2018年3月30日金曜日

道職員さんに望むこと

 寒さも少しだけ和らぎ、道庁前の反原発抗議行動に参加する方々の表情も柔らかい感じに見えたのは私だけ‥‥?

 しかし、スピーチの中身は変わらず熱い。「故郷の新潟では原発反対の知事が生まれた。北海道でも実現しよう」「原発ができれば地域が潤うかのように言ってきたのに、周辺は人口減少が続いているじゃないか」「国の公文書改ざんもひどいが、そもそも原発だって安全なものと国民をだまし続けてきたではないか」‥‥。

 私も、函館へ先週行った際に漁協組合長さんも大間原発建設には怒っていることを紹介しました。高橋知事は、まさに対岸の原発だからモノを言いやすいのかもしれませんが、泊原発だって他人事のように言わずに再稼働しないと明言すべきです。

 今日が年度末最後の日で、道庁職員も来週から新しい部署に異動という方もいることでしょう。上の顔色ばかり見るよりも、道民の利益になる仕事をしてほしいと心から感じます。そのことも合わせてスピーチしました。

 原発を再稼働すれば処分できない「核のゴミ」を増やすことになるし、今の時点だって泊原発敷地内での管理方法が問われています。現状でも100%安全とは決して言えないのです。再稼働という、より危険な選択をすることが道民の利益と本当に言えるのでしょうか。

 何より根本にある、自民党政治のもとでの原発推進路線を止めなければ。やるべき課題は山積です。

 【今日の句】道庁は よもや改ざん ないだろね

2018年3月29日木曜日

もうけ優先の根本を変えよう

 今日は当別町へ、町役場では宮司正毅町長とJR問題で、農協や水土里ネットでは農政についての懇談をさせていただきました。

 懇談には地元から鈴木岩夫町議や、元町議の堀梅治さんなども同行しました。当別町も暖かく、春が近いことを感じます。

 宮司町長さんは、はっきりと鉄路存続の意義と態度を述べられました。ご自身が外国で見てきた町づくり、JR北海道へ情報開示を求めてきたことなども紹介され、私からも「交通権を確保するのは国の責任。しっかり国会でも連携して反映させます」と応じました。

 過去に町議会で札沼線の電化要求をしていたけど鉄橋がハードルとなり(というJRの言い分で)実現できなかったことも話題になり、宮司町長さんが「JRが安全対策のために金がないと言うが、安全対策は当たり前。利便性を高めることなど、経営上も大切ではないのか」と話されていたのが印象的でした。

 北石狩農協、水土里ネット当別・同しのつ中央(※水土里ネットとは土地改良区のことです)には、昼の時間にまでかかりご迷惑をおかけしましたが農政の課題や現地の基盤整備の状況などをうかがいました。もともと泥炭地の当別町で、多くの苦労と努力があって今の生産基盤がつくられてきたんですね。予算はついても地元業者も減っていて工事が遅れる現実もあるという話も聞き、地域社会全体が成り立つような施策が必要であることも実感しました。

 鉄路にしても食料にしても、本来は国が責任を負うべきものを市場まかせにしているところに根本原因があります。もうけ優先で考えれば、人口の少ない路線はどんどん切り捨て、食料も売れるものしか(しかも海外へ!)つくらないような日本になっていいのでしょうか。この根本を変えたいし、変える力は地域にこそある。

 夜には総がかり実行委員会の集会とデモがあったのですが、先日から喉のイガイガと関節痛が出てきたために休むことにしました。でも、いつも心はひとつ。今のところ熱はなくインフルエンザでもなさそうなので、少し休んでがんばります。

 【今日の句】でたらめを 許さぬ世論 大きいぞ

2018年3月28日水曜日

この積み重ねを強みに

 今日は手稲区キャラバンで街頭宣伝を中心に、手稲区の市民の会のみなさんとも初懇談。課題も展望も勇気も生まれる懇談でした。

 終日、佐々木明美市議予定候補と行動。佐々木さんは今朝の手稲駅スタンディングから動きっぱなし。「もう昨日の証人喚問から怒りっぱなし!」との言葉は、私もおんなじです。

 計5ヵ所で宣伝しましたが、足を止めて話を聞く方、手を挙げて応える方、どこもかしこも「昨日の証人喚問では、何も明らかになっていない」という怒りの思いが伝わります。予算成立も契機に幕引きをはかる政府・与党を、世論の力で追い込んでいく活動を強めたいとマイクを握りながら実感しました。

 市民の会のみなさんとは、手稲区での署名・宣伝行動やSNSを通じた交流はあっても、面を顔を合わせて話し合う機会は実は初めてでした。少し緊張しましたが、そこは「安倍政治を変えたい」という思いを持っている仲間同士。すぐ率直な意見交換となりました。

