2013年6月25日火曜日

政策マンの血が騒ぐ

 これまでと一味違う、予定候補者討論会が開かれました。「北海道の観光政策を直接聴く会」です。

 参院選で道選挙区から立候補を予定している、主要政党の5人が初顔合わせ。

 この「会」は、観光関係の業者が実行委員会をつくり、初めて実施したものです。

 森つねと予定候補が何を話すか、政策マンの私も加わって検討し、いざ会場へ。

 党道委員会は、昨年に発表した「経済・産業提言」で、観光政策も述べているんです。

 さらに突っ込んで、世界の観光政策(特にフランス・パリは参考になりました)や、アジアとの交流状況も調べ、業界誌も目を通して、森さんも堂々と政策を訴えました。

 北海道の観光客は、実に4612万人。

 関連産業で生まれる約16万人の雇用効果は、北海道の労働者人口の約6%ですから、一大産業です。

 もちろんアジア始め海外観光客に来てもらいたいし、観光庁予算も8割がアウトバウンド向けになっています。

 そう言っても、観光客の圧倒的多数は国内旅行者などであり、近場で「ちょっと温泉へ」などという方も、多くいるのが現実ではないでしょうか。

 大きく言えば、賃上げや雇用安定、労働条件の整備などで、観光できる環境をつくることが大前提です。

 先ほど述べた観光庁予算は、中小業者を直接に温める事業は、ほんとにわずか。

 地方ごとに特色のある北海道では、自治体が自由に使えるお金を増やせる(観光予算に回せる)ようにする、規模と仕組みが必要だとも実感しました。

 異業種・他業種との交流が大事であり、そこから魅力ある観光地作りも進むでしょう。

 温かな「おもてなし」は、温かな職場環境があってこそでして、不規則勤務が多い業態だからこそ、身分が保障される取り組みも必要になります。

 アジアに向けた発信力強化へ、情報産業との結びつきを強める後押しを、官民ともにできないでしょうか。

 質問にこたえる形で、森さんがこのような話をしました。

 司会の方が最後にまとめられましたが、「お話される方同士が、うなずきあってる姿が印象的」だった「会」となりました。

 正直に言って、観光政策のみで言えば各党で大きな違いは、さほどないでしょう。

 もちろん違いもあるにはありますが、まずは一致できる点から始めてはどうでしょう。

 自分で準備にもかかわり、当日にも参加して、こういう「会」はもっと開かれていいと思いました。

 もちろん政党として、このような場がなくても政策を理解してもらえるように、もっと発信力をつけたいと思います。

 さて国会は、会期末に様々な動きが出てきています。

 党利党略の動きか、国民の立場での動きか。

 よく国会の動きを、ご覧いただきたいです。

 【今日の句】 区割りより 小選挙区を やめたらば

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