2015年3月20日金曜日

歯止めなき輸入拡大路線の見直しを

 報告が遅れましたが、農林水産委員会での所信質疑がおこなわれました。斉藤和子議員と私の「和・和」コンビで45分、米価暴落問題や食料自給率についてただしました!

 こちらの「農林水産委員会」から見ることができます。

 斉藤議員は、アメリカとの密約まで報じられているミニマムアクセス米の輸入を続けながら、日本の米を買い入れない政府の姿勢を批判。

 私は、45%に下げられた食料自給率目標でさえ、歯止めなき農産物輸入拡大のもとでは実現できないと、輸入拡大路線の見直しを求めました。

 なにしろ昨年の農水産物輸入は過去最高で、9兆円にまで迫る勢いです。

 そのうえTPPが妥結されて安い農産物がドンドン入り国内農家を圧迫して、どうして自給率向上などできるのでしょう。

 自給率を上げた国は、適切な関税と価格支持政策で国内農業を守ってきていると、農水省だって知っているはず。

 WTOルールというかアメリカの要望に従ってきたのが、農家を苦しめている根本的な原因なのではないのか。

 質問では、石巻市の農家の声も紹介しました。

 被災地で、農地を「覚悟」を持って引き継いできた方が、自分達のような家族経営を切り捨てるのではないか、と疑問の声を上げています。

 農業を経済原理ではかるな、と。

 農外企業に期待を寄せる安倍農政改革ですが、中山間地や条件不利地、被災地などで農外企業は責任を持って土地を守れるのか。

 こういう議論を積み重ね、少しずつでも政府を動かしていきたい。

 札幌の自宅に戻り、明日は地方選挙に向けて応援に回ります!

 【今日の句】 政策に 土の香りを 染み込ませ

2015年3月17日火曜日

民意に背いて民主国家と言えるのか

 論戦の舞台は参議院へ。今日は山下芳生書記局長が、辺野古の新基地建設問題を取り上げました。夜の院内集会でも「政府は沖縄の民意を受け止めろ」の声があふれました!

 院内集会では「オール沖縄」候補として勝利した、赤嶺政賢・照屋寛徳・玉城デニー・仲里利信の各衆議から挨拶。

 党派は違えど、これが沖縄の民意とばかりに4人が続けて話される姿は、まさに圧巻。

 後ろに見える看板の「沖縄県民の民意を踏みにじるな」の文字が輝いて見えます。

 しかし、その輝きから目をそらしているのが安倍政権!

 ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんからは、「もう沖縄はガマンの限界だ」「沖縄の未来は私たちで決める」との熱い訴えがありました。

 無関心にならず、沖縄に連帯して政府へ迫ろう!というアピールも続きました。

 銃剣とブルドーザーで米軍が奪った土地を、なぜ代替地を準備してあげる必要があるのか。

 抑止力ではなく、戦争の突撃隊となる米海兵隊の拠点を、沖縄に押し付け続けていいのか。

 これだけ明確に民意が示されているのに、それに向き合わない国が民主国家なのか!

 中谷防衛相は、沖縄・翁長知事に「会う必要はない」とまで言い切った。

 「これこそ沖縄差別だ」と、安次富さんの怒りの声。

 安次富さんだけでなく、多くの沖縄県民の率直な思いですよね。

 国会でも連帯して、私も力を尽くしたい。!

 さて、今週は農林水産委員会で所信質疑も始まり、各法案審議も進み始めます。

 昨日は北海道農政事務所・苫小牧地域センターで、農水省設置法にかかわる聞き取りもおこないました。

 その後に訪れた、ある町の農協事務所では、政府の農業改革に対する率直な意見も伺いました。

 何より生産現場を見てほしい、上から押し付けるやり方で本当に農業が良くなるのか、と。

 こういう声を質問に生かしていけるように、夜な夜な膨大な資料を読み込み、パソコンに向かい続ける毎日です。

 【今日の句】 国民に 向き合わぬ政府 未来なし

2015年3月15日日曜日

これぞ日本共産党議員の力

 昨日は稚内市、今日は北広島市で演説会! 本当は全道をまわりたいところですが、なにぶん179市町村もある北海道。それでも地方選勝利へ、私も応援に足を運びます!

 稚内市では、佐藤ゆかり市議に加えて中尾としかずさんの立起で、議席増をめざします。

 北広島市では、市議24年で副議長までつとめた中野つのる市議が勇退し、新人・山本博巳さん+板垣やすひこ・永井もも両市議で、何やら10人ほどはみ出しと予想される大激戦に挑みます。

 いろいろな経過はありましたが、道政転換へ佐藤のりゆきさんへのご支援も、私から訴えました。

 ところで、各地の日本共産党議員の果たしている役割は本当に大きいと、連日感じました。

 稚内市では、地元紙が佐藤ゆかり市議の福祉灯油についての質問を、こう取り上げたそうです。

 「‥‥国政では余りにも資本主義を目の敵にする共産党だが、民主主義という観点からは正論を述べており、今回の福祉灯油問題など含め、佐藤議員の姿勢には共産党シンパでなくとも市民を納得させるものがある。

 弱い立場の人に光を当てなければならないことを教えてもらいました」

 資本主義を目の敵にしてはいませんが、このような評価をいただけるのは本当にありがたい。

 北広島市では、先日おこなわれた板垣やすひこ市議の事務所びらきに、市長さんが見えられたそうです。

 市政与党でない日本共産党議員団ですが、市長さん曰く「論戦をたたかわせる相手として板垣さんにがんばってほしい」との主旨で、ごあいさつされたそうです。

 地域に根ざした地方議員の奮闘があるからこそ、国会質問でもその声が生かされます。

 これが日本共産党の強みと言っても、間違いありません。

 明日も午前中は質問準備の調査があり、午後から上京する予定です。

 「東京と往復は大変でしょう、健康には気をつけて」と、どこでも声をかけていただきます。

 私の国会報告を喜んで聞いていただき、「本当に国会へ送ってよかった」とありがたい言葉もいただきました。

 私こそ「送ってよかった」と思ってもらえる活動を、さらにさらにがんばりたい。

 今週は、かなり忙しくなりそうな1週間です!

 【今日の句】 たくさんの 笑顔が今日も うれしいな