2016年1月30日土曜日

野党は共闘

 衆院道5区補選にかかわり、私は橋本みかさんと千歳市へ。札幌・ススキノでは「野党は共闘」と市民の声。誠実な協議を、私も心から望むものです。

 参加できませんでしたが、ススキノの街頭行動には山口二郎教授やSEALDsの諏訪原健さんも駆けつけ、ママの会・ユニキタ・学者の皆さんらが多く集まられたとか。

 戦争法の廃止と、立憲主義を取りもどす。

 そのために安倍政権を倒そう、だから野党は共闘を。

 目的と手段が逆になってはいけないわけで、そのような筋を通した協議ができるのならば日本共産党も候補調整に応じることは、すでに表明済みです。

 相手のあることだから進まないこともあるでしょうが、それは協議なくして解決しないもの。

 協議があれば落ち着く点も見えるかもしれないし、協議がなければ、それこそ与党からの「野合」批判の根拠を提供することにもなるでしょう。

 千歳市の党と後援会の「春をよぶ集い」でも、橋本みかさんや鈴木龍次・石狩地区委員長からも強調されました。

 私からも国会情勢報告を兼ねて、ここ5区での野党共闘の意義を、あらためて強調しました。

 自衛官宿舎から、橋本さんに子どもたちが手を振る姿も見えたといいます。

 自衛官の家族から、「安保法制だけはやめてほしい」などの声も寄せられているとも聞きました。

 千歳市は「自衛隊の町」として、戦争法とさえ言いにくい雰囲気もあると言いますが、だからこそ不安を抱える方も多くいるのです。

 今は間違いなく日本の岐路ですし、当事者とご家族にしても大きな岐路。

 安倍首相が改憲にまで踏み込んで発言しているなか、道5区補選は何としても勝利して、安倍首相の野望にストップをかけなければいけない。

 しっかりした協議と合意が市民の目にも映ってこそ、大義あるたたかいとなるでしょう。

 私もマスコミから取材を受けましたが、大事なことは、筋を通してこそ最大の力が発揮されるということ。

 戦争法廃止・立憲主義を取り戻すための「野党は共闘」に、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】 まとまれば 春が近くに 見えてくる

2016年1月29日金曜日

無責任な再稼動

 使用済み核燃料の処理を先送りして、原発を動かす道理がどこにあるのでしょう。何かと言えば責任を口にする安倍首相、核燃サイクルは成り立つのですか?

 毎週金曜日におこなう反原発行動など無視するかのように、高浜原発の再稼働。

 使用済み核燃料は安全に保管するしかない現状ですが、せめて増やしてはいけない。

 そうでなくとも、日本が多量のプルトニウムを保有していることには国際的な懸念もあるのですから。

 原発を動かさないでも各電力会社の経営は成り立っているわけで、電力供給の点でも国民の節電努力で乗りきってきた。

 世論調査をすれば再稼働反対は常に多数派ですし、原発に頼らない道こそ!

 さて国会は甘利大臣の辞任で審議日程も定まらず、何より真相究明が必要だと野党側では言い続けています。

 私も会議などを渡り歩き、夜には農民連女性部のレセプションへ。

 お酒から手作りお惣菜まで、全国の持ち寄りがズラリ!

 食の大切さを実感です。

 北海道のみなさんとも交流し、奈良のみなさんとは一緒に農民連音頭まで踊りました。

 やっぱりTPPはダメですよ。

 【今日の句】 反省が ないのも政府の 特徴と

2016年1月28日木曜日

安倍首相の任命責任は

 午前に北商連のみなさんが来室され、午後はデモ参加のみなさんといっしょに増税反対! 夜は甘利大臣辞任の情報収集に追われました。

 北商連のみなさんが来室された際には、マイナンバーや消費税、厳しい税の取り立てなどなど、安倍首相の言う「アベノミクスの果実」なんてどこの国の話だという現状を聞きました。

