2011年5月7日土曜日

いつまでも植民地扱いでいいのか

 ウィキリークスが公表した、こちらの密約が波紋を広げています。

 沖縄の人は、どのように感じているのでしょうか。

 自民・公明政治の転換を、と国民が声を上げ始めていた時期ですよね。

 その願いを受けて「政権交代を」と掲げていながら、その願いを裏切る密約をすでに結んでいる。

 この内容が事実であれば、あまりにもひどい。

 どの国であれ、政権が代わった時に外交上も変化は起きます。

 「政治の継続性」というのは、これまでの誤りを継続することとは違うでしょう。

 米国との密約では、過去には核兵器持込み、最近では在沖米軍のグアム移転水増し‥‥言いなりというか、独立性がないというか。

 植民地同様の扱いが「国益」とでも言うのでしょうか。

 未来永劫、このような関係を続けていくのでしょうか。

 民主党はもちろん、自民・公明も反省も含め、明確に国民の前に示すべきだとも思います。

 軍事同盟ではなく、対等・平等・互恵の友好関係でいいのではないでしょうか。

 そのうえでも、アジアでの緊張関係を解く戦略を持つことも必要ですし、その道筋は描けると思います。

 【今日の句】 子どもには 自立をしろと 言うくせに

2011年5月6日金曜日

停止要請を受けた浜岡原発

 夜のニュースで驚きました。首相が、中部電力に浜岡原発の全原子炉を停止するよう要請した--。

 専門家などから、相次いで危険性が指摘されてきた浜岡原発。

 予測される東海地震の、震源域の真上にあるわけですから、今回の停止要請は当然では。

 連休中に科学誌なども読みましたが、今回の地震による誘発、「完全な安全」などない原子力技術の到達点、その立地状況‥‥どの角度から見ても、リスクが大きいのが浜岡原発であることは間違いないと思います。

 同時に、北海道・泊原発も総点検が必要な状況にあることは、間違いありません。

 そもそもこんなに原子力行政での天下りが横行している現実を見れば、点検・検査などが大甘になります。

 北海道電力・泊原発にからんでも、同様のことがありました。

 計画的に、かつ速やかに、停止・点検・転換のサイクルを!

