掲げた歴史もありますが、きちんと国民の運動で、政治を動かしてきた結果であるんですよね。

 ざっくばらんに、くらしと政治を結びつけて考える機会って、そうないはず。

 1時間でも30分でも、そんな機会があれば、まったく社会の見方が変わると思います。

 もっと私も、いろんな人と話していかなきゃな、と思いました。

 さぁ事実上は参院選スタートのようなもの、子どもたちの未来のために頑張らないと!

 【今日の句】 統制の 教育よりも 寛容を

2013年6月25日火曜日

政策マンの血が騒ぐ

 これまでと一味違う、予定候補者討論会が開かれました。「北海道の観光政策を直接聴く会」です。

 参院選で道選挙区から立候補を予定している、主要政党の5人が初顔合わせ。

 この「会」は、観光関係の業者が実行委員会をつくり、初めて実施したものです。

 森つねと予定候補が何を話すか、政策マンの私も加わって検討し、いざ会場へ。

 党道委員会は、昨年に発表した「経済・産業提言」で、観光政策も述べているんです。

 さらに突っ込んで、世界の観光政策(特にフランス・パリは参考になりました)や、アジアとの交流状況も調べ、業界誌も目を通して、森さんも堂々と政策を訴えました。

 北海道の観光客は、実に4612万人。

 関連産業で生まれる約16万人の雇用効果は、北海道の労働者人口の約6%ですから、一大産業です。

 もちろんアジア始め海外観光客に来てもらいたいし、観光庁予算も8割がアウトバウンド向けになっています。

 そう言っても、観光客の圧倒的多数は国内旅行者などであり、近場で「ちょっと温泉へ」などという方も、多くいるのが現実ではないでしょうか。

 大きく言えば、賃上げや雇用安定、労働条件の整備などで、観光できる環境をつくることが大前提です。

 先ほど述べた観光庁予算は、中小業者を直接に温める事業は、ほんとにわずか。

 地方ごとに特色のある北海道では、自治体が自由に使えるお金を増やせる(観光予算に回せる)ようにする、規模と仕組みが必要だとも実感しました。

 異業種・他業種との交流が大事であり、そこから魅力ある観光地作りも進むでしょう。

 温かな「おもてなし」は、温かな職場環境があってこそでして、不規則勤務が多い業態だからこそ、身分が保障される取り組みも必要になります。

 アジアに向けた発信力強化へ、情報産業との結びつきを強める後押しを、官民ともにできないでしょうか。

 質問にこたえる形で、森さんがこのような話をしました。

 司会の方が最後にまとめられましたが、「お話される方同士が、うなずきあってる姿が印象的」だった「会」となりました。

 正直に言って、観光政策のみで言えば各党で大きな違いは、さほどないでしょう。

 もちろん違いもあるにはありますが、まずは一致できる点から始めてはどうでしょう。

 自分で準備にもかかわり、当日にも参加して、こういう「会」はもっと開かれていいと思いました。

 もちろん政党として、このような場がなくても政策を理解してもらえるように、もっと発信力をつけたいと思います。

 さて国会は、会期末に様々な動きが出てきています。

 党利党略の動きか、国民の立場での動きか。

 よく国会の動きを、ご覧いただきたいです。

 【今日の句】 区割りより 小選挙区を やめたらば

2013年6月24日月曜日

日本共産党がいるんだよ

 民主や維新の代表の進退に、私は関心ありません。自民・公明が多数となっている今、参院選でも日本共産党が大きくならなければ、との思いでいっぱいです。

 今日から始まった、森つねと道選挙区予定候補の政見放送に、終始付き添いました。

 森さんの渾身の訴えを、ぜひ選挙戦本番ではお聞きください。

 ある局では、派遣職で転々としている青年が「自分は必要とされていない」とのつぶやきを森さんが紹介し、「安倍首相は株価で一喜一憂するより、働く人の苦しみに応えるべき」との訴えに、何やら目を赤くして聞いている女性の姿‥‥。

 テレビ局でも、下請け会社では契約社員など不安定な働き方をしている人が多いと聞きます。

 「いつまで、この仕事を続けるのかな‥‥」と考える時も、あるでしょう。

 不規則な労働時間のうえに、「コード踏まないで!」「早く持ってきて!」などなど、いろんな要求もされることもあるでしょう。

 でも、どの職場でも、そういう働く人がいないと成り立たない。

 それなのに、不安定雇用に低賃金。

 期待していた民主党も、第三極の政党も、期待はずれだった。

 そう思っている人に「日本共産党がいるんだよ」と呼びかけたい。

 安倍政権に対してぶれずに対決し、変えるための対案と行動力を持つ党です!

 【今日の句】 ブラックな 企業社長に 負けられぬ

2013年6月23日日曜日

日本共産党、東京都議選で前進!

 このブログを書いている時点で、東京都議選で日本共産党は改選前8議席から、議案提案権を持てる11議席以上へ前進です!

 都知事提案に自民・公明・民主・みんな・維新の各党は、すべて賛成の「オール与党」でした。

 (つまり、もともと「野党第一党」というわけですね)

 議会でチェック機能を果たせるのは、日本共産党しかありませんでした。

 入所待ちが多いなか、保育所建設に尽力もしてきました。

 原発事故が起きてからは、隅ずみで放射能測定などもおこなってきました。

 民主党が公約違反をしてきた新銀行東京などの問題では、追及してきたのは文字どおり日本共産党だけという状況でした。

 都政だけでなく、国政の状況を見ても、危険な安倍政権に立ち向かっている姿を、評価してもらえたのではないでしょうか。

 もちろん政治は選挙がゴールではなく、スタートです。

 新しい都議会で、日本共産党議員団は、これまで以上の奮闘をするでしょう。

 さて、次は参院選。

 都議選は「前哨戦」と位置づけられてきましたが、この結果は結果として、北海道で日本共産党の力を知ってもらえるように、私は引き続きがんばります。

 今日は教職員後援会で、情勢報告。

 憲法改悪なんて許すもんか!と、意気高く話し合いがおこなわれました。

 【今日の句】 満月が 大きな夜に 気も新た