2021年1月9日土曜日

力をあわせれば変えられる

 「北海道オンライン演説会」は、いかがでしたでしょうか。まだの方はこちらから見ることができます。志位委員長の訴え、私はじめ小選挙区予定候補の決意表明など、ぜひご覧ください。会場で連帯のあいさつをしてくださった「市民の風・北海道」川原茂雄さん、メッセージを寄せてくださった立憲民主党・社民党・新社会党さんには、このブログからも心より感謝を申し上げます。

 ご覧になった方は気づいたと思いますが、北海道の私たちは事前収録のもの。さまざまな設定や時間内に収めることなどのためで、おかげで自分で自分の訴えを聞くことができたのもオンラインならでは。コロナ禍とともに自民党政権で傷つけられてきた北海道で、道内各地をまわって「現場・地域・歴史を知る」「フラフラしない」日本共産党の議席をと、私からは訴えました。

 志位委員長からは、国会での私の活動も紹介していただき、何としても国会へ戻してほしいと訴えていただきました。本当にありがたいです。その後は北海道の実態も踏まえてのコロナ対策の提案、菅政権による冷酷・強権政治の告発、国民多数の声からつくった「5つの提案」、岡野八代さんとの対談や坂本龍一さんのインタビューでも触れられた資本主義の矛盾と新しい社会への道筋-ー縦横に志位委員長が語りました。詳しくは、ぜひご覧くださいね。

 いつも室内の演説会は舞台袖、屋外では宣伝カー上で弁士の真横にいることが多いので、志位さんに正面から呼びかけられる演説を聞くというのは、私にとって新鮮でした。志位さんが「力をあわせれば政治は変えられる」と力を込めたところは、まったく同じ気持ちでした。私自身のことも押し上げてもらったし、北海道で力をあわせて比例議席を必ず回復するためにがんばりぬきたい。

 【今日の句】変えられる 力をみんな 持っている

2021年1月8日金曜日

やっぱり新自由主義からの転換を

 コロナ感染拡大に加え暴風雪の影響が心配です。秋田県では災害救助法を適用するとのことですが、政治・行政でも早め早めの対策が必要です。みずからのアンテナを、しっかり高くしておきたい。

 今日は北海道の地域づくりにとって、大事な懇談が続きました。JR北海道のダイヤ改正(3月)で留萌本線の減便が発表されています。深川19:22発・留萌行きがなくされるとのことで、沼田町や秩父別町へ帰る高校生への影響が出ることになります。先日、道高教組が関係自治体へ要請にも行き、その話を松野副委員長・本多書記次長さんからうかがいました。

 この時間は部活動や生徒会活動などを終えて、ちょうど帰るにぴったりの便。逃せば1時間も待つことになります。JRは利用実績が少ないことを理由にしているそうですが、深川西高校からだけでも13人は、この時間の便を使っているとのこと。深川東高校や旭川市・滝川市などに通っている高校生もいると思われるので、実績が少ないとは言えないはずです。

 留萌本線は、JR北海道が廃線・バス転換を狙っている路線の1つ。しかし今日のような雪となれば、バスよりもJRの方が安全度は高まります。廃線をねらって減便しているのではと勘繰りたくもなります。道立高校の統廃合を主導してきた道教委も、移動を確保することには責任もって声をあげてほしい。地域にとって交通は、住民がくらしていくための重要な問題なのです。

 道森林組合連合会にも足を運びました。道内木材を使ってリニューアルした事務所は、木の持つやさしさが伝わってくるようでした。コロナ禍での影響として、輸送用木材枠やパルプの需要が減っていることをあげた濱田修弘専務さん。価格維持に気をつけながら木質バイオ燃料用にまわしている状況もうかがいました。

 何しろ全国一の森林を有する北海道。先輩の植えた木が、ちょうど伐期を迎えています。その活用とともに再造林が必要で、支援のための起債ができる根拠法(間伐等特措法)延長が通常国会にかけられることも話題になりました。この起債に加えて、道としても補助を上乗せしていることから、北海道では9割の再造林につながっているといいます。全国から見て抜群に高い比率です。

 植林してから木材となるまで数十年かかるわけですから、保有者の世代も変わるし、意義や意欲を持てないと再造林にはつながりません。循環社会をつくるには、このような手立てを1つ1つ取りつくしていくことが必要です。しっかり国政へ反映していきたい。