 国税庁交渉に参加された方も、北海道だけでなく全国の商売の現状の厳しさに驚かれたとか。

 消費税は「預かり金」だから払って当然と言われますが、現況の経済環境から転嫁できずに持ち出しとなっている業者が多くいることは、消費税の滞納額の多さから見ても明らかです。

 8%から、あまり時間も置かずに10%へとなれば準備も大変ですし、消費に対する影響も心配。

 痛税感の緩和としての「軽減税率」(=据え置き税率)も、家計全体で見れば増税なのですから、経済への影響をやわらげる効果には疑問符がつきます。

 社会保障の財源を消費税に頼るのでなく(そもそも社会保障費に充てられているかも疑問ですが)、富裕層や体力ある大企業への優遇税制をあらためること、政党助成金や防衛費の見直し、中長期的には所得税などの累進課税の強化などで対応できないか。

 経済政策も、大企業頼みのトリクルダウンは進んでいないのですから、中小企業への支援とセットの最低賃金引き上げで購買力の向上を急ぐ必要がないでしょうか。

 貧困と格差の広がりを止めることを、いま政治の最優先課題に据えるべきだと思います。

 さて、甘利大臣の記者会見は、ご覧になったでしょうか。

 大臣辞任は秘書への監督責任が理由のように聞こえましたが、しっかり会見録も見ておきたいと思います。

 とはいえ、今日の会見では途中経過と話されていたように、引き続き説明責任は問われます。

 そして安倍首相も、続投させる意向だったはずですが、任命責任は。

 TPPの中身自体も、交渉経過も、誰が後任だろうと厳しく問うていきたい。

 【今日の句】 貧困の 広がり総理は 直視して

2016年1月27日水曜日

強弁は弱さの裏返し

 ヤジもひどいが、甘利大臣も安倍首相の答弁もひどいと感じた今日の衆院本会議。明日は参院で山下芳生参議が質問に立ちます!

 ヤジ自体はありえることですが、ちょっと限度を超えているのでは。

 先日も書きましたが、怒号のようなヤジに大島議長から注意もあったのに忘れたのでしょうか。

 というより、異論はあれど野党の指摘をまずは受け止めるという、与党の余裕がないということかもしれません。

 甘利大臣は「しっかりと説明責任を果たす」との答弁でしたが、それは当たり前のことであって、それに対して自民党席から大きな拍手が出るのも私には理解できません。

 十分すぎるくらいの疑惑ですが、それでも与党席から「国民が納得するまで説明するんだぞ!」とぐらい、叱咤する方はいないのでしょうか。

 安倍首相に至っては、戦争法について「憲法に合致している」と、多くの憲法学者などが憲法違反と言っていることに文字どおり「挑戦」的な答弁をおこないました。

 強弁と言えるような答弁ですが、それは弱さの裏返しのように思います。

 国民を納得できる論拠があるのなら、国会をまたいででも論議をすれば良かったはずで、なぜ委員会で強行採決をおこなったのか。

 しかも参議院は、総理入り質疑前の採決だったわけで、まったく総理自身も説明責任を果たしていなかったではありませんか。

 これ以外にも、くらし、経済、TPP‥‥など大きなテーマでの論戦は引き続きこれからです。

 重ね重ねですが、明日は参議院で山下書記局長。

 午前10時50分ころからNHKで!

 【今日の句】 実るほど 頭が垂れる 答弁を

2016年1月26日火曜日

今日の本会議の様子は‥‥

 今日と明日は衆院代表質問。日本共産党は明日、志位委員長が午後3時ころから質問に立ちます。ぜひNHK中継で!