 「破防法適用団体とされた閣議決定に、どう対抗していくか」「自衛隊の解消について『国民の総意』というのはわかるが、党としての主体的な表明はどうするのか。そのストーリーを示すのが大事では」「党を丸ごと理解してもらう活動は、共闘の立場で言えば『ひいて』しまう。そこまで求めていないなかで共闘をどう考えるか」などなど言葉で書くときつい印象を受けますが、互いに率直な意見交換を求めたからこその質問を出していただきました。予定の時間を超えるほどの真剣な議論となりました。

 いま進めている共闘は、安倍政権のもとで壊された立憲主義・民主主義・平和主義を取り戻すためで、私流には「マイナスからゼロへ戻す共闘」だと思います。同時に、新しい政治を願う方にとっては「ゼロからプラスへ進む共闘」=自衛隊や安全保障、経済や原発などの国政の基本課題での明確な表明や道筋を求めているんですね。どのような政権の枠組みになるかは情勢次第ですが、党として当面のめざす社会像を多くの方に知っていただくことが大事なのかと思いました。

 あわせて、比例選挙は政党名を書いていただく仕組みなので、日本共産党の歴史や党名について一定程度を多くの方に知っていただく必要もあります。腹十分目まで理解されなくても、腹六分目ぐらいは理解してほしいのです。それは私たちも、他党や市民のみなさんとの一致点を築く場合でも同じだと思います。

 そして、やっぱり最後は今の森友文書改ざんにかかわって「世論を高めるために、お互いにどうするか」という話にも。連日スタンディングなどされているみなさんですが、「まだ止められないなぁ」と笑いながら懇談を締めました。ともあれ、このような積み重ねが新しい政治への土台になっていくことを私は確信しています。粘り強い活動の積み重ねこそ強いものはない、からです。

 明日は当別町へ。町役場や農業関係団体などを訪問します。

 【今日の句】友人は 本音を通じて できるもの

2018年3月27日火曜日

これで幕引きなどさせない

 佐川氏の証人喚問を見た方から「納得いかない」の声--今日は札幌南区で、千葉なおこ市議予定候補と行動でした。

 朝の真駒内駅前宣伝から始まり、午前中は澄川地域で「つどい」。とにかく証人喚問の話題でもちきりとなり、参加された方からの質問や意見も止まりません。私からは、野党共闘が強まるなかで安倍政権を追い込めていて、そのなかで果たす日本共産党の役割について紹介しました。「しんぶん赤旗」読者の女性は「新聞を読んでいるだけではわからないことも今日は聞けてスッキリしました」と、今月で購読を中止するつもりだったそうですが継続していただけるとのこと。

 昼のニュースで参院での状況を聞くと、都合の悪いことは「訴追の恐れがあるため」と佐川氏が証言していないことを知り「これじゃ何のための証人喚問か」と同行スタッフとも話に。ある程度は予想できていた答弁ですが、ここまで語らないとなるとテレビ中継を見ていた方もフラストレーションがたまったのではないかと思います。

 午後の宣伝で、藤野地域の多くの党員・後援会員の方が来てくださったので「見た方は」と聞くと8割ほどの方が手をあげていました。やっぱり、みなさん関心があるんですね。私から「これで幕引きなど許さない」と私が述べると、「そうだ!」と強く声をあげる方がいたのが印象的でした。

 来年度予算の採決がおこなわれると、予算委員会が「店じまい」とされかねません。佐川氏が「総理、財務省、昭恵夫人の指示はない」と答弁したことをもって、「財務省の内部でおこなわれたこと」と政府・与党は幕引きもはかってくるでしょう。しかし、今日の中継を見てどれだけの方が納得したでしょうか。改ざんの経緯や動機も明らかでないなかで、さらに関係者の招致が必要になったと思います。そもそも1年以上も経つのですから、やましいことがなければ昭恵夫人だって弁明の1つでもしていいはずです。

 宣伝最後の地下鉄澄川駅前では、立ち止まって最後まで話を聞いてくれた男性も「絶対にがんばってくれよ」と激励し、買い物袋を提げた女性も通り際に「応援するから」と声もかけてくださいました。嬉しいことに、宣伝後には千葉なおこさんを応援する50代女性が入党もしてくださいました。

 明日は手稲区での活動となります。北海道から、真相究明と内閣総辞職を求める世論を高めるためにがんばりたい。

 【今日の句】証言の拒否で いっそう闇深し

2018年3月26日月曜日

国会中継と並行しながら訴えた

 今日は札幌市清田区へ。吉岡ひろ子市議予定候補と10ヵ所をまわる宣伝キャラバンにとりくみました。

 予想最高気温が9℃だったので「今日も宣伝日和かな」と思っていたら‥‥冷たい風が強く吹いていて、なかなか寒いのです。しかし、どこでも支持者や後援会員の方が集まってくださって激励をいただきました。