 もうけ最優先の経済原則では鉄路は廃線、木は伐ったら山は放ったらかしとなります。やっぱり地域を支えていくためには、今の新自由主義の政治ではダメだと実感した1日でもありました。

 【今日の句】総理から なぜ緊迫さ 見えないか

2021年1月7日木曜日

希望は声をあげることから

 首都圏を対象として緊急事態宣言が発出されました。じゅうぶんな支援や補償が必要です。菅首相が国民に自己責任を押しつけて乗り切ろうと考えているのなら、到底許されない。そもそも今日の国会質疑にも首相みずから出てきて、自分の言葉で国民へ語るべきではなかったのか。

 困難ななかにも朗報あり。札幌市では、収入減のひとり親世帯に5万円の特別支援金が実現しました。要請していた「北海道生活と健康を守る会連合会」がニュースを出していて、今日の北海道新聞にも実施の記事が出ました。要求し続けることで、変化は生まれてくるのです。今日は、その道生連との懇談でした。

 他にもくりかえし道生連などが要望するなか、札幌市は昨年4月に国民健康保険の短期保険証を、窓口での留め置きでなく郵送しています。資格証明書についても「4月から新しい資格証は出さない」と回答があり、該当者は大幅に減ってきました。こう振り返ると昨年1年間で、ずいぶん変化は作り出されてきました。

 とはいえ課題は、まだまだ多い。不安が広がるなか「死にたい」との電話がかかってくると言いますし、障害者施設の職員も「定期的にPCR検査が受けられれば、安心して働くことができるのに」との要望もうかがいました。「マスクと手洗いばかり強調されても、現場の努力だけでは限界です」との訴えも、しっかり反映させていきたい。

 声をあげることから、希望はつくられます。困っているときは、遠慮なくご相談ください。

 【今日の句】会食は 出ても国会 出ないのか

2021年1月6日水曜日

流れは変えられる

 「病院への減収補てんを」「食料自給率を高めて」「再度の持続化給付金がなければ続けられない」。各団体をまわると課題や要望が相次ぎ、あらためて危機感やもどかしさが湧いてきます。切迫した状況は日々、強まっています。

 紙智子参議院議員と、新年のあいさつを兼ねてまわっています。北農中央会・小野寺俊幸会長、道労連・三上友衛議長、北商連・石塚隆幸会長などと親しく懇談しつつも、リアルな実態が次々と語られます。

 「コロナ禍で、マスクも自給できていないことがわかりました。まして食料こそ自給率を引き上げる必要があります。コメの転作が求められていますが、食料の安定供給を政治でしっかり進めてほしい。

 病院やガソリンスタンド、Aコープなど赤字であっても地域で唯一の施設だからと、必死に守っています。特に厚生病院はコロナ感染拡大のもとでも職員は本当にがんばっている。支援が必要です」(北農中央会・小野寺会長)

 「ハローワーク前で支援活動をしたら『家族分もいいですか』という方もいて、切迫した状況を肌で実感した」(道労連・三上議長)、「そもそも困難な人は医療にかかれない。夜回りなどにも参加してきたが、行政自身も地域に出るようにと働きかけたい」(道民医連・小内事務局長)など、短時間のあいさつのつもりが熱い懇談の機会ともなりました。

 東区・北区は小選挙区2区ということで、同区内に事務所がある団体には平岡だいすけさんも一緒にごあいさつ。「ここで勝てれば流れは変わるね」などの激励もいただきました。市民と野党の共闘へと力を尽くしてきた労組・団体のみなさんだけに、その熱い思いを交流できたこともよかったです。

 「ススキノは生活できない状態の人もいる。せっかくの給付金にも課税しないでほしいし、まだ家賃給付金などをもらえていない人もいる。融資を受けても、どう返すか困っているとの相談が年明けから続いている」「飲食業への支援は絶対にやってほしい。このままでは半分くらいつぶれてしまう。帯広では1人の業者が呼びかけた LINE 署名に4000人を超えた協力があったほど」-ーオンラインの役員会議前にうかがった北商連でも、切羽詰まった状況が相次いで語られました。