 そういうわけなので今日は座りっぱなしで他党の論戦を聞くわけですが、気になったのは自民党席からのヤジ。

 声の大きさに加えて議席数が多く、ヤジと言うより怒鳴っているようにしか聞こえないのです。

 さすがに大島議長が注意を一度しましたが、与党なんですからドンと構えて聞くぐらいできないのかな‥‥と思った私。

 ぜひ一度、傍聴の機会があったら見ていただきたいのです。

 どの党を問わず、選んだ国会議員がどのような言動を取っているのかを、じっくりと見てほしい。

 民主主義というのは国会議員を選んで終わりではなく、議員が代弁者たる活動をしているかも見ることだし、自分の意見を反映をもさせていくこと。

 議員も、自分の考えや国会の様子をSNSなども使って発信することが求められていると思います(そればかりでは困りますが‥‥)。

 本会議前には、復興予算について聞き取ったり、本会議後は夜までTPP協定文書の分析に時間を費やしたり‥‥という1日だった私。

 くり返しますが、ぜひ明日の志位委員長の質問をご覧ください!

 【今日の句】 国民の 声を背負って いざ明日

2016年1月25日月曜日

「オール沖縄」は前へ進む

 宜野湾市長選挙の出口調査(「共同」)で、辺野古の新基地建設反対は56.0%。今回の選挙結果で、民意は建設容認だとは単純に言えないでしょう。

 移設計画の政府の姿勢についても54.9%の方が「支持しない」と答えています。

 現市長も、辺野古「移設」の本音を隠したまま、普天間基地の撤去へ「政府とたたかう」と言っていたとも聞きました。

 菅官房長官は、今回の結果をもって「オール沖縄」勢力に批判的なコメントをしたようですが、これまで何度も示された民意に応えてこなかったのは政府・与党だったのではないですか。

 結果は残念ではありましたが、とはいえ安倍政権が引き続き強引な手法で新基地建設を強行するようなことは認められません。

 さて、全国で寒波と豪雪により亡くなる方もいるほど被害が出ていますが、農林水産委員の私としてはハウス被害なども心配になります。

 第一次産業は、このような自然災害にはかなわないもの。

 TPPで日本農業が疲弊を受けて、食料の安定供給が果たせない事態は起きないのだろうか。

 「海外へ攻めの農業を」と、輸出で生き残れと政府は旗を振りますが、こういう事態で食料の安定供給を最優先できるのだろうか。

 当面、被害を受けた方への補償や共済での支払いが急がれますが、大きくとらえれば食料の安定生産に国は責任を負うのかどうか、という問題だと思うのです。

 TPP担当相の甘利大臣は、そういうことも頭に入れて交渉したのでしょうか。

 金銭授受疑惑でも、まだ納得いく説明はされていない!

 【今日の句】 ひたひたと 民意は政府 追い詰める

2016年1月24日日曜日

北風にも負けず

 全国が大寒波に覆われる中、稚内市も日中は-8℃! そんな中でも多くの方が「新春のつどい」に来ていただき、私も元気をもらいました。

 なかなか行けない広い北海道の各地だけに、まさしく一期一会の思いで駆け回っています。

 「石巻市出身だって? 私は気仙沼だよ」「ずっと民主党に入れてきたけど、ここ3回は共産党に入れてきた」「安倍首相がテレビに出ると、すぐチャンネルを変えている」--私が初めてお会いした方の声ばかり。

 それだけ日本共産党に注目して、足を運んでくださったことが嬉しい。

 佐藤ゆかり市議のチビコちゃんが元気に会場内を走り回り、昨年初当選の中尾利一市議も得意のアコーディオンで会場も盛り上がり(写真)!

 アットホームななかにも、今年こそ安倍政権を終わらせる1年に!との思いが交流されたつどいとなりました。

 夕方の稚内空港は-12℃まで下がり、飛行機でもCAさんが寒そうにしていました(こういう時ぐらい、あたたかい格好が許されないのでしょうか)。

 天気のみならず国会も、甘利大臣の疑惑に対して明日から大荒れの展開が予想されます。

 50万円の授受も覚えていないような方が、どうして大臣という仕事を務められるか。

 まして2月4日に署名が予定されるTPPの担当大臣としても相応しくない。

 TPPそのものの中身も、しっかり問いただしていきます!

 【今日の句】 最北も 心一つに 燃えている