 そして、再生可能エネルギーの研究・開発の拡充を、急ぐべきです。

 【今日の句】 原発を 金の成る木に してならぬ

2011年5月5日木曜日

子どもの言葉に耳を傾けよう

 子どもの日を迎えるたびに、どの子も人間らしく成長できる環境を--と書いてきましたが、今年ほど、その思いが強い年もありません。

 東日本大震災。

 もう何度となくブログでも書いてきた言葉ですが、この6文字にどれだけ多くの人生が翻弄(ほんろう)されたか。

 そして、これから未来に生きる子どもたちから、日常生活までも奪ってしまいました。

 希望ある未来へ、子どもたちの言葉にも耳を傾け、一緒に社会をつくる決意を固める日でもあってほしい。

 昨年6月、国連子どもの権利委員会からの、日本への懸念--

 「子どもを権利を持った人間として尊重しない伝統的な見方が、子どもの意見に対する考慮を著しく制約している」

 特に日本政府が、重く受け止めてほしい、と切に思います。

 【今日の句】 天下る お金を子どもへ 復興へ

2011年5月4日水曜日

太鼓

 今日は朝から弁当をつくり、娘と「乱拍子」公演へ。実は、保育園のクラスの子のお兄ちゃんも出ていて、会場にも保育園の子がワンサカいました。

 人形劇も楽しく見て、最後には子どもたちは太鼓も叩かせてもらい。

 娘もステージで、リズムは合ってないけどドンドコ叩いてました。

 さぞ楽しかっただろうと思いきや‥‥家に帰ると「みんなが行くから行ったけど、やりたくなかった」と。

 ‥‥アレレレ。

 やりたくない、というより、他の上手な子も前にして自信がなかった、ということかな。

 そんなこと気にせず、思いきり伸び伸びできればいいのでしょうが。

 う~む、我が家は静かなる抑えつけをしてきたのか‥‥ちょっと考えつつも、いろいろ考える年頃(?)なのかな、とも思ったのでした。

 【今日の句】 比べつつ 自分の道を 探してく

2011年5月3日火曜日

幻想の抑止力

 今日は憲法記念日。昨日の雨も上がって、大通公園でもホラ!うれしい気分になりました。

 毎年5月3日は、北海道憲法会議などが主催する道民集会に参加し、昼には街頭宣伝。

 今年の道民集会は、かもがわ出版東京オフィス所長の松竹伸幸さん(前・日本共産党政策委員会)を講師に招きました。

 題して「幻想の抑止力」。

 日米安保を肯定する立場であっても、今の日米関係や世界情勢の変化を見て、疑問を覚える政府関係者や識者などが多くいることを、実例をあげて話してくださいました。

 ハッとしたのは「抑止というのは、相手が攻めてくるのを期待していることになるので、大元から矛盾している」という指摘。

 そもそも安全保障を高めるというのは、危険性を除いていくことですから、時には相手の懐にも入って事実を知り、関係性も強めていくことではないか。

 それが「外交」というものであり、その「戦略」がない現状で、さらに「抑止力」に頼っていくことは危険だという松竹さんの話は、論旨明快でした。

 街頭宣伝は、紙智子参議院議員と大通公園で。

 立ち止まって最後まで聞いてくださる方、震災救援募金に協力してくださる方‥‥ありがとうございました。

 大震災を受けた憲法記念日。

 被災者の生活と権利を守り、被災者が主役となった復興を、と願う1日でもありました。

 【今日の句】 武器を捨て 支援のお金に 回るなら

2011年5月2日月曜日

昨日の人文字写真もアップ

 昨日のメーデー。人文字の写真を送っていただきましたので、紹介させていただきました。

 ちなみに私と娘は、下段の「2011」(読めるかな?)の、1つ目「1」の下に並んでます(よくわかりませんね)。

 さて、震災復興に向けた第一次補正予算が成立しました。

 これには日本共産党も賛成していますが、そのための財源確保には、大きな問題点もあります。

 結局は消費税増税という、国民負担(被災者・被災業者も負担!)となっていいのか。

 不要不急の大型開発、米軍「思いやり」予算、政党助成金、法人税減税などにメスを入れる必要はないのか。

 今後で言えば国債も発行しなければならないでしょうが、内部留保の活用も検討してはどうか。

 ‥‥などを日本共産党は提案してきましたが、復興の主人公として被災地を中心に、今後の日本の行く末と復興支援のあり方は、国民的議論が必要なのは言うまでもないと思います。

 党として国会論戦はもちろん、私も北海道でそのような懇談・運動・連携などを進めたい、です。

 それにしても今日も雨。

 明日の憲法記念日は、晴れるかな?

 【今日の句】 この雨が 苦しみ流して くれたらば

2011年5月1日日曜日

雨のメーデー

 今日は薫風のなか第82回メーデー!‥‥といきたいところでしたが、札幌はあいにくの雨。それでも中島公園には、多くの労働者・市民が集まりました。

 今年のメーデーは日曜日でもあって、家族連れの姿も目立ちます。

 かくいう私も、今日は娘を連れて参加。

 保育園の先生やクラスの友達も来るよ、との誘い水に、雨のなか必死に歩いていました(エライ)。

 毎年おこなう参加者による人文字は「絆」。

 こちらでアップされると思いますが、はたして出来栄えは‥‥。

 労働者の生活向上・要求実現などの通常スローガンとともに、東日本大震災の救援・復興、そして原発事故収束と被害補償のスローガンが並んだ今年のメーデー。

 「東北といっしょにがんばろう!」と、連帯したシュプレヒコールもありました。

 連帯と団結、そして心と心を通わせることの大切さを、今こそしみじみと感じます。

 あなたは、決して1人じゃない。

 労働問題でも、生活相談でも、もちろん被災地で苦しむ方にとっても、きちんと手をつなぎあえる社会であってほしい。

 そのためにも、政治が必要な法や仕組みをつくらないと。

 決意を新たにするメーデーでした。

 【今日の句】 雨ごとき 負けずにデモは 進んでく