 とことん苦難に寄り添い相談に乗ってきた北商連は、会員が増えているともいいます。各自治体とも懇談をおこない、国の出先機関への交渉には私も同席しましたが、このような業者団体は国際的にも珍しいと井上事務局長。第3次補正予算で地方への臨時交付金が出たら積極的な提案をしようと話し合われ、このような姿勢に私も学ばなければと思いました。聞いた声は、しっかり反映していきます。

 紙議員とは、道原水協などの「6・9行動」にも参加。厳しい冷え込みのなかでも足を止めて署名しながら、「核兵器禁止条約を批准しない日本政府なら、変えなきゃいけないですよね」と話された方もいたとか。いよいよ条約発効を目前にして、行動に参加した方の熱い思いも伝わっていくような宣伝ともなりました。力をあわせれば、政治も社会も変えられるということを、しっかり私も広げていきたい。

 【今日の句】宣言と 言って終わるな 菅総理

2021年1月5日火曜日

浮き彫りになったのは大企業優先

 例年なら新年のあいさつまわりですが、今年はコロナ禍の影響や国政への要望をしっかり聞く機会にと足を運んでいます。首都圏中心に感染も拡大し、その影響は北海道にも押し寄せています。紙智子参議院議員とまわりました。

 大きな打撃を受けている業種の1つが観光関連業。「自然・平和・歴史・文化の旅づくり」を基本理念とする旅システムは、いろんな機会にお世話になっている旅行会社です。どの観光関連業と同じく前年比9割減もの減収に、持続化給付金や雇用調整助成金コロナ特例なども受けてきましたが、なかなか先が見通せません。

 GoTo 事業は「恩恵は大手旅行会社の方が大きいかな」という感じだったそうですが、感染拡大の現局面では業者のなかでも様々な意見があるようです。そのなかでも共通するのは「雇調金コロナ特例をやめられたら、事業は続けられない」「地域限定の割引など、地域で使えるような財政支援」。洞爺湖町でも同様の要望を受けただけに、あらためて国へ反映させていかねばと思いました。

 他にも大手航空会社やJRとの発券作業上の課題、距離を取るための団体バスにおける半数乗車への支援や規制緩和など、業界独自の課題についても話をうかがいました。「菅政権のもとで中小企業の淘汰路線が議論されていることも許せない」と紙議員。地域のお土産屋さんが話題にもなり、観光業者だけでなく地域へも面としての支援が必要だと確認しました。

 保健医療や保健福祉などで顕著な実績を残した団体や個人に贈られる、この分野では国内で最も権威ある賞の「保健文化賞」に、道難病連の増田靖子代表が選ばれたことのお祝いも兼ねて、同事務所を訪ねました。道内関係者で女性個人の受賞は初めてとのこと。みずから後縦靭帯骨化症という指定難病を抱えながらも、難病患者やその家族のネットワークづくりに尽力されてきたのです。

 「賞をいただけたのは嬉しいことですが、浮かれることなく引き続き仲間と力をあわせていきます」と増田さん。マスクを通して穏やかな笑顔が見えながら、コロナ感染については命にかかわる問題だけに表情も厳しくなります。先月うかがった時と同様に、命の大切さそのものを軽視しているような政府の対策の遅さを指摘されました。前回に聞いた「胆振東部地震の時も、今のコロナ禍でも、難病患者は後回しというのが現実です」との言葉を忘れてはいけない。

 今日も猛烈な寒波の日でしたが、最後は玄関先までお見送りしてくださった増田さんとスタッフのみなさん。つながりあうことや支え合うことの大切さを、いつも道難病連から学んでばかりです。

 紙智子議員の国政報告を兼ねて、「北海道たねの会」との懇談も持ちました。臨時国会では重要法案の1つとなった種苗法改定案。農家の自家増殖が制限されるといった、実際上は改悪だと市民の声も広がり、北海道では約4割の地方議会で慎重審議などを求める意見書があがるほどでした。世論を広げる活動で奮闘したのが「たねの会」なのです。臨時国会の前に調査で訪れた北竜町から黄倉さんや、当麻町の瀬川さんもわざわざ足を運んでくださいました。