 あるスーパー前では、チラシを受け取ってくれた男性が声をかけてくれました。曰く「主義・主張は本当によくわかる。あとは党名が変わればなぁ」。日本共産党がめざす社会主義・共産主義は中国や旧ソ連と違うことも知っているうえで、それでも「共産」という言葉にどうしても踏み込めないということでした。こういう意見でも伝えてくださるのは、本当にありがたいことです。

 私からは、日本共産党がめざす社会像について広げる努力をしていくこと、いま日本社会を変えるためにはめざす目標の違いを脇においた共闘が必要であること、などを話しました。この男性はフムフムと話を聞いてくださり、ちょうど弁士がバトンタッチとなり、引き続き吉岡さんからも説明。最後は笑顔で「がんばってよ」と声をかけていかれたので、少しはご理解いただけたのでしょうか。

 その後も各地で反応が相次ぎ、「声が聞こえたらから出てきた、ぜひがんばって」「ここまで追い詰めたんだから、あと一歩」など話される方や、車から手を振る方の姿も。ちょうど午後は井上哲史・辰巳孝太郎の両参議が質問している時間とも重なったために、安倍政権の答弁に疑問を持ちながら私の演説を耳にした方がいたかもしれません。

 その国会ですが、いよいよ明日は理財局長だった佐川氏の証人喚問です。日本共産党は、参議院では小池晃議員が11:00~12分間、衆議院では宮本岳志議員が15:59~6分間の予定になっています。時間が短いのは残念な限りですが、まさに明日が全容解明のスタートです。明日で幕引き、ということにしてはなりません。予算を成立させた後、政府・与党は予算委員会での審議を収束させようと考えているのなら、それを許さない世論の高まりが重要です。今日はその点も強調して訴えました。

 明日は国会の様子も同時並行でとらえながら、札幌市南区での宣伝や「つどい」などをおこないます。

 【今日の句】質問を マイク通じて 実況し

2018年3月25日日曜日

この迫力で安倍政治を変えたい

 春のような陽射しの札幌で、小池晃書記局長・紙智子参議院議員が緊急の国会報告&北区での演説会! 私もマイクを握りました。

 今日は午前中に下の子の保育園卒園式がありまして、上の子から数えると約10年という保育園生活が終わりました。3月末まで通うことは通うのですが、ひとまずの区切りに万感の思いです。本当に多くの方に支えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 物心ついたときには私は東京にいることも多かった下の子にとって、落選した後に自宅へ帰ることが多くなって喜ぶ姿を見るのは何とも複雑な思いではありました。もう結果は出ているのだし、今は割り切って時間を取れるときは最大限いっしょにいることにしています。今日も良い思い出になっていれば、と思います。

 さて、卒園式を終えてバタバタと間に合った緊急の街頭国会報告。私は司会をつとめましたが、車上から見える人の輪は少しずつ広がっていくし、通り過ぎる車も何台も窓を開けてのぞき込んでいくしで、やはりテレビでおなじみの小池さんの浸透力はものすごい。森友公文書改ざん疑惑の追及状況を迫力もこめて報告し、「真相を明らかにするまでがんばりますので応援してください」との言葉に大きな拍手がわきました。紙智子参議院議員も「官邸農政」を変えて、北海道の食と農を守ろうと呼びかけました。

 その後には札幌北区の演説会へ。こちらも会場びっしりとなるなか、佐野弘美道議・長屋いずみ市議予定候補とともに、私も予定候補の1人として決意の表明。紙智子参議も訴えたあと、小池さんが安倍政権を変える道筋と、日本共産党がめざす未来、そして高橋はるみ知事のもとでの道政の問題点をズバリ指摘して「日本共産党を北海道でも大きく伸ばしてください」と熱く訴えました。

 会場がどよめいたのが、高橋はるみ知事があいさつまわりで党道議団の控室へ来た際に「カジノはやりますから」と言い残したというエピソード。シンガポールへの海外視察など、これまでにも職員130人を連れていくほどの熱の入れようなのです。北海道を博打の先進地ではなく、自然や食を生かした観光地とすることこそ、健全な経済発展の道と言えるのではないのでしょうか。来年の地方選・参院選では一体に、日本共産党の政策や値打ち、党そのものの理解を広げることにも力を尽くしていきたいです。

 終了後には入党コーナーにも足を運び、前向きに考える方や入党される方もいて、あたたかい気分で会場を後にしました。

 【今日の句】この春は 眠たくなるよな 暇もなく