 法案採決へと話題にのぼるなかで、ようやく農家や国民への理解が広がってきたばかりと口をそろえます。「もう少し時間があれば逆転できた。国民の中にパワーはある」「吉川元農相への献金疑惑が出て、企業寄りの農政なんだとハッキリした。今後はゲノム編集の問題もあり、消費者運動としてもあきらめない」など、前を向いた意見交換となりました。

 だからこそ、どう農業を発展させるかの熱い思いも語り合われました。「命を守るのが食料、そのために環境を守り育むという基本を押さえた議論を国会でもしてほしい」「規模拡大が美徳とされる農政でいいのか。韓国の学校給食を見習いたい。有機農業が広がる契機にもなっている」「北海道と九州では生産するものも文化も違う。各地に見合った政策ということはできないのか」など、時間が足りなくなるほどの意見交換になりました。

 「種子法が廃止されるときに、種苗法があるから大丈夫と言っていた議員もいましたよね」との発言にハッとしました。その時に国会で審議した当事者として、種苗法を担保にした議論が(当時の野党にも)確かにあったことを覚えています。今回はその種苗法が改悪されたのですから、やっぱりダメな時にはダメと言わなければならないことこそ教訓です。これからも力をあわせましょうと紙議員が応じましたが、まったく私も同じ思いです。

 今日のどのテーマからも、要は大手企業を優先する政治の反映なのだと気づかされます。根本から変えなければならない。

 【今日の句】顔色を うかがう政治 横行し

2021年1月4日月曜日

ぬくもりはあるか

 首都圏1都3県に「緊急事態宣言」を発出する見込みとなりました。北海道も切迫した状況は続いています。じゅうぶんな補償や検査の拡充、医療機関への減収補てんなど、政府として決断するべきです。

 今日は仕事始め。紙智子参議院議員、青山慶二・党道委員会委員長とマイクを握って、決意を込めて新年のあいさつをおこないました。コロナ禍から命と健康、くらしと商売を守る緊急の取り組みと、必ず今年おこなわれる衆議院総選挙で政権交代を果たすためにも日本共産党の前進を、と私からも訴えました。

 今日も寒さが厳しい北海道ですが、北風のような菅首相の冷たさに、どれだけの道民が苦しめられていることでしょう。ぬくもりの政治をつくる中心として、日本共産党が太陽のような存在にならなければと決意も新たになります。ふだんよりチラシを受け取ってくれる方の数も心なしか多かったような気がします。

 日本共産党としての「党旗びらき」もオンラインにて、志位委員長があいさつしました。例年なら紙議員と新年交礼会に駆け回るのですが、ほとんどが中止となり、今年は最後までじっくりと聞きました。これまで以上に、これからの日本や北海道をどうするかに重きを置いて訴えていかなければ。

 今月9日(土)14時からは「全北海道 日本共産党オンライン演説会」をおこないます。志位委員長が北海道のみなさんに向けて語る、特別のオンライン演説会です。私や道内の小選挙区予定候補もあいさつします。日本共産党 You Tube にて配信しますので、ご覧ください。まわりの方へも、ぜひお知らせください。

 【今日の句】緊急と言うが 見えない緊迫感

2021年1月3日日曜日

根本から見直す時代

 今日の「しんぶん赤旗」で、私を含む比例予定候補と小池晃書記局長の座談会が掲載されています。そして一面には坂本龍一さん! 資本主義のあり方まで問う坂本さんの、一言一言をかみしめながらインタビューを読みました。

 国際的な活動を進める坂本さんだけに、他の諸国と比べた日本の姿・日本の貧困の指摘には説得力があります。日本共産党への意見や、東日本大震災で受けた苦しみに寄り添ってきたこと、「何十年も突っ走ってきた暮らし方」の見直しなど、ぜひ多くの方にお読みいただきたいです。

 座談会の方も、じっくりとお読みいただきたいです。オンラインで2時間にわたる対談は濃密な内容で、池内さん・大平さん・白川さんの活動を聞いていて「すごいな~」と感服しました。地に足をつけた活動を全国で広げながら、市民と野党の共闘にも献身する党が議席を増やせれば、必ず政治は変わると実感しました。

 原稿を書いたり、読めなかった本を読んでいるうちに三が日も終了。家族といっしょに過ごせる時間もいただき、また明日からがんばります。

 【今日の句】目の前の 利益だけ追う 政